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お立ち寄り下さりありがとうございます本の紹介とときどき中高一貫校生との暮らし録を挟むブログです読書メモです日本の死角(講談社現代新書)Amazon(アマゾン)面白いです。しかし半端な記事もあるし、イメージお試し漫画の第1話集合した雑誌な感じ。美味しいとこ取りで問いかけてきますが良い結論は見えません。寄稿者の今後の著書により期待したい。行動経済学の死再現性危機と経済学のゆくえ(ハヤカワ新書)Amazon(アマゾン)経済学なんててんで知らないから行動経済学の理
海と毒薬(角川文庫)Amazon(アマゾン)遠藤周作『海と毒薬』――生と死、罪と無関心を描く衝撃作戦時中の日本を舞台に、米軍捕虜に対する生体解剖という実際の事件を題材にした遠藤周作の『海と毒薬』。人間の本質にせまる衝撃的な小説です。この作品の最大の読みどころは、主人公・戸田や医学部の学生・勝呂らが倫理的葛藤の中で「何もできなかった」ことの重さを描いている点です。誰かが命令したから、周囲が従ったから――そうした空気に流され、人はどこまで残酷になれるのか。
41.溺れる人魚島田荘司御手洗シリーズ番外編なのかな。短編集。溺れる人魚/御手洗の友人シュタインオルトが主人公。元水泳選手が拳銃自殺した。彼女に脳手術を行った医者もほぼ同じ時刻に同じ銃で殺された。その謎。人魚兵器/ある写真の話からシュタインオルトは人魚の謎を追う。耳の光る児/ロシアやアジア各地で耳の光る赤児が生まれたという。御手洗が謎を解く。海と毒薬/石岡に届いた手紙を御手洗にも送る。三作は海外の話でなかなか読みにくかった。特に耳の光る児は中央アジアの歴史が主に書かれている。
松坂熊吾、50歳、すごい男だ。戦後のどさくさを生き抜く。発想がでかい。「どんなもんでも手に入れてくれるか?」「何が欲しおまんねん」「原子爆弾を二、三個欲しいのお。アメリカに仕返しをしちゃるのよ」説得力がある。「世の中が変わると、他人のもんまで自分のもんに変わるんかのお。戦国時代やあるまいし、そんな理不尽なことは通らんぞ。荒っぽいやり方しようと思うたら、こっちにはなんぼでも方法はあるんや。わしは穏便に相談に来とるんやないか」因みにこれは、彼の所有地に居座った反社会的
今日のことば遠藤周作さんの言葉嘘つきの天才は事実を5、嘘を3入れる。5つの事実の裏付けがあるから彼らの噓も効果があり、見破られないのだ。(小説家)
かなり久しぶりに遠藤周作作品を読みました。海と毒薬とは違い、かなり読みやすい内容でした主人公の菊次は私の祖父母と、主人公の子どもは私の両親と同じ世代でしょうか。祖父母と両親はこういう言葉遣いで話してたのかなとか私の両親も両親の親に対してこんな葛藤を抱いていたのかなと想像しながら読みました。関東に引越してから通勤中に読書をするようになったため、以前より読書量が増えたのが嬉しいです父親(集英社文庫)[遠藤周作]楽天市場深い河新装版(講談社文庫)[遠藤周作]
遠藤周作「沈黙」と「海と毒薬」を読みましただいぶ古い作品ですが、読んでいると引き込まれて行きます他の作品にも興味が出てきましたお奨めの作品があれば教えてください
(今回は新宿近辺の写真ですが、本文とは関係ありません)テレビの周りが喧しくなっています。自分のように、自発的にはテレビを一切観ない人間でも、それが伝わってきます。信頼していたのに裏切られたとか、実力者に忖度して事件をもみ消すとか、組織防衛のためには平気で個人を犠牲にするとか、今まで当たり前だったことが現在は通用しなくなって、テレビ局が存続の危機に陥っているというのですが、自分に関係のないところで怒りや恨みなどのネガティブな感情に巻き込まれるのをよしとしない私は、はやめに視聴をやめておいて良
問題発覚後も1年半、中居氏の番組継続フジテレビやり直し会見は10時間以上(1/28)27日夕方にスタートしたフジテレビによるやり直しの会見は、28日午前2時すぎまで10時間以上に及びました。港浩一社長(72)らから何が語られ、真実はどこまで明らかになったのでしょうか?会見の冒頭で明らかにされたのは、嘉納会長と港社長の辞任でした。親会社であるフジ・メディアHDで専務だった清水賢治氏(64)が、新たにフジテレビの社長に就任すると発表しました。おととし6月、中居正広さんと女
どいつもこいつもポンコツだらけで分かりやすい。在日韓国人って集団で攻撃されるとめっぽう弱くなるからな。https://t.co/fjf6aFvLRs—やまた(@CasPvI1FsG28979)January23,2025やっとコイツら(在日)を闇に葬れるという事ですね。日本にとって良い事です。https://t.co/vyPRm1vRPgpic.twitter.com/Mm9sB6ztpX—髙橋𝕏羚@闇を暴く人。(@Parsonalsecret)202
【海と毒薬】◽︎新潮社文学賞◽︎毎日出版文化賞九州大学生体解剖事件が題材。この小説が戦争や権力闘争メインだけの小説だったらこれ程までに心が虚ろになることはなかった。風変わりな町医者の過去を回想すればするほど周りの空気が澱むような感覚になる陰鬱な小説。話が良いとか悪いとかではなく、それだけ生々しい。勝呂(すぐろ)という人物の負の感情が読み手に文章から感染してくるかのよう。生体解剖実験人を助けるためではない、実験としての手術をすることの残忍さで読み進めるのがしんどくなる。人をモノと
かなり久しぶりに読んだ、遠藤周作氏の著作。映画化(渡辺謙&奥田瑛二が主演)されて居ますが、観たのも随分前だわさ。戦争末期、とある大学附属病院における米軍捕虜の生体解剖事件を、モデルにした小説です。いわゆるノンフィクションで無くて、小説ゆえに創作がそれなりなんだろうね。当事者たちの精神的論理、罪の意識を問う作品だとか。ん~ん、私には残念読み切れないなぁ主人公の医学生、戦後に開業医に。たまたま、掛かり付けの患者が、ふとした出来事から彼の過去を知り、話は始まる…って、映画化
こんばんは。先週の土曜日は心身共に疲労困憊で、何もできずに布団の中にいるような一日になってしまいました。朝お腹だけはやたらと減るので、なんとか起き上がってスープカレーを作りました土曜日の朝ごはん:野菜スープカレートマトジュースヨーグルト野菜をたくさん食べたくて、素揚げした余り物の野菜を詰め込みましたが、美味しくいただきましたこの後また布団に戻り、何度も起きなきゃ、と思いつつも気持ちが憂鬱な状態でぐったり。お昼をいただいたら流れを変えたいと、お昼ご
沖縄戦終結から79年「慰霊の日」(6/23)23日は、79年前の沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終結した日とされる「慰霊の日」です。糸満市摩文仁の平和祈念公園では、全戦没者追悼式が開かれました。軍隊と住民が混在しせい惨な地上戦となった沖縄戦では、日米双方であわせて20万人以上が亡くなったとされます。(引用終了)23日は、沖縄戦から79年の「慰霊の日」を迎え、戦没者を追悼し、平和への願いを新たにする一日となりました。ご冥福をお祈りいたします~「欲望という名の電車(38)」(6/
小さい頃は海辺で育ち、夏になると海水浴も日常茶飯事であった。砂浜ではよくビー玉を拾ったりしたものだ。裸足になると灼熱の太陽に照らされた砂が温かいよう……。6月8日は「世界海洋デー」。41年前にすでに海洋問題や環境問題について言及したメッセージが出されている。1983年7月3日、米国グロースターでの「誰が海を受け継ぐのか」と題する講演文である。収録されていたのは何というタイトルの本だったか。『海と毒薬』じゃなく『老人と海』でもなく、そう『御旨と海』だったろうか。海は孤児なのです。海を愛
遠藤周作の「海と毒薬」のモデルになった九州大学生体解剖事件九州大学生体解剖事件-Wikipediaja.m.wikipedia.org【日本の戦争犯罪】731部隊の他にもあった人体実験-九大生体解剖事件-戦時中に九州大学医学部で行われた人体実験生体解剖の犠牲者は捕虜となったB29の乗組員8人この事実は終戦後にGHQの軍事裁判で明らかとなったが、当時訳も分からず助手を務めていた18歳の東野少年を除いて当事者たちは堅く口を閉ざしたまま全員が他界した東野氏の世界初証言や
4月3日水曜日〜その34時50分から5時25分まで二度寝。大岡昇平著『成城だより−付・作家の日記』を読む。P354では、遠藤周作「海と毒薬」の書評が書かれている。(写真)地下資料室の文庫本には付箋を貼っています。
「海と毒薬」は、遠藤周作の代表作の一つであり、人間の複雑な心理や喪失感を描いた優れた作品です。物語は、主人公である田村明が、孤独や絶望に苦しみながらも、自らの内面と向き合い、生きる意味を模索する過程を追います。この小説は、人間の心の奥深さや葛藤を繊細に描写しています。田村の内なる孤独や迷い、そして生と死の間で揺れる心情は、読者に深い共感を呼び起こします。また、小説の舞台である孤島の荒涼とした自然も、登場人物の孤独や絶望をより際立たせる効果を持っています。一方で、「海と毒薬」は、人間の
海と毒薬1986年10月17日公開太平洋戦争末期、米軍捕虜八名を生体解剖した事件を二人の研究生の目を通して描く。あらすじ昭和20年5月、敗戦の色はもはや隠しようもなく、九州F市にも毎晩のように米軍機による空襲が繰り返されていた。F帝大医学部研究生、勝呂と戸田の二人は、物資も薬品もろくに揃わぬ状況の中で、なかば投げやりな毎日を送っていた。だが勝呂には一人だけ気になる患者がいた。大部屋に入院している“おばはん”である。助かる見込みのない貧しい患者だった。「おばはんは、おれの最初の患者だ」と言
遠藤周作さんの「海と毒薬」を読みました。海と毒薬(角川文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}終戦間際、九州大学医学部においてアメリカ軍人捕虜に対して行われた生体解剖、「九州大学生体解剖事件」を題材として書かれた小説。小説の中ではF市として登場。生体解剖の恐ろしい描写など、おどろおどろしいものを予想していましたが、生体解剖が行われた終戦間近の状況、関わった人の経緯やバックボーンが描かれた内容が主な感じになっています。
これ、皆さんが、ログインしないと見れないと思うのですが、ぜひ見ていただきたいです。日本の恥部と言われたそうですが、国策だったんですからね〜。「からゆきさん」の話です。悲しいです。先週末、「沈黙」がNHKBSでやっていて、それも、見るの辛くて、島原でして、今回は、天草。辛すぎる。この映画が封切りされ、田中絹代さんが、女優賞を、どこかで取られて、とかは、なんかニュースで見た覚えは、あります。大人になってやっと見れたって、感じです。いや〜、栗
メルマガ/メニュー/プロフィール/営業時間/お問い合わせ女性専門傾聴セラピスト本ソムリエ真野姫世美(まのきよみ)です♪※Kiyomiと表記しています♪読書とB'zとモノづくりが好き♡カラーやカードを使ってお話をじっくり聴かせていただきあなたがまだ気がついていない「思い」を言語化するサポートをしています。本日は読書紹介です♪遠藤周作さんの「悲しみの歌」悲しみの歌改版(新潮文庫)[遠藤周作]楽天市場こちらは先
メルマガ/メニュー/プロフィール/営業時間/お問い合わせ女性専門傾聴セラピスト本ソムリエ真野姫世美(まのきよみ)です♪※Kiyomiと表記しています♪読書とB'zとモノづくりが好き♡カラーやカードを使ってお話をじっくり聴かせていただきあなたがまだ気がついていない「思い」を言語化するサポートをしています。本日は読書紹介です。たぶん、Twitter(X)をやっていなかったら読んでいなかった作品。遠藤周作さんの「海と毒薬
8月は猛暑の中、週末に岐阜への“プチ遠征”を2週続けて行いました。JRの岐阜駅から柳ケ瀬のロイヤル劇場まで、私の“早足”で15分ほどです。10時スタートの上映をめざす時はまだ良いのですが、映画を見終えた頃は正午に近く、岐阜の街も炎天下です。そんな状況にも関わらず、ランチといば名鉄の岐阜駅近くの「寿がきや」に寄り、シンプルにラーメン(390円)を食します。その時の気分は半世紀近く前、映画好きになった頃の高校時代に戻ります…。ロイヤル劇場の入場料金と昼食代合わせて990円です!この週に鑑
言わずと知れた小説家遠藤周作先生短編を読んだことがございますが読み込んだ事ございません。最近になって読みたくなりました。元来、本好きなのですが本当目が遠くなり読みたいけれど読むのが辛かったり(泣)感想を含めまた、後日追記させて頂きたいと存じますm(__)m祈りのうちに
実は昨日は、嫌な嫌な健康診断だった。嫌なんだけど、今年は還暦という節目の年だし、いちお定年退職して第一線から引いたたわけなので、付加検診分自腹で、例年より厚く検査をしてもらった。この検診のあとで映画館に行き、「海と毒薬」を観たのである。そして、1日経った今になって思う。採血する。細胞を取る。レントゲンを撮る。肩にブスコパンを打つ。バリウムを飲むetc.etc.嫌だという以前に、これらを行う医療従事者を、私は全く疑っていない。だが、彼ら・彼女ら、その気になれば私の命などいとも簡単に操作
遠藤周作の名作「海と毒薬」が、今youtubeで無料視聴できます。Wikipedia『海と毒薬(映画)』から[ストーリー]を引用させていただきます。撃墜されたB29搭乗員8名が帝大医学部に連れてこられた。軍の命令により、生きたまま米軍捕虜を解剖する実験を行うためである。人間の内臓が摘出されても生きていられるのか…尋常ではない非道な実験に参加せざるを得ない医学部研究生・勝呂は、良心の呵責にさいなまれる。そんな勝呂の様子をせせら笑う同期生・戸田も、極限状態で何も感情が湧かない自分自身を
本日の映画鑑賞は『海と毒薬』昭和61年発表のモノクロ作品だ。原作となった遠藤周作の文庫本が、我が家にある。本の裏のある短い解説に書かれた「米軍捕虜に対する生体解剖」に衝撃を受け、買ったのだと思う。だが、内容は全然覚えていなかった。前半、教授同士の「昇進・権力争い」が描かれる。お決まりのように、その争いはなかなか醜い。敵より抜きんでるために手術を急ぎ、医療ミスもどきで患者を死なせてしまう。そして、「昇進・権力争い」のために、その手術中の死を隠ぺいする。この術中死によるマ
図書館にて。笑って死にたいAmazon(アマゾン)10/10”限界ある医学で医者は患者を治療し、時には失敗もしようし、殺すこともあるだろう。人間のすることだからそれは仕方がない。しかしこの先生から手術や治療をうけてそれが効果なくっても俺は諦めると患者に言わせる医師は、医学によってだけ患者とつながっているだけではなく、人間と人間とのつながりをも同時に持った人であろう。””私にはやっと老いというものが、どんな惨めな苦しみを伴いながら少しずつ姿を見せるかがわかってきたよう