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先月だったかなXJAPANのEMDLESSRAINが耳に入った綺麗なメロディだよなと聞くたびに思うことはあっても歌詞をしっかりと聴くことなく何年、いや何十年といたのに、なぜか先月は歌詞が気になり検索し、改めて歌詞を読む『眠りは麻薬』と言うフレーズを見たときああ、そうだよなあと納得している自分がいた9月末に書いた記事の中で『ぬまのなか』おととい9月分のパートを終えた8月から始めたパート8月は研修で2日間のみ勤務した研修なので業務に沿って指導してくれる方と一緒に勤
2024年12月のブログです*「馬が合わない」人や「虫が好かない」人について考えてみる。以前、河合隼雄さんがどこかに書いていたが、日本語でいう「馬が合わない」人や「虫が好かない」人は、「自分」が合わないのではなく、「馬」や「虫」が合わない、という表現をしていることが面白い、と指摘をされていた。決して、「自分」ではなく、「馬」とか「虫」という、なんだかわけのわからないものが合わないわけである。そして、河合さんは、これは、ユング心理学でいう「無意識」が合わないことを表し
たぶん2016年ころのブログです*ユング派の河合隼雄さんの『子どもと悪』(1997・岩波書店)を再読しました。もう何回目になるでしょうか。1997年の本ですから、かれこれ20年くらい読んでいることになります。何回読んでも、いろいろと考えさせられる本ですし、河合さんの本の中でもじーじが大好きで重要な本の一冊だと思います。内容は、悪と創造、盗みの意味、暴力と攻撃性、うそと秘密、秘密と性、いじめ、子どもをとりまく悪、などなど。いずれも、子どもの成長や自立を
ある程度本は読むが、一年に感動する本というのは出会えて、二冊ほどである。河合隼雄の本は殊にそういう本になることが多い。最近読んだ、影の現象学もそうである。僕らは常に影と表裏一体の関係にある。他人との対話を通じて、その影を知る手段はあるが、基本的には影は無意識下に置かれ、それと意識されることがない。ところが、それが、人に悪影響を齎す事がある。例えば、こんなことするはずがないことを気がついたらするとする。それをあとで振り返るとなぜしたのだろうと不思議に思うが、それが影の影響であるというのが、河
たぶん2015年ころのブログです*村上春樹さんの『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです-村上春樹インタビュー集1997-2011』(2012・文春文庫)を再読しました。文庫本では2回目、単行本も含めると、たぶん3回目だと思います。今回も、小説の力や物語の力などについて語られているところに共感して、うなずくところが多くありました。表題は、村上さんにとって、小説を書くことは夢を見ることと同じで、自分の無意識からの声に耳を傾けるための作業である、という意味のようです。
最近珍しいご縁をいただき、心理学や占星術についてお話させてもらえる機会がありまして。その方から共有していただいた河合隼雄先生の動画を見て、自分の人生観やホロスコープとの付き合い方について理解が深まったところがあり、そのことについてまとめます。その動画がこちら。-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.be長い動画で色々な話題がでていますが、一番印象に残っ
2014年4月のブログです*河合隼雄さんの最新刊『私が語り伝えたかったこと』(2014・河出書房新社)を読みました。河合さんの晩年のインタビューや講演,論文などを集めた一冊です。一言で感想を述べると,「熱い」です。静かに,穏やかに,また,いつものようにユーモラスに語っていらっしゃいますが,中身はとても「熱い」です。その「熱さ」は熱いことで有名な山中康裕さんよりも「熱い」かもしれません(山中さん,すみません)。もっとも,河合さんは若い時から熱かったと思います。
「道草、ゆとり、遊び」が人の視野を広げる―河合隼雄―
今回は、臨床心理学の第一線でご活躍された河合隼雄さんの著書『河合隼雄の幸福論』をご紹介します。本書は、「人間関係とは・悲しみとは・人生とは・成功とは」といった視点から、幸せに生きるための60のヒントが示されたエッセイ本です。著者の河合隼雄さんは、心理学者であるかたわら、京都大学名誉教授や文化庁長官も務められ、教育分野にも多大なる貢献をされた方です。この記事では、60のヒントのうち、不登校や発達障がいのお子さんを支えるうえで特に大切にしたいと感じたポイントをご紹介します。幸福とは何か著者
中空構造への侵入者?河合隼雄を学ぶ・18「中空構造日本の深層③」|桜又彩子【中空構造日本の危機】前回まで、古事記を題材に日本における中空性、中空構造について学んできた。今回は、中空構造がうまく機能しなくなったとき、私たちはどう対処すればいいのかを、河合隼雄の論をなぞりながら、考えていきたい。中空構造の中心が、文字通りの「虚」、あるいは「無」として作用するとき、この構造は極めて危険である。何事もないときには気づかないが、いざ…note.com以下、勝手にコピペさせていただきます
◆西田幾多郎(にしだきたろう)『場所の論理(ばしょのろんり/場の論理)』これが日本における“場の思想”の原点にもっとも近い。英語ではLogicofPlaceと呼ばれる。西田の思想の中心は:「個人より先に“場”が存在する」「人は“場”の中で自己を形成する」「自我は場に浸され、場の関係の中でのみ意味を持つ」「主体は場との相互作用で生まれる」まさに、あなたの言う“自分を円の外側に置く日本的構造”の哲学的基盤になっている。◆“場の理論”の現代的な語り手(可能性のある
先日、吉本ばななさんの「幸せへのセンサー」を読み終え、今は、臨床心理学者の河合隼雄さんと吉本ばななさんの対談をじっくりと読んでいるところ。読書はわたしの楽しみでありつつ、現実からの逃避でもある。
夢には楽しい夢もあれば、何かにとりつかれたような夢を見ることもあります。自分の心に妄念が起きるときは悪い夢を見るのだそうです。夢はつじつまが合わないことがあります。河合隼雄(1928~2007)は「夢は荒唐無稽なものではなく、その夢を見た人の願望の充足である」あると、フロイトの説を紹介しています。(『明恵夢に生きる』「夢とは何か」京都松柏舎1987)仏典に『阿難七夢経』があります。その夢は、池の火災、日月星が辰(あした=朝)に没する、出家者が穴におちる、イノシシが栴檀の林に突入する、須
【第4070回】>「それは単なる夢である」として棄て去って、それまで以前と同様の生き方をすることもできるが、彼はその安定した生活の底にある不安に、ずっと悩まされることになるであろう。彼に残された道は、彼が父親を尊敬するということと、「父親は酔っ払いだ」という夢からのメッセージとその両方を受けいれて、葛藤のなかに生きることである。>(p.62「青春の夢と遊び」河合隼雄岩波書店1994年)引用を補足すると父親を尊敬して、家業を継ぐことを当然としていた「彼」がある日
模索しながら毒親育ちでずっと不貞腐れ💦自信もなく、やりたい事もない子どもができても、どんなお母さんになればいいのか見本がないのでさっぱり分からない結局母と同じことをしているような気がして打ちのめされて「やっぱり私は誰からも大切にされない存在なんだ!」悲しくてイライラして子どもにも怒ってばかりそんな私でも、少しずつ心のことを学びマインドフルネスをすることアートセラピーで自分を見つめることで心が穏やかになり、仕事も続けられるようになりました❣️あり
私は長らく河合隼雄氏のファンの一人だ。彼の著作のいいところはなんと言っても難解なことを中学生でもわかるように実に平易な言葉と文章で説明、表現してくれていることだ。日本におけるユング心理学の第一人者であり、カウンセリング、臨床心理の大家であると言っていい河合隼雄氏が、私たち市井の人々の日常生活における心の問題を身近な題材を元に深掘りしてくれるので読む方は引き込まれていく。私が読んだ「幸福論」は確か何かに連載された記事をまとめたものだったかと思うが、やはりそういった期待は裏切らない。読後感も
宮島未奈氏の『成瀬は天下を取りにいく』と河合隼雄の『こころの処方箋』(どちらも新潮文庫)を再読した。
昨夜、パソコンが壊れましたが、まあ、書ける時に書いておきます。最近の学びは、動物も自死する…と知ったことと、その「自ら死ぬ」とはどういうこと?も本で知ったので書いておきます。●村上春樹「村上ラヂオ」から※画像はAmazon様より今年の春から私のマイブーム!旅エッセイがおもしろい!その中でも村上春樹さんのエッセイは読みまくりました。今回は旅に関するエッセイではなく、もっと広範囲のエッセイ「村上ラヂオ」から、ちょっと驚きだったことです。「猫の自殺
引き続き、昔話について学習。『『昔話は残酷か』』児童書の分野で理解必須と思われるのが『昔話』。昔話は「オオカミに食べられてしまいました」「切り裂いてみると」などの表現がよくみられるが、それは残酷なのか。描写…ameblo.jp↑↑『昔話は残酷か』をもう少し掘り下げて知りたいときに、まずは読みやすいものから。ということで昔話の考察において、取り上げられる一冊。河合隼雄先生の『昔話の深層』昔話の深層ユング心理学とグリム童話(講談社+α文庫)Amazon(
「親を捨てる」と言う言い方があります。何も知らないと「姨捨」のようなものを想像されるかもしれませんが、そういうものではありません。心理的に親と縁を切って、親の呪縛を受けない自由の身になることなんです。あるいは現実の親を離れ、別の親に替えると言うものです。AさんはMカウンセラーを親に見立てて、怨念を晴らしました。晴らし切ったところで、もうM氏を親代わりにする必要はなくなりました。この時「親を捨てる」ことが出来、病はいやされたと考えるのです。もしM氏が優柔不断でうろうろしていたら、Aさん
たぶん2015年ころのブログです*もう10年近く前のことになりましたが,じーじの初めて活字にしていただいた論文です。当時,家庭裁判所の臨床現場で苦労をしていたことや工夫をしていたことを文章にしてみました。その頃,『臨床心理学』誌の編集長だった河合隼雄さんが,臨床現場で忙しくて論文を書けない人でも気楽に投稿をしてください,とのお誘いを誌面でされていたことがあり,ずうずうしくも拙い文章を送ってしまいました。新潟の片田舎で,中央の流行も知らずにこつこつと実践してきたことを
最近読み終わった本。『縁は異なもの』白洲正子、河合隼雄の対談集。古書店のワゴンで見つけて購入。白洲さんサバサバしていて切れ味抜群の語り。『花の水やり』川本三郎ネットの古書店で購入。川本さんのエッセイ本は書斎にたくさんあるけれど、すべてあるわけではないので気になった本は買うようにしています。93年の刊行。大阪の版元で開かれる川本三郎展のハガキが挟まっていて、トークイベントが弁当、ビール付き。飲めなくても行ってみたくなった(もう随分遅い)
心理学者であり文化人類学者でもあた故・河合隼雄(かわいはやお、1928-2007)氏の思想は、私たち日本人の心や文化の深層を映し出す鏡のような存在だと感じています。その思想の中核にある、非常に重要な概念の一つに二律背反(アンチノミー)があります。これは、論理的に考えれば相互に矛盾し、両立し得ないはずの二つの事柄が、人間の内面や現実世界において、なぜか同時に存在している状態を指す言葉です。河合氏の言う二律背反は、単なる矛盾の指摘に留まらず、その対立を否
ども!家族連鎖クリア&ライフコーチあまみ悠です。親から子へと伝わる家族連鎖の専門家です。2002年から専業コーチとして活動、2万回以上の相談実績があります。大人女性の生きづらさ、子育て、夫婦、親子関係の悩み、起業支援、ミッドライフクライシスなど多岐に渡りサポートしてきました。前職はカフェ経営と占い師、趣味は映画と散歩です。さらに詳しいプロフィールはこちら蕎麦屋で、おそばをつるっと行く前に蕎麦焼酎のそば湯割りを。アテは、写真に映ってない
今回は、臨床心理学の著名な人物による名言を、拾い集めて単にまとめてみました!アルフレッド・アドラーオーストリアの精神科医で、個人心理学の創始者。「人間の行動は目的論的である」と主張し、劣等感の克服や共同体感覚の重要性を説きました。•「条件付きで信じることが信用であり、一切の条件をつけずに信じることが信頼である。」•「この世界にはいかなる権力者でも強要しえないものが2つだけある、それが尊敬と愛です。」ヴィクトール・フランクルオーストリアの精神科医、心理学者。ナチスの
本日は書籍紹介をいたします。今回取り上げるのはこちら、河合隼雄『昔話と日本人の心』岩波書店、1982年ユング派臨床分析家の草分けとして一般的な知名度も高い河合隼雄さんが、日本の昔話を心理学的に分析してみせるという一書です。昔話というのは、民族の集合的無意識が具体的なストーリーの形に託された表現されたもの、と言えるでしょうか。それはたしかにユング派の分析には格好の素材という感じがします。たとえば洋の東西を問わず、主人公となる子供の母が死に、あとからやって来た継母から虐待を受ける
「マンガでやさしくわかるオープンダイアローグ」という本を読んでいて心に残る文章があったので、それについて占星術の考え方と絡めて記事にまとめます。目次河合隼雄先生のお言葉「新しい鉱脈を掘り当てる」外へ手を伸ばして「変わる」自分の内側に目を向けて「変わる」占星術を通して「新たな鉱脈」を探すには自分の「変わる」を応援する河合隼雄先生のお言葉「新しい鉱脈を掘り当てる」早速当書から以下に引用します。人は、ほんの小さなヒントで大きく変わります。「えっ?これで
私は長らくオタク界にいたせいか、「なぜそれが好きなの?」と聞かれることが、これまでほとんどなかった。(高校生の頃からコミケに参加し、同人誌を作ってました)オタクにとって「好きなものは好き」。それがすべてだからだ。ところが最近、立て続けに「どうしてそれが好きなんですか?」と尋ねられることがあった。私はそのたびに、言葉に詰まってしまった。好きに理由なんて考えたことがない。「好きだから好き」。それ以外になにがある?好きには理由が必要なのだろ
心理カウンセラーの藤木ミホです。「カウンセリングは、簡単なのですか?」「それとも、難しいのですか?」これからカウンセラーを目指すという方から、上記のようなご質問をいただくことがあります。私は、このご質問にお答えするにあたって、心理学者の河合隼雄さんの言葉を引用することがあります。その言葉とは、カウンセリングの基本は簡単だが実行するのは実に難しいというものです。さて、いったいどんな点が難しいのでしょうか?そして、どのようにしたら難しい点を越えて、カウンセリン
肌寒い雨の朝ですいかがお過ごしですか?以前に話題になっていた「カフネ」やっと図書館の順番が回ってきました300ページもある、重そうな内容の本だなと思ったけど、読み出したら引き込まれてしまいましたカフネ阿部暁子あらすじ法務局に勤める薫子は溺愛していた弟が急死し、悲嘆にくれていた弟が残した遺言書から、弟の元恋人・せつなに会い、やがて彼女が働く家事代行の会社「カフネ」の活動を手伝うことに2人は食べることを通じて、心の距離を縮めていくいろんなテーマ、思いが書かれた小説で、とても