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「氏真の天正三年上洛の真相―今川氏真詠草研究(二)―」PDF公開します!!!今川氏真詠草研究シリーズ第二弾も完成しましたので、PDF公開します!!!「氏真の天正三年上洛の真相―今川氏真詠草研究(二)―」https://drive.google.com/file/d/1yCAmAqIU7KBk82S0OgDyPnK-e5og2LLS/view今川氏真上洛日程と訪問場所、信長との対面、蹴鞠、上洛中にあった人等の考察です。AMAZONで販売中の電子書籍『評伝今川氏真みな
【2019年1月22日訂正】PDFでページ番号追加した訂正版を出しましたので、こちらのリンクから閲覧、ダウンロードをお願いします。現存する今川氏真詠草の概要と成立時期の検討―今川氏真詠草研究(一)―訂正版https://drive.google.com/file/d/1S8Lp296n29N-EAuNRW09KgTGEykuxR1k/view?usp=sharing【以上訂正でした。】現存する今川氏真詠草の概要と成立時期の検討―今川氏真詠草研究(一)―PDF公開します!!!
第2回「#今川復権アンドおんな城主直虎クイズ」今日は今川氏真クイズです。幼少期の氏真くん(龍王丸)は同時代の人にどう評価されていたでしょう?1.怠け者のマロ候補生2.元気で蹴鞠好きなスポーツ少年3.和歌をたしなむ優雅な少年4.今川家督継承の重圧に苦しむナーバス少年答えは「3.和歌をたしなむ優雅な少年」です。公家で歌道師範の冷泉為和が氏真の歌を「なびやか」と評価しています。冷泉為和(一四八六~一五四九)は藤原定家の子孫で歌道の家冷泉家の当主で、氏真の叔父(義元
書評していただいていたので、リブログ!うっかりチェックしてませんでした!
【ブログタイトル変更と2018年活動計画のお知らせ!】長らくご愛顧いただきましたこのブログ、リニューアルいたします!今までのタイトルと説明文「2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」を生暖かく見守ろう!」「2017年NHK大河ドラマ主人公井伊直虎と戦国時代にまつわるあれこれを書くブログです!」新しいタイトルと説明文「「おんな城主直虎」と「徳川四天王井伊直政」と今川義元公生誕500周年を盛り上げよう!」「2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直
【織田信長の「無鳥島の蝙蝠」再考】今回は「天下布武」に続き、織田信長が長宗我部元親を指して言ったという「無鳥島の蝙蝠」を解釈します。「無鳥島の蝙蝠」も「天下布武」と同様前から気になってましたが、最近ツイッターで武将ジャパンさんのマンガが出てきて、解釈する気になりました。武将ジャパン「変人は変人を知る!?四国の覇王・長宗我部元親は信長級の傑物!」『戦国boogie-woogie』vol.34https://bushoojapan.com/comic/comictaka/2
【大河ドラマ「おんな城主直虎」総評(後編)Part1前回のまとめと新年の抱負】あけましておめでとうございます!!!今年もよろしくお願いします。2018年最初のエントリーは去年最後のエントリーに引き続き、「おんな城主直虎」総評後編にします!ドラマ本編の楽しい話の前に、最初はちょっとだけこむつかしい話を。前回長々と書き連ねた内容から考えをまとめると、・情報化ポスト真実時代のインタラクティブな歴史メタドラマという新ジャンルが生まれた・名作や定説をなぞって「真実」
【大河ドラマ「おんな城主直虎」総評(前編)ダメコン&ファンタジー】今日は2017年最後の日。NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」も昨日の総集編で全ての放送が無事終わりました。「2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」を生暖かく見守ろう!」と題して開設したこのブログですから、「直虎」の一年を振り返り、総評を行いたいと思います!【始めに】・・・思い起こせば二年前の2015年8月、2017年大河ドラマの主人公が井伊家の女地頭、次郎法師直虎に決まったと知って、
前回のあらすじから。現場に居合わせた直虎もとばっちりに会いそうになるが、回避できたかな?康政とは馴染みがないし。で、康政は岡崎衆に、信康との連絡を断つ、旨の起請文提出を要求。久しぶりにトメ付近が渋滞気味。派手な新キャラはいないな。動揺しまくりの瀬名。数正の状況解説は的確。瀬名はおとわにすがろうとするけど、既に彼女は帰宅。今のおとわは、危機回避能力が高い。南渓は、おとわに「活躍」を期待してたみたいだけど、おとわは理性的に否定。君子危うきに近寄らずスタイル。とは言っても、家康だって
信長「と」蹴鞠はプライドのかけらもない!?天正三年詠草から分かる氏真上洛の真相倉山満さんの「日本が進むべきは「徳川家康の道」か「今川氏真の道」か」という記事がPHPOnline衆知としてウェブに出ました。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171021-00010000-php_s-pol氏真の道が「亡国」の道で、日本は家康の道を歩むべきだ、というご主張なのですが、通俗的過ぎるので、ツイッターで今川氏真「野良」研究者として最近の知
前回のあらすじだけ北条氏康登場か。於大の方!?出すの?!栗原小巻さんかぁ~。なんか油断した。龍雲丸は井伊で養生。直虎も政治的に考えて、近藤の治療に前向き。独り考える直虎の手にはアノ碁石。氏真夫妻、小田原へ。氏真、氏康を持ち上げ、氏康もいい気分。貫目的には、氏康信玄は五分だから慢心感はない。家康的には、今回の件で武田を周辺外交的に孤立化できたから御満悦。そんなイイ気分の所で瀬名登場。忠次が入り込もうとしても一蹴。いつものように、家康の独り碁を蹴散らして井伊仕置の件で迫る。そ
南瀬名町から北街道を静岡駅に向かい、7つ目の沓掛三丁目で降りる(静岡駅から8つ目)東南に5分ぐらい歩いて龍雲寺。本堂前に石碑と案内板。寿桂尼は公家の中御門宣胤の娘で、駿河守護今川七代・氏親に嫁します(1508年)氏親が亡くなる(1526年)と剃髪し、翠光院寿桂と号し、14歳で継いだ氏輝(八代・嫡男)・義元(九代・五男)・氏真(十代・孫)の補佐します。石碑にその時使われた「歸」(とつぐ)印。これは嫁入りの時に父の宜胤から貰った物と言われます。下には中御門家の子孫・宜子の歌「歸
龍雲丸が刺されて、直虎が飛び出したところから。龍潭寺衆、気賀に到着。虐殺のあと。更に心が壊れそうな直虎も、僧らと生存者探しに。直虎、龍雲丸発見。生存確認。直虎の声も泣きそうでボロボロ。方久主従は呆然としたまま。武田のキャラはもう増やさないのか。赤備えのハナシもあるだろうから、山縣は優遇されてるけど。龍潭寺帰還。龍雲丸の手当開始。衰弱しきった龍雲丸に、直虎は口移しで薬を飲ませたりする。方久が南渓に語る気賀虐殺の経緯。要は「見せしめ」が必要だった、と。ビビった大沢、徳川に降る
これはみてみたいですね!
前回のあらすじ。政次が直虎に刃を突き付けたところから。方久が回想だけって珍しいな。抗議中の百姓たちのもとに現れた政次直虎。百姓の抗議が直虎の策じゃなければ、直虎の口から徳政令受入れを言明せよ、でなければ百姓を成敗する。と言う政次。徳政令受入れで一旦井伊を潰してしまって、予想される動乱のドサマギで再興するのが二人(?)の策とはいえ、少し政次が貧乏籤すぎる。分かった上で、直虎は徳政令受入れを言明。そう、「色々」と分かった上で。だから、苦汁の決断。氏経に二人で報告。必要書類に署名。
ようやく見られる……選挙速報は横浜市長選。関係ないな。前回のあらすじから。今川の動員令に国衆はガッカリみたい。井伊谷三人衆が世間話のていで解説。あと寿桂尼デスノートの噂。そこで政次も存在を知る。方久、氏真に呼び出される。回想シーンだけなのに席順が変わらない寿桂尼。直親は下がってるのに。方久が告げられたのは、井伊の取り潰し。理由は一応は武田戦への地形的なことと信頼性。今さらだけど。方久には徳政令の受入れを「要請」。殆ど「命令」だけど。気賀が徳政令を受入れれば、確かに井伊本領もヤバ
今川義元、生誕500年で復権!氏真さんも復権しましょう!
(3)銭主の抵抗で今川氏の徳政は挫折?堀川城整備はどうなった?書評『今川氏研究の最前線』(大石泰史編、洋泉社、2017年)その三永禄九年徳政は鵜津山でも見られたので、井伊谷のみではなく、「遠州?劇」(そうげき)と呼ばれた内乱終結後遠江一帯に実施された「弓矢の徳政」ではないかとされています。本論考では、徳川家康の遠江侵攻で井伊谷が「さしたる抵抗を示した形跡」がないとして、今川氏の徳政は「井伊谷においては、銭主の抵抗により頓挫した。……百姓層の今川氏に対する失望へと帰結したのである。」
光秀の腹心?連歌師里村紹巴は三好長慶の殊遇を機に権力志向を強めた?以下ちょっと前のツイートです。天野忠幸さんの『三好長慶』を読んだばかり。今川氏の動向と重ねて面白く感じました。今川義元が仮名目録追加で「只今はをしなべて自分の力量をもって法度を申しつく」と室町幕府からの独立宣言?をした天正二十二年二月、将軍義輝は長慶と関係悪化、八月に近江に逃れます。相互に影響しあった?三好長慶はまた、連歌師里村紹巴を引き立てて権力の味を覚えさせて歴史に影響したかも?卑賤の身でも富貴の人と交われるから
天正三年(一五七五)八月十五夜、武田方の諏訪原城を攻囲する徳川勢に従軍していた今川氏真は、月見の宴を催し、十五首もの歌を詠みました。途中哀調を帯びつつも最後になると「月前友」の一首を詠み上げ、「月前祝」の一首で締めくくったこの夜、氏真は誰と会っていたのか?誰を「友」と詠んだのか?以下は小説『マロの戦国II-今川氏真合戦記-』後書きからの抜粋です。http://ncode.syosetu.com/n4346ds/『マロの戦国II-今川氏真合戦記-』第9話、いかがでしたか?
いよいよ、なサブタイトルです。早いのか遅いのか。大河名物選挙速報。千葉県知事選は森田健作の勝利で3期目。千葉自体が歴史劇とは縁遠いし、森田健作も含めても直虎とリンクしないなぁ。直親が襲われて、直ぐにOP。珍しいパターン。千賀は出家して祐椿尼になったのね。OPの花はここからか。なんか武将っぽい名前が増えたな。全員知らないけど。無事を祈って水垢離する次郎法師。場所はアノ井戸かな。当の直親は乱戦中。部下達が必死に血路を開こうとしても、部下が気になり脱出しない直親。作品を通して「だか
年度末ということもあり近頃慌ただしくて前回の大河も録画だけしてまだ観てなかったので、遅ればせながら昨夜セブン○レブンのおにぎりをほおばりながら視聴しました。今年の大河初の合戦メイン回(桶狭間の戦い)ということで楽しみにしつつも時短のためにオープニングを飛ばして見始めたところ、さっそく尾張に侵攻した今川軍が怒涛の勢いで織田の陣所に打ち掛かっているじゃないですか!冒頭からワクワクさせますなぁー(・∀・)!ん!?待てよ...、よく見るとどちらかといえばむしろ織田の旗を背負った人たちの方が優
直親しの結婚から4年。瀬名から次郎法師への手紙。駿府の殷賑ぶりと、始終孕んでいる報告。長男竹千代…ま、デカイはなしになるんでしょう。相変わらずの夜叉ナレーション。プレッシャーで苛立ってるしのは、手紙を見て楽しそうな次郎法師に物凄い形相で絡む。特に新キャラはなしか。次郎法師南渓による世間話による状況説明。今川、尾張で攻勢。尾張の織田は代替りしたけど内紛続き。客観的に見たら、織田に目はない。余程の傑物でもいない限り。元康は雪斎ウケはいいらしい。直親しのの間もかなり危険水域。しのが情緒
『マロの戦国II-今川氏真合戦記-』第6話、ただいま投稿いたしました!マロの七夕(一)風の中の蛍火ぜひご覧ください!http://ncode.syosetu.com/n4346ds/
いよいよ大河ドラマ「おんな城主直虎」放送開始ですね。今日はこのブログに掲載した記事の中から、予習に役立つ記事一覧をまとめてみました。「直虎」予備知識その1:井伊直虎とは?http://ameblo.jp/sagarasouju/entry-12169531248.html「直虎」予備知識その2:井伊直虎周辺の気になる人たちhttp://ameblo.jp/sagarasouju/entry-12171099077.html大河ドラマ「直虎」爆死の種類と爆弾の数々http://a
今川氏真詠草中(018)禁中御修理半築地やふれより見物沙より数ならぬにも恵あれな玉敷庭の光もらさて(1‐47)天正三年(一五七五年)正月二十九日か?氏真は従四位下治部大輔のはずだが、この日御所に正面から入るのではなく、のぞいただけだったらしい。氏真は民衆に君が代の恵みを祈った。
今川氏真詠草中(017)仏光寺こゝかしこ見物六条河原院の跡畠也煙てそたゆと聞つる塩竈のうら若草にいつち共なし(1‐46)天正三年(一五七五年)正月二十八日か?氏真はさらに知恩院、三十三間堂、東福寺、仏光寺を次々と訪れ、光源氏のモデル源融の屋敷跡を探し回り、一日で八首詠んだ。この歌の解釈は『マロの戦国-今川氏真上洛記-』に載せていますのでよろしければご覧ください。小説『マロの戦国‐今川氏真上洛記‐』http://ncode.syosetu.com/n5953di
【旧暦の立春と新年の関係】旧暦の立春は前年の十二月になる事がしばしばあり、これを年内立春といって歌に詠まれてきた。今回取り上げた今川氏真の和歌でも元旦と立春の双方を歌に詠みこんでいる。立春の日は氏真詠草中の各和歌の成立日時推定に重要な役割を果たしている。
書評夏目琢史『井伊直虎女領主・山の民・悪党』(講談社現代新書)「2017年大河ドラマの主人公はリアル「もののけ姫」だった!」という刺激的なフレーズを帯に載せ、著者夏目さん自身によるPR用記事では直虎を「魔女」や「悪党」と対比してTwitterでプチ炎上した一冊です。夏目さん、ほぼ同じ題材の既刊『文明・自然・アジール』でもやっちゃってます。そっちが強引な文明vs自然の図式の当てはめや、山にいれば漂泊民も山村民もひっくるめてしまう「山の民」という用語の定義、井伊谷三人衆を山
今川氏真詠草中【新春特別編3】立春新玉の年と長閑(のどけ)き天の戸も又立かはる今日の春哉(4―1)歳内立春うらやまし老きはまれる年の内に若かへりぬる春もこそくれ(5―1)内題に「百首於京都玄旨紹巴以此題読ル一巻令披見書写之勢州神部綴之畢」とあり。天正十二年から十四年の正月か。細川幽斎と里村紹巴の百首を借り受けて、同じ題で詠んだ百首二巻の最初の一首。紹巴とは紹巴の富士見行から、幽斎とは紹巴との縁もあり、天正三年上洛以降親交ができたようだ。この二巻を綴った伊