街頭では、ガラの悪い男二人が殴る蹴るの取っ組み合いの大喧嘩をしていた。辺りには罵声と怒号も飛び交っていた。と、その時一人の男が懐に忍ばせていた「透明銃」をサッと取り出し、もう一人の男に向けて「透明弾」を発射した。「これでも食らえ!」しかし、銃を向けられた男はヒラリと身を翻し、その「透明弾」を交わした。「標的」を失った「弾丸」はそれでも宙を舞ったままだ。その一部始終を見ていた別の男は、なるべく関り合いになりたくないと足早にその場を去ろうとしていた。「やれやれ、いい大人がこんなトコで喧嘩すんなよ。マ