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★★★★☆重厚にして、骨太。長編ミステリーは、文字量も半端なく、久しぶりに一週間もの時間を要し、漸く読了。読み応えは...言うまでもなく。「目撃」タイトルそのものから想像出来る通り、人の『目で見た』ことの、何と危ういことか、その恐ろしさを思い知る、作品。二人の目撃者。二人とも、「彼女で間違いない」という。だが、私は知っている。その日、その時間、私はそこには居なかったのだ。夫が、深夜の公園で、何者かに毒を飲まされ、殺された。逃げ去る一人の女。最も動機のある妻が
深谷忠記「運命の塔」(上)死刑制度について職務を逸脱した発言をした元法務大臣・榎木雪夫の孫が誘拐された。巧妙に仕掛けられたトリックによって身代金一億円の奪取を図る一方で、反政府組織を名乗る犯人は犯行声明文を公表する。榎木の義父で政界の重鎮である大河原善造の特命を受け、元秘書・平岡道義は事件の裏を探り始める。
図書館の返却カートより。3月末に読んだ『執行』がなかなか読み応えがあったので、借りてみたっ。こちらも私好みだったのでサクッと読了。良し悪しは別として児童虐待からの着想は興味深く、言い方は不謹慎かも知れないが、読み物としてはなかなか良かったと思う。
読みやすく、展開にも引き込まれ、1日で読了っ。読み応えありっ。もし映像化したら、と配役を思い描きながら読み進める。迫田孝也さんと音尾琢磨さん‥滝藤賢一さんも外せないなぁ!どの役でも大丈夫そうっ!最近視聴した山中教授役が素晴らしく、改めて役のバリエーションの豊かさに驚くっ!刑事、犯罪、法廷モノは映像化の配役を想像する楽しみがたまらないねっ!
本日読了。堺市の図書館で借りました。期待しないで読んだところついついハマって最後まで読んでいました。お勧め度まぁいいんじゃない!!というところでしょうか。いや真面目にお勧めします。
鳴神響一著『脳科学捜査官真田夏希シリアス・グレー』読了深谷忠記著『殺人者(ソウル・マーダー)』読了『脳科学捜査官真田夏希』サイバー犯罪が続いたから…そっち方向へシフトするのかなぁ…と思ってたら…今回は…バイオレンスな方向へ…『殺人者(ソウル・マーダー)』海外みたいに…ちょっと留守番させる事も出来ないのも…どうかと思うけど…日本は親権が強過ぎるよなぁ…『異世界に飛ばされたおっさんは何処へ行く?14』『お人好し底辺テイマーがS
皆さんこんばんは。先ずは御報告です。頭から煙が出るくらい昨日悩んで試行錯誤したPCの問題が、知らぬうちに直ってました(笑)もう何が何だかわかりません。なのでもう一度同じ症状が出ても直せません。狐につままれた様な気分です。本と機械なんか大嫌い!さて恒例の夜中の本紹介。「立証・コンダクター」深谷忠記ベテランミステリー作家さんの新作。さてどうでしょうか?物語は二つの事件の視点で描かれます。一つは大学教授の留学生の女性に対する
【読書記録】2019年127冊目「深谷忠記愛の資格京都~東京殺人ライン」シリーズ作品ですが、前後を知らなくても推理小説なので読み進めることができました^^京都で発見された女性の変死体。東京で発見された男性の腐乱死体。2人の死に繋がりが見えてくることによって、過去に起きた悲しい事件も浮き彫りになっていきます。愛の死角:京都~東京殺人ライン(光文社文庫)792円Amazon
親愛なるブロ友さんがレビューされてて興味深く図書館で早速借りてきました。メインテーマは冤罪。冤罪により女児誘拐殺人犯にでっちあげられ有罪判決、懲役15年の刑期を終えた柏木。当時の捜査担当刑事であった村上の前に姿を現すようになった柏木に不気味なものを感じはじめて。というような出だし、自宅近くに佇むだけで何らかの働きかけをしてくるわけではなく、毎日ではなく時々佇む。村上はその段になっても柏木の有罪を信じており、無罪だとはつゆほども思っていなかったのだが、新たな事件、そして徐々に明らかになる
審判〈新装版〉(徳間文庫)821円Amazon冤罪( ̄▽ ̄)女児誘拐殺人の罪に問われ懲役15年の刑を受けた柏木喬は刑を終え出所後<私は殺していない>と言う自らのホームページを立ち上げ意図的に冤罪を被ったと主張殺された古畑麗の母親・古畑聖子に向けて意味深な呼びかけも掲載するさらに自白に追い込んだ刑事・村上の周辺にも頻繁に姿を現す柏木柏木の意図は?彼は本当に無実なのか?書店チェック中に文庫新装版を見て(。´・ω・)ん?深谷さん
皆さんこんばんは。相変わらずの花粉にグズグズの夜。恒例の夜中の本紹介。「無罪」深谷忠記ベテランミステリー作家の深谷さんの数年前の作品。、安定感は抜群の方なので新しい旧いに関わらず見つけたら必ず読む作家さんの一人です。さて今作はどうでしょうか?物語は二つの事件が絡み合う形で進んで行きます。一つは、息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺されたのですが、薬で判断が出来ない状態だったと判断され無罪にされてしまった新聞記者。もう一つは、子育てのプレ
深谷忠記最新刊!私個人的に鉄道ミステリーが好きなのでついつい手に取ってしまいます。[要旨]寝台特急「サンライズ出雲」の車中で、絞殺死体が発見された。被害者は代議士の妻、夏目冴子。その数日後、冴子の友人、越裕美がお台場のホテルで刺殺される。裕美の夫は冴子との不倫が原因で自殺に追い込まれたという。やがて、冴子と裕美、二人に面識のある若い男の影が捜査線上に浮かぶが…。壮&美緒が究極のアナログ殺人(アリバイトリック)に挑む!
私がマップ女、と言われるようになったのは、先生が「浅見光彦」だったり「十津川警部」だったり、マイナーなところでは辻真先先生のルパンや正義さんたち、キリコとポテト結構活躍してた可能克郎・智佐子夫妻など、深谷忠記さんの黒江壮と笹谷美緒のコンビ、津村秀介さんの浦上伸介・前野美保コンビ・・・などなど全国津々浦々、あっちこっちに行ってくれる魅力ある人たちのおかげ、でした。活字中毒なんだけど、硬い本は苦手。うちのカナさんがリケジョにもかかわらず純文学などを読み漁っているのを見てたけど
「黙秘」深谷忠記著久しぶりの長編小説である。裁判官の夫を持った女性が殺人。不倫の末か・・・センセーショナルな話題となりそうな事件だが、事実は全く違う。パニック障害を負った娘が洗脳され、有りもしない過去を思い出す。連れ子故、夫に迷惑をかけたくなく・・・筋はそんなに入り組んではいないが、それぞれの関わりを持つ人間の心のうちが興味深い。誰だって、自分の信じている事が間違っているなんて思いたくないし考えたくない。カルト的な宗教ではないが、自分が辛い時に助けてもらった相手の
深谷忠記さんの無罪横山さんが帯に載っていたからという訳ではありませんが少なからず影響し、精神障害、精神薄弱な者が事件を起こすという興味があるテーマだったので購入してみました。残された者、そして当事者の気持ちが絶妙に描かれていて、現実の世界でも実際に起こりそうでリアルです。双方にどう向き合っていくのか。また人間は変わっていけるのか。ということで、今の時代に今一度問うていきたい問題ですね。
テレビや映画でもドラマ化されたルポライター浅見光彦の産みの親の内田康夫氏が3/13(火)に敗血症の為に亡くなられました15年7月に脳梗塞で倒れ、リハビリに励んだが17年3月に「書き続けることが難しくなった」として休筆宣言がなされていました大好きな作家さんで、「壮&美緒シリーズ」の深谷忠記さん、「宮之原警部シリーズ」の木谷恭介さんに続いてもう新しい本が読めないのかと思うと、とっても残念ですわたしの内田康夫氏との出会いは「遠野殺人事件」でした************
深谷忠記さんの共犯幼女誘拐事件の行方なるほど、そういうことか。二つの事件を軸にした一冊。現在の事件に過去がどう関わっているのか。最後まで読み切って思いました。新感覚の交わり方だったと思います。そしてドラマにもなったみたいですね。どうだったんだろう。
■概要・1995年祥伝社・「暗号・殺人劇場」改題・2016年10月7日読了■あらすじ多磨霊園で、大手製薬会社の御曹司が殺害される。彼は、薬学部の講師として、友人、後輩とともに、大きな利益を生む特許を手中とし、祖父の会社への入社が決まっていた。捜査が行き詰まる中、一通の手紙が警察に届く。「天地子我」がランダムに配列された、177文字の暗号。そして、さらなる殺人が起こる・・・■感想文学としてというより、動機、人物の動き、捜査方法、推理の内容、私には、推理小説として、
著者深谷忠記(「BOOK」データベースより)息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺された新聞記者の小坂は、ある大学准教授の家を見張っている女性に出会った。准教授の妻は11年前、我が子2人を殺しながら心神喪失と判断され、無罪判決を受けていた―。無罪判決が下された時、本当のドラマが始まる。愛する息子と妻を通り魔に殺された男。我が子を殺しながら、心神喪失で無罪となった女。刑法第39条の壁で隔てられた、被害者、加害者双方の苦悩と葛藤を描いた二転三転の書下し心理ミステリー。
著者深谷忠記角川書店'03/09¥2100_出版社/著者からの内容紹介幸せな日々を過ごしているはずだった。確かに、あの日までは――。お母さんの子どもだった私は死んだの。北海道、釧路ユニバーサルホテル。「人を刺したので救急車を呼んでほしい」と内線電話がかかってきた。フロント係が駆けつけると、部屋には宿泊客の男が胸から血を流して死んでおり、傍らに青ざめた女が立っていた。女は男を刺した事実は認めたものの、他は一切語ろうとしなかった―。弥生の中に蘇った忌まわしい記憶
著者深谷忠記中公文庫'95/08¥816_(「BOOK」データベースより)いじめを苦に少年が投身自殺をとげ、隣町ではいじめで一人息子を喪った母親が、鉄道に飛び込んだ。一見無関係な二つの事件を結びつけたのは、“ハーメルンの笛吹き男”からの不可解な手紙―第一の笛は天から、第二の笛は鉄路のかなたから、第三の笛は輝く陽光の下で…。悪戯か、殺人予告か。困惑する捜査陣を嘲笑うかのように、臨海合宿中の少年が行方不明に。伝説を蘇らせる犯人の真意は。~感想~古いですけど、背
著者深谷忠記徳間書店'05/04¥1785_(「BOOK」データベースより)女児誘拐殺人犯として有罪判決を受けた柏木喬―。懲役15年の刑を終えて出所した彼は、意図的に冤罪を被ったと主張するが…。柏木は本当に無実なのか?彼の狙いは?意想外の展開、衝撃の真相。審判/深谷忠記¥1,785Amazon.co.jp~感想~う~ん…いまいち。冤罪ものなんだけど…。内容が面白くないわけではない、と思う。衝撃もあったし。で、なんでいまいちなのか、と考えてみたら、登
著者深谷忠記角川書店'02/03¥1995_(「BOOK」データベースより)現行の裁判制度の矛盾を突く、緊迫の法廷ミステリ!八歳のとき母が父を刺し殺す現場を目撃した作家の曽我。三十九年後、彼は弁護士・服部朋子の要請で関山夏美の夫毒殺事件の控訴審に関わる。逆転無罪を狙う朋子がしかける息づまる法廷場面、二転三転する事件の様相、そして驚愕のラスト…。“事実とは?”をテーマに著者が二年間全力を傾けて書き下ろした迫真の本格推理。~感想~よかったです。『記憶』の曖昧