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【もの書く人の傍らにはいつも猫がいた🐈】#ネコメンタリー猫も、杓子も。「永田和宏とトムとネム」京都郊外に住む歌人・細胞生物学者#永田和宏さん最愛の妻亡き後、一緒に暮らすトムとネムの愛猫二匹との日々を描くニャん🐈🐈6(木)【Eテレ】後10:30放送予定もの書く人の傍らにはいつも猫がいた。その関係性を見つめる異色ドキュメント。エッセイと短歌で綴られる、歌人・永田和宏と二匹との暮らし。書き下ろし朗読は奥田瑛二。ネコメンタリー猫も、杓子(しゃくし)も。空前の猫
日曜日は、朝日歌壇である。今日(2日)の永田和宏氏選第1席は、この歌であった。法人化前の研究あるうちはノーベル賞も出るだろうけど(京都市寺西和史)京都大学名誉教授で、細胞生物学の研究者として最前線で研究してきた永田和宏氏らしい選である。【評】には、「坂口志文さんとは京大再生研で十年一緒だった。嬉しく誇らしいことだが、国立大学法人化による基礎研究費削減は、寺西さんの詠うように、三十年先のノーベル賞受賞者ゼロを招来しかねない。」と記してい
「長生きして欲しいと誰彼数へつつついにはあなたひとりを数ふ」河野裕子歌集「蝉声」心残り。夫婦の間の歌。こんな夫婦でありたい。人生後半にこそ読みたい秀歌Amazon(アマゾン)1日1篇「人生を成功に導く」365人の言葉Amazon(アマゾン)
永田和宏著者は細胞生物学者で歌人。歌会始や朝日歌壇の選者でもあります。はじめにのページに生物学者らしく老化や寿命についての説明があり、続いて中年から人生の後半へ向かうにあたっての歌が紹介されています。人生の後半。何歳くらいからなのでしょうね。この本では定年や退職、趣味、老いらく?の恋など、坂の上から少しずつ下り始めた頃からの歌が紹介されています。定年のわが給料を仏壇に供えて妻の祈りのながし2000.10.8朝日歌壇月一度「給料」とある入金はこれが最後と記帳して気づく2021.
人生観後半にこそ読みたい秀歌永田和宏著朝日新聞出版刊1980円本の帯に載った写真、永田和宏さんは医師で歌人だけどもっと有名なのが妻の歌人河野裕子さん(1946~2010)だ。乳癌で亡くなる時に詠んだ短歌手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が2010.8.11亡くなる前夜に詠んだ一首。こんな歌を残して妻がいない今、人生後半にこそ読みたい秀歌をと言ってる。人の死はいつも人の死いつの日ぞ人の死としてわが悲しまる永田和宏なるほどねぇそうだよねぇどっ
前回に引き続き、13日の朝日歌壇から。永田和宏氏選第3席。今までで一番歳をとっている今日の私をねぎらう梅酒(桐生市久保塚文子)なるほど、今日は自分の人生で最も長生きした日である。人間は数を発明して以来、キリのいい数をめでたいと考えて祝いたがる。1年ごとに誕生日を祝うのも、1年が、キリがいいからである。考えて見たら、57年生きたことがめでたいならば、57年と1日生きたことは、もっとめでたいはずである。すくなくとも昨日より
ブログの更新が滞ってる💦書くネタが思いつかない毎日暑いけど家で本読んだり編み物したりメダカの世話をしたりそれに別に家にじっとしているわけではない先週はカルチャー教室、初参加その話はブログに書けるね😆ミュージカルダンスオブヴァンパイア山口祐一郎さんバージョンを観に行ったエンディングが意外で一挙に気に入った❤️読んでる本の中でオススメは短歌が全く難しくなくて解説が素晴らしいとてもオススメ星5つ🌟です永田和宏さんがとても魅力的なです
6日の朝日歌壇に、わたしの歌がもう1首入選していた。永田和宏氏選第6席である。裏金も学術会議も森友もなかったことにする二万円20日(日)は、参議院議員選挙である。与党自民党は、物価高対策として全国民へ2万円を給付することを公約としている。選挙対策である。お金を配れば、国民は喜んで自民党に投票すると思っているらしい。なめられたものである。自民党は、数々の不正をうやむやにしてきた。安倍元総理が森友学園に国有地を9割引きの格安価格で譲渡し、国民の目をごまかすために財
昨日のわたしのブログについて、メールで御意見を送ってくれた人がいた。ありがたいことである。22日の朝日歌壇、永田和宏氏選第10席のこの歌についてである。眠れぬ夜間違い探しの間違いの最後の一つが見つけられない(東京都木村美夏)この歌について、文字通り「間違い探しパズル」をやっている、という解釈と、「間違い探し」は比喩であり、「後悔の念」で眠れず、自分の間違いが見つけられないという気持ちを詠んだ、という解釈と、二通りの解釈ができ
昨日(22日)の朝日歌壇にこんな歌があった。永田和宏氏選第10席である。眠れぬ夜間違い探しの間違いの最後の一つが見つけられない(東京都木村美夏)わたしはこの歌を、永田和宏氏とまったく違う解釈で読んだ。永田和宏氏は【評】に、「十首目、そんなことしているから眠れないのです!」と書いている。「間違い探し」を、文字通りに受け取ったのであろう。頭が冴えてどうしても眠れない夜がある。そんなとき、気分転換に新聞やパズル雑誌の
日曜日は、朝日歌壇である。今週は永田和宏氏が帰ってきて、通常通り40首である。その永田和宏氏選の第10席は、この歌であった。xとyを使うと算数の世界が広がるとてもびっくり(福井市丹羽悠人)丹羽悠人さんは、小学6年生だそうである。小学6年生の算数では、○○算と呼ばれるものをたくさん習う。つるかめ算、旅人算、ニュートン算、流水算、植木算、通過算、和差算、差集め算、仕事算、相当算、などなど。比に関する問題では線分図、食
日曜日は、朝日歌壇である。今週も先週に引き続き、永田和宏氏がお休みで36首の朝日歌壇であった。今週は、わたしの歌が入選していた。高野公彦氏選第3席である。米・卵作る農家に感謝せむ今までがあまりに安すぎた米の値段が高騰し続けている。新しい農林水産大臣は、備蓄米の随意契約による低価格販売に踏み切った。5㎏2000円くらいで販売された備蓄米はすぐに売り切れたが、それ以外のお米は高いままである。はたして以前の2000円くらいに戻ることはあるのだろうか。消費者の立場から
大会主催者側の方から、コメントを頂いたので、後段に追加しました塔の短歌大会が地元横浜で開催されたので、聴講に伺った第一部は永田和宏さんと馬場あき子の対談。対談中の馬場あき子(写真掲載の許可をいただいています)対談はテーマ無しで、主に二人の交友を振り返る内容だったが、たまに知らないエピソードも混じり、なんといっても二人の対応の妙に楽しませてもらった第二部は、「新仮名から旧
日曜朝の楽しみは、朝日歌壇である。今日(1日)の朝日歌壇は選者の永田和宏氏が海外出張のためお休みで、3人の選者が選んだ歌がそれぞれ12首ずつ掲載されていた。計算が合わない。いつもは4人の選者が10首ずつ選び、計40首が選ばれる。その40首を3人で選ぶならば、40÷3=13あまり1で、ひとり13首ずつ選ばなければならないはずである。今週は3人で12首ずつ、3×12=36首である。4首足りない。なぜ、1人13首ずつにしなかったのだろう。13首ずつ
朝日新聞出版、定価1800円+税「二日酔いの歌など」の項にある一首が「酔いはさめつつ」という歌です。破調(7音)で始まるのはまさに酔いの乱れでしょう。いい歌です。この本を読むと、たとえば孫や妻、家族のこと、職場のことなどがしばしば話題になっていますが、ボクはそうした話題を意識的に避けています。もちろん、意識的に孫などを登場させることはありますが。これ、もしかしたら歌人と俳人の違いかと思いながら一気にこの本を読みました。楽しい(悲しい)話題がいっぱいです。
3回目のクラスワークはバーリン(誰や)彼が影響を受けた思想家についての考察と、傘寿を迎えんとする円熟期に書かれた彼の推しである『多元主義』の集大成がこの4作品らしい最後の解説にそー書いてある。あー読み進まず文字だけ追う内容入らず知の体力(永田和宏先生)なしお〜ほかにこんなブログもあります👇★早稲田大学LRCプログラム(入学から5ヶ月経って)👇★立教セカンドステージ/早稲田大学LRC比較👇★早稲田LRCゼミナール選び👇★早稲田大学LRC合格の申込内容
13日の朝日歌壇にわたしの歌が入選していた。永田和宏氏選第1席である。党内に総裁批判の声あふれこの国はまだ健全である1が月ほど前、石破首相が自民党の1年生議員に10万円の商品券を贈って問題になったときの歌である。政治家個人への政治的目的の寄付は政治資金規正法によって禁止されている。明らかに、石破首相の行為はこの法律に違反している。この件について石破首相は、懇親会に参加した1年生議員の家族への手土産であり政治的目的ではないから法律上問題はない、と弁明した。総理官
前回に引き続き、13日の朝日歌壇から山添さん親子の歌を紹介する。聡介くんの歌は、卒業式を詠んだ歌である。高野公彦氏選第10席。校門で六年生を見送った五年生全員泣いていた(奈良市山添聡介)卒業式で、卒業生が涙を流すのはよくあることである。見送る在校生が泣くことは、あまりないように思う。ましてや、五年生が全員泣いて見送る卒業式は、そうあるものではない。聡介くんの学校は、六年生と五年生が、ものすごく仲が良く強い絆で結ば
永田和宏著「知の体力」を読んだ。
このところ夢中になって読んでいた本がある。友人から回ってきた「雪夢往来」、木内昇さん、最近活躍の女性作家。豪雪地帯の塩沢に住む男が、江戸末期に事細かに雪国の暮らしぶりを伝えた「北越雪譜」をもとにその情熱と江戸の文人版元との駆け引き、スゴいのはまるで当時を再現したかのようなやり取りや描写。いい本に出合ったと思いつつ、次に手にしたのは上皇后となられた美智子様の歌集「ゆうすげ」。なんと美しい装丁、これまでの未発表歌が永田和宏氏の勧めにより、初めて美智子、の名で出されたものです。観察眼の細やかでゆった
☆☆☆☆☆「インプットされた一次情報にどのような係数をかけて、実際の場面でも応用可能な情報に置き換えるか、それが知識の活用ということに他ならない。・・・『知の体力』とは、そのような現実の場で応用可能な、情報活用の基礎体力のことであった。」大学生にはもちろん、大人にも読んでほしい。
花田が現代短歌が好きになったきっかけの歌朝に見て昼には呼びて夜は触れ確かをらねば子は消ゆるものしつかりと飯を食はせて陽に当てし布団にくるみて寝かす仕合せ誰が詠んだ短歌なのかも知らないでも当時子育て中だった私にすごく響きました。それから毎年この句を手帳にかきとめて子育てします。河野裕子さんという方の句だということはすぐにわかりました。それから数年後、グロースに復帰。全国の高校入試の国語が永田和宏『知の体力』祭りだった年、試し読み|『知の体力』永田和宏|新
日曜日は朝日歌壇である。今週の歌壇で気になったのは、永田和宏氏選第3席のこの歌である。爪楊枝刺して煙草を吸っている男らをもう見ない路地裏(観音寺市篠原俊則)篠原さんは「もう見ない」と詠んでいるが、そもそもわたしは一度も見たことがない。永田和宏氏は、「いたよなあ、こんな男たち」と評しており、世代の差を感じる。爪楊枝を刺して煙草を吸う、という行為は、高度成長期後に生まれたわたしたちの世代の周りにはもうなかった。以下、知ったふうなことを書
前の2回のブログで、9日の朝日歌壇の雪の歌を採り上げた。どちらもわたしの好きな歌である。しかし、正直に言おう。わたしがこの日の歌の中で最も感動したのは、別の歌である。永田和宏氏選第1席、狭山市の奥薗道昭さんの歌に、わたしは感動し、また、激しく動揺した。夫婦というのは不思議なものである。「男と女」の愛情で結ばれたはずなのに、それが、いつのまにか「家族」の愛情にすりかわっている。長年より一緒に暮らしていると、さらに子どもができると、お互いを「お父さん」「お母さん」と呼び
いわば、ゆふすげの続編です。去る2月5日(水)の22時からNHKテレビ(総合)で「歌人・美智子さまこころの旅路」という番組がありました。歌集「ゆふすげ」の出版にちなむものです。「虎に翼」の伊藤沙莉さんの語り、髙橋美鈴アナウンサーの朗読を通し、皇室の一員としてだけでなく、妻というより上皇さまのパートナーとして、子として、母としての思い、さまざまな境遇にある市井の人たちへの眼差しなど美智子さまの人としての心情が伝わってきました。美智子さまとゆかりのある檀ふみさん、末盛千枝子さ
去年10月、90歳になられた上皇后・美智子さま。昭和から平成、上皇さまを支える日々の中で多くの歌を詠まれました。ゆかりの人たちと共にその世界を読み解いて行きます先月、これまで発表されていなかった歌466首が収められた上皇后・美智子さまの歌集が出版されました。出版を勧めたのは歌人の永田和宏さん。ご成婚から平成の終わりまで、歌人としての美智子さまが生み出された言葉の世界に注目してきました。上皇さまとの日々、地方に生き日本を支える人びととの出会い、忘
今日(1月21日)、仕事帰りに書店へ寄り、最近発売(発行は昨年12月)された美智子上皇后の昭和、平成の未発表歌466首を集めた「歌集ゆふすげ」を買ってきました。ゆふすげ(ユウスゲ)は言うまでもなく美智子さまの好きな花で、口絵写真はユウスゲに囲まれた明仁上皇と美智子上皇后(天皇、皇后時代)、その裏はユウスゲの花です。美智子:歌集ゆふすげ.岩波書店,東京,2024文才のない私が美智子さまの作品を正しく理解しているかと言われればはなはだ怪しいものですが、全体を通してほのぼの感の漂う
第41回朝日歌壇賞が発表された。2024年の入選歌の中から、4人の選者が1首ずつ選ぶ、年間最優秀歌である。朝日歌壇投稿歌人にとって、あこがれの賞である。永田和宏氏選は、山添聡介くんのこの歌であった。エサ用のメダカは一ぴき十五円食べられる日を知らずに泳ぐ(奈良市山添聡介)下の句の「食べられる日を知らずに泳ぐ」が、山添聡介くんらしい。聡介くんは、悲しみに人一倍敏感な男の子である。食べられる運命にあるメダカたちの悲しみ、
今日(22日)の朝日歌壇、右上の特等席はこの歌であった。永田和宏氏選第1席である。一日をかけて書いてるかも知れぬ三分で読む天声人語(東金市山本寒苦)わたしは中学生のころから天声人語を読み続けている。毎日読んでいても飽きることがないし、いつも面白くて感心している。三分で読めるその短い文章の後ろには、膨大な知識と思索があることを感じる。山本寒苦さんの歌には、強く共感した。永田和宏氏が【評】に、「山本さん、短いコラムほど