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「香港秘令0号」(1960)日活フィルムノワールの小品をAmazonプライムビデオで観ました。初見。監督は吉村廉。予告編はありません。贋札造りの罪で逮捕された井原(水島道太郎)が、護送中に同乗していた囚人山川(木浦佑三)の手引きで脱走。堀尾組の拠点キャバレー・シカゴに現れて、若ハゲのボスの堀尾(大滝秀治)から弟分の雄二が行方不明であることを聞きます。雄二は井原から贋札の原版を預かっていました。香港のギャング組織へ期限までに原版を返さないと、"秘令0号"によって抹殺されてしま
「悪名一番勝負」1969年12月27日公開。悪名シリーズ第15作。原作:今東光脚本:マキノ雅弘、宮川一郎監督:マキノ雅弘出演者:勝新太郎、江波杏子、安田道代、田村高廣、河津清三郎、津川雅彦、小川眞由美、山本学、辰巳柳太郎、水島道太郎、内田朝雄、金子信雄あらすじ:朝吉(勝新太郎)は、大西(河津清三郎)の賭場で暴れ、長屋の住人たちの用心棒になった。そこへ放れ駒の政吉(田村高廣)が旅から帰ってきた。朝吉は、大西の賭
大戦末期の頃、日本赤十字社の看護婦数百名が戦地に派遣され、三田光枝婦長以下25名は華南の野戦病院に配属され恩田恵子もその中にいた。現地には小島雪子という凄腕看護婦が活躍しており、彼らと協力して救護活動にあたることに。そこには早く前線に帰りたいと焦る者や、戦争の影響か夢遊病を患う者、自殺しようとする者、いちいち美人看護婦に手を出すセクハラ軍医がおり、美人の恵子は早速目を付けられてしまう。一方、男勝りの雪子も恵子が気に入り、なにかと世話を焼くが、彼らの様子を見た三田婦
どうも。イーロン・マスクはTwitterをSNSのみならず、決済機能やゲーム機能まで含むスーパーアプリに生まれ変わらせたいそうです。マイナンバーカードに健康保険証や運転免許証の機能まで統合しようとする発想と似ています。イーロンは意外とバカ?それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『暁の追跡』です。交番勤務の警察官の過失により、ある事件の犯人が自殺してしまう。その事件の背後に麻薬組織が関係していると知った警察官は、逡巡しながらも真犯人追跡に動く。1950年公開作品。監督は市川崑で
チャンネルNECOで鈴木清順監督作の特集放送があったのだが、昨日、14日(日)に放送された宍戸錠主演の1964年版「肉体の門」を録り忘れてしまった…現段階ではまだリピートの予定はない。忘れたものは仕方がない、頭を切り替えて、残りの作品を追いかけよう。っということで、本日放送された“「十三号待避線」よりその護送車を狙え”をエアチェックしておいたのでさっそく鑑賞。正義感の強い刑務所の刑務官が…護送中の襲撃事件に巻き込まれ、真相を解明する過程で殺人事件に巻き込まれていくというサスペンス。アマプラ
『浪人街RONINGAI』映画トーキー117分カラーワイド平成二年(1990年)八月十八日封切製作山田洋行ライトヴィジョン松竹日本テレビ放送網配給松竹製作国日本製作言語日本語製作鍋島壽夫足達侃三郎務台猛雄企画鍋島壽夫プロデューサー山崎義人野村芳樹垂水保貴原作山上伊太郎脚本笠原和夫音楽松村
浦和レッズ、ACL優勝しましたね。おめでとうございます。これで三度目の優勝。Jリーグでは1度しか優勝していないのに(笑)。それにしても、ヴィジュアルサポートは凄かった。シネマヴェーラ渋谷香川京子畢生の純情派より製作:新東宝監督:島耕二脚本:椎名文島耕二原作:藤田澄子撮影:三村明美術:伊藤寿一音楽:大森盛太郎出演:水島道太郎香川京子森繁久彌浜田百合子津村謙1952年4月4日公開横浜の丘の上にあるキャバレー、クリフサイド・クラブからは今日
池玲子主演で製作された女番長シリーズの第3作。主演は今作から杉本美樹に交代している。池玲子は脇に回って出演している。あらすじ新宿から京都にやってきたスケ番グループ『新宿赤ヘル団』4名。リーダーは幸子(杉本美樹)。京都で番を張る『京都スケバン連合』と対立し、番長のリカ(衣笠遼子)と幸子がタイマン勝負で勝った赤ヘル団が京都を押さえることになった。リカの前の番長奈美(池玲子)と幸子は意気投合する。しかし京都スケバン連合はヤクザ『筒井組』の下部組織であり、リカ
『博奕打ちいのち札』映画トーキー106分カラー昭和四十六年(1971年)二月十三日公開製作国日本製作言語日本語製作東映京都企画俊藤浩滋橋本慶一脚本笠原和夫音楽木下忠司撮影吉田貞次美術吉村晟録音堀陽一郎照明和多田弘編集宮本信太郎助監督清水彰スチール諸角義雄進行主任武久芳三出演者鶴田浩二(相川清次郎)安田道代(静江中村静香劇中
美貌の未亡人畑柳静子をめぐって、毒入りの酒を飲んで潔くどちらかが死のうと岡田は提案するが三谷は拒否、そこに静子が現れると彼女は三谷を選び、潔く死のうって言ったのに死んでも彼女を諦めないと宣言した往生際の悪い岡田は逃亡した。翌日、海岸には岡田らしき溺死体が発見されるが、その後も静子には岡田を名乗る脅迫状が届いたり、畑柳邸には謎の泥棒が現れたり黒マントの怪人が忍び込んだりで彼女は早く畑柳家と縁を切りたい。ある日、畑柳に世話になったという大川が訪ねてきて強引に家に入ると、目
『昭和残侠伝』シリーズにおける山本麟一の名演を尋ねたい。山本麟一は昭和二年(1927年)一月二十六日に誕生した。昭和六十年(1985年)十月十六日五十三歳で死去した。2020年9月19日・2015年2月16日発表記事を再編し、『昭和残侠伝』シリーズ二傑作の山麟の芸を語りたい。『昭和残侠伝唐獅子牡丹』映画トーキーカラーシネマスコープ昭和四十一年(1966年)一月十三日公開製作国日本言語日本語製作東映東京企画俊藤浩滋
1999年に老衰のため87歳で死去した、映画俳優の水島道太郎さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。水島さんには、家族縁や病難に注意。吉凶が極端。逆境に陥る事もある。名誉、利益共に得る。五行の三才配置は、大吉。といった暗示があります。常盤英文です。皆の幸せを願います。
男性的な二枚目、近代的なインテリムードの魅力溢れる水島道太郎(1912~1999)は浅草尋常小学校卒業後(加東大介と同級)早稲田実業学校に進学するも、伯父に俳優の水島亮太郎がおり、自身も俳優になるため学校を中退。松竹下加茂撮影所に入社。松竹時代は俳優として芽が出ずに退社。その後はエノケン一座、ムーラン・ルージュなどの軽演劇の舞台を転々とし、35年大都映画に入社。そこで夥しい作品に主演する。42年大映で月丘夢路(井上梅次監督夫人)と共演した『新雪』が大ヒット。一躍主演スターとして認知さ
『日本女侠伝血斗乱れ花』昭和四十六年(1971年)四月三日公開製作東映京都企画俊藤浩滋日下部五朗脚本野上龍雄音楽渡辺岳夫美術石原昭撮影山岸長樹録音溝口正義編集宮本信太郎出演藤純子(平野てい)津川雅彦(平野藤吉)山本麟一(貝山平吉)天津敏(村井仁平)内田朝雄(庄兵衛)水島道太郎(吉岡銀蔵)遠藤辰雄(
橋蔵さんの映画ってそこまで多く見ていないけど、この明るさはたまんないね。あとお声もいいんだよね。なんというか、今でも多くの熱狂的なファンがいるっていうのも納得する。錦之助さんとか、東千代之介さんとか、当時の東映若手時代劇スターとして一世を風靡して、大活躍したということも当然だなって思う。今もってしてもこの威力なんだからね。しかも映画館のおっきなスクリーンで見ているわけでもなく、ちっちゃい12インチのタブレット端末で見ているんですから(笑)。映画は、マキノ監督というだけあって、初っ端の
「若き日の次郎長東海の顔役」(1960)の続編。というわけで、お蝶と二人で新婚旅行に出かけた次郎長は、風変りな馬子に甲府には入らない方がいいと言われる。甲府ではヤクザで十手持ちの猿屋の勘助が代官と組んで、法外な税を掛け払えない者を鉱山に送り込んだり、代官が目を付けた甲州屋の娘お竹を献上しようとしたり荒れ放題。一度は通り過ぎたものの見過ごせない次郎長が引き返すと、次郎長が気持ちで手渡した多額の馬子賃をめぐって病人の雲助が勘助の手下に暴行を受けており、次郎長が仲裁に
「若き日の次郎長東海の顔役」(1960)の続編。というわけで、新居を構えて恋人お蝶と夫婦になるはずが、赤鬼の金平・銀次兄弟と揉めた叔父の和田島の太左衛門を助けるため、銀次と話し合いに行くも駆け出しと相手にもされず、次郎長を亡き者にしようとした銀次を返り討ちに。追われる身となった次郎長は数人の子分を連れて島田宿に着くと、子分らの希望で入った女郎屋で、お蝶に瓜二つの女郎おゆきと出会い、さらに太左衛門が神沢の小五郎という若者に殺害された、と子分の鶴吉が駆け込んできた。
『直撃!地獄拳』TheExecutioner映画トーキー87分カラー昭和四十九年(1974年)八月十日公開製作国日本製作東映東京企画矢部恒坂上順脚本石井輝男撮影山沢義一録音小松忠之照明川崎保之丞美術藤田博音楽鏑木創編集祖田冨美夫助監督橋本新一記録山内康夫擬斗日尾孝司スチール加藤光男進行主任東一盛忍法指導初見良昭装置井保国夫装飾米沢一弘美粧入江荘二
池袋新文芸坐『仁義なき戦い』だけではない!やくざ映画の楽しみ方より製作:東映監督:山下耕作脚本:笠原和夫撮影:吉田貞次美術:吉村晟音楽:木下忠司出演:鶴田浩二安田道代若山富三郎水島道太郎渡瀬恒彦遠藤辰雄天本英世1971年2月13日公開相川清次郎(鶴田浩二)は、東京大森を縄張りとする関東桜田組一家の若衆頭で、旅先の直江津で静江(安田道代)と知り合い深い仲になります。静江は女剣劇一座の座長中村権之助の養女であり、一座の花形でもありました。彼女は病床に臥す
どうも。日本人の多くはワクチン接種済みのため、コロナに感染しても重い症状が出にくくなっています。症状が出なければPCR検査を受けないので、統計上の感染者数は減少します。それが無症状でも積極的にPCR検査を受けさせる諸外国と統計上の感染者数に大差が出る原因でしょう。ならばPCR検査に引っかからない無症状感染者がうじゃうじゃいるかもしれないので、不織布マスク着用など感染予防策を怠ってはならないのです。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『「十三号待避線」よりその護送車を狙え』です。
「悪名一番勝負」1969年12月27日公開。悪名シリーズ第15作。脚本:マキノ雅弘、宮川一郎監督:マキノ雅弘出演者:勝新太郎、江波杏子、安田道代、田村高廣、河津清三郎、津川雅彦、小川眞由美、山本学、辰巳柳太郎、水島道太郎、内田朝雄、金子信雄あらすじ:朝吉(勝新太郎)は、大西(河津清三郎)の賭場で暴れ、長屋の住人たちの用心棒になった。そこへ放れ駒の政吉(田村高廣)が旅から帰ってきた。朝吉は、大西の賭場で負けた。
『昭和残侠伝唐獅子牡丹』映画トーキーカラーシネマスコープ昭和四十一年(1966年)一月十三日公開製作国日本言語日本語製作東映東京企画俊藤浩滋吉田達脚本山本英明松本功撮影林七郎音楽菊池俊輔美術藤田博録音加瀬寿士照明川崎保之丞主題歌『昭和残侠伝』作詞水城一狼佐伯清作曲水城一狼歌髙倉健出演髙倉健(花田秀次郎)三田佳子(秋山八重)岡崎二朗(助川武)津川雅彦(清川周平)
おそえも~んじろう、貫さんっす!!火曜の続きです。さて、貫さん会社を後にしたのは微妙な時間紋次郎ばりの急ぎ足でバス停に向かいます。そこはスポーツおっ散歩で鍛えたこの足、貫さんの徒歩は速いんです。既に録画予約は済んでいますが、果たして・・・バスの乗り継ぎがとてもうまくいきました。特等席を確保してテレビのスイッチオン!!おっと、こちらも気になる・・・先日お亡くなりになった関根潤三さんが「落合監督、血の涙を流した」と表現したあの山井、非情の降板のあの試合をマス
シネマヴェーラ渋谷玉石混淆!?秘宝発掘!新東宝のとことんディープな世界より製作:新東宝監督:春原政久脚本:館岡謙之助井手雅人撮影:山中進美術:伊藤寿一音楽:斎藤一郎出演:水島道太郎清川荘司藤田泰子片山明彦高島稔香川京子藤田進田崎潤1951年12月14日公開上野の交番に勤務する上林(清川荘司)と加川(水島道太郎)の両巡査は、仕事熱心で思い遣りのある人たちでした。下宿を追い出された加川は上林家へ同居させてもらい、上林の娘綾子(藤田泰子)、息子實(片山明
神保町シアター新春時代劇傑作選より製作:東映監督マキノ雅弘脚本:笠原和夫撮影:三木滋人美術:鈴木孝俊音楽:服部良一出演:大友柳太朗丘さとみ千原しのぶ水島道太郎堺駿二有馬宏冶花園ひろみ赤木春恵1961年10月14日公開七夕が近づく頃、南国のある港町へ、今年も祭りを盛り上げに、次郎平一座と丑寅一家がやってきました。特に丑寅一家の大力大五郎と名乗る大男(大友柳太郎)は、人々の耳目を集めます。男は片眼に鍔を当てがっており、見廻中の町年寄で横暴な錨屋総
『十三人の刺客』映画125分白黒シネマスコープ昭和三十八年(1963年)十二月七日公開製作国日本製作言語日本語制作東映京都企画玉木潤一郎天尾完次脚本池上金男撮影鈴木重平照明増田悦章録音小金井輝貴美術井川徳道音楽伊福部昭編集宮本信太郎出演者片岡千恵蔵(島田新左衛門)里見浩太郎(島田新六郎)丹波哲郎(土井利位
『十三人の刺客』映画125分白黒シネマスコープ昭和三十八年(1963年)十二月七日公開製作国日本製作言語日本語制作東映京都企画玉木潤一郎天尾完次脚本池上金男撮影鈴木重平照明増田悦章録音小金井輝貴美術井川徳道音楽伊福部昭編集宮本信太郎出演者片岡千恵蔵(島田新左衛門)里見浩太郎(島田新六郎)内田良平(鬼頭半兵衛)