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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「あ、お茶うけあるよ。これね、動物園に挨拶に持ってったのと同じお菓子なの。開けよっか」中身は、チョコやフルーツの、色んな風味のバタークリームがサンドされたサブレ。どれにする?ジャンケン!って順に選んで、コーヒーと合うね、美味しいねって、ワイワイしながら食べた。まず、動物園でのリョウくんの様子や、飼育員さん達から聞いた話をすると、「元からいた蛇達とも上手くやってんだ。良かった、それが一番心配だった」「良か
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「…は―――」下を向いて、ゆっくりため息を吐いた。...電話では話し辛い、リョウくんをどうしても手放さざるを得ない込み入った事情があるのかも、とか、僕が何か力になれる事があるのなら、とかほんと、希望的観測だったなぁ...せめて、伝わっただろうか。小さな命に最期まで責任を負って可哀想な動物をもう作らないで欲しいってお願いが。...ハハッ、店員さんにあんな怒ったくせに、コーヒーは手付かずなんだな目の前に残さ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)どんな夢を見ていたのか、まだふにゃふにゃしてるいちと「みんなで初詣行こうかって」「いく、おれも」ムクっと立ち上がり2階に上がって、ダッフルコートを着て戻ってきた。「はい、たつやのも」「あ、ありがとう」持ってきてくれたコートを羽織って、プレーリーの双子たちは厚めに毛布を敷いたバスケットに入れる。翔くんはいちとのフードに潜り込んで、雅紀くんは僕のフードに。まだ真っ暗な外に出ると、冷気が頬をスルリと撫
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)・・・ふっと目覚めたのは、パタンってドアが開いて閉じた音がしたような気がしたからで。身体を起こして時計を見ると、午前1時過ぎすると、そーっとリビングのドアを開けて、人型の雅紀くんと翔くんが入ってきた。僕が起きてるのに気が付くと、ポンッてその場でプレーリードッグに戻って、●^◇^)/「わーいおわったよ~っ!」(`^3^´)/「コオ先生、ただいまっ」ふたりが飛びついてきた。「おかえり。明けましておめでとう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)みんなで剥いたソラマメを、茹でてサッと冷水につけ皮を剥くと、綺麗な翡翠色が飛び出した。一つだけ、硬さを確認する為にポイッと口の中に入れてみる。「んー、いい感じ!」固さ丁度いい!「ほら、見て。綺麗な色してるでしょ」双子たちに見せると、「わぁ、キレイ~」「これが『翡翠』いろ・・・」キラキラした目を見張ってる。サラダに混ぜてって潤くんに言われて軽く混ぜ合わせた。「これで良いかな?」「OK、イイねぇ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)~~~12月31日~~~「えっと、卵とミルク出したよ。潤くん、卵割っておく?」冷蔵庫から出して、鍋の中を確認してる潤くんに聞くと、「サンキュ、そこのボールに割って、グルグルしといて」「オッケー、ぐるぐるね」コンコンパカって六つの卵をボールに割った。こんなに沢山の卵、一度に調理するの初めてだ。「ね、大野さん、そこの包みさ、骨付きのハムなのよ。開いてちょっと切っといて」ガリガリと音を立てつつ、胡椒を挽きなが
🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃🌳🍃(●'◇')⊃◇「窓ふきふきふき♪きゅっきゅきゅー♪」(`・3・´)⊃「まさき~、こっち終わったぞ~!」●^◇^)「わぁ、しょちゃんはやいねぇ♪」(`^3^´)「あと、どこやる?まさきがいつも綺麗にしてくれてるから、大掃除も簡単だよ♪」●'◇')「あとはねぇ、ここおわったらおしまい♪」(`^3^´)「はーい、じゃあ一緒にやろ♪早く終わらせてイチャイチャしよ♡」●'◇')「イチャイチャしたいけど、、そろそろリハーサル行かないとでしょ」(`・3・´)「そだけど・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「ただいま」家に帰り、いちとと二人でリビングに入ると、「おかえり、おつかれさま」ソファーに身体を預け、本を読んでいる大野さんと、「おかえりい、コオ先生なんか食べるぅ?」エプロン姿でキッチンに立ってる潤くんが迎えてくれた。そう言えばお腹減ったな。「うん、少しで良いから、食べたいな。先にシャワー浴びてくるね」潤くんにお願いして、先にお風呂場に向かった。ちょっと眠いかも。いつもより熱めの温度にして
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「生きててくれてよかった」いちとがリョウくんの頭に手を伸ばした。リョウくんは、首を伸ばしたままカチンって身を固くしてる。「住むところも、ご飯だって、自分で探さなきゃいけなかったんだもんね。大変だったよな」撫でるいちとのその手のひらを、リョウくんは、暫くして遠慮がちにチロっと舐めた。「お医者さんに診てもらってたなら、調べたら分かるかもね。リョウくんの詳しい事」いちとが医者の表情で言う。「そうだな。各獣
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)リョウくんは、器用にスイスイと階段を登って行く。リビングは灯りがついていて、キッチンに渡海先生が立っていた。「コーヒー、飲むだろ」「あ、ありがとう」良い香りに、なんだかホッとする。椅子に座ると、「ん」ってマグカップを差し出してくれた。「ありがと、頂きます。・・・はぁ・・・・・おいしい・・・」身体の中から、疲れがほどけてくよう。「おつかれさん」渡海先生もマグカップを持って、対面に座った。「で
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「うーん、微妙な時間」誰かいるかな?って思いながら病院に電話すると、渡海先生が出てくれた。「あ、僕。蛇を保護したから、これから連れて帰る」シンプルに伝えると、「そうか、了解。検査の準備しておく。じゃぁ」何故かホッとしたような声色で、シンプルな応えがあって、すぐ切れた。じゃぁ行こうってリョウくんを車に乗っけて、病院に直行した。・・・・・・・・・「パイソンか」リョウくんを見るなり、渡海先生が言
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)午後も忙しく、バタバタあっという間に時間が過ぎた。「さてと、診療中の札、おろしてくるね」いちとが言ってくれて、「あ、お願い」そう応えて、椅子に座ったまま、うーん、て両手を伸ばした。えっと今日はこのまま締めの処理をして、プレーリードッグの双子達と、それからトンビの夫婦も家に連れ帰る、と。翔くんが仕事に行く前にトンビの通訳をしてくれたから、思いがけず問診も出来て、スムーズに明日の朝に元いた場所に帰す方向に話が
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)『一蓮托生』渡海先生がそんな風に思っててくれたなんて知らなかったな。例えば僕がこの先決断してゆく事が、渡海先生にとって不利になる事であったとしても。それでも、僕を信じて、僕に着いてきてくれるんだと・・・。小さな病院だけど、医院長としてやってきて、こんなに嬉しい事はない。「ありがとう」続ける言葉を探すけど、「ありがとう」その言葉しか出なかった。渡海先生は、何でもないって言うみたいに咥えタバコでちょっと
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)渡海先生もコーヒー飲むかな?ベランダでタバコを吸っている渡海先生に声をかけると、「飲む」って返事があったので二人分ドリップした。キッチンにコーヒーの良い香りが広がる「渡海先生、そこで飲む?」「ん。」僕もそうしようかな。カップを二つ持ってベランダに出た。「お疲れ様。準備とか色々ありがとうね、助かりました」カップを渡すと、「その手。どっかぶつけたのか?」って右手を見つめてくる。「ん・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「お疲れさん。準備は出来てる」坂の上の病院に着くと、渡海先生が迎えてくれた。「ありがとう」トンビの奥さんを治療台へ。早速僕も仕度を始める。大野さんは家に、雅紀くん達はトンビの旦那さんと一緒に治療が終わるまで待ってると言ったので、「じゃぁ、二階に僕の部屋があってね、着替えのTシャツとスウェットが何着かあるから。良かったら使って」って話した。雅紀くんの膝の上のトンビの旦那さんが、何か言ってる。(`
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(イチ先生side)たつやの運転は上手だから、助手席に座っててもリラックス出来て。「眠かったら、寝てて良いよ」そう優しく言ってくれる。「ううん、なんか落ち着くなって・・・ありがと。」流れてゆく景色。「・・・俺、ほんの数日前にここ通ったのにな・・・」その時は今の状況なんて想像もつかなかった。「いちと・・・。僕が、ごめん。変に気を回したつもりでいて。あのね、カナダのラボに行ってそこには男性も女性もいたんだけど、僕の指
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(イチ先生side)会計は、30分ほどで終わった。あとは薬を処方して貰うだけ・・・段々、そわそわソワソワしてくるな。大野さんと軽い話をしながらも、病院のエントランスの自動ドアが開閉する音が聞こえる度に、目はそちらに向いていた。やがて、俺の受付番号が呼ばれ、「じゃ、貰ってくるわ」大野さんが行ってくれて。お願いしますって背中を見送って、又ドアに目を戻すと・・・たつやが、駆け込んで来る所だった。入り口を入った所で立ち止ま
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(イチ先生side)たつやの、いつもの優しい笑顔を前に・・・。どうして俺には言って貰えなかったの、とか、たつやのお父さんの鋭い一瞥とかが、頭の中をグルグル駆け巡る。落ち着け、こんなに動揺するからだろ。だからだぞ、こんな俺だから、教えて貰えなかったんだぞ・・・。「ううん、なんでもない」変な事を口走る前に、早く頭を冷やさなきゃ。「そ、俺、用事あったんだ。実家に帰んなきゃだった。ゴメン明日仕事までには戻る!」言いながら、たつやの横
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(イチ先生side)今、たつやはお風呂に入っている…さっき帰って来たばかりの、渡海先生の部屋のドアをノックした。昼間の件のことを渡海先生は何か知らないか、聞いてみようと思ったんだ「はい」ドアの向こう側から、渡海先生の返事が聞こえた。「あ、帰ってきたとこでごめんね」そう言いながらドアを開ける「何?」パソコンに向かったままの渡海先生が、背中で返事をした。「うん、夕飯、俺らお先に頂いたんで。あ、そうそう、野菜美味かったよ。渡海先生
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(イチ先生side)夏祭りも終わり。ひと雨降るごとに、吹く風が少しづつ冷たさを孕んでいく気が付くと、見上げる空は随分と高く、すっかり秋の空に様変わりして地上を包んでいる。うちに来る子達も、季節の変わり目で体調を崩しがちで。それなりに忙しい日々を送っていたそんな時だった。「達也はいるか」「あ・・・。お久しぶりです」たつやのお父さんがエントランスに立っていて、その声を聞きつけて、たつやも診察室から顔を出した。「お父さん・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コオ先生side)「はー♪お祭り、たっのしかったねぇ♪」家に戻って、うちわでパタパタしながら、満足気ないちと。「大野さんのイカ焼きも、潤くんのクレープもうまかったぁ」「ふふっ、射的も面白かったね」「うん!たつや、てっぺんの一番難しいの落としたの、凄かったね!人型のプレーリードッグのご家族とも、あそこで丁度会えたし。あの子たちお面かぶって上手に変装してたよね!たつやから景品のぬいぐるみ貰えて、双子たちもすっごく嬉しそうだった」「うん、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(大野さんside)オイラは夕方からイカの仕込みを始めてやがて日も暮れて、賑やかな祭りが始まった。初めのうちは、楽しくイカを焼いていたけど、そのうち『よく売れてるから』って、スーパーのおばちゃんがめちゃくちゃイカを仕入れて、仕込んで持って来ちゃった。こうなってくると、焼いても焼いても、もお終わんなくって。「いやーだーいやだーよーぉ♪」デタラメに鼻歌を口ずさみながら、無心で焼き続けた。まだまだ終わりが見えねぇなってそんな時、「大野さんっ♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(大野さんside)カーテンの向こう側から強い光が差し込んで、眩しさに目を開けた。シロは、隣でまだ寝てる。起こさないように、そ〜っとベッドを降りてドアを閉めた。「・・・ふわぁあ」Tシャツをたくし上げ、ポリポリと脇腹を片手でかきながら階段を下りてくと、外でシャーッて水の音がするあめ?こんなに晴れてんのに?リビングの窓を開けると、ホースで水をまいてる栗原先生と目が合った。「大野さん、おはようございます」笑った口元から覗く歯が、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)恋人沢山・・・だ・・・と?宝石商の店主と、動物病院の獣医なら、前者の方に圧倒的に軍配が上がる…そういうことか?あんなふにゃーん、て脱力系の笑顔と赤ちゃんみたいなベビーパウダーの匂いをさせていて、恋人沢山……人は見かけによらないってこの事か。押し付けられたアザラシをギリギリと抱きしめていると、大野さんがグラスをふたつ持って戻って来た。「はーい、どうぞ」笑顔で差し出されて、「…ありがと」って受け取った
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)風呂に入ってサッパリして、ベッドに寝転がって本を読んでいると、コンコンコンドアをノックされた。起き上がって、胡座をかいたまま「開けて良いよ」ドアに向かって言うと、「よっ」って、アザラシを抱えた大野さんが入ってきた。やっぱり・・・。「じゃ、寝るか」当たり前のように俺の隣りに入ってくる。大野さんが使う予定だったソファーは今潤くんが寝てるし、まさか実質新婚状態のあのふたりの部屋にお邪魔出来るわけないし、しょうが
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)「では、早速、夕食のご用意をいたしましょう」爺やさんがスッと立ち上がると、「今日は俺も手伝う」潤くんも続いて立ち上がった。「なんと・・・!潤坊っちゃまと又一緒にお台所に立てる日が来るなどと・・・。長生きはしてみるもので御座いますね」目じりにシワを刻ませ、とても嬉しそうに言う爺やさんに、「・・・そこまでの歳じゃねぇじゃん?」潤くんはちょっと赤くなる。コオ先生も一緒にキッチンに行ったけど、さっと説明だけで、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)「この度は、こちらに潤坊っちゃまがお世話になるとの事で、ご挨拶に参りました。松本家の執事でございます」「高円寺達也といいます。一応、ここの家主です」「こちらお口に合うと良いのですが・・・葡萄でございます。」「あ、すみません、どうも御丁寧に」リビングで、潤くんちの爺や(潤くんがそう言った)とコオ先生は、対面に正座して挨拶を交わした。潤くんは爺やさんの後ろに座り、俺らとプレーリードッグの家族はコオ先生の後ろに座っ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)「シロ、おまたせ。来週配送なんだって。さ、行こ」「ソレ、持ち帰るのか」大野さんが小脇に抱えてる真っ白なアザラシは、ブルーのリボンが巻かれてて。「うん、枕は今夜から要るもんな?あ、リボンは巻きましょうかって言われたから。可愛くなったろ?」「・・・」目の前の三十路男が、リボンの巻かれたアザラシのぬいぐるみを嬉しそうに抱えている・・・。真夏のホラーだ。けど、大野さんが持ってると、決して可愛くはないが、必然性というか、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)皆で腹ごなしの散歩がてら、寝具店まで歩いた。潤くんは、早速一つ一つ、布団や枕の手触りとか厚みを確かめている。結構こだわりのあるタイプだな。傍らにぼーっと突っ立ってる大野さんに、「アンタのも選ぶぞ」ベッド売り場に引っ張った。連れて来たはいいけど、大野さんは全く興味無さそう。手近なベッドに腰掛けて、ディスプレイされていた売り物のアザラシの大きなぬいぐるみを抱えて『オイラこれに決めたわ~』なんて言ってるから。「マットレス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(渡海先生side)「ちょっと失礼するね。電話してくる」潤くんがリビングの隅で携帯を取り出した。「…あ、俺おれ。うん、そう。住むとこ決まったから。…ねぇ!ここの住所おしえて!」急にこっちを振り向いて聞かれ、イチ先生がハーイって手を挙げ「新宿区神楽坂5の20の…」ってスラスラ伝える。「ありがと!…うん、そう。間借りする感じ。え?俺の他?いちにーさんよん。4人。あと、何か可愛い小っちゃい動物たちもいる。うーん、当面、はい、