書籍 『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 )』 渡辺一史
【自分のことを自分でできない生き方には、尊厳がないのだろうか?介護・福祉の現場で読み継がれる傑作ノンフィクション!重度の筋ジストロフィー患者の鹿野靖明さんと、彼を支える学生や主婦たち約40名のボランティアの日常を描いた渾身のノンフィクション。人工呼吸器をつけた病の極限化で、人間的自由を貫こうとした重度身体障害者と、さまざまな思惑から生の手応えを求めて介護の現場に集ったボランティアたち。「介護する者、される者」の関係は、ともに支え合い、エゴをぶつけ合う、壮絶な「戦場」とも言えるものだった――。
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