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『浮世の画家』カズオ・イシグロ読みました日本の戦時中の画家の話やはり最後まで読まないとテーマがわからない独特の構成で「わたし」による「語り」で物語は進んでいく戦時中の日本の物語は私の苦手分野映画『君たちはどう生きるか』もわかりにくかった日本が舞台なのに読んでいて『忘れられた巨人』(アーサー王の物語)よりも理解するのに大変だった原作は英語だよね外国人がこの本を読んで理解できる
一週間ぶりの散歩前回刈り取りが済んだばかりだった手前の田は、もう緑色になっている。このまま暖かい日が続いたら、もう一度収穫できそう。まさかね。豆苗じゃないのだから。草が伸び放題の中央の田はずっとそのまんま。稲と草が一緒になっている。中央以外にもある。水害かしら。大雨の後のある時期、かなり長い期間、稲が水に浸かったままになっていたから。全国的に、今年のお米の出来はあまり良くないとか。目の前の景色が、全国に広がっていく。散歩の帰りに図書館へ。“浮世の画家”カズオ・イシグロ
今日は、銀座の「ギャラリーアートもりもと」改め「SASAIFINEARTS」で、本日から始まった「画集刊行記念宮崎優展つむがれゆく緑」に行ってきました。(会期11月11日(金)~26日(土))宮崎優さんは、2016年池永康晟氏監修の「美人画づくし」で存じ上げた後、「第9回アダチUKIYOE大賞」の大賞の受賞等々、美人画ブームの中で最も注目されている作家のお一人であり、私のブログにおいても、これまでかなり熱を入れて紹介させていただきました。特に、NHKが、2019年にカズオ・イシ
なんのかんのと言っているうちに、療養9日目だ。明日いっぱいで自宅軟禁終了!体調の方は咳・痰はあるけれど、昨日よりはだいぶ楽。昨日の電話再審でお願いした咳止・痰切りの薬を今朝薬局の薬剤師さんが届けてくれた。訪問薬剤管理指導は介護保険を使っている高齢者にはもともとあった制度だけどコロナ感染者も使えるようになったのね。おかげさまで助かった。今日はカズオ・イシグロの「浮世の画家」を読んでいた。実は通勤時のバスで読んでいて読み終わっていたんだけど・・・何しろ細切れで読んでいたうえ、そし
💕エッセンシャルワーカーの皆さまに感謝と敬意を表します💕cheeseです💕今回ご紹介数するのはこちらの一冊📗(クーリエ・ジャポン編『不安に克つ思考』講談社、2021年)クーリエ・ジャポンのこちらのシリーズは研究者やジャーナリスト、作家、起業家、クリエーター・・・といった多彩な人々へのインタビューをもとに現代の社会をきりとる、というものです😊気楽に読めるので、お気に入り📘今回のお目当ては、なんといっ
私が読み終わった「クララとお日さま」カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳、早川書房を、母に貸し出し(?)ていた。読み終わったよ。と返してくれた時の感想。「モモ」(ミヒャエル・エンデ著)を思い出すお話だったわ。あ、そう言う感覚にもなるのか。私は、ケアラーと、被介護者とその家族の物語として読んでいた。ちょっと(私の)視点に偏りがあったかもな。などと思った。12月に入って、本を買い込んだこともあって、何冊か読了。「浮世の画家」カズオ・イシグロ著、飛田茂雄訳早川書房「クロス
~カズオ・イシグロ作品に思いを馳せる~(ふっと急に読み始めた頃を懐かしく思い出しております)長崎出身の日系人カズオ・イシグロ氏。私と(同年代)ノーベル文学賞に輝いたのが2017年でした。さっそく、私はまず、読みやすそうな浮世の画家①から読み始めました。かつて戦争画も描いた日本の大画家が、戦後糾弾され、娘のお見合いまで影響を及ぼす。カズオ・イシグロ作品は、一冊読むと次にまた読みたくなり、とうとうハマってしまいました。村上春樹短編集にハマる前の頃浮世の画
先週の金曜日、6月19日に久しぶりに銀座の画廊巡りをしたと前回のブログに書かせていただきました。今日は、ギャラリーアートもりもとで開催されている「福井欧夏展」について触れたいと思います。(会期6月18日(木)~27日(土))このギャラリーアートもりもとに来るのも半年ぶり。でも、スタッフの方たちとはフェイスブックでつながっているので、長い間あっていないという感じはありませんでした。福井欧夏さんは、写実絵画の世界の中での実力者であり、日展や白日会展に必ず出品されているので、私はいつも拝見
FC2にゃ~ごの本棚〇。浮世の画家カズオイシグロノーベル賞作家カズオイシグロさんが日本を舞台に描かれた作品です⇑クリックお願いいたします<(__*)>
訳・飛田茂雄ハヤカワepi文庫2019年1月発行解説・小野正嗣316頁戦時中、日本精神を鼓舞する作風で名を成した画家の小野多くの弟子に囲まれ、大いに尊敬を集める地位にありましたが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなり、引退後は屋敷に籠りがちになります老画家は過去を回想しながら、自らが貫いてきた信念と新しい価値観の狭間に揺れるのでした渡辺謙さん主演のドラマを観て購入カズオ・イシグロ初読ですが、冒頭に収録されている著者による序文のお陰もあって、時間の流れを無視し、連
Facebook上でブックカバーチャレンジなるものが流行しています。企画を簡単に説明すると、自分が感銘を受けた本の表紙を写真に載せるというもの。その投稿に添えてある感想なんか読んでいると、自分と他人との感性の違いが露(あらわ)になるので面白いです。ソクラテスの弁明・クリトン(プラトン)(岩波文庫)Amazon(アマゾン)78〜2,526円『ソクラテスの弁明』は「ダイモニオンの声」「無知の知」などのソクラテスの政治哲学について、プラトンが非常に簡潔・明瞭に描き出した哲学書
こんばんは。今日も個人事務所よりほのぼの執筆です☕️さて、フロントで皆様とお話ししていると、本当にたくさんの話題いただきただただ純粋に楽しいです。ある方は、看護師さん、ある方は建築家、ある方はデベロッパー、音楽家、実業家、学校の先生、主婦業のプロフェッショナル、ママトークを一緒にしてくれるママプロ。またはお孫さんのいらっしゃるババプロ(失礼)。本日は、音楽家の方がたくさん話題を持ってきてくれはりました。何でも、近々演奏会があり、カバレリア・ルスティカーナ、チャイ
⭐︎浮世の画家第二次世界大戦後の日本。戦中絵画の大家として名を馳せた主人公は、末娘の縁談のために奔走する。画家は、戦時中、戦争を賛美する絵画を描いており、そのことが末娘の縁談に影響しているのでは、と考えていた。⭐︎オススメ度★★★☆☆藤田嗣治を少し思い出しました。昨年、藤田嗣治の展覧会に展示された戦争記録画の迫力に圧倒されたので。そして、才能ある人の不幸を考えてしまったので。戦争責任とは、一部の日本人にあるのか?それとも、戦争に反対しなかった日本人全員にあるのか?色々と考えさせ
どうも。作家カズオ・イシグロの「浮世の画家」です。いうまでなく、イギリスのノーベル賞作家であり、5歳まで長崎で過ごしてきたことで受賞時に日本でも大々的に報道されました。先日、NHKのBSプレミアムで「浮世の画家」が渡辺謙さん主演でドラマ化されました。総合テレビでも放映されましたが、制作直後ほどに広報はされませんでしたのでご覧になっていない方もおられるかもしれません。いやぁ、静かなドラマで盛り上がりというものには物足りないのかも知れないが、こんなに文芸的な作品は久しぶりに見た
カズオ・イシグロ飛田茂雄訳1948年10月1949年4月1949年11月1950年6月と数年のことではあるが丘の上の大きな屋敷に次女紀子と住む引退した画家小野のこの屋敷を手に入れるいきさつの導入部続き紀子の縁談についての里帰りした長女節子の言葉にかつて大いに尊敬を集めた自分の画業のせいではと疑心暗鬼な心は修行の頃恩師を離れてその後成功の後の弟子との関係などなどさまざまな過去への思いを馳せることになり・・・戦後ガラリと変わった価値観に戸惑いなが
おはようございます今日は雨予報だったのに晴れています洗濯物、外で大丈夫かな~?浮世の画家カズオ・イシグロさん私には難しかった~1度読んだだけじゃ理解できませんでした期間を空けて再挑戦したいと思いました。良かったら見て下さいねcreemaに出品中minneに出品中にほんブログ村にほんブログ村
浮世の画家カズオ・イシグロ飛田茂雄訳早川書房新しい時代の変化を受け入れられない元画家が、自分が若い頃に受け苦しんだ仕打ちを、時代に合わせて変わっていく弟子や周りの人たちに同じことをしてしまっていることに気づき、また自分が戦争中に信念をもってやってきたことに対しても責任を感じて時代に合わせて変わろうとしていく姿が切なかったです。初めはほのぼのとした話に読めたのですが、だんだんと元画家の悩みの深いところへと話が進んでいき、どんどん物語に引き込まれていきました。読んでいた時期にN
フランスで寵児として愛された画家藤田嗣治藤田氏はパリでの夢のような20年間から一転戦時下の日本へ日本軍の命を受け戦地へ赴き戦場の画を描かされるそして軍の監視下で戦意高揚の画を描き画壇のトップに立った藤田氏女性の美しい曲線と猫が藤田氏の持ち味だったが戦争という背景は力づくで圧し潰されていくgumrieさんのつぶやきカズオ・イシグロ氏「浮世の画家」の画家小野益次と重なった戦時下は先生ともてはやされるが終戦後は
一喜一憂じゃなく、一喜ニ憂という感じ(笑)。我が阪神タイガースの現在の状態。まだまだ我慢が続くのでしょう。やす地蔵の方は大型連休前に40度の発熱。平成最後の現場仕事は何とか責任を果たしたけど、敢えなくダウン。予定していた連休中の帰省もキャンセル。連休は読書週間になりそうだ。とりあえず3冊ゲット。左から①「おもろい家族本」FM福岡モーニングジャムリスナーからの投稿。CD付き。②「夫のちんぽが入らない」主婦こだまさん著インパクトのあるタイトルだと思った一
残念ながら受賞には至らなかったが、渡辺謙がイギリス最高の演劇賞オリヴィエ賞ミュージカル主演男優賞にノミネートされ、他の3人の候補者と競い合ったことは、特筆されてよい出来事である(4月7日発表)。対象となったのは、去年、約4ヶ月演じた『王様と私』のシャム王役であった。初めてのロンドンの舞台でいきなり主演男優賞候補とは並の俳優のできることではない。もともとブロードウェイ発のプロダクションなので、科白はすべて英語だし、不慣れな歌、ダンスにも挑戦した。何本かハリウッド映画の経験があると
ノーベル文学賞作家カズオイシグロさんの小説浮世の画家がNHKドラマ化されるにあたり先月放送された日曜美術館はイシグロさんへのインタビューを軸に浮世の画家とは?芸術の意義とは?を考えるとても興味深い内容でした主人公の画家は戦前に描いた絵が理由で戦後苦悩を抱える…物語の鍵になるのが登場人物たちが描く3枚の絵今回のドラマ化で画期的なのはその絵の製作を3人の現代作家に依頼したこと~その過程を追いながら画家は何を描くべきなのか芸術とはいったい何なのかそれを見つめ
3月の最終週の土曜の夜にNHKで見たドラマ「浮世の画家」ご存知の方も多いと思いますが、原作はカズオ・イシグロさん。元々は、8Kスペシャルドラマとして制作された作品の再放送を地上波で見ました。詳しくはこちら:土曜ドラマ浮世の画家HPwww4.nhk.or.jp/P5078/舞台背景は戦後まもなく、主人公の高名な画家「小野」が、あるきっかけで、自身の過去と向き合い、過去に怯え、記憶を辿ります。ドラマで描かれている時代背景は「戦後まもなく」ですが、ある
今日紹介するのは1986年作家カズオ・イシグロがデビュー2作目として発表した長編小説で、英国ウィットブレッド賞に輝く著者の出世作。戦時中、日本精神を鼓舞する作風で名をなした画家の小野。多くの弟子に囲まれ、大いに尊敬を集める地位にあったが、終戦を迎えたとたん周囲の目は冷たくなった。弟子や義理の息子からはそしりを受け、末娘の縁談は進まない。小野は引退し、屋敷に篭りがちに。自分の画業のせいなのか…。老画家は過去を回想しながら、みずからが貫いてきた信念と新しい価値観のはざまに揺れる―。(「B
飲食関係者の花見にご挨拶さすが(笑)そんな夜にカズオ・イシグロ原作のドラマ『浮世の画家』を観る物語の舞台は終戦から3年ほど過ぎた日本。主人公は高名な初老の画家。焼け跡から徐々に復興の姿を見せていく街で、隠居老人の一見平和な日常生活が描かれていく。愛すべき孫の訪問、なじみの飲み屋のママとの世間話、戦前からの旧友との邂逅あるとき娘の縁談が持ち上がり、そこから周囲の視線の変化に気づきはじめる…。確固たる決意で国のために尽くしてきた自分が、なぜ非難されなければなら
こんにちは。桜が八分咲きの北関東。めっきり陽がのびて、寒さ和らぐ四月の良日。ですが、安心したのもつかの間、春の天気はとても不安定。今朝は気落ちよく晴れていたのに、午後は淡墨をはいたような空に…。村上春樹氏の『納屋を焼く』の映画化を記念して、NHKでショート仕立てのドラマを放送してましたね。皆さん、ご覧になりましたか?とても秀逸な仕上がりとなっていて、半ば、映画を観る気が起きない(笑)ほどの満足感でしたが…、これって8K放送で見た方、いらっしゃるかな?こう、秀作を持って来られると、なぜか新規
突然過去の出来事にぐいいっと引き戻されることがある今起こっているかのような生々しさがあるのだ良い記憶ならばよいが顔を背けたいことやなかったことにしたいことは数知れずですのほほんと買い物をしていた私に二人からのラインが(相談者です)過去の自分を整理したい出来事であるずっと引きずっているのだ終わったよ!!といってもセピア色の映写機で目の間に広がってくるのだ頭での理解と感情とは別のものであるその出来事が事実とは違ってのしかかってくるのだ