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旅の始まりにて今回、用があって新潟、長岡と旅してきました。目的の一つに、長岡市で春にだけ公開される加山又造の「しだれ桜」の絵を見ること。学芸員の方が好意的で、誰もいなくなった時に、展示コーナの明かりを消してくださり、夜の空間に浮かび上がる夜桜の姿を、体験させてくださいました!残念ながら、映像撮影は禁止でした。◇◇◇◇◇◇仏陀とキリスト、そしてタロットS氏の著書『仏陀の悟り』より;(p.163)仏陀の意識は、自己の生存の根源ーー苦ーーを知り
仏説無量寿経(上巻)要約全文①ある時、釈迦は王舎城において12000人の優れた弟子たちと一緒であった。弟子の中には、舎利弗・目連・摩訶迦葉といった釈迦教団の中心人物たち、また、普賢・文殊・弥勒といった優れた大乗の菩薩たちがいた。②釈迦は、喜びに満ちており、その姿は清らかで表情は輝いており、いつも以上に気高く見受けられた。そこで、弟子の阿難は丁寧に合掌し、「世尊(釈迦)は今日は特に優れた禅定に入っておられ、また、世の中で最も秀でたものとして優れた智慧の境地に入っておいでになります
前回記事「仏典を読む(その11)無量寿経(上巻)7」の続きです。前回は、極楽浄土における音楽や風呂や食べ物に関する説明でした。上巻の要約は今回で終わりとなります。疲れた。【無量寿経(上巻)】6⑱極楽浄土には真に清らかで安らかであり、そこでは誰もが悟りの境地に至る。聖者や菩薩、天人、人間は、誰もが優れた智慧と神通力を備えており、外見は同じで違いがない。ただ慣習に則り、「天人」や「人間」と呼称されるのであって、全ての者たちは外見を超えた優れた悟りの身を得ている。⑲貧しい物
今日はとてもいい天気でした。朝からポカポカの陽気で、青い空が眩しいくらいの一日になりました。くりん爺が「死出の旅」に旅立ってから、今日で10日目になります。800里とも言われる、真っ暗な「死出の山道」からはじまり、7日毎の審判を繰り返し、一歩一歩浄土への道を進んでいるのだと思います。編み笠は小さすぎませんか強い雨を避けられていますか仏衣は寒さを凌げていますか暗い道を一人で寂しくありませんか今頃、何処を歩いているのでしょう初七日の「不動明王」の審判を無事終えて、次の「釈迦如来」の
書院からは、先々代の住職が手掛けた中庭がよく見えます。今はちょうど、樹齢100年くらいのドウダンツツジの花が見頃で、白い小さな釣鐘型の花が、数え切れないほど咲いています。また、6月~7月の開花に向けて、モッコクの新芽も出てきました。書院から中庭を眺めた風景。鈴なりのドウダンツツジの花。モッコクの新芽。花が咲くと、甘い香りが風に乗って、庫裏の玄関の辺りまで漂ってきます。境内や中庭では、華やかな梅やツツジ、サツキの花が目を引きますが、よく見ると、至る所に色々な種類の
前回「仏典を読む(その9)無量寿経(上巻)5」の続きです。法蔵が「四十八願」を誓った後の記述部分の要約となります。【無量寿経(上巻)】4⑩法蔵が「四十八願」を誓った後、大地は打ち震え、美しい花が降り注いだ。そして、麗しい音楽が流れ、どこからともなく声が聞こえ「法蔵は必ずこの上ない悟りを開くであろう」と称賛した。その後、法蔵は、自身の国を建設することに一心に励み、計り知れない長い時間をかけて限りない修行を行い、菩薩としての功徳を積んだ。⑪法蔵は、怒りや貪り、愚かな心を起
前回記事「仏典を読む(その8)無量寿経(上巻)4」の続きです。前回に引き続き、「四十八願」を詳しく見ていきたいと思います。今回は願18に大注目です。願32私の国の建物・自然・全ては様々な宝や香りでできていて、香りをかいだ菩薩たちは仏道に励む極楽浄土では、至る所が宝石や黄金で飾られており、また、美しい香りが漂っているそうです。今後の仏典要約でも、これでもかと言わんばりに、極楽浄土の豪華絢爛さをお伝えすることになりますが、はっきり言ってお腹いっぱいですね。そもそも黄金とか宝
前回記事「仏典を読む(その6)無量寿経(上巻)2」の続きです。師匠である世自在王仏から教えを受けた法蔵は、200億年という長い間、自身が願う理想の仏の国について深く考えます。そして、世自在王仏は法蔵に対してその願いを説明するように言います。※ものすごく長いので、とりあえず下線部分だけ読めば…と思います。【無量寿経(上巻)】3⑨法蔵は、世自在王仏に向かって「それではお聞きください。これより私の願いを詳しく述べます。私は、以下の48の願いを実現できなければ、決して悟りを開くこ
前回記事「仏典を読む(その4)阿弥陀経2」の続きです。今回から、無量寿経の要約に入ります。無量寿経は浄土三部経の中で最も分量が多く、上下巻に分かれる長編であり、「大経」と呼ばれています。今回の要約作業にあたっては3回全文を通読しましたが、阿弥陀仏や極楽浄土という本題から外れた話題が多く含まれており、正直なところ、それらが内容の理解を妨げているような印象を持ちました(例えば、冒頭から「菩薩」についての説明がかなり長々と説明されています)。このブログで今後行っていく仏典要約では、それぞれの
前回記事「仏典を読む(その2)浄土三部経」の続きです。では、浄土三部経の一つ「阿弥陀経」を要約していきたいと思います。要約作業については、①過剰な説明を省略する②回りくどい表現を簡潔なものに改める③同じ内容の繰り返しを一つにまとめる…というルールで進めていくことにします。【阿弥陀経】ある時、釈迦は祇園精舎で1250人の弟子たちと一緒にいた。その中には、舎利弗や目連といった阿羅漢や、文殊菩薩や弥勒菩薩といった優れた菩薩、また、帝釈天などの神々もいた。釈迦は舎利弗に以下のとお
このブログ(英語:blog)に御訪問頂き、誠にありがとうございます。リンクを貼はらせて頂いております。紫色のブログ・タイトルをクリック(英語:click)(もしくはタップ[英語:tap])して頂きますと、過去のブログ記事に移行します。(^O^)さて、去る昨年の3月5日(日)の「父親の一周忌での挨拶」のブログの上段に、「(前略)去る昨年の7月11日(月)の『父親の初盆(新盆)での挨拶』のブログの上段に、『(前略)去る3月17日(木)の【父親の告別式(家族葬)】
おいでやす森遊のブログへようこそ初めてご訪問してくれた方プロフィールはこちらですアメブロに書く前の日記はエンピツ始まりの日記PC用画面です2024年3月1日(金)母のお通夜と葬儀の時の話私さ!ご住職さんに「一番です!」と言われちゃったよ!何が一番かってご住職さまのお寺でここ数年以内に葬儀した回数が一番~!(^◇^;)2020年に夫2021年に義父そして2024年に実母…ナンバー1ですって。笑つま
今日の東京は晴れです。土曜日でもあり、たくさんの方のお参りがありましたやっぱり、外国の方が多いですね。お参り後は義援金を忘れずに。今日も法話を聞きましょう今日の御講師は、昨日に引き続き、大阪府大阪市西法寺の園淵和貴師です。※青字が園淵師の言葉の要約です。<コップの置き場所>最近お墓を見ていますと、墓石に色々な文字が刻まれています。「友情」とか、「愛」とか、「絆」とか、その人の想いが込められているのがわかります。多いのは、「
【イノチのあり方オンライン講座木曜2期】開催のお知らせ◆「イノチのあり方オンライン講座」全3回◆(6名)3名①「いのちと命」(2月29日・木)・「個の命」と「いのちの流れ」について・本来の「いのち」のあり方とは・・・・私たちが日常的に考えている「命」と「本来のいのち」の違いは・・・②「いのちから生まれる『本当の存在価値』」(3月21日・木)・「個の命」が生み出す自己肯定感と「いのちの流れ」が生み出す存在価値・本来の「いのち」のあり方を知ることで、「生
『自殺を考えているあなたへ~どうか死なないで生きてください~』9月1日は子供の自殺が多い、という記事を目にして胸が張り裂けそうになりましたそんな時…おいちゃんからのメッセージをいただいたのでお届けしますどうかメッセージが…ameblo.jp大切な人を亡くしたあなたへまだ前を向けずに泣いてるあなたへ私もここ数年大切な人達とのお別れが続きましたペットとのお別れもありました心が折れてしまって…『死』というものがどうして、こんなにも悲しくて辛いんだろうもぅ、会えないだなん
死んだ後のことは阿弥陀様にお任せする。私たちがやるべきことは生きてる間、よく生きることだけ。後のことは阿弥陀様にお任せすればいいだけです。この教えで楽になりますね。合掌
皆様おはようございます武田恭佳です龗カードからのメッセージをお送りします「観世音菩薩」一切衆生皆を救うと彼の御仏は私達に誓われたのです観世音南無仏かんぜおんなむぶつ与仏有因与仏有縁よぶつういんよぶつうえん仏法僧縁常楽我浄ぶっぽうそうえんじょうらくがじょう朝念観世音暮念観世音ちょうねんかんぜおんぼねんかんぜおん念念従心起念念不離心ねんねんじゅうしんきねんねんふりしん御仏が我々衆生に誓われ
土地は天の時に従って様々なものを生じて、この通りになるのは天と地の正しい道を進んでいるからである。物が真っすぐに生まれて横にならないのは、土地が真っすぐになっているからだ。正直の道も土から生まれてきて来たもので人が作ったものではないことを理解すべきである。人として敬がなければ、ほしいままに行動することになって、真っすぐにはならないことを理解しなさい。土地の道は正しく柔軟で天からいただいた神の気によく従って、敬いよく固く守るので土地という名前がついている。敬も土地に従えば人が作った言葉ではな
今日の東京は午前中は曇りでひんやりと、お昼からはパラパラと雨が降り出しました。こんな日は、くれぐれも身体を冷やさないようにしないと、ですよね。お参り後は募金をしましょう。だんだん、ルーティンになってきました。お参り後のお目当ては法話会です。こんな日こそ、心の芯から温まっていきたいと思います。いつもの如く、今日も長文ですが、最後までお付き合い下さい今日の御講師は、昨日に引き続き、滋賀県彦根市純正寺の美馬ひろみ師です。女性らしい、柔らかで温かいご法話をお読み
床の間から下げた立花の一部先日昨年脳梗塞で倒れた知人が亡くなりました回復力が凄くて左腕が動かないだけで両脚はしっかり動き歩けるなど退院も近いと言われていました今年に入り脳出血を起こしたんですねいつの頃からか(数十年前)1人住まいになり食事は不規則だったのではないか?栄養バランスは大丈夫だったのか?等々色々想像してみるとたぶん骨はボロボロかも・・ところがなんと斎場の方が「骨がしっかりしてますね」と言い骨壷を溢れ出ている骨をギュッギュッと押し入れました?〜と思って
過去記事ヤフーブログを始めた頃は、まだ「iモード」のガラケーだった。見えない画面やボタンとか色々あった。ブログなど始める気も無く、ただ読む為だけに、サイトを開いていた。当然、知りたい事柄から、ブログでお付合い出来た方々の半分以上が「僧侶か門徒」だった。そこで、1人の方と約束した…お浄土で逢いましょう。阿弥陀仏さまの傍で黒衣にミッキーマウスのピンバッチを着けているのが目印です✨彼の人は、私と同じトラックドライバーでしたが、浄土真宗の僧侶でもあり、東北の震災後に被災地の寺に入ると言って、
過去記事丁度10年前の詩照らされて気づく如何に暗い処にいたのかと光が消えた後にも残る暖かい風景私は私此処にいるそしてこらからも見えない光が暖かく私に射している禅と良く似ている。救われたと感じて、また迷う。そのひと時ひと時が多く長くなればと…
今日は休日ですが、なにもする気がしません。寝たまま、食事も非常食のクラッカーを少し食べましたが、ただベッドに寝っ転がっています。何も、考える気もしません。二日前、僕よりも2歳、年上の患者さんの死を看取りました。人工呼吸や経観栄養による延命を望まない、「覚悟」を持った人でした。窒息してゆく苦しみにはモルヒネを飲ませてあげました。ふつうは、定期的にモルヒネを服用するのに、彼女は、苦しくなったときにしか内服しませんでした。ひょっとしたら、「苦し
親鸞の兄弟子に当たる、熊谷次郎直実(≧∇≦)b武勇を誇る関東の武者であれば、出家した直実を罵ったとしても不思議ではない。しかし、宇都宮頼綱は熊谷の言葉に打たれ、法然聖人に逢う!
✨ひかりといのち✨の根元へことばには、ひかりといのちがある。認識と生命力と言ってもいい。ことばを通して何かがわかったとき、「明るく照らされたように」ひかりを感ずる。また、躍動するリズム、エネルギーを感じるとき、いのちが輝く。ことばの中のひかりといのちは、エネルギーそのもの。わたしたちは大いなることばから生まれた。わたしたちは、そこから生まれ、そこへと還ってゆく◉突然の母の旅立ち「お母様がお亡くなりになっているのが発見され
今日は朝から雨でしたが、日中は晴れて爽やかな一日となりました。お寺では結婚式がありましたお参りの後は聴聞です。今日の御講師は昨日に引き続き、大分県大分市妙蓮寺の蓮谷啓介(はすたにけいすけ)師です。※青字が蓮谷師の言葉の要約です。<虚しさが埋まる時>2015年の読売新聞の投稿です。頑健に生まれたかりし恨みあらばこの母に叫べ夢に出て叫べ頑健(がんけん)というのは丈夫ということです。実はこの作者は難病の為
今年?はカメムシが大量発生していると聞いていたとおり、我が家の周りでも目にしない日がないくらいの出現率💦非常階段の壁や階段面、自転車置き場などいたるところで見かけます。厄介なのは、ベランダにも飛んでくること😅お願いなので洗濯物には付かないでね~💦さて、久しぶりにお寺シリーズ、「お寺の壺:輪廻転生」を公開しました。<概要>輪廻転生"は仏教の思想で、死後に何度でも生まれ変わるという概念です。生まれ変わる前の世界を「前世」、現在を「現世」、次に生まれる世界を
「写経会」時間は、朝の10時~11時半までです。日程は…。1.おつとめ礼讃文・正信念仏偈(焼香)・私たちのちかい。2.みなさんに写経していただく部分を住職がお話ししました。3.みなさんに写経していただきました。4.みなさんとお茶とお菓子をいただきました。5.恩徳讃を歌って解散しました。今回から新しい方が3人も加わってくださったので、賑やかな「写経会」になりました。これからもよろしくお願いいたします(合掌)今回は、「正信念仏偈(しょうしんね
「古代の天」海運山妙巌禅寺にてここにきて古代の天を見る朝に立つ雲夕に湧く雲いろかたちとりどりの雲ここは八雲たつ出雲八重垣の歌ゆかりの大呂の里夜となれば昔と変らぬ天の星座にそれぞれの星今も輝き山々もまた古代の静けさにかえるああわたしはここにきて坐して思う遠い親たちの願いを承け継いでゆかねばならぬ勤めを「浄土で読んで下さるKさんへ」わたしの知らないところでわたしの詩集をこよなく愛し浄土にまでも持っていって下さったというお便りを御親族から
「生かされている」という言葉をよく聞く。命への感謝が込められた、私も好きな言葉のひとつでもある。―――私がまだ20代前半だったころ。私はよく、大町市で一人暮らしをしていた祖母の家に遊びに行った。超田舎で民家も少なく、店や施設もひとつもないため「さみしいだろうな」という孫心から生まれた祖母孝行。「今日遊びに行くね!」と電話をしてから1時間半ほどの道のりを車で走り、ようやく祖母の家に近づくと、軒先で私を待つ祖母の小さな身体が見える。毎度のことながら、(