ブログ記事31件
どうしても柔道がやりたいと言う車夫の左文字大三郎(石田鉱)に稽古をつける三四郎(藤田進)。ひたすら投げられた大三郎だが、彼の決心が変わることはなかった。そして三級まで上達する。*****修道館の門下生が襲われる。床に臥す源之助(月形龍之介)の具合を見にきた東京から戻った鉄心(月形龍之介、二役)と源三郎(河野秋武)。奇行癖のある源三郎は小夜(轟夕紀子)が三四郎に送った反物を持っていた。帰ってくれと弟二人に言う源之助だが、試合に負け、おまけに好いた女を奪われて口惜しくないのかと言って大笑いする
黒澤明監督作品。公開されたのは昭和二十年五月三日。藤田進が主演していたことははっきりと覚えているものの、ずっと前に見た前作「姿三四郎」の筋書きを思い出すのに苦労する…。黒澤明監督作品の著作権は東宝に帰属しているはず。*****明治二十年の横浜。暴走してしまった人力車から放り出されたアメリカ人水兵は、車夫(石田鉱)の謝罪を受け入れず、彼に暴行する。それを止めようとした姿三四郎(藤田進)にも喧嘩を挑む水兵だが、背負い投げで海に放り込まれるのだった。礼を言う車夫は、この男が新聞で読んだことがあ
『わが青春に悔なし』映画トーキー110分白黒昭和二十一年(1946年)十月二十九日日本国封切製作国日本製作会社東宝製作責任竹井諒製作松井啓次脚本久板栄二郎撮影中井朝一美術北川恵司録音鈴木勇音楽服部正演出補佐堀川弘通照明石井長四郎音響効果三繩一郎編集後藤敏男現像フィルムラボラトリー配役八木原幸枝後に野毛幸枝原節子野毛隆吉藤田進糸川河野秋武野毛の母杉村春
この映画については誤解していた。マレー沖での英軍戦艦撃沈の場面は十数年前に見たことがあるのだが、それはシンガポールの博物館向けに英語字幕を作成するためだった。いまでも博物館で見られる映像には小生による英語字幕が付けられていると思う。そしてこの仕事のためにその場面を見たときは、長編映画の一部ではなく、戦闘を再現したニュース映像だと思っていたのだ。義一の姉、喜久子役に原節子、そして木村功が練習生の一人として出演している。米国艦船の絵を見せて、それをどの艦船か当てさせる場面がある。他の映画でも同
『日本戦没学生の手記きけ、わだつみの声』映画トーキー107分白黒昭和二十五年(1950年)六月十五日封切製作会社東横映画製作マキノ満男製作担当岡田茂脚本舟橋和郎構成八木保太郎音楽伊福部昭撮影大塚新吉配給東京映画社青地軍曹伊豆肇岸野中尉原保美河西一等兵河野秋武大木二等兵信欣三箕田の母杉村春子河西の母英百合子牧見習士官沼田曜一柴山少佐上代勇吉野々村中尉林孝一根岸兵長月京介衛生兵
『女優』映画トーキー十巻115分白黒昭和二十二年(1947年)十二月九日封切製作国日本製作言語日本語製作東宝製作松崎啓次脚本久板栄二郎衣笠貞之助撮影中井朝一美術平川透徹録音安恵重遠音楽早坂文雄演出補佐藤原杉雄照明平田光治音響効果三縄一郎編集坂東良治出演山田五十鈴(松井須磨子こと小林正子)土方与志(島村抱月)河野秋武(小林春吉)伊豆肇(水島哲夫)沼崎勲夫(倉本寿一)志村喬(倉本源四郎)
ラピュタ阿佐ヶ谷昭和の銀幕に輝くヒロイン[第111弾]若山セツ子より製作:東宝監督:谷口千吉脚本:黒澤明撮影:瀬川順一美術:川島泰三音楽:伊福部昭出演:三船敏郎志村喬河野秋武小杉義男高堂国典若山セツ子深見泰三河村弘二1947年8月5日公開野尻(志村喬)、江島(三船敏郎)、高杉(小杉義男)の3人は銀行強盗を働き、冬の北アルプスに逃げていました。捜索隊が追いかける中、高杉が雪崩に飲み込まれてしまいます。助かった2人はスキー小屋に辿り着き、そこには老人(
戦後の物資不足の中、闇市場が横行し暴力団が闇市場を支配することで、町を牛耳っていた。朝日新聞記者による不正告発をきっかけに住民が団結し、暴力団との闘いを繰り広げた実話を基にした作品。「日本映画演劇労働組合作品」というように、複数の映画会社や劇団が協力して作り上げた異色作。新聞社と地域住民が暴力団と闘う姿をドキュメンタリータッチで描いている。当たり前だが皆さん若い、そしてこんな映画を作ってた時期があったんだよな、日本も。左右問わず、芸能にも何かしらの正義を叫ぶ人がいてもいいと思う。
昭和二十年三月の終わり、米軍の沖縄上陸は間近に迫っていた。ひめゆり学徒らはすでに防空壕にいた。女学生たちに切迫感はあるが悲壮な雰囲気はまだなく、沖縄民謡の谷茶前で踊るなど、態度は明るい。大本営は敵は敗走中だと発表する。陸軍は米軍が慶良間島に上陸したことを把握し、すでに首里付近にある野戦の陸軍病院に看護婦として動員されていた彼女たちの卒業式はあわただしい。病院の物資は不足し、発狂する者も、手榴弾で自害する者もある。外には病院に入るのを待つ負傷兵があふれている。死者が運び出されると中に入れるのだ。
原作は森鴎外。原作では姉弟となっているが、映画では兄妹の設定。少年期の厨子王を演じる加藤雅彦は後に津川雅彦を名乗ることになる。平安末期の物語。将軍に反対して百姓の側についた国守の平正氏(清水将夫)は筑紫に流される。妻の玉木(田中絹代)と彼らの子、厨子王(加藤雅彦/花柳喜章)と安寿(榎並啓子/香川京子)は玉木の故郷である岩代へ向かう。正氏は厨子王に慈悲の心を忘れるなと言い、形見として観音像を授ける。女中の姥竹(浪花千栄子)を含めた四人の一行は直江で、旅人を泊める宿が見つからずに野宿しようとして
●姉妹(1955年)監督:家城巳代治主な出演:野添ひとみ中原ひとみ河野秋武川崎弘子望月優子多々良純加藤嘉北林谷栄城久美子内藤武敏松山栄太郎織田政雄殿山泰司親元を離れ、町のミッションスクールに通う圭子(野添)と俊子(中原)の姉妹。姉の圭子は5人兄弟の長女でしっかり者だが、妹の俊子は思ったことを直ぐに口に出さないと気が済まない無邪気なタイプ。性格が正反対の2人だが、気の良い伯母夫婦(望月・多々良)宅に下宿し、日々楽しい生活を送っている。いつもながらゲス感が
『銀嶺の果て』映画トーキー89分白黒昭和二十二年(1947年)八月五日封切製作国日本製作言語日本語製作東宝製作田中友幸原作黒澤明脚本黒澤明谷口千吉撮影瀬川順一美術川島泰三録音亀山正二照明平田光治音楽伊福部昭監督補佐宇佐美仁音響効果三縄一郎編集長沢嘉樹特殊技術東宝技術部現像キヌタラボラトリー出演三船敏郎(江島)志村喬(野尻)若山セツ子(春坊)河野秋武(本田)小杉義男(高杉)高堂国典(スキー小
「空中サーカス嵐を呼ぶ猛獣」(1958)高倉健がサーカスのブランコ乗りを演じる映画をAmazonプライムビデオで観ました。初見。監督は同年の「曲馬団の娘」も撮っている小石栄一。予告編はありません。船乗りの山崎千吉(高倉健)が港近くのバーでサーカス団員と大ゲンカ。5年前にブランコ事故で相棒をケガさせてしまって以来、サーカスを去って酒に溺れた生活をしている様子。その噂を聞きつけた団長(進藤英太郎)がスカウト。千吉はシバタサーカスに臨時入団して、盲腸で休演のブランコ乗りのスター
ひとつ前の当ブログで、戦後すぐの昭和21年の映画『大曾根家の朝』(1946木下惠介監督)を取り上げました。この映画で、戦前~戦中に母子家庭に君臨する叔父(小沢栄太郎さん)に対し、戦後、ついに母親が怒りをぶちまけます。自分の娘は叔父の利権目当てに婚約を破棄され、3人の息子のうち2人は戦死です。そんな理不尽にも黙らざるを得ない時代が終わったことを表すような「日本をメチャクチャにしたのはあなたたちのような軍人だ。出て行きなさい!」と杉村春子さんが言い放つシーンはとても感動的です。この小沢さん演じる
『ハワイ・マレー沖海戦』映画トーキー白黒昭和十七年(1942年)十二月三日公開製作国日本制作東宝脚本山本嘉次郎山崎謙太撮影三村明出演伊藤薫(友田義一)原節子(喜久子)英百合子(つね)加藤照子(宇女子)中村彰(立花忠明)河野秋武(斎藤二等兵曹)北沢彪(津村少佐)御橋公(戸沢)汐見洋(周右衛門)瀬川路三郎(末永)菅井一郎(手塚)藤田進(山下大尉)黒川弥太郎(森田)大河内傳次郎(佐竹大佐)特殊
「銀嶺の果て」(1947)三船敏郎のデビュー作を観ました。初見。監督は谷口千吉。脚本は黒澤明。銀行強盗をして長野県下の北アルプスに逃走したリーダー格の野尻(志村喬)、ギラついた若造の江島(三船敏郎)、気弱な初老の高杉(小杉義男)の三人組。『鹿の湯』という温泉に一般客を装って宿泊しますが、後を追う捜索隊の犬の鳴き声を聞いて、従業員や他の宿泊客を脅して現金を強奪後、北上して無人の小屋に移動。さらに北上する途中で雪崩に巻き込まれた高杉が死亡。運良く助かった2人はポツンと建っていた
ひとつ前の当ブログで、三國連太郎さん主演の『江戸一寸の虫』(1955滝沢英輔監督)を取り上げました。神田明神での「異人」の狼藉に端を発した騒動なのに「町民」だけを罰した上司のお裁きに弥太郎(三國連太郎さん)は猛反発。「喧嘩両成敗という法度があるじゃないですか!」と言いますが受け入れられず、役所を辞めてしまいます。権力による「えこひいき」は今もありますねえ。すっかり幻滅した弥太郎は、誘いに応じ「攘夷」を掲げる新徴組に加わります。役人だった弥太郎が持つ情報を元に、不正をして外国と取引して私腹を
このところの当ブログで、3年ぶりに「初詣」に行ったことについて書いています。行動制限なしとなったので、浅草はかなりの人出でした。警察官がそこかしこに配備され、誘導していました。また、商店が立ち並ぶ細い道の入り口に「下馬」と書かれた立て札がありました。「下馬」と大きく書かれた下に「自転車は降りて通行してください」とあり、人出の多い中の規制の注意書きですが、時代劇で見る「高札」のような形で、和風な感じを醸し出そうという商店街の遊び心が楽しいです。「下馬」の高札で思い出した映画があります。石原裕次
『姿三四郎』映画トーキー97分白黒昭和十八年(1943年)三月二十五日封切製作国大日本帝国製作言語日本語製作東宝映画企画松崎啓次原作富田恒雄脚本黒澤明撮影三村明音楽鈴木静一美術戸塚正夫録音樋口智久照明大沼正吾編集後藤敏男監督助手杉江敏男現像東宝現像所出演藤田進(姿三四郎)轟夕起子(村井小夜)志村喬(村井半助)花井蘭子(お澄)小杉義男(門馬三郎)瀬川路三郎(八田)河野秋武(壇義麿)清川荘司(戸田
彫りの深い端正な顔立ちをした二枚目俳優有川博(1940~2011)は59年俳優座養成所に入所、65年には劇団雲に入団。75年からは演劇集団円に所属し、多くの舞台作品に出演することで、俳優としての経験を積む。若き日は鶴田浩二主演『新選組』(フジ73)の沖田総司役や、メロドラマでのヒロインの相手役といった二枚目役も少なくなかったが、後に大河ドラマなどにおける歴史上の人物役、テレビ時代劇の悪役を多く演じることになる。渡辺謙は、演劇集団円の後輩にあたる。酒好きで、俳優仲間から“ありんぼ
1978年に脳血栓のため66歳で死去した、俳優の河野秋武さんを、趣味の姓名判断で占ってみました。河野さんには、成功するが、不和に注意。災難、病難、逆境に注意。強情さに注意。目上との関係に注意。といった暗示があります。初めまして、常盤英文です。僕のブログは、フォロー厳禁です。また、どこかで会いましょう。
『江戸の小鼡たち』1957年日本映画96分監督:冬島泰三製作:水の江滝子原作:村上元三脚本:棚田吾郎撮影:姫田真佐久照明:安藤真之助録音:古山恒夫美術:西亥一郎音楽:渡辺浦人編集:鈴木晄助監督:内田一作特殊撮影:日活特殊技術部製作主任:櫻井宏信出演:津川雅彦(次郎吉)、芦川いづみ(おきん)、長門裕之(池田格三郎)、坂東好太郎(同心・加田三七)、澤村國太郎(御用商人・島屋吉兵衛)、植村謙二郎(親分・重右衛門)、瀬川路三郎(加田の手下、岡っ引き・幸助)、河
昭和三十六年(1961年)十一月八日、映画『反逆児』が公開された。製作は東映京都である。原作は大佛次郎の戯曲『築山殿始末』である。音楽を伊福部昭、脚本・監督を伊藤大輔が担当した。主演は初代中村錦之助後の初代萬屋錦之介である。岡崎三郎信康(徳川信康松平信康)を全身で熱演した。天下の副将軍駿河公方とまで言われた今川義元は桶狭間の一戦で織田信長に討ち取られた。今川家に属していた徳川家康は、織田と武田に挟まれ、どちらかに付くしか生き残る道はなかっ
『反逆児』映画トーキー110分カラー昭和三十六年(1961年)十一月八日公開製作国日本製作東映京都製作大川博企画辻野公晴栄井賢小川貴也原作大佛次郎『築山殿始末』より脚本伊藤大輔撮影坪井誠照明和多田弘録音中山茂二音楽伊福部昭編集宮本信太郎記録石田照装置木津弘装置中岡清美粧林政信衣裳三上剛擬
『反逆児』映画トーキーカラー昭和三十六年(1961年)十一月八日公開製作国日本製作東映京都製作大川博企画辻野公晴栄井賢小川貴也原作大佛次郎『築山殿始末』より脚本伊藤大輔撮影坪井誠照明和多田弘録音中山茂二音楽伊福部昭編集宮本信太郎記録石田照装置木津弘装置中岡清美粧林政信衣裳三上剛擬闘
『懲役太郎まむしの兄弟』映画トーキー92分カラー製作国日本製作東映京都昭和四十六年(1971年)六月一日公開製作俊藤浩滋橋本慶一脚本高田宏治撮影赤塚滋音楽菊地俊輔美術冨田治郎編集神田忠男録音中山茂二出演菅原文太(政太郎)川地民夫(勝次)佐藤友美(上月さや子)三島ゆり子(花江)女屋実和子(洋子)山田圭子(野島ゆき)