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こんにちは。4年前に行った講演会ですが、とてもよかった話です。テーマは「境界性パーソナリティ障害からの回復~愛着に焦点を当てたアプローチ」。講師は、精神科医の岡田尊司先生。また、境界性パーソナリティー障害の当事者の咲セリさんが、体験を話してくださいました。「境界性パーソナリティ障害」とは、大切なはずの自分の命や体を、大切にできなくなる障害です。自分を粗末にしてしまう。たとえば、リストカットや自殺、薬物の乱用や援助交際などをしてしまうことがあります。他にも、気
大きな台風が過ぎて、3日。今日、はじめて外に出ました。街のあちこちには、台風の爪痕が残り、信号機や電柱が倒れていたり、店自体が半壊していたり…。北海道の震災も含め、過酷な風景の連続に胸が苦しくなっていた時、立ち寄った和菓子屋さんで、こんな張り紙をみつけました。「ご自宅が停電で携帯電話の充電にお困りの方は販売員にお声掛けください」それで、売り上げが増えるわけでもない。ただ、純粋な「善意」ああ、ここに、心の避難所がある――。なんだか、優しさに涙が出ました。「心の避難所」
このたびの、台風。そして、地震…。大変なことになっていますね…。こちら大阪も、台風のときは、ひどい有様で、家は地震のように揺れ、あちこちで物が壊れる音がし、震えていたのを、ついさっきのように思い出します。地震の起こった地域の方々も、どれほど、怖い思いをされ、今なお、不安にさらされているかと思うと、胸が痛みます。同時に、心配なことが…。連日テレビで流される凄惨な映像に、生きづらさを抱える方は、不安な思いを抱えていないでしょうか?私たち、生きづらさを抱える人間は、いい意味で
(続きです)パートナーにも、病院にも暴力をふるう日々…。そんな私が、変わったのは、不治の病の猫との出会いでした。凍りつくように寒い冬の繁華街で、その黒猫は、うずくまっていました。風邪ならすぐに治るだろうと、軽い気持ちで動物病院に連れて行くと、「猫エイズ」と「猫白血病」のという、不治の病の診断を受けました。頭が真っ白になりました。自分のことすら、もてあましているのに、このうえ、そんな重い病気を抱えた猫のお世話をするなんて――。虐待を受けたことがあったのか、なでようと手を差し出し
(続きです)性依存、アルコール依存、摂食障害になってしまった10代。そんな私ですが、ある事情で風俗を辞め、22歳で、今の夫と同棲をはじめるようになります。しあわせのはじまり――とは、いきませんでした。彼に、暴力をふるうようになったのです。私は、自己肯定感の低さから、誰かに「愛される」という自信がありませんでした。彼の帰りが遅くなっただけで、不安になり、自傷をしてしまう。性依存なので、セックスが途絶えただけで惑乱し、「捨てろ!」「捨てられないなら殺せ!」と、人の背丈ほどもある
今日は、「はじめまして」の方に、簡単な私の自己紹介をしたいと思います。きっと、ここを覗いてくださっている方々の多くが、抱えておられるであろう、自己否定感。私は、「いらない自分」と呼んでいます。それが、できあがるまで。私は、ごく普通の家庭に育ちました。エリートサラリーマンの父と専業主婦の母。ですが、残念ながら、両親から愛情を受け取れたと感じたことはありません。父はお酒を飲むたび、私を「できそこない」「失敗作」と言うことがありました。そんな父に、母は、反論することはありません
8月31日――新学期を前に、一番、自殺が増える日だと言われています。朝から、そんな報道がいっぱい。観ていて、逆に導かれてはしまわないかな?と危惧します。「たくさんの人が自殺する」。「今なら、ひとりじゃない」。どうか、引きずられないでください。あなたの命は、ひとつだけ。なくしてしまったら、絶対にいけない、大切な「ひとつ」なんです。「死にたい」「消えたい」気持ちが、何か理由があれば、そこから抜け出すという方法もあります。だけど、何も理由がみあたらない「死にたい」もありますよね。
「死にたい」「消えたい」今、そう思いながら、このページを開いてくださった方は、どれくらいいるでしょう?あさって、9月1日から、新学期がはじまる。学校は、つらく、苦しく、地獄のような場所でしかない。そんな場所に行かなければならなくて、耐え切れず、死を選ぼうとしている方……。少しだけ、私の話をさせてください。私は、高校でいじめを受けました。生徒だけじゃなく、教師からも。学校に、私の居場所はありませんでした。だけど、このブログを見て下さっている方の大半には、もしかしたら、「
お久しぶりです、咲セリです。気が付けば、最後にブログを書いたのは3年前。とてもご無沙汰をしてしまいました。その間の私は……(1)本を、3冊出しました。(2)NHKさんの福祉番組に出演しました。(3)各地で、生きづらさの講演を行っていました。そんなふうに書くと、なんだか順風満帆に見えるけど、同時に、それでも、「死にたい気持ち」を抱えながら、生きていました。「自分なんて、いらない人間」という自己否定感に苛まれたり……相手のメールの返信が少し遅れただけで、「怒らせた!」「嫌わ
みなさんこんばんは。あなたの素敵な「パーソナルブランディング」をサポートする未来針路ナビゲーターのはま風です。水曜日は,過去の記事を「リメイク版」を発信しています。昨年6月30日の記事からです。http://ameblo.jp/pkjyasu/entry-12044906984.html今日は、咲セリ「死にたいままで生きています」(ポプラ社)を紹介します。根は単純で、カバー表紙の咲さんを見て購読しました。この表紙の咲さんを見る限り、自然な自分の素敵さが滲み出ているなと感