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(東京都墨田区向島吾妻橋)今日は「海光」屋形船吟行。「あだち野」から矢作主宰を含む3名の方に参加していただき、合計22名。屋形船は江戸川区の屋形船業者「あみ達」。浅草に集合し、吾妻橋を渡り、墨田区の共同乗船場から乗船し、出発。(レインボーブリッジとお台場砲台跡)(フジテレビ)(かもめ?海猫?)(船内での料理)今日はあいにくの雨…。停泊中、甲板に出で見物が出来るが雨が当たって寒く、5分もいれば体が冷えてしまう。秋晴れを期待していたのに実に残念、企画
崎ゆきて青潮のうつ石蕗も見き悌二郎石蕗咲けり安房の荒浪けふを凪ぎ〃石蕗を照る海光に堪へ崎の果に〃「石蕗Ⅱ」という前書。安房とあるので、旅吟のようだ。一句目、「見き」なので、宿に帰ってからの回想だろう。青潮は魚の大量死を招く。単なる写生句ではない。戦後の社会性俳句を思わせる。二句目、石蕗日和といったところだろうか。外房の日常が見事に言い当てられている。三句目、石蕗の咲くころでも海の日差しは強い。観光気分の旅愁とは違う何かがこの句には感じられる。昨日のスーパーブルームーン会員募
今回の「新・水滸伝」では幕開きから音楽がかかり、劇中の梁山泊ではメンバー全員で歌まで合唱すると云うおよそ歌舞伎らしかならぬ演出が使われております。そう音楽がこの「新・水滸伝」では大きな要素なのです。その音楽はもうお亡くなりになられましたが加藤和彦さんが担当されておられました。加藤和彦さん私の年代の方ならその名を知らない人は居られないでしょう。一世を風靡した「帰ってきたヨッパライ」の作曲家でフォーク・クルセダーズと云うフォーク・グループの一員でした。その後の「イムジン河」は色んな
(「海光」2023年秋号)〈代表作品〉アルプスに雪をあづけて田水張林誠司一軒をゆつくり浮かせ田水張りてのひらに暁のしめりの螢烏賊アルプスと海の引き合ふ春夕焼おほぶりの駿河の波の茶摘かな〈今号の特選句〉つちふるやひかり売らるるチヤイナ服岡崎いづみ陽炎へる岩に棹突く川下り齊藤保志風だけが遊ぶポピーはまだつぼみ大木雪香一塊の怒涛となれる桜かな武藤大介玉子二個ほぐしさくらは少し先里見游夏燕旺んピタゴラスの定理
(東京都小金井市江戸東京たてもの園)是清邸大いに冬日つぶやけり誠司今日は「海光」吟行句会。東京都小金井市の「江戸東京たてもの園」へ行く。ここは広大な都立小金井公園内にあり、両国にある江戸東京博物館の分館でもある。ここは平成3年まで「武蔵野郷土館」であったが、現在はそれらの資料を引き継ぎ、「江戸東京たてもの園」となっている。午前10時にJR武蔵小金井駅に集合、総勢18名。そこからバスに乗り、たてもの園へ。そこから各自自由散策。このあたりは武蔵
「記憶に残るお芝居」の第4回目は歌舞伎ではありません。いわゆるお芝居ですがとても印象的なものでした。1989年(平成元年)6月22日~26日の5日間だけ横浜アリーナで上演されたスーパーオペラ『海光』です。これは横浜市市制100周年、開港130周年を記念して製作されたオリジナルオペラで沢田研二さんのスサノオ大地真央さんのクシナダこれに右團次さん弥十郎さんが歌舞伎から参加されました。猿翁旦那が総演出にあたられ出演者は他に市民コーラス1000人オーディションでのコロス250人
句集『光の靴』大木雪香著(俳句アトラス)2021年8月句集『光の靴』(俳句アトラス)を大木雪香さんはご上梓されました。雪香さんは現在では「海光」(林誠司代表)の編集長であり、数々の賞も受けられており、処女句集とはいっても、もはや俳壇では若手俳人の一人としてご活躍されている、注目の方です。いろいろのご縁があったそうで、序文は渡辺誠一郎様(「小熊座」前編集長)が書いておられます。そのいきさつは序文にも詳しく書かれています。俳句に係る縁とは本
海光の溢るる一月の渚フーザンボー一月・・・正月というと非日常的なお祭り気分がありますが、一月というと非日常から抜け出し、日常にもどるような感覚があると思います。溢る(あふる・こぼる)・・・ここでは満ち満ちているという感じです。冬の海・・・晴れた日は、海原が鏡に反射するように光り輝きます。海原が太陽に照り輝くのは一年中同じと思うかも知れませんが、この時期がもっとも輝くのです。一月の海まつさをに陸に着く原田喬
(神奈川県横須賀市長沢)今日は海辺を散策。関東はまだ梅雨明けしていないが、歩いていて明らかに、ふだんの空気と違った。もう本格的な「夏」の空気である。梅雨明けはもうすぐだ。蝉もここぞとばかりに鳴いている。昨日はうれしい知らせが来た。「海光」会員・大木雪香さんが、日本詩歌句協会賞の四部門で輝かしい賞を受賞した。リーフの部屋・ライトの小部屋『第16回日本詩歌句協会賞4部門で同時入賞!』こんなことってあるんでしょうか・・・!?第16回日本詩歌句協会の協会賞随筆部
海光のまばゆき岬水仙花フーザンボー端正な佇まいの水仙を写真におさめたいと思いますが、これが意外と難しい。水仙は花の向きが必ずしも同じではなく、それぞれ気の向くまま好きな方に向いて咲いているのです。それから、葉と茎が長いので、真っすぐに伸びているものの中に、傾いているものもあります。そういうことなので、水仙の向きなどを整えるには、むしろ活け花にしてしまう方が良さそうです。海光・・・これ広辞苑に出ていないのです。小生の造語ということでしょ
海光を浴びてのっぽな野水仙フーザンボー水仙は冬の季語。黄水仙は少し遅れて咲き、春の季語です。寒さ厳しい野に咲く水仙。気品があります。また、甘い香気が漂い、幸せな気分になります。ヒガンバナ科とあります。葉の形など確かにヒガンバナに似ています。この水仙の花、ナルキッソスの物語に出てくるくらいですので、ギリシャなど地中海沿岸が原産のようです。日本にはシルクロードを通って渡ってきたのでしょう。写真は、神奈川県二宮町にある吾妻山。頂上の菜の
2018年5月発掘画像、たぶん車窓からwyoyakutoukoudesu
海光を返し寒梅ひらきけりフーザンボー梅は早春を代表するものですが、この時期にも各地から梅が咲いたという便りが聞こえてきます。寒の時期に咲くことから寒梅といいます。梅の香は強いのですが、この時期のものはあまり香らないように思います。思うに、たぶんですが、まだ花数が少ないからでしょう。梅の花のひらいたものはもちろん良いのですが、硬い蕾に花びらが見え隠れするのも良いものです。寒梅やひとの微笑のまぶしくて中村
飽かずとはすなはち寒の海の綺羅明弘福浦漁港俳句、再び。寒晴れの海はきりっとした紺青の青が美しい。その水面に輝く海光はずっと見ていても飽きない。
ひさしぶりの海光と水と波の音で浄化
BY栗田やすし角川書店です。角川平成俳句叢書9句集海光角川平成俳句叢書(角川平成俳句叢書9)Amazon出版社WEBでは,平成15年から20年にいたる6年間の作344句を収める第4句集。日本の言葉でしか言いあらわせない俳句を,日本の伝統詩として若い世代に伝えたいと願う著者の最新句集。とのこと。梅雨の月28句闘牛60句散華73句凍滝62句白髪62句敗戦忌59句あとがき全344句。章名句は,梅雨の月明るし母