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作家:佐治勝夫は、フランス文学の助教授である評論家:津田得治から、言語が世界から少しずつ消えていくことをテーマにした虚構小説を書くことを提案される。一つのことばが失われた時、そのことばが示していたものも世界から消える。そこではじめて、それがいかに大切なものだったかを知ることができる。一瞬のためらいの後、佐治は了承した。すでに、小説は始まっているのだから。日本語表記の『音』をひとつづつ消していく実験的小説です。まずは、「あ」と「ぱ」を、世界から消すことから始まり
とても前に、タレントのカズレーザーさんが、テレビで、おすすめの本を紹介してました。『残像に口紅を』著者筒井康隆です。以前借りて、全然読む暇がなくて、図書館に返却したのですが、ふと思い出し、借りました。冒頭で挫けそうになりましたが…今まで、読んだことのないジャンル‼️隙間時間に読んでいきます。
内容説明ある日突然、物語の主人公として虚構の世界を生きることになった小説家・佐治勝夫。佐治が生きることになった物語の世界でのルールは、「一つずつ文字が消えていく」こと。文字が消えれば、その文字を使った言葉が消える。言葉が消えれば、世界からその存在そのものが消えるという。「ぱ」が消えれば「パン」が。「ゆ」が消えれば長女の「弓子」が消えた。ひとつ、またひとつと世界から存在が失われゆく中、徐々に現実と虚構が複雑に絡み合い、溶け合っていく。原作50万部。巨匠・筒井康隆による実験的名著。
お読みいただきありがとうございます。人生の彩どり師・関みゆ紀です。獅子道は仙に通ず-60「川の先っちょの暗号は阿吽」より続いています。先日、NHKBS1で「筒井康隆の世界~文学界の巨人90歳のメッセージ~」が放送されておりまして。筒井康隆氏は、私の母と同い年だったのかと、感慨深く観ていたら、1989年に発表された「残像に口紅を」が、TikTokで紹介されて、再び注目を浴びているらしい。35年前に売られた本が「知新」され「feature」の今で、これも「温故知新」の一つなのではな
わたし、何て言っていいかわからなかったわ。だってわが子のことなのに、こんな言いかた、誰もしないわよ。続きはこちらで↓http://blog.livedoor.jp/artmania_3-artmania_3/archives/94216539.html【さらに「ん」を引けば世界には何も残らない】:artmania_3のblogわたし、何て言っていいかわからなかったわ。だってわが子のことなのに、こんな言いかた、誰もしないわよ。わたしにはまことの母、まことの子とはとても思われなかったわ。
筒井康隆氏の小説『残像に口紅を』初めて読んだ時「そんな手法があったのか」と驚愕した。世界から音が一つ一つ消えていくというアイディアの中、その制約をどうかい潜って小説ならしめたのか、という興味から、何度か読み返した。2017年にSNSで話題となり、リバイバルブームとなった時も読み返した。驚嘆すべきは、音が消えるにつれて主人公の周囲から人や物がどんどん消えていき、その事をテクストで表現することが難しくなっていくにつれて、それに苦悩する主人公の姿が鮮明になっていく事だ。第三部の、使
一文字ずつ世界が消えたら作家の佐治勝矢は友人の津田とともにある試みをする。気づくと世界から「あ」という音が消える「愛」も消えて「あなた」も消えて。言葉と共に大事なものが失われていく。その世界で佐治はただ生きて話して食べて抱いていく。消えたものの残像に思いを馳せながら。残像に口紅を(中公文庫)Amazon(アマゾン)章ごとに一文字消えていく実験小説。20そこそこの時に一度挑戦して全然意味がわからずで再挑戦しました。文字が消えていくにつれどんどん不自然さがましていきつ
きのうは、娘が学校から帰るなり「学校で読んだよー!」と見せてきたのが筒井康隆の「残像に口紅を」でした!えーっ!学校で読めたの?そんな時間ある?と聞くと自習があったのと、テストの後に読んだそうなのです。娘のクラスは、テストを提出した人は読書オッケーのルールなのです!娘は字がザンネンなぶん、テストがはやく終わるという利点があるのでした😅感想は「面白かったけど、『暗号学園のいろは』の質問ゲームのほうがすごい!」とのこと。[新品]暗号学園のいろは(1-5巻最新刊)全巻セット楽
お豆小6㊛最近大人チョイスな本を読んでいますこの前まで若おかみシリーズ大好きっ娘だったのに急に大人びて来た☘️
四谷大塚ネットでの志望校判定最初に登録した3校以外にも判定してもらえるんですね知ってる名前の学校色々とお試ししてみました今回の組分けテスト結果は残念ながらのBコース期待せずに志望校判定見てみたら第一志望A第二志望A第三志望EGMARCH附属大あたりはA判定くれるんだ?筑駒はEだけど早慶DBコースの結果に落ち込んでた息子もこれにはニンマリで俺まだいけるかもだよね?ダメダメじゃないって事だよね?とどこまで信憑性のある判定かは不明ですが、頑張ればどこかの学校にはきっと入
次も面白いと聞いたので読んでみた本です。残像に口紅を(中公文庫)Amazon(アマゾン)776円『残像に口紅を』筒井康隆著段々に世界から言葉が消えていく物語「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も使えなくなる減っていくの言えなくなるのよ「こんにちは」も「おはよう」も「いらっしゃいませ」も「ねぇ、あなたも」「好き」も「嫌いも」、「美味しい」も。妻の名も娘の名も文学賞の名も消えてしまう書いた原稿も出版社の担当者も消えてしまうメニューも数字も消えてしまう
メルマガ/メニュー/プロフィール/営業時間/お問い合わせ傾聴心理カラーセラピストアトリエMANO(マーノ)Kiyomiこと、読書とB’zとものづくりが好きな真野姫世美(まのきよみ)です♪勝手に読書紹介WEEKぅ~♪♪本日も読書紹介です♪筒井康隆さんの「残像に口紅を」です♪残像に口紅を(中公文庫)[筒井康隆]楽天市場817円楽天市場で詳細を見るAmazon(アマゾン)で詳細を見る筒井康隆さんと言えば(
筒井康隆氏は実験的な小説をいろいろと書いていますが、この「残像に口紅を」もその1つ。次々に日本語の音が消え、概念も消えていく世界を描いた稀有な作品。幽遊白書で似たようなギミックが使われていたのでその関係で知っている人も多いでしょう。なぜか最近TikTokで流行っていたそうですが、どういう経緯で流行ったのかは謎です。すでに何度か読んだことはあるのですが何となく読み直したくなったので改めて読んでみました。最初の方は筒井氏の著作によくある流れですが途中からエロ小説のようになり、今
残像に口紅を筒井康隆文字(音)がだんだんと消えていく話。言いかえることができればいいけど、だんだんとまわりクドい言い回しになっていき、18禁描写もムダに文学的に。ボキャが少ないとこの世界では生きていけない。
「残像に口紅を」の内容と感想を紹介していきます。読もうと思っている方は参考にしてみてください。残像に口紅を(中公文庫)Amazon(アマゾン)776円こんな人にオススメTikTokでこの本の紹介を見て、面白そうだと思った方斬新なテーマの小説を読んでみたいと思っている方ちなみに僕は、インスタで「TikTokで話題」と紹介されていたのを見て興味を持ちました笑内容全てのものが虚構だとすれば?虚構が現実になったら?そもそも「虚構」とは?「もし一つの言語が消滅したとき、惜し
作家の佐治勝夫は世界から文字が消えていったらどうなるかという物語を書きます。この本の物語自体が最初から佐治が書いた物語なのです。最初は「あ」という文字が消えます。すると「愛」も「あなた」も世界からなくなってしまうのです。僕は夢枕獏さんの「陰陽師」で晴明が言う呪(しゅ)というものを思い出しました。言葉というものが物の存在を決めてしまいます。哲学です。。。さて、この物語の題名「残像に口紅を」とはどういう意味なのでしょうか。。。存在の怪しげなものに口紅という色をつければ実存することになるという
様々な実験小説を発表している筒井氏だが、これは究極。発表当時の単行本では後半が袋綴じになっていた。序盤、かな消滅のタイミングで人物、事象が脈絡なく消えるところは笑える。中盤からは、情事描写、短編創作論、自叙伝を限られたワードで懸命に紡いでいく様子が痛々しいながら、様々な単語に言い換え可能な日本語の多様さ、奥深さに妙な感動を覚える。終盤は使える音が絞り込まれ、韻を踏んだラップっぽく。「アメトーーク!読書芸人」でカズレーザーさんが紹介したことで再び世に出た。多くの人にこの面白痒さを体験してほ
おはようございます。6月ももう4日。『ハリー・ポッターと呪いの子』のプレビューまで、あと12日。ひゃー。集中を高めて、稽古に臨みます!話がかわります。稽古の毎日は、電車での読書が進む毎日でもある。本屋さんの、数多くの読み切れない本の中にいる時間が幸せすぎるに。その中から今の自分が気になる本や、前から読もうとしていた本を見つけ出した時のわくわく感がたまらない。そして、その本を読み始める時は、ミュージカルのオーバーチュアを聞いている時くらい興奮する。昨日から『残像に口紅を』を読み
今子青佳書道展ー筒井康隆『残像に口紅を』ー2022年5月13日(金)〜6月5日(日)光村グラフィック・ギャラリー京都芸術大学の大学院生・今子青佳(はるか)さんが筒井康隆さんの『残像に口紅を』を一冊まるごと書にした展覧会。今子さんは紹介文によれば、「展示空間のみでしか成し得ない表現方法で書作品・インスタレーションを制作してきた書家」とのことで、会場を埋め尽くす文字の洪水に溺れそうになる。筒井さんの原作自体も「ようやるわ…」(褒め言葉)というものだが、それを書にするというのも
この小説は、「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまったというように、章を追うごとに、文字が一文字づつつかえなくなる中で意味のある文章を作っていく話です。話はとびますが、演歌が絶滅してしまうのではないかと危惧しています🎤演歌から以下の言葉を除いたら何が残るのだろうか?海:兄弟船(鳥羽一郎)など北国:北国の春(千正夫)など北国の漁船:北の漁場(北島三郎)など酒:酒よ(吉幾三)など女:浪花恋しぐれ(都はるみ&岡千秋)など雨:氷雨(日野美歌、佳山明生)など歓楽街:柳ヶ瀬
『残像に口紅を』(筒井康隆/著)を読了。言葉が次々と消えていく中で、執筆を続けていく小説家の話。「あ」がなくなると、「愛」「朝顔」「ありがとう」といった「あ」が使われているものも消えてしまう。消えてしまったものを別の言葉で言い換えたり、同義語を使ったりして物語が進んでいくのだが、200ページくらいまでは(濁音なども含めた約80音中、30音ぐらい消滅しても)、多少の違和感はあっても読み物として成立してしまう、プロの手腕のすごさに改めて驚く。言葉をどれくらい知っているかだけでなく
「残像に口紅を」あらすじと感想目次・本の詳細・あらすじ、内容・感想本の詳細今回紹介する本は筒井康隆さん著の「残像に口紅を」という本です。この本は最近メディアに多く取り上げられていて注目されている本の一冊です。なので読んだことある方や知っている方も多いのではないでしょうか?あらすじ、内容「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。
⠀⠀「残像に口紅を」筒井康隆筒井康隆の根底にあるのは「ジャズ」と「狂気」である。「音(おん)」が徐々に消えていく虚構の世界の中で、残された音(おん)を駆使して物語を構成していく試みは、困難を極めながらも、さぞ楽しかったことだろう。第一部の終盤から第二部にかけての辺り、作者のニヤニヤが見えるようで、表現のまどろこしさが行為のもどかしさとなって伝わり、こちらもニヤニヤしてしまった。三分の二を過ぎたあたりで、苦しまぎれのこの表記は使役の「せ」が消えているからか!と初めて違和感を感じたが、終盤
今回紹介する記事は2021年12月27日付けの「毎日新聞」の記事です。【読書誘う回数増やそう動画クリエーターの「書評」】というタイトルで、専修大教授であり評論家の武田徹氏が、読まれるべき本は、読書を促す工夫を介しつつ、読むべき潜在的読者に届けられているかが重要であることについて、紹介しております。いつもどおり、「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。(4つの視点についてはこちらをご覧ください)☆新聞記事の紹介について(発信者が重視する
筒井康隆氏の「残像に口紅を」を読了📖なんでTikTokで超話題になったのか知らないけど(調べろよ!)凄い語彙力がなければ書けない‼️知らない言葉もいっぱい出てきて面白く読めました📕50音が一語づつ、どんどんこの世から消えていき、言葉がどんどん消えてゆく☁️最後は。絶対昔に読んだ気がするんだけど、すっかり初めて読んだ気分です🌸おすすめ本📚
私、ライターをしてるくせに、活字が苦手なんですよ…小さい文字をずっと見てると、目がチカチカするんです。あと、読書はほとんどしません(笑)何でライターやってるんだって思いますよね。自分でも思う。ちなみに、旦那と娘は読書好き特に旦那は、結構たくさんの本を読んでて、家にもそこそこあります。「mikotoも読めばいいのにー」って言ってくれるんだけど文庫本とかを見た瞬間「ふおー無理ー」ってなるんです(笑)そんな私が、本を買いました。たまたまSNSで見つけたんだけ
オススメの本ってもらった。いつもと全然ちがうやつ。残像に口紅を
SF関連Kindle本のセール情報である。これ間に合うのかぁ?(^^;◆50%ポイント還元Kindle本冬のキャンペーン◆最大70%OFFKindle本クリスマスセール「最大70%OFF」では、中央公論新社が約3割引きでキャンペーンに参加しているのが注目どころかもしれない。残像に口紅を(中公文庫)Amazon(アマゾン)572円ただ、筒井康隆の『残像に口紅を』については、サンプル版の目次情報を見るかぎり、“あの貴重な解説記事”がKindle本
本を読みながらぼんち揚げ……と思っていたけど、手を冷やしながらだと難しい!
中学生の時、母が読んでいた小説を読んでみた。三浦綾子さんの『氷点』という作品。それをきっかけに、なんとなく主人公たちが同年代だからか宗田理さんの「ぼくら」シリーズにハマった。その後色んな作家さんの小説を読んでいた学生時代。いつの間にか、「本を読む」ことをしなくなった。湊かなえさんの『告白』からまた読むようになって、しばらくすると読まなくなる。多分、携帯電話やネットの進化によるものかなと思う。わからない漢字や言葉は辞書・広辞苑で調べていた学生時