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江戸時代の寺子屋では、どんな算数の教科書を使っていた?江戸時代の学校といえば、藩校や寺子屋である。藩校は武士が学ぶところであり、庶民は寺子屋に通った。寺子屋の基本は「読み書き、そろばん」だが、単にそろばんだけではなく、いまでいう算数のようなものも数えていた。そのさい、〝教科書〟もあって『塵劫記(じんこうき)』という書物が使われていた。江戸時代初期に1627年に吉田光由が著したもので、『塵劫記』の「塵」は極めて小さな数、「劫