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水鳥の余せる水の広さかな蓬田紀枝子鴨や鳰(にお・かいつぶり)・ユリカモメなど、水上にいる鳥を総称して水鳥ということがあります。写真の鳥は鴨ですが、鴨は種類が多いですね。水に浮いたまま眠っている鳥は「浮寝鳥」といいますが、足はいつも動かしているので、まったく眠っているのかどうか、私には分かりません。水鳥の余せる水の広さかな
ゆるゆると過ごす我が身や浮寝鳥広堀川や濠にいる浮寝鳥を目にすると、定年後の我が身と重ね合わせ、あゝいうように時間を過ごしていることを思い知らされる。浮寝鳥は、ただ漫然と浮いているようでも、つぎの行動に備えてのことかもしれず、その点、我が身は安逸をむさぼっているだけであり、その我が身になぞらえることは、浮寝鳥には迷惑かもしれない。昨夜は、10日ぶりに郊外の家に戻って来たこともあってよく寝た。6時すぎに目を覚まし、妻に電話を入れ、それからまた寝て、起きたのは10時過ぎであった。ずいぶ
水鳥のとほくそこだけ日向かな西山誠水鳥・・・鴨・雁・鳰(かいつぶり・にお)・ゆりかもめなど、冬に水上で暮らす鳥の総称です。鴨は昼間は群れをなして休んでいることが多く、水に浮いたまま眠っている鴨もいます。そういう水上で眠っている鳥を「浮寝鳥」といって、これも季語になっています。水鳥のとほくそこだけ日向かな
写真:photoAC◯今日の俳句おどろいて水さわぎだす浮き寝鳥草笛季語:うきねどり(三冬)現代俳句浮き寝鳥は、水に浮いて休む水鳥ざわめきがだんだんと一面にひろがっていく様子です◇関連記事◇『口語俳句200句〜2020年年間作品集〜』口語体を基本にした、現代俳句集です。口語体・現代仮名づかい・現代的切れ字を基本にして詠んだ句を集めました。2020年の年間作品集になります。よろしければご覧に…ameblo.jp『口語俳句300句〜2021年年間作品集〜』口語
写真:photoAC◯今日の俳句つき過ぎすはなれ過ぎずよ浮寝鳥草笛季語:うきねどり(三冬)現代俳句浮寝鳥は、水に浮いて休む水鳥水に浮いたまま、首を羽のあいだにうずめている鴨などの水鳥のことだそうです◇関連記事◇『口語俳句200句〜2020年年間作品集〜』口語体を基本にした、現代俳句集です。口語体・現代仮名づかい・現代的切れ字を基本にして詠んだ句を集めました。2020年の年間作品集になります。よろしければご覧に…ameblo.jp『口語俳句300句〜2021
『旅人の唄』作詞〜野口雨情(1882〜1945)一、山は高いし野はただ広し一人とぼとぼ旅路の長さ二、乾く暇なく涙は落ちて恋しきものは故郷の空よ三、今日も夕日の落ちゆく先はどこの国やら果てさえ知れず四、水の流れよ浮寝(うきね)の鳥よ遠い故郷の恋しき空よ五、明日も夕日の落ちゆく先はどこの国かよ果てさえ知れず◇本日は彼岸の入りで空の日ですね。夕日の落ちゆく先はどこの国なのでしょうか自分がどこを目指しているのかもわからなくなっ
浮寝鳥共に吹かれて風の中*シャガールの驢馬昭和60年より昭和の終りまで
「棒」18号がでた。「棒」は超結社の同人誌。私も一年前から参加させていただいている。冬帽子目深にどこか妙な町西池冬扇コスモスの中眠るわけにもいかず好井由江北窓を塞いだ日から北がある青山丈浮き寝鳥向う方にかなりゐる大崎紀夫寒雀ばらばらときて別々に菅野孝夫どの句もちょっと中心点がずらされていて、妙な雰囲気が漂ってはいないだろうか。その妙な雰囲気は言葉では分析できない。言葉自体と言葉と言葉の組合せに独創的な工夫がある。否、工夫というかかなり真剣に言葉と遊んでいるのだろうが、そ
根を張らず浮きて羽ばたき飛びて鳴き囀ずる音色に我寝入らず鳥だもの水に根生やしていられるか浮きて羽ばたき飛びて鳴くかも独り寝の憂き身の我に舞い降りし君は天使かはた白鳥か独り寝の浮き身の我は根無し鳥いずこに行きても尻落ち着かぬ気楽さん、いつもありがとうございますハイジさんのブログ記事を参考にしましたハイジさん、ありがとうございます『水鳥』今週の気楽さんの句会お題は水鳥・水鳥の磁石のごとく寄りて去り・河岸の猫も眺むる浮寝鳥冬の水上にいる鳥を総称して水鳥という水に浮いたまま眠っている鳥
水鳥のしづかに己が身を流す柴田白葉女俳句で水鳥というと、鴨・鳰(にお・かいつぶり)・鴛鴦(おしどり)など、冬に水上にいる鳥のことを言います。多くは渡り鳥です。その鳥が水に浮きながら寝ているのを、浮寝鳥と言い、これも季語になっています。池・沼・湖、いずれにしても冷たい水面で暮らす水鳥たち。そこが一番安心できる場所なので、水に浮きながら寝るのです。当たり前のような景色ですが、厳しい生活でもあるのだと思います。
囲まれて潜るほかなきかいつぶり夢心地ほどの波なり浮寝鳥夕空や影になりたる鴛鴦の沓
ひたすらに流れを嫌ふ浮寝鳥「方円」2015年1月号清象集掲載。「浮寝鳥」とは水鳥の事。鴨、かいつぶり、百合鴎、鴛鴦など、冬に水上にいる鳥を総称して「水鳥」と呼ぶが、その中で水に浮いたまま眠っている鳥の事を「浮寝鳥」と呼ぶ。寝ていると言っても、水には流れというものがある訳で、単純に水に身を任せているだけではない。この時期になると、京都の鴨川では百合鴎が寝ている姿をよく見るが、川の流れに逆らうようにして眠っているように見える。寝ていると言えども、自分のポジションは保っておきたいのだろう。そん
私もそうだったのですが鳥は鳥目で夜は見えない!なので夜は行動しない!と思っていませんか?鳥目(とりめ・ちょうもく)夜盲症夜になると視力が著しく衰え、目がよく見えなくなる病気で夜盲症。「ちょうもく」は金銭のこと。古銭は円形方孔で、鳥の目に似ていることから。又は、《鳥の多くは夜目がきかないところから》夜になると、視力が著しく衰えて物がよく見えなくなる病気。ビタミンAの不足により起こる。でも、違うんですよ。起きてるよ❣️江戸橋やつい人馴れて浮寝鳥一茶「浮寝鳥」というのは
春はまだ来ぬかと見やる浮寝鳥季語(三冬)浮寝鳥
2021.11.12一日一季語水鳥(みずとり《みづとり》)【冬―動物―三冬】水鳥の水尾暮れ残る浮御堂辻のぶ子近江八景「堅田の落雁」で名高い浮御堂は、寺名を海門山満月寺という。平安時代、恵心僧都が湖上安全と衆生済度を祈願して建立したという。現在の建物は昭和12年の再建によるもので、昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残している。境内の観音堂には、重要文化財である聖観音座像が安置されている。湖中に浮かぶお堂の景観の素晴らしさは芭蕉をはじめ多
池波正太郎の「剣客商売」をたしなむ~浮寝鳥の巻~みなさん、こんにちは。管理人の佐藤有です。さて、今回紹介する「浮寝鳥」は、真崎稲荷の近くにたたずむ老乞食の斬殺事件を皮切りに、その者の知られざる過去や正体に迫った短編です。剣客商売・浮寝鳥のあらすじネタバレあらすじ1)去年の夏頃から、浅草の外れにある真崎稲荷の鳥居の正面から離れた大川に乞食と思われる老人の姿が現れました。しかし、乞食と言えど身なりはそれほどむさくるしくも、垢じみておらず、どこか上品さを感じさせる雰囲気から、
賽銭のしずかに落ちて浮寝鳥
四季彩霜月2☆浮寝鳥うきねどりパパ。。。いきなり知らない言葉って止めてくれない?(・。・;それじゃこの項目の意味が無いだろ?(^。^)y-.。o○だってパパが言ってる事ってほとんど死語じゃん!(-"-)死語じゃないよ(^。^)y-.。o○きちんとした季語のひとつなんだからそれは今でも生きてるんだよそれってどういう事?(・。・)渡り鳥がいるだろ?鴨や白鳥雁とか鴛鴦の事?(・。・)そうだよ!(^。^)y-.。o○それが何で?基本はホノが言った鳥は水鳥って言う
また日が開いてしまいました。さぼり癖がついてしまうとダメですね。日日のあれやこれやに追われて書くことはあってもブログに載せる意欲が湧いてきません。少し遅くなりましたが、先日の俳句教室の様子を載せますね。私の五句のうち二句先生が選んでくださいました。冬うらら膝に乗る猫ひげゆるり浮寝鳥何をせずとも日暮れたり後の三句は駄目でした。道の辺に見つけてうれし返り花ナツスイセン何を迷いて返り花たゆたゆと波に揺られし浮寝鳥他の方の句で良かったと思った句を載せます。嫁同士心通いて炬燵かな
次回の俳句教室の課題です。水の輪は命の鼓動浮寝鳥みずのわはいのちのこどううきねどりたゆたゆと波に揺られし浮寝鳥たゆたゆとなみにゆられしうきねどり浮寝鳥日暮れはあっという間なりうきねどりひぐれはあっというまなり水影は揺れず夢見る浮寝鳥みずかげはゆれずゆめみるうきねどりもう一つの課題帰り花ができません。まだ日はあるのですが。庭に零余子(むかご)がこぼれていました。零余子食べたことはないのですが、ご飯に炊き込んで食べるのだそうですね。蔓引けば零余子ほろほろ転がりぬ零余子蔓
水鳥や昼寝に群れて重ならずフーザンボー水鳥・・・冬に限らないのですが、俳句では冬の水上で過ごす鳥を総称して言い、冬の季語となっています。その中でも鴨はよく群れているのですが、群れの中でもそれぞれが持ち分を守っていて、あまり喧嘩などはしないようです。日向があればそこに集中するのですが、うまくおさまっています。見習いたいものですね。浮寝鳥・・・水に浮いたまま眠っている鳥のことです。これも冬の季語です。水尾引いて
前回に引き続き、選を入れた句の感想だけでなく、選外とした句も含めて(つまり全出句)の感想を書いてみたいと思います。(これはあくまでも個人的な”感想”です。悪しからず)⭐️は「選」☆は「次選」今回は43~51です。こちらで全句です。43.枝落とす音の響きや冬に入る☆一美さんうちの近所でも、桜の木々が枝打ちされていました。木々の手入れの音を聞いて「冬」を感じる。聴覚を刺激される句です。この句のように、視、嗅、聴、味、触、の五感をダイレクトに刺激してくれる句