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『館』シリーズとはまた違う、綾辻小説の魅力が味わえる四篇。諧謔的でアイロニックな「心の闇」、虚実が綯い交ぜになる「夢魔の手」、奇想のミステリー「どんどん橋、落ちた」、ホラー味を帯びた「再生」。趣向に富んだ四篇であり、改めて『深泥丘』シリーズの世界は好きだと思ったし、「夢魔の手」のインパクトもやはり出色でした。なお、四篇とも既出であり別の篇集・中篇集に収録された中の一篇なので、身も蓋もないことを言えばそれらを持っていれば敢えて本書を手に取る必要はありません。もっとも、逆に『館』シリーズしか読んだ
イキって本を読んでみようと思い362冊目に入りました。今回読んでみたのは「深泥丘奇談」(綾辻行人作)「館シリーズ」などの推理小説で有名な綾辻行人さんによるホラー小説です。以前読んだ「眼球綺譚」「フリークス」「人間じゃない」などと同じようなタイプの作品なんでしょうか。綾辻さんのホラーは上品でいいですよね。それでは感想を書き散らかしていこうと思います。適当なあらすじ京都市深泥池付近によく似た街・深泥丘で暮らすミステリー作家の『私』が体験した怪奇な出来事を描く連作短編集。9話の物語を
6/9読了ありうべからざるもう一つの京都に住まうミステリ作家が遭遇する怪異の数々。濃霧の夜道で、祭礼に賑わう神社で、深夜のホテルのプールで。驚愕と忘却を繰り返し、ついに世界は目眩めく終焉を迎える――!?1作目の感想→☆2作目の感想→☆今回が完結編。とは言え、様々な謎がふわっふわのままの完結。「えっ?!もう終わり?!」と思いながらあとがきを読むと、本シリーズは「奇談」だから、それでいいのだと納得した。密室殺人で、何故か家に1匹もいないはずの大量の猫が被害者を囲んでいるという創作か
6/3読了激しい眩暈が古都に蠢くものたちとの邂逅へ作家を誘う。廃神社に響く“鈴”、閏年に狂い咲く“桜”、神社で起きた“死体切断事件“。ミステリ作家の「私」が遭遇する怪異は、読むものの現実を揺さぶる――。前作の感想→☆流れのまま続編を読んだ。前作と同様、一貫性を持った不思議で不気味な短編が続きながら、主人公は着実に悪い体験を積み重ね、それと比例するように不調や記憶喪失が増していった。短編の中で『ソウ』が一番面白かった。何を隠そう、綾辻さんが映画『SAW』をお好きだとのことで、作品へ
5/27読了ミステリ作家の「私」が住む“もうひとつの京都”。その裏側に潜む秘密めいたものたち。古い病室の壁に、長びく雨の日に、送り火の夜に……魅惑的な数々の怪異が日常を侵蝕し、見慣れた風景を一変させる。久しぶりに綾辻さんのホラーテイストな作品を読みたくなって、このシリーズを買ってみた。短編集ということで各エピソードは短め且ついずれもふわっとした着地点で、読みやすいといえば読みやすいものの、個人的には少し物足りない感じ。だけど、主人公固定&登場人物や舞台が同じで、時系列もそのままで明ら
次はこれ。王道の奇怪話。👁️読み始めたけどうん、完全に奇怪。なんやろねー、このネチャッとした感じ😁
さてして脳ミソ埋め埋め(^_^;)))今回は綾辻行人サン「深泥丘奇談」あらすじは…ミステリー作家の私は散歩の途中で強い眩暈に襲われ昔の病がぶり返したかと恐れたがふと目を上げた先に仄白く光る看板「深泥丘病院」を見つけたここで診てもらおうと即断し左目にウグイス色の眼帯をした医師石倉は検査入院を薦めた…☆うーん独特の世界観で面白いのかと言われると…私的には微妙かなぁ(^_^;)ホラーのようですが具体的な形や幽霊が出るわけでもなく淡々と不可思議な出来事が起こ
有栖川有栖『幻坂』読みましたー。幻坂(角川文庫)Amazon(アマゾン)『赤い月、廃駅の上に』の怪談短編小説集がすごく良かったので、おなじ著者のもう一冊の怪談小説本を読みました。『赤い月』よりも、もっと抒情的で幻想的な作品集でした。今度は大阪の天王寺七坂が舞台になっていて、時代も現代から江戸、鎌倉まで遡ってます。松尾芭蕉や藤原定家の話まであるんですよ。怖い話は全然ないし、怖い本が好きじゃない人にもおすすめです。怪談だけど怖くない話ばかりで、怪談というよりも私としては幻想文学とか
残りの「幻想怪奇」系2冊。「深泥丘奇談・続々」綾辻行人『深泥丘奇談』、続編『深泥丘奇談・続(ぞく)』から続く、「幻想・怪奇譚」の連作短編シリーズの第3弾。「深泥丘」は「みどろがおか」と読みます。ちなみに『~・続』と同様に「続々」は「ゾクゾクする」に掛けてます。「“もうひとつ”の京都で妻と猫2匹と暮らす、何故か“記憶が朧気”な小説家の“私”が怪異や変異に遭遇する…」
先日から丸善&ジュンク堂で『PUIPUIモルカー』のスペシャルコラボがはじまったと聞き、さっそくBAL善(京都BALにある丸善)に行ってみました。しかし、なぜかそこではやってなかった…仕方ないので、会社帰りに梅田のほうに寄ることにして、この日は綾辻行人さんの『深泥丘奇談』買いました。綾辻行人さんと言えば、ミステリーやホラーで有名な作家さんですが、『PUIPUIモルカー』にハマり、ご家族のかたがつくられた手作りモルカーの写真を毎日ツイッターにアップされ、す
今月読んだのは…連作短篇・幻想奇譚の「続編」「深泥丘奇談・続」綾辻行人連作短篇・本格ミステリー「死体の汁を啜れ」白井智之本格ミステリー「使用人探偵シズカ横濱異人館殺人事件」月原渉“十代向け”ショート・ミステリーの第3巻「異界のミステリー」山白朝子、近藤史恵、皆川博子、竹本健治の4冊。まずは「奇譚・幻想・奇妙な味系」(時に+ミステリー要素)の2冊から。「深泥丘奇
梨はそのまま・ケーキ、どちらが好み?▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう今日は【なしの日】だそうです。梨はそのまま・ケーキ、どちらが好み?そのままが好きです。冷やしておいて皮を剥いてしゃくしゃく食べるのが好きです。台風接近の影響か涼しくて過ごしやすい気温でした。昨夜は県北方面の大雨警報がテレビ画面の隅に出ていましたが今日は出ていません。はじめましての綾辻行人さんの本。図書館でタイトルに惹かれてぱらりと見ると怪談雑誌“幽”に連載されていた作品と
『深泥丘奇談』読書記録今日の読書記録は、綾辻行人さんの『深泥丘奇談』です。幻想小説のような、怪談短編集です。〈あらすじ〉ミステリ作家の「私」が住む“もうひとつの京都”。その裏側に潜む秘密めいたものたち。古い病室の壁に、長びく雨の日に、送り火の夜に……。魅惑的な数々の怪異が日常を侵蝕し、見慣れた風景を一変させる──『Another』の著者が贈る、無類の怪談小説集!主人公はあまり多くを語らないものの、それが少しゾクっとする雰囲気を表現しています。日常で一度は感じたことがあるよ
森見登美彦先生は、奈良県出身で京都大学農学部修士課程を修了されています。2003年、在学中に執筆した『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞して作家デビューしました。綾辻先生と同じく京都大学出身であり、デビュー作の『太陽の塔』はじめ、アニメ化された『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』等、京都大学周辺を含む深泥丘界隈が舞台となる作品が多いのも特徴です。今回ご紹介する『きつねのはなし』も深泥丘界隈が舞台の中心になっています。内容的にも、じんわりひんやり身体を
綾辻行人氏の作品、『深泥丘奇談・続々』を読みました。「深泥丘」は「みどろがおか」と読むそうですよ。連作短編の『深泥丘奇談』・『深泥丘奇談・続』と読んできて3作目になります。『深泥丘奇談』コチラ『深泥丘奇談・続』コチラ綾辻行人氏の既読の作品コチラ怪談専門誌『幽』という雑誌に連載されていた短編です。舞台は綾辻氏の住んでいる京都のどこかにあるという設定の街・深泥丘。主な登場人物も前作品に出ているミステリー作家の「私」、深泥丘病院の医師、看護師、「私」の奥さんです。同じ深泥丘が舞台の
綾辻行人氏の作品、『深泥丘奇談・続』を読みました。そのタイトル通り、続編です。前作『深泥丘奇談』コチラ綾辻行人氏の既読の作品コチラ前作に続く連作短編集です。ホラー小説家が主人公で、綾辻氏の実際の住まいがある京都に「深泥丘(みどろがおか)」という町があるという設定になっています。登場人物も前作と同じように、深泥丘病院というところの医師や看護師、主人公の奥さんといった人物が出てきます。それに加えて、続編の方では、家族ぐるみで外食を共にする友人家族や、主人公の同級生たちが出てきました。
綾辻行人氏の作品、『深泥丘奇談』を読みました。短編集のようでいて、長編のような…?京都を舞台にしたホラー小説になっておりましたよ。雑誌に連載されてたようで、それぞれのお話が一度終わるのです。でも共通の人物が出ていて、だから連作短編集なんですね。主人公がミステリー作家っていう設定なので、綾辻氏がモデルなのかな?共通の人物がちょっと不気味で、緑の眼帯をした「石倉」という名前の医師。この医師が1人じゃなくて数人登場します。ん?って思うでしょ?同じ顔をして同じ名前だけど、眼帯
例によって例のごとく、京都在住ミステリ作家の「私」が、持ち前の不幸属性を遺憾なく発揮して色んな珍事に見舞われる。そんな『深泥丘奇談』シリーズ。二作目です。誰もいない神社で勝手になる鈴、エコー診断で見つかる心の闇、猫が見つめる先には不気味な夜の侵入者。不思議や怪異が跳梁跋扈する全十篇です。収録作数は今回が一番多く、それゆえか一層趣向に富んでいる印象でした。不穏で縁起が悪くて目眩にも苛まれますが、それでいてこの京都にはなにか心地よさもあり、どの話も妙な趣深さがあってとても良いです。[目次]
たまに訪れたくなるのがこの素敵な京都。続編の『続』『続々』も含め、奇妙で奇態で奇怪なこの「奇談」たちはどれも奇しさを纏っており、好き者に仁義を切ったような趣向ばかり。病室で妙な音が聴こえたり丘の向こうから不穏な何かが驀進して来たり、玄妙不思議幻聴眩暈にミステリー作家の「私」が責め苛まれる全九篇。ホラーや怪談というのも少し違う気がしますし大して怖くもないですし、いわゆるミステリーともまた別な趣であり、やはり「奇談」というのが一番的を射ているような気がします。全編通して書きぶりがそこまで重々しくな
読書感想文『深泥丘奇談』今回の雑記も読書感想文です。感想を書く本は、綾辻行人著『深泥丘奇談』です。○『顔』『丘の向こう』『長びく雨』まずこのお話は、作者が現実で経験したような実話怪談風に進んでいきます。京都に住む小説家が、ある時強い眩暈に襲われ、とある病院に行ったところから奇妙な出来事に遭遇していく話です。基本的にはどの話から読んでも面白いですが、やっぱり一番最初の『顔』から読んだ方が流れがわかりやすいかなと思います。あまり詳しく書くとネタバレになって
前回、『深泥丘シリーズ』の世界観のモデルとして、クラインの壺を想定させていただきました。また、これまでのブログの中で、クラインの壺の特異点を貫くチューブを連想させる「穴」のイメージが何度も作品の中で登場しており、現実の深泥丘界隈にもそのような場所があることをご紹介してきました。今回、深泥丘界隈になぜそのような「穴」が生じたのかを書かせていただき、ブログ『京都市某区深泥丘界隈散歩』を締めくくりたいと思います。最後にご紹介するのは、深泥池の東約3kmのところにある崇道神社です。祭神
『深泥丘奇談』綾辻行人|出版社:KADOKAWA|発売年:2008年|ページ数:311頁(文庫版)○ジャンル怪奇幻想/ミステリー__________________◯謎ランク|★★★☆☆☆☆☆☆☆|タイトルの通り奇談なので謎ではない|◯物語の楽しさ|★★☆☆☆☆☆☆☆☆|雰囲気を楽しむものか(?)|◯キャラクターの魅力|??????????|「私」と「妻」をどう捉えるか|◯リーダビリティ|★★★★★★★★☆☆|やはり綾辻先生の文章は読みやすい|◯得ら
「ねこしずめ」は、主人公である「私」が、奥さんから「飼い猫のコロが川に流されていく夢を見た」という話を聞き、「茶柱ならぬ猫柱のみたい」と口にしたところ、「そんな言葉、むやみに口にしないほうが」とたしなめれて・・・というお話です。『深泥丘奇談・続々』の最後に収められている作品です。つまり(現時点においては)、シリーズ最終話ということになります。シリーズ最終話でありながら、多くの謎が残されたまま結末を迎えますが、それでも、『深泥丘シリーズ』の世界観について示唆に富む内容となっています。『深
「猫密室」は、ミステリ作家である主人公の「私」が、「密室内で死体のまわりを何匹もの猫がうろうろしている」というアイディアを、編集者に打ち明ける話です。殺人現場の設定としてとても魅力的ですね。状況はまるで違いますが、私は入滅した釈迦を、多くの動物が取り囲んでいる涅槃図を思い浮かべてしまいました。涅槃図は、釈迦が沙羅双樹の下で入滅する情景を描いた図で、周囲には諸菩薩や弟子達のみならず、鳥獣や鬼神などが集まって悲嘆にくれる様子が描かれます。釈迦入滅の日とされる2月15日に行われる法会が涅槃会
「夜泳ぐ」は老舗の「Q**ホテル」内にある会員制プールで泳いでいるときに、「ぴたん・・・・・・ひたぺたっ・・・・・・ひたたた」と気味の悪い音が聞えてきて・・・というお話です。残念ながら、京都市某区に会員制プールがあるホテルはありません。ただ、このホテルの近くには、「タマミフル」でご紹介した平安神宮をモデルにした・・・ような気がする「永安神宮」や、「市立動物園」があり、粟田口周辺を連想させます。粟田口は三条大橋から始まる東海道が、九条山に差し掛かるところにある「京の出口」です。京の内と
「海鳴り」は、主人公の「私」の奥さんが入院して一人で居るときに、猫に導かれ自宅の中で実に意外なものを発見するお話です。いよいよ『深泥丘シリーズ』も「海鳴り」を含めて残すところ4話となり、最終段階に入っていきますが、この話から最終話に向けて猫と咲谷看護師を中心に物語が展開していくことになります。それを示すように、2019年8月に発行された『深泥丘奇談・続々』のカバーには遠田志帆先生によって黒猫と咲谷看護師が描かれています。黒猫と咲谷看護師の眼差しは邪悪で妖しげな光に満ちていて、魔女とその使い
無印・『続』に続くシリーズ三作目にして最後の「奇談」。虚実や夢と現が綯い交ぜになったような覚束無さや、眩暈を覚え眩界極まるシチュエーションは、今回もやはり群を抜いた奇しさ奇天烈さでした。いつもの看護師さんはいつも以上に暗躍しているようですし、彼女をはじめ例の病院もお医者さんも、あまつさえ奥方さえも何か含みがある感じで、諸事万端見事に怪しく、不気味で不穏で実にいい感じです。「タマミフル」や「忘却と追憶」をはじめ、背筋が寒くなるような話が、今回は一段と多かった印象でした。かと思えば一方で、「減ら
深泥丘奇談【電子書籍】[綾辻行人]楽天で購入ミステリ作家の「私」が住む“もうひとつの京都”。その裏側に潜む秘密めいたものたち。古い病室の壁に、長びく雨の日に、送り火の夜に……魅惑的な数々の怪異が日常を侵蝕し、見慣れた風景を一変させる。今年の44冊目。綾辻行人さんの「深泥丘奇談」です。イラストに惹かれて、これと続を購入したものの・・・読まずに放置してました(笑)Another的な不思議ワールドを想像してたんですが・・・全然違った(笑)登場人物はみんな怪しげ。主人公は記憶が曖昧
(*´∀`)人(´∀`*)おはようございます(*´∀`)人(´∀`*)最近よくこの時間に目が覚めます。そんな時にしている事は、、、前の『脱力系ミニマリスト生活』を読み終え今は綾辻行人の『深泥丘奇談』シリーズを読んでます京都を舞台にしたお話でホラーチック一度読んだことがあるのですが、また読みたくなり再度購入その時初めてシリーズになってることに気が付きましたすごく嬉しくて全巻購入ちまちまと読み進めております(*ˊᵕˋ*)ではでははーちゃんが目覚める前に
42.深泥丘奇談綾辻行人図書館でなんとなく手に取った本。連作短編集なのだが初っ端から『…のような気がした』の文章であっ苦手かもと思う。途中でやめようかと思いつつなんとか全部読んだ。それなりの解決があった『悪霊憑き』はよかったが他は正体わからずって話ばかり。わからないのは主人公と読者で、主人公の奥さんはわかってそうなのが不気味。奥さん!私たちにもわかるように教えて!と思ったよ。…のような気がするの他用は何か他の本でもあったよね。私はこういうの苦手。顔/丘の向こう/長引く