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こんにちは本日は開催中の企画展『水戸学探検隊』より玉冠(ぎょくかん)をご紹介いたします玉冠(ぎょくかん)とは朝廷の儀礼である即位や立后などの最も重要とされる大礼の折につける礼服の被り物です本品は9代齊昭が天保8年(1837年)に権中納言に任じられた際にその後の上洛を見越して新調したものしかし安政の大獄が起き、これを被り上洛することはありませんでした。大変細かい凝った装飾が施されていて素敵ですこちらの企画展は12月10日(日)まで皆様のご来館をお待ちしておりますa
こんにちは本日は企画展「水戸学探検隊」より『御祭御備』(おまつりおそなえ)をご紹介いたしますこちらは「四仲祭」などの祭祀(さいし)の供物や道具類の絵図です色鮮やかにそれぞれの当主、夫人の椀の文様の違いも描かれています水戸德川家の家礼、祭礼の研究において最も重要な文献の一つですこうして詳細に記録をして後世へと大切に引き継がれていくのですねこちらの企画展は12月10日(日)までとなっております是非この機会にご覧頂きたいですayato
こんにちは本日は、昨日の温かさから一転肌寒い気温となりました皆様外出の際は暖かい服装でお出かけください本日は企画展「水戸学探検隊」より『大日本史版本』をご紹介いたします明暦3年(1657年)、2代光圀は中国の『史記』にならい、神武天皇~後小松天皇までの日本の歴史をまとめた書物の編纂を始めましたその後、歴代当主によって事業は受け継がれ、明治39年(1906年)に全402巻が完成し、13代圀順(くにゆき)によって、明治天皇へ献上されました本書は版木で刷られ刊行されたもの
こんにちは朝から天気がよく、ぽかぽかしてお散歩日和です本日は企画展「水戸学探検隊」より、『玉佩』(ぎょくはい)をご紹介いたします玉佩の佩とは、貴人が腰につける装飾具のことで、本来玉(ぎょく)でつくられました本品は9代齊昭(なりあき)が天保8年(1837)8月、権中納言(ごんちゅうなごん)に任じられた際に新調したものですじっくりみてみると葵の紋が施されており、デザインがとっても素敵です付属のお箱の絵柄も美しいですこちらの企画展「水戸学探検隊」は12月10日まで開催し
こんにちは本日は最低気温が氷点下となり、朝から冷え込んでおりました外出の際は温かい服装でお出かけください企画展「水戸学探検隊」より、『彰考館御書目』(しょうこうかんごしょもく)をご紹介いたします彰考館の蔵書を分類して記した書目リスト上下巻2冊組となっており、複数の蔵書印が見られます展示中の部分には現在の大洗磯前神社である『大洗磯前明神本像』等が記されております彰考館文庫には書籍だけではなく祭礼図、地図など幅広い分野の物が所蔵されていたことが分かりますご来館の
11月1日~7日は教育・文化週間!!徳川ミュージアムでは、パネルディスカッションが開催されました今回のテーマは「水戸学探検隊」茨城大学名誉教授の鈴木暎一氏がコーディネーターを勤めてくださいましたパネリストには、茨城県立歴史館の由波氏、弘道館事務所の小圷氏をお迎えし、徳川ミュージアム学芸員の渡邉を交えてディスカッションがスタート鈴木先生からは、「水戸藩の学問から学ぶもの」というテーマで、これまで「水戸学」として世間に認識されていた概
こんにちは朝からとても天気がよく、外に出るとぽかぽかと暖かくて気持ちが良いです本日は企画展『水戸学探検隊』より、『垂裕閣法帖(すいゆうかくほうちょう)』をご紹介いたしますこちらは8代齊脩(なりのぶ)が水戸徳川家分家で三連枝(さんれんし)である宍戸松平家5代頼救(よりすけ)に命じて編纂した中国の名筆の拓本を集めた書です頼救は書道や茶道に通じた文人で齊脩の学問の師としてその信頼を得ていました齊脩の号である垂裕閣を帖名に用い、中国東晋の書の大家・王羲之の書をはじめ名筆を所収
こんにちは本日は、企画展「水戸学探検隊」より『草露貫珠』(そうろかんじゅ)をご紹介いたします『草露貫珠』とは、草書(漢字の書体の一つで、書体をくずして簡単に早く書けるようにしたくずし文字)を正しく判断するには字典が必要だと考えた光圀公が編纂させた草書の字典のこと元禄8年(1695年)に完成し翌年に刊行されました真字(くずした文字ではない正式な文字)6,070字に対し、帝王君臣や書家の大家である王羲之(おうぎし)など740人余りの草字を約49,500字も所収した日本で最も著
こんにちは午後からすこし雨が降りそうなお天気です本日は企画展『水戸学探検隊』より『弘道館貼付詩歌扇面』をご紹介いたしますこちらは9代夫人登美宮吉子の詠んだ詩です。詩の大意は、「弘道館の梅を吹き抜ける風は国中に広まり、誰もが焦がれるであろう」というもので、弘道館の学問の素晴らしさを梅の香りに例えています学問の素晴らしさを梅に例えたなんとも美しい詩に、なんだか感動してしまいましたこちらの展示は12月10日までとなっておりますご来館の際はお見逃しの無いよう、
こんにちは水戸はいつの間にか蝉の鳴き声が止み、鈴虫の鳴き声がよく聴こえるようになって参りましたすっかり秋ですねさて、本日は只今開催中の企画展「水戸学探検隊」より御祭御備の絵図をご案内致しますこちらは蒲鉾の松笠盛(まつがさもり)の絵図です色彩豊かに描かれた祭祀の供物や道具類は手にとれそうな程緻密に描かれておりますまた、葵紋が蒔絵された光圀の椀の絵図も展示中です!是非併せてご覧くださいoyama
9/9から始まった徳川ミュージアムの新しい展示「水戸学探検隊」皆様もうご覧いただけたでしょうか??今回の展示では、第三、第二展示室を両方使っており、「水戸学」の起こりと発展、そしてその過程で著された沢山の書物を紹介しております。ちなみに、第三展示室では彰考館の設立や『大日本史』の編纂など、2代・光圀によって始められた初期の「水戸学」をご紹介していますこれまでに当ブログでご紹介した作品はこちら→「大日本史」版木→「大日本史」版本→彰考館印そ
こんにちは昨日の暑さが少し和らぎ、気持ちの良いお天気です本日は現在開催中の企画展『水戸学探検隊』より、彰考館の瓦片をご紹介いたしますこちらは水戸市教育委員会の発掘調査により、水戸城内・二の丸の彰考館の跡地より出土した瓦です発掘調査により、なんと3,000点を超す瓦の破片、陶磁器などが出土されたとのこと葵紋、巴紋をあしらった軒先に用いる丸瓦や平瓦は当時の彰考館の様子を窺うことの出来る貴重な資料となっておりますじっくりと見ていると、当時の様子を色々と想像してしまいまし
こんにちは本日から三連休がスタートしましたね皆様、いかがお過ごしでしょうか徳川ミュージアムの展示に関しまして、改めてご案内させていただきます・本館(第1展示室)「常設展」児手柏をはじめとする刀剣等を一気にご覧いただけます・新館(第2・3展示室)企画展「水戸学探検隊」水戸学について、たっぷり学んでいただけます現在、三室開催となっておりますご入館料大人・・・1,200円(1,080円)小人・・・900円(810円)※()は30名様以上の団体料金
こんにちは本日は朝からとてもいい天気です只今開催中の企画展『水戸学探検隊』より『大日本史版木』をご紹介いたします大日本史全巻のうち、本紀、列伝合わせて243巻は1851年に校刻が完成し、広く刊行されましたこの時の版木は彰考館の文庫にて保存されておりましたが、1945年の戦災によって焼失したため、現在展示中のわずか2枚のみが現存しております戦災の中こうして現在まで残った貴重な版木…じっと見入ってしまいます是非お近くでじっくりとご覧頂きたいです。皆様のご来館をお待ち