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善魔-1962-この映画はJ:COMで観ました1951年2月19日公開解説『善魔』(ぜんま)は、1951年に松竹配給の元で公開された。三國連太郎のデビュー作であり、彼の芸名はこの映画で自身が演じた役から取られている。彼はこの映画で第2回ブルーリボン賞新人賞を受賞原作は岸田國士の同名小説ストーリー新聞記者三國連太郎は、部長の中沼より、政治家北浦氏の失踪した妻伊都子の調査を命じられた。気が進まない連太郎も、渋々ながらまず長野原に隠棲する伊都子の父を訪ね、伊都子の妹三香子の案内で久能山
『妻として女として』映画トーキー106分カラー昭和三十六年(1961年)五月三十日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東宝配給東宝製作藤本眞澄菅英久脚本井出俊郎松山善三音楽斎藤一郎撮影安本淳編集大井英史配役西野美保高峰秀子河野綾子淡島千景南仲代達矢河野圭次郎森雅之河野弘子星由里子河野進大沢健三郎ルリ子水野久美福子淡路恵子花枝丹
淡島千景・淡路恵子・扇千景――女優たちをつなぐ不思議な「千景」の縁淡島千景の色香あふれる名演を思い出した筆者は、淡路恵子や扇千景との不思議な「名前の連鎖」に気づく。淡路恵子は淡島千景の「淡」の字をもらって芸名をつけ、扇千景も宝塚の後輩として淡島に憧れてその名前を拝借した。夢の余韻から始まり、「丹下左膳」の記憶違い、後藤久美子との比較など、昭和の名女優たちが織りなす魅力を振り返る一篇。2011/10/18今朝は夢らしい夢を見て目覚めたのが4時5分前だった。これらの事は後述することにして…ま
春との旅2010年5月22日(土)公開元漁師の男が孫娘と共に、最後の住まいを求めて疎遠となった親類縁者を訪ね歩く姿を描く。あらすじ北海道、4月。まだ風が土を愛でることのない厳しい寒さの中、元漁師の忠男は、18歳の孫・春と共に気の乗らない東北への旅に出ることになる。二人が訪れたのは、忠男の兄・重男の家だった。決して折り合いのよくなかった兄に、忠男は突然、自分を養ってくれと切り出す。足を痛めている忠男は、ひとり娘が死んでからは春に面倒を見てもらいながら暮らしてきた。だが、春が仕事を失い、
ほぼ間違いなく、奥のは偽物の室内セットだろうが、その景色は絶景。私好み。↓押してくれたら嬉しいです↓にほんブログ村
ある痴情もつれの殺人事件。加害者である若手弁護士・浜野(仲代達矢)は恩師であるベテラン弁護士・宗方の妻(淡島千景)と不倫関係にあり、その妻を絞殺したのだ。犯行現場となった宗方の自宅から逃走するも通報があって舞い戻る浜野は、警察から事情聴取を受ける。その途中で容疑者逮捕の知らせが届く。内心動揺する浜野。前科者であった容疑者の男は偶然が重なって誤認逮捕に至ってしまう…1963年製作。AmazonPrimeU-NEXTにて配信中。名匠橋本忍のオリジナル脚本。二転三転する犯罪サスペンスは、次
『夏の庭TheFriend』(113分94年監督相米慎二)神戸に住む小学生6年生の木山(坂田直樹)、河辺(王泰貴)、山下(牧野憲一)は仲のいい3人組。ある日、祖母の葬儀に出席した山下の話から3人は"死"について興味を持つようになる。近所の一軒家に住む一人暮らしの老人(後に傳法喜八とわかる;三國連太郎)の死が近いと知った3人は喜八の観察を始めるのだが、喜八は3人との交流を深めるにつれ、どんどんと元気になっていった。さて…。塾講師の私が小中学生必読の書として薦める『夏の庭』(湯本香樹
『鰯雲』映画トーキー129分カラー昭和三十三年(1958年)九月二日封切製作國日本製作言語日本語製作会社東宝製作藤本真澄三輪礼二原作和田傳脚本橋本忍撮影玉井正夫音楽斎藤一郎美術中古智園真録音藤好昌生整音宮崎正信照明石井長四郎編集大井英史製作担当島田武治特殊技術東宝技術部配役八重淡島千景初治小林桂樹大川木村功千枝新珠三千代みち子
「好人好日」「好人好日」予告編1961年8月13日公開。昭和の良き映画の見本。岩下志麻初の準主演作品。原作:中野実脚本:松山善三監督:渋谷実キャスト:尾関等(主人公)-笠智衆尾関節子(等の妻)-淡島千景尾関登紀子(等の一人娘)-岩下志麻佐竹竜二(登紀子の婚約者)-川津祐介佐竹美津子(竜二の姉)-乙羽信子お徳婆さま(竜二と美津子の母)-北林谷栄女将-高峰三枝子本橋-織田政雄作平-小川虎之助泥棒-三木の
『横溝正史シリーズ』『本陣殺人事件』テレビ映画計144分全三回(一話六十分枠各四十八分)トーキーカラー昭和五十二年(1977年)五月七日・十四日・二十一日放送製作国日本製作言語日本語放送局毎日放送系原作横溝正史制作毎日放送角川春樹事務所昭和二十三年(1948年)、岡山県旧本陣の末裔である一柳家において、長男元大学講師賢蔵と女学校教師久保克子の婚礼が行われた。一柳家には先代未亡人の糸子、次男で推理小説熱中者の三郎、長女鈴子が居住し
三賞候補殊勲麒麟児敢闘明歩谷、藤ノ川技能大雄、豊國、麒麟児、淺瀬川中入後大文字(突き倒し)金乃花〇右肩で当たった金乃花突っ張りまくって東に迫れば、廻し取れずの大文字腰が入って土俵際よろよろ。花光(寄り切り)大雄〇花光に突き放されるや、あてがい応じた大雄が改めて左を入れて右のぞかせて腕返して白房煽り寄り。大豪(小手投げ)若鳴門〇いきなり右に飛んだ若鳴門相手の左を引っ張り込んで小手に振り捨て7勝7敗。大豪8敗。廣川(叩き込み)長谷川〇両手を出した長谷
20250809夜名作映画回想豊田四郎監督「夫婦善哉」(織田作之助原作。主演・森繁久弥、淡島千景)をめぐって。映画の音源、映像等は、使っておりません。チャンネル登録といいねをぜひお願いします。藤谷のXかYOUTUBEでご覧下さい。藤谷蓮次郎2025年8月9日
『気違い部落』映画トーキー132分白黒昭和三十二年(1957年)十一月二十六日封切製作会社松竹大船撮影所配給松竹企画佐々木孟脚本菊島隆三原作きだみのる撮影長岡博之音楽黛敏郎録音大村三郎美術浜田辰雄照明小泉喜代司配役村田鉄次伊藤雄之助村田お秋淡島千景村田お光水野久美野村次郎石浜朗村田保藤木満寿夫野村良介山形勲野村太一諸角啓次郎野村お三重三好栄子川端又一須賀不二男木崎三造信欣三木崎
「日本橋」1956年10月1日公開。女の恋の執念を描いた泉鏡花の名作を映画化。市川崑監督の作品としても知名度が高い文芸映画の傑作。原作:泉鏡花「日本橋」脚本:和田夏十監督:市川崑キャスト:稲葉家お孝:淡島千景滝の家清葉:山本富士子お酌お千世:若尾文子葛木晋三:品川隆二五十嵐伝吉:柳永二郎笠原信八郎:船越英二植木屋甚平:杉寛蒟蒻島の阿婆:岸輝子清葉の母:浦辺粂子お鹿の女将:沢村貞子塩瀬の女将:平井岐代子お鹿の客:潮万太郎橘博士:伊東光一
家裁の判例を調べた南(仲代達矢)が三保(高峰秀子)に、得られる慰謝料はせいぜい二十万円だと言う。酔って帰宅して祖母(飯田蝶子)に悪態をつく三保。祖母は彼女にできることは子どもを返してもらうことだけだと言うが、子どもたち、特に進を無理やり河野家に連れていったのは祖母で、当時は子どもを引き取って河野籍に入れてくれた綾子(淡島千景)に感謝しろと言っていたのだった。そして、三保は天ぷら屋で圭次郎(森雅之)の家族とばったり会ったときのことを思い出すのだった。*****大学に圭次郎を訪ねる三保。困惑す
「ジンジロゲヤジンジロゲ…チョイヤナディーヤチョイヤナディーヤチョイヤナディーヤ」と進が歌う。圭次郎との関係を三保の祖母は「十年」、三保自身は「十五年」と言い、弘子は大学生になったばかりだから十八歳。どう計算すればつじつまが合うのだろうと思っていたら、ずっと後の方で三保が「十七、八年」と言う場面がある。*****結婚して二十四年の河野圭次郎(森雅之)と綾子(淡島千景)の夫婦には、大学に入学したばかりの弘子(星由里子)と中学生の進(大沢健三郎)という二人の子ともがあり、峰(賀原夏子)
また土曜日仕事してたけど朝早く会社いったせいか昼から体がへんちくりんに辛かったなんかフラフラお弁当も食べれない水飲みすぎかも本当にしんどかった3時にお弁当食べてなんとか元気にとらさんの映画いつも思う昭和満載今と違うビール飲みながら酔いがまわるなんとか踏ん張ってとらさん晩酌今回は三船敏郎が思いきって思いきって淡島千景さんに惚れとるからだ昭和の男はいえねえんだな70過ぎて僕にもそんなふうに言える人があらわれるのかな今日はなぜか酔ったかみさんの名前
blogno.577タイトル:貸間あり(1959)を観て観た日:250625水放映日:230610土放送局:BS26その他の情報:モノクロ。原作:井伏鱒二。監督:川島雄三。出演:フランキー堺・淡島千景・乙羽信子・浪花千栄子・清川虹子・桂小金治・小沢昭一・藤木悠・沢村いき雄・渡辺篤・益田キートン・市原悦子・福山博寿・加藤武。1959。上映時間112分。評価:☆☆☆☆「洲崎パラダイス赤信号」「幕末太陽傳」の川島雄三監督が大阪の風変わりなア
『麦秋』(『麥秋』)映画トーキー124分白黒昭和二十六年(1951年)十月三日封切製作国日本国製作言語日本語製作会社松竹大船撮影所製作山本武脚本野田高梧小津安二郎音楽伊藤宣二撮影厚田雄春編集浜村義康美術濱田辰雄録音妹尾芳三郎照明高下逸雄現像林龍二装置山本金太郎装飾橋本庄太郎衣裳斎藤耐三監督助手山本浩三助監督今村昌平撮影助手川又昻録音技術宇佐美俊録音助手堀義臣
ひとつ前の当ブログに続いて、現役の長嶋茂雄選手が自分自身を演じた映画『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』(1964佐伯幸三監督)の話です。前半、織田政雄さんと淡島千景さんの夫婦が管理している箱根の山荘にこもり、長嶋選手は「自主トレ」を行っています。文字通りの「自主トレ」ですから、打撃投手なんか連れていません。なので、素振りがたっぷり見られます。松井秀喜さんが長嶋監督と毎日「素振り」で鍛えられたエピソードを語っていましたが、なるほど、この映画を観ると、長嶋選手が「素振り」を大事にしていたのが分
ひとつ前の当ブログで、6月3日に89歳で亡くなられた長嶋茂雄さんのことについて書きました。僕が子どもの頃は「巨人・大鵬・卵焼き」の時代で、長嶋茂雄さんがスーパースターだったことは認めざるを得ません。何しろ、現役の長嶋茂雄選手が「長嶋茂雄」を演じる映画があったのですから。『ミスター・ジャイアンツ勝利の旗』(1964佐伯幸三監督)です。現役選手が自分自身を演じるという「珍品」のせいか、ずいぶん昔に観たにも関わらず、けっこう覚えています。この映画の公開は1964年(昭和39年)ですから、最初の
「日本橋」「日本橋(1956)」プレビュー1956年10月1日公開。女の恋の執念を描いた泉鏡花の名作を映画化。市川崑監督の作品としても知名度が高い文芸映画の傑作。原作:泉鏡花「日本橋」脚本:和田夏十監督:市川崑キャスト:稲葉家お孝:淡島千景滝の家清葉:山本富士子お酌お千世:若尾文子葛木晋三:品川隆二五十嵐伝吉:柳永二郎笠原信八郎:船越英二植木屋甚平:杉寛蒟蒻島の阿婆:岸輝子清葉の母:浦辺粂子お鹿の女将:沢村貞子塩瀬の女将:平井岐代子お
6月1日日曜日〜その39時から11時50分まで二度寝。朝倉山椒佃煮Ikioi勢を食べながら『ビギン・ザ・ビギン−日本ショウビジネス楽屋口−』を読む。P285に、淡島千景さんと高田浩吉さんの名前が出る。(写真)コレクションの「松竹京都スタジオガイド〜イーストマン松竹カラー鶴八鶴次郎」のパンフレット。12時半より14時まで三度寝。首のストレッチ。四股10回。体重68・0キロ。飲料は、大内山カルシウム元気牛乳、KAGOMEつぶより野菜、くらしモアオレンジジュース100、復刻缶〜Sinc
傷つき疲れ果てて白菊婦人寮に戻ってきた邦子(原知佐子)を手当てした野上(淡島千景)に、彼女は「悔しい」、そして仕事があるにもかかわらず売春している女工たちはいいのか言って涙する。男が欲しがる体を売ることのどこが悪いのかと問う。すぐに男と寝ることを考えるのは、まともな人間がすることではないのだと野上が諭す。そうしなければ生きていけない人間もいるのだと邦子は訴え、女工たちを「殺してやる!」と叫ぶ。工場主(坂内英二郎)と寮で面談する野上と北村(沢村貞子)。野上は警察に訴えると抗議する。そこに出てきた
売春防止法施行以降も街娼やコールガールとなっていた女性は多く、摘発された者は保護施設か補導院に送られるのだった。野上(淡島千景)が責任者となっている白菊婦人寮。ここで暮らす者たちは、性病患者、同性愛者、仮病で仕事をさぼる者につまみ食いする者、博打好きと様々である。最年長者は性病に感染していて同性愛者の亀寿(浪花千栄子)で、五十九才。その中で、「洋パン」だった邦子(原知佐子)は優秀で、食料品店での住み込みの仕事を職業安定所から紹介される。*****よしみ(富永美沙子)が脱走する。これが初め
2025年5月28日シネ・ヌーヴォH11席において成瀬巳喜男監督カラー作品3本を続けて鑑賞した。メモを記す。『コタンの口笛』1959年3月29日封切脚本橋本忍北海道の部落に暮らすアイヌの姉弟が和人・シャモから迫害に屈せず戦う。幸田直子の姉マサは優しく、久保賢後の山内賢ユタカの弟は激しい。ユタカは虐め・差別を犯してくる同級生男子に決闘を挑む。森雅之が温厚篤実な父イヨンを渋く演じる。橋本忍・成瀬巳喜男は叔父金二が姪マサ・甥ユタカを虐待する光景を描き、被
松竹系の作品。美空ひばりさんと川田晴久さんがナビゲート。1950年8月12日松竹映画から人気俳優、歌手たちの貴重な映像を収録した歌謡作品。高峰三枝子さん月丘夢路さん並木路子さん淡島千景さんなどの花形のスター歌手が揃った作品。コチラも必見の内容になってそうだよね。
『無法松の一生』映画トーキー104分白黒昭和三十八年(1963年)四月二十八日封切製作国日本製作言語日本語製作会社東映京都撮影所製作大川博企画亀田耕司吉野誠一原作岩下俊作『富島松五郎伝』脚色伊藤大輔撮影飯村雅彦美術中村修一郎音楽三木稔録音内田陽造照明原田政重スチル山守勇出演三國連太郎(富島松五郎)淡島千景(吉岡良子)中山昭二(吉岡直樹)南廣(新見署長)松本染升(結城豊蔵)島村徹
夫婦善哉淡島千景(蝶子)織田作之助『夫婦善哉』は昭和15年に同人雑誌『海風』に発表され、これが「文藝推薦」受賞作となり雑誌『文藝』誌上に再掲、オダサクの出世作にして代表作に。この『夫婦善哉』の続編が改造社を創業した山本実彦の遺品から発見され1999年当時ニュースになった。織田は『夫婦善哉』単行本を創元社から発刊するにあたって、検閲で風俗紊乱の注意があったそうで、続編は自主規制され山本実彦の手元に残ったものと思われる。初版単行本には二ヶ所ほど伏せ字があり、戦時中にもかかわらず安化粧品
ラピュタ阿佐ヶ谷新春初蔵出し東映時代劇まつりより製作:東映監督:マキノ雅弘脚本:結束信二原作:邦枝完二撮影:吉田貞次美術:鈴木孝俊音楽:富永三郎出演:大川橋蔵淡島千景桜町弘子千原しのぶ黒川弥太郎山形勲柳永二郎1961年2月7日公開加賀百万石の江戸屋敷のお抱え火消しである「加賀鳶」の小頭吉五郎(大川橋蔵)は、喧嘩やもめ事の仲裁で呑み代を稼ぐ貧乏御家人中原扇十郎(山形勲)の妹・芸者小いな(淡島千景)に惚れられていました。そんな吉五郎はある夜、権力を笠にき