比嘉姉妹

「眠れば、死ぬ」東京から父の地元へ越してきた「僕」は、何かに追われる悪夢に悩まされていた。夢で傷ついた箇所に、現実でも現れる謎の痣。急死した同級生の遺体にも同じ痣を見つけた「僕」は父の旧友の野崎とその妻の真琴に助けを求める。彼らの調査と対策で「僕」や同級らが件の悪夢を見ることはなくなり、事態は解決したかに思われた。しかし、今度は「僕」の夢に「比嘉琴子」と名乗る女性が現れ......。（あらすじ参照）『ばくうどの悪夢』澤村伊智著デビューしてからもう10年になるん

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。澤村伊智作。比嘉姉妹シリーズ以外での初澤村。「ばくうどの悪夢」で小説ならではの大仕掛けにだまされたと思っていたら、今作でも...。ホラーというよりミステリーだと思って読み進めていったら、最後に見事に作者の術中にハマっていたことに愕然（苦笑）。文字媒体の特性を活用した“トリック”に脱帽。まさかの母親同伴...文の違和感もそうだったかと思うと納得の匂わせ。この発想力とそれを形にできる文章力の凄まじさよ...。もちろん、ストーリーもこのトリックを含めて

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。澤村伊智の比嘉姉妹シリーズの長編第4弾。ぼぎわん～、ずうのめ～、ししりば～と呼んできて、今作が一番怖かった。内容ではない、作者の力量にである。前半部分が“夢オチ”だと気づいた時の衝撃は恐怖心と同義であった。どこかストーリーに不自然さというか座りの悪さを感じていたら...あの構成力と展開力、そしてそれらを具現化できる筆力...澤村伊智は本当に怖い。後半が少しクドかったし、真琴が昏睡状態になってしまった等の不満点はあるが、それは十二分に許容範囲内。

「民俗学」「ホラー」「ミステリー」が融合した作品が大好きである。(「ダークファンタジー」も好きだけど、そのジャンルは漫画の方がいいかな)歴史小説も好きで、ミステリーやホラー要素があればなおよし。私は「作家読み」するタイプなので、三津田信三澤村伊智京極夏彦小野不由美宮部みゆき輪渡颯介…などは、全部読んだか、読んでいる途中※これらの本が家にあるから、まんまと長子も嵌っている。が、その子だけで、他の子どもは興味なし。みんな私の子なのに似ないものだね笑笑✨✨✨✨✨✨✨「ばくうど

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。澤村伊智作。比嘉姉妹シリーズ第3作。図書館で借りて読了。今回の妖はお化け屋敷というか、家族を補充するホームセキュリティというのが何とも斬新。琴子の来し方も語られていて、1、2作を読んでいる自分には(￣ー￣)な感じ。怖さと胸糞悪さがブレンドされて読み応えあり。果歩の闇堕ちにはゾクッと。その果歩がよせばいいのに平岩家に通ったことで夫も殺されてしまったことには自業自得感があったのだが、それも含めてししりばの呪いだったと思えば得心。まあ、五十嵐が立ち直れ

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。澤村伊智作。比嘉姉妹シリーズ第2作。図書館で借りて読了。自分的には前作の（映画を先に見てしまった）「ぼぎわんが、来る」より怖さと胸糞悪さがジワジワ。犠牲者が三桁になったことより、せっかく生き延びられたのに闇落ちした藤間に背筋がゾッと...そんなことをしていたらスキマが...。それにしても作者のストーリーテリングには舌を巻くばかり。リングの手法を踏襲しながらも劣化コピーにならず見事な本歌取り。ホラーだけではなくイヤミスとしても楽しめる。伏線の張り方

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。澤村伊智作。映画化された「来る」を見たので、その原作である本作に興味を持って図書館で貸し出し。実は作者は勝手に女性だと思い込んでいたのだが、男性だと知ってびっくり。で、本作だが、どうしても映画のストーリーやキャスティングを思い浮かべながら読んでしまうので、怖さよりも文章や構成の上手さやストーリー自体の面白さ、作者の力量の凄さが先に立ったというのが率直な感想。琴子のセリフは松たか子で脳内再生されてしまったし、田原も妻夫木聡に比べたらまともだったし（

澤村伊智の比嘉姉妹シリーズ、中編3篇収録。澤村さんのお話は、ハズレないです。大した事書いてないけど、ネタバレ注意。個人的には、「母と」が好き。ホラーなのに後味良いです。このあとは、みんな、幸せになってほしい。でも、この手のトリック？は、映像化難しいね。「あの日の光は今も」には、ゆかりが出てきます。ずうのめ人形に出でた人。ゆかりの能力って、なんだっけ？？ラストは、それのせい？？今回で、取り敢えず、比嘉姉妹シリーズは全部読んだから、同作家さんの他の作品、読んでみようかな

夏だから、またまたホラー！！澤村伊智の比嘉姉妹シリーズ！！安定の面白さ！短篇集てす。個人的には、「戸栗魅姫の仕事」が好き。嘘つきの子どもって、怖いんだよね……「すみせごの贄」も面白かった♥シリーズ中の他の話に出てきたひとが再登場したり、ゆるく繋がってる感じも好き。比嘉姉妹シリーズは、みんな読んでる、って思ってたら、「さえづちの眼」ってのが、抜けてた（汗）夏のうちに買って読まないと。それにしても、読書と関係ないけど、毎日、暑くて溶けそうです。大きな花火大会とか、夜も暑

さえづちの眼比嘉姉妹シリーズ(角川ホラー文庫)Amazon（アマゾン）長編『ばくうどの悪夢』も絶好調！書き下ろし中篇「さえづちの眼」を含む３篇が収録された、比嘉姉妹シリーズ初の中篇集。◆あの日の光は今も1981年に大阪府東区巴杵町で２人の少年がUFOを目撃した、巴杵池（はぎねいけ）事件。母とともに小さな旅館を営む昌輝は、かつてUFOを目撃した少年のうちの一人だった。事件も遠い記憶になり始めたころ、湯水と名乗るライターが事件の記事を書きたいと旅館を訪ねてく

すみせごの贄比嘉姉妹シリーズ(角川ホラー文庫)Amazon（アマゾン）本物の“贄”は誰かーーいきなり文庫の比嘉姉妹シリーズ短編集第３弾！◆火曜夕方の客比嘉真琴に持ち込まれた相談事。とあるカレー専門店に、毎週火曜日に不思議な客がやってくるという。彼女は1000円札でカレーを二人前買い、一口だけ食べるとすべてを持ち帰るらしい。不思議に思った店主が後をつけると、彼女は墓地の近くで姿を消した。この客の正体は、“幽霊”なのか――。◆すみせごの贄ある日「外出する」と言った

ぜんしゅの跫澤村伊智2023/12/11★ひとことまとめ★過去作の前日譚、後日譚↓以下ネタバレ含みます↓作品読みたい方は見ないほうがいいかも【Amazon内容紹介】見えない通り魔「ぜんしゅ」の正体は――!?比嘉姉妹シリーズ第5弾!妻が妊娠し、幸せいっぱいの日々を送るサラリーマン・田原秀樹は、ある日、知り合いの娘の結婚式に参列することに。しかし、新婦の佐川知紗は思わず二度見してしまうほど器量の悪い娘だった。式の最中、野崎と

ばくうどの悪夢澤村伊智2023/11/30★ひとことまとめ★幸せな夢を見ながら死にたい↓以下ネタバレ含みます↓作品読みたい方は見ないほうがいいかも【Amazon内容紹介】比嘉姉妹シリーズ、待望の最新長編。澤村伊智が放つノンストップホラー。「眠れば、死ぬ」東京から父の地元に引っ越してきて以来、悪夢に悩まされていた「僕」は、現実でもお腹に痣ができていることに気づく。僕だけでなく、父親の友人の子供たちもみな現実に干渉する悪夢に苦

比嘉姉妹シリーズししりばの家（4）（角川ホラー文庫）[澤村伊智]楽天市場748円第4弾。長編。これまでの4作の中で、一番、ざわざわしたいやミス的作品。読了日：２０２２年６月９日

澤村伊智のなどらきの首（1）（角川ホラー文庫）[澤村伊智]楽天市場704円比嘉姉妹シリーズ、短篇集。６篇の作品。いろんな形で、比嘉姉妹が関わってくるお話。読了日：２０２２年５月

おはようございます。昨日は寒かったなぁ。おかげでまた鼻が大変でした🤧今朝もその余韻が残ってる。余韻で済むならいいんだけど。今日からまた寒くなるから気をつけないとだな。さて１１月読了本２冊目それはこちら『ずうのめ人形/澤村伊智』比嘉姉妹シリーズ２作目こちらも面白かったな。思い込みは恐ろしいものでそれに気づくまでの違和感も良かったな。まんまとやられたわ。ホラーでありながらミステリーもあるしで楽しめましたね😊３作目も読んでるけどこちらは短編集なんで

【「眠れば、死ぬ」東京から父の地元に引っ越してきて以来、悪夢に悩まされていた「僕」は、現実でもお腹に痣ができていることに気づく。僕だけでなく、父親の友人の子供たちもみな現実に干渉する悪夢に苦しめられていた。やがて、そのうちひとりが謎の死を遂げる。夢に殺されたのか。次に死ぬのは誰か。なぜ、悪夢を見るのか。理由を探る中でオカルトライターの野崎と真琴からお守りをもらい、僕らの苦悩はいったん静まったかのように思われた。しかし、今度は不気味な黒ずくめの女に襲われる悪夢を見るようになる。「比嘉琴子」と

未見ですが、ぼぎわんが、来る（角川ホラー文庫）[澤村伊智]楽天市場748円奇才、中島哲也によって映画化もされた第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。文句なく、面白い。怪談・都市伝説・民俗学、この辺の要素が絡んだ好みのタイプの作品。本書を第一作とする、比嘉姉妹シリーズ、早く、次巻が読みたい。読了日：２０２２年５月１４日

こんばんは今日は雨が降ったり曇ったりだったみぬ☆地方〜☔☁そして肌寒いですねー🐧夕方から実家に来ていて、夕ご飯は私が作った唐揚げでした🐔大量😁サックサクで美味しかったです♡それでは読書記録〜✍📕↓↓ーさえづちの眼ー著）澤村伊智「わたしは人じゃないの。強いて言うなら'"さえづち"かしら」郊外にある架守家では不穏な出来事が続いていた。短期間で入れ替わる家政婦、廊下に響く何かの這い回る音、深夜に現れる赤い目。やがて架守家の一人娘・冴子が失踪し、数十年後には当

先日『ばくうどの悪夢』（澤村伊智）を読んだ。比嘉姉妹シリーズの一冊。いつも通りの怖さ。小説の序盤、残酷な場面があるので、苦手な人は気を付けて。あらすじは公式サイトから引用。「眠れば、死ぬ」東京から父の地元に引っ越してきて以来、悪夢に悩まされていた「僕」は、現実でもお腹に痣ができていることに気づく。僕だけでなく、父親の友人の子供たちもみな現実に干渉する悪夢に苦しめられていた。やがて、そのうちひとりが謎の死を遂げる。夢に殺されたのか。次に死ぬのは誰か。なぜ、

悪夢のような陰惨な事件からはじまる。悪夢。悪夢。悪夢。眠ってはいけない。悪夢を見るから。起きてはいけない。現実は、夢よりも悪夢だから。現実だと思えば夢。夢かと思えば現実。いつまでが夢で、どこからが現実なのか。いつから夢を見ていたのか。今は起きているのか？これも夢なのか。いい夢を見たい。いい夢を見て死にたい。苦しい現実よりも、悪夢のような現実よりも、こうだったらよかったと思う夢の中で過ごしていたい。

比嘉姉妹シリーズ5巻目。比嘉姉妹シリーズ短編集2個目。短編5篇収録。ホラー小説って変換できない漢字おおくてこまっちゃう。鏡白昼夢みたい。つわりの妊婦に無神経な夫にイライラする。やなヤツだと思ったら『ぼぎわんが来る』のあいつだった。知紗が自虐ネタで笑いを取るイジラレキャラやってるのは…痛々しくてしんどかった。わたしの町のレイコさん都市伝説もの。毒親ものでもある。解決してメデタシメデタシかとおもいきや。巻き込まれたあの子がかわいそうでならない。鬼の

こんにちは現在日差しを感じるみぬ☆出掛け先⛅本日は読書記録〜✍📕↓↓ーばくうどの悪夢ー著）澤村伊智「諦めなさい。どうせあなたは死ぬ」東京から父の地元に引っ越してきて以来、悪夢に悩まされていた「僕」は、現実でもお腹に痣ができていることに気づく。僕だけでなく、父親の友人の子供たちもみな現実に干渉する悪夢に苦しめられていた。やがて、そのうちのひとりが謎の死を遂げる。夢に殺されたのか、次に死ぬのは誰か。なぜ、悪夢を見るのか。理由を探る中でオカルトライターの野崎と真琴からお

皆さんこんばんは。また地震ですね。津波注意報も出てます。コロナに戦争に地震。何か世界中がマイナスのオーラに包まれていく感じがします。歴史的な大きな災難の時代に入らない様に願いしましょう。さて恒例の夜中の本紹介。「ひとんち澤村伊智短編集」澤村伊智平成のホラー小説の大傑作（ぼぎわんが、来る）でホラー大賞受賞してデビューした澤村さん。出す本総てのレベルが高い！比嘉姉妹のシリーズは特に面白いですが、今作は初の短編集。さてどうでしょ

ホラーが好きですできればガッツリ怖くてボリュームがあるのが大好きですw「屍鬼上下巻」とか最高です(笑)屍鬼〈上〉Amazon（アマゾン）1〜7,000円屍鬼〈下〉Amazon（アマゾン）1〜7,856円ホラーに限らず、短編は少し苦手なのですがホラーだと特にその短さ故にショートショート感がでてしまう…と個人的に感じてしまいますそんなワケで短編ホラー小説の紹介ですwwwww(前振りの意味(爆)

皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「ししりばの家」澤村伊智角川ホラー小説大賞史上最大のヒット作（ぼぎわんが来る）でデビューした澤村さん。登場人物である霊能者姉妹・比嘉姉妹が主演のシリーズ化となり、今作で四作目。（ぼぎわんが、来る）（ずうめの人形）（などらぎの首）と続いたシリーズ。どれも面白かったので、今作も期待大です。さてどうでしょうか？主人公は夫の転勤で東京に引っ越してくるも、なかなか馴染めずにいる女性。ある日、偶然幼馴染の男性と

今1番ハグしたいのはだれこのご時世にハグとか！できるなら、コロナなんか関係なさそうな、アホの子ソーと神様やから、感染せんやろ？きっと。多分『ぜんしゅの跫』読みました。ぜんしゅの跫比嘉姉妹シリーズ(角川ホラー文庫)Amazon（アマゾン）634円https://www.amazon.co.jp/dp/B08SCD8X52ぜんしゅの跫比嘉姉妹シリーズ(角川ホラー文庫)|澤村伊智|日本の小説・文芸|Kindleストア|AmazonAmazon

全体的に日本らしい要素満載のホラー作品で登場人物である比嘉姉妹は強く優しく凛としていて最光に魅力的で素敵な女性です。琴子お姉様に惚れました。初めて、小説作品の女性に本気で惚れました。私の理想の女性かもしれません。お供させてください！！と敬意を表したくなる方です。オカルトライター野崎さんも職業柄か、常に心霊に対するマインドが一般人とかけ離れていることから職人魂を感じました、映画化もされているみたいですが映画版の後半は小説とは異なりウルトラ

primevideoで『来る』を観て原作を読みたくなった比嘉姉妹シリーズ老眼にむち打ち眠くならずに読みきれるか？ホラー小説は暗くなってから読むとトイレに行けなくなっちゃうから仕事は息子に任せて昼間に読もう