ブログ記事30件
※2013年~2022年の記事に加筆しています。「用V的」のVは、verbのV、動詞のこと。例えば「用説的」「用走的」「用跑的」などを言う。普通話の教科書的規範ではこのような言い方はせず、もし日本人でこれを使ったら、ああ、台湾に留学したか台湾関係者なのね。と一発でバレる、非常に特徴的な表現。「用説的」、「用走的」も、ただの「説(言う)」、「走(歩く、行く)」と意味はほとんど変わらない。「用走的」「用跑的」などは「走着V(歩いて〜する)」「跑着V(走って〜する)」の意味で使うこともある
「歩道橋の魔術師」読了。台湾の作家による連作短編集。かつて台北にあった「中華商場」を舞台に、子供の頃そこに住んでいた人々の回想から物語が広がっていきます。「中華商場は全部で八棟あり、それぞれ『忠』、『孝』、『仁』、『愛』、『信』、『義』、『和』、『平』と名付けられていた。ぼくのうちは『愛』棟にあった。『愛』と『信』のあいだには歩道橋がかかっていて、『愛』と『仁』のあいだにもかかっていた。」最初の短編に出てくるこの文章に、なぜかとても惹かれてしまいました。歩道橋の上には物売りがたくさんい
中国文学と言えば中学生の時に読んだ『狂人日記』『阿Q正伝』(魯迅)、老舎の『駱駝祥子(ラォトシャンヅ)』くらいしか思い当たりません。中国の小説なのに名前にアルファベットが入る阿Qや駱駝とあだ名された祥子、どちらも1920年代の中国の庶民を描いた傑作です。『駱駝祥子』はNHKラジオの日曜名作座で森繁久彌さんと加藤道子さんの語りがきっかけとなりました。その語りに惹かれ、東京在住中は加藤さんの朗読講座を受講していました。いまだに魯迅や老舎どまりでは新しく魅力的なアジアの潮流を知らないままになってし
※2021年の記事に加筆盧(lú)➡つきまとう、困らせる台湾語「挐(lû)?」の当て字(音訳漢字)を華語読みしたもの。台湾ドラマ『有生之年』の第2話。吳慷仁が甥っ子に「不要盧我我很忙(しつこいぞ俺は忙しいんだ)」台湾ドラマ『天橋上的魔術師』の第8話。小蘭に対してストーカーっぽくなってゆく阿猴に阿派が、「不要盧啦」(つきまとって困らせるなよ)↓台湾ドラマ『艾蜜麗的五件事』の第3集でも。吳姿瑩が豆腐乳に言うセリフ。「都沒有去盧你(私しつこくなんかしなかったでしょ)」
そんなことが起きるわけない、と思うようなことを、実際に起きたこととして自然に受けとめてしまいたくなる小説です。読み手を気分よくのせてくれる手助けしているのは、1970年代という時代、雑多な店が軒を連ねる台湾・台北のショッピング・モールという場所、アナログの時代に実体験だけが世界という視界を持つ少年・少女、といった道具だて、そして小説家という魔術師です。***◆**◆**◆**◆**◆**◆**◆**◆**◆**◆歩道橋の魔術師(河出文庫)Amazon(アマゾン)歩道橋
こんにちは。ヴィレッジヴァンガードの優待券が1月末で切れるので、先々週に急いで本を注文しました。「歩道橋の魔術師」は、「自転車泥棒」と同じ作者、呉明益さんの小説です。台湾ではすでにドラマ化されているそうなので、いつかNETFLIXで見れる時に備えて、その前に原作を読んでおきたいと思いました。もう一冊の「運動脳」は、前作に評判になった「スマホ脳」がありますが、それもまだ読んでいません。それはいつか図書館で読めたらいいかなと思います。運動嫌いなので、運動と脳がどう影響するのか知
台湾語そのものです!台湾語の漢字は↓で書いているように「烏白講(oo-pe̍hkóng/おべごん)」。『莫烏白講(Màio͘-pe̍hkóng/まいおべごん)デタラメ言わないで』はい、これも台湾朋友と話していて聞かないことはない頻出フレーズです。「國語」にまじってシレーっと使われます。中国語で言うと「不要亂講(Búyàoluànj…ameblo.jpでも字幕とかでは「烏(黒い)」を「黑」と意訳して、「黑白講」と書かれることが多いです。とにかく台湾ではよーく聞くし、よーく見るボキャブ
この本、とても面白かった歩道橋の魔術師(エクス・リブリス)1979年の台北の「中華商場」から始まる、連作の物語。物売りが立つ歩道橋にいた魔術師の、妖しい存在感。子供たちの、大人たちの暮らしぶりに、なんとも言えない懐かしさを感じ、繊細で不思議なストーリーに魅せられた。台湾は、何か、惹かれるなあ。図書館に本を返しに行くとき、夜空の表紙ばかりなのに気づいた🌃
少し、読解するのが難しい本でありました。自転車泥棒(文春文庫)Amazon(アマゾン)1,100円しかし何とか読み終えた今、台湾に対する別の扉が開けたような満足感でいっぱいです。主人公「ぼく」の家族史は一台の自転車から始まります。その後時を経て「ぼく」の父親が持った3台の自転車のうち、父親の失踪と共に中山堂(ご存知の方も多い、西門町周辺にある建物です)で消えてしまった3台目の自転車の「来し方」を辿っているうちに、時や場所を越えた壮大な自転車の旅を知る事になります。物語の始まりは日
安くはなかったけどこれはもう不能不買。迷わず博客來で購入しました。↓1枚に2話ずつ入っていて5枚セットです↓↑朱軒洋、激イケメン♡これで『天橋上的魔術師』関連モノ大体揃った!原作小説と日本語訳版↓劇画版2冊↓ドラマの『影集創作全記錄』(メーキング記録)↓↑朱軒洋、激イケメン、アゲイン♡ついでに吳明益さんのもう一つの小説『單車失竊記』(日本語訳版タイトルは『自転車泥棒』)↓
こんにちは~今日の記事は完全にわたしの備忘録です原作(日本語)歩道橋の魔術師歩道橋の魔術師-白水社台湾で今もっとも旬な若手による、ノスタルジックな連作短篇集1979年、台北。物売りが立つ歩道橋には、子供たちに不思議なマジックを披露する「魔術師」がいた――。今はなき「中華商場」と人々のささやかなエピwww.hakusuisha.co.jp公視+(ここで、4月いっぱいまでに申し込めば、10集全話を3か月130元で見られます。海外からのクレジットカード手数料は別に
現在台湾で人気のドラマ《天橋上的魔術師》の原作本を読み終えましたドラマが日本語で見られるようになる前に原作を読んでしまおうという魂胆歩道橋の魔術師(エクス・リブリス)[呉明益]楽天市場2,310円じつはこの本短編集なのよそれぞれに共通しているのは1980年の台北の商場と言われる場所で育った子どもって、ところかなそして歩道橋に物売りがならぶんだけれどそのなかに手品を見せるマジシャン(魔術師)がいるのね
台湾ドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』のセリフは台湾語、中国語、客家語メインで、時々日本語、1人広東語(笑)。登場人物の多くがバイリンガル(トリリンガル)で、話す相手、シチュエーション、自分の気持ちによって自由自在に使い分ける。実に混沌としているのだが、それがまた面白い。気になる場面はいくつもあるが今日はep7、小不點と日本人のお客さんの会話のところ。以下若干ネタバレです。日本人は日本語で押し通す、小不點(小学生)はもちろん日本語はわからない。靴ひもを交換して、と頼
台湾ドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』では髒話、スラング、放送禁止語…、山のように出てくる出てくる。いちいち取り上げてたら本当にキリがないので、目についたものだけ過去記事を振り返ってみたい。ネタバレ無しで言葉だけpickup。チャラ系高校生の阿派が連発する80年代悪ガキスラング、良い子は決して使わないで!!➀ep313:02那個小姐(mis)才會記得我あの娘がやっと俺を覚えてくれたんだぜ※字幕の「那個小姐」のところを「mis」と言っている。②ep313
こんばんは~春🌸だからしばらくドラマに集中できない日々が続いておりました…その間に見たいドラマの原作を読んでいました原作(日本語)歩道橋の魔術師歩道橋の魔術師-白水社台湾で今もっとも旬な若手による、ノスタルジックな連作短篇集1979年、台北。物売りが立つ歩道橋には、子供たちに不思議なマジックを披露する「魔術師」がいた――。今はなき「中華商場」と人々のささやかなエピwww.hakusuisha.co.jpこのドラマは1961年から1992年まで実際に
話題の台湾ドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』の監督は楊雅喆さん。この「喆」という漢字、「哲」の異体字で「zhé」と読むのですが、台湾明星の名前にはこんなふうに簡単には読めない漢字が結構あります。台湾ドラマ『天巡者』でコワいけめんぶりを発揮した盧博雅役の陳璽安くん。ひーっ、この「璽」ってなんなんでしょうか、「璽」って!?答えは「xǐ/ㄒㄧˇ」です。そしてめちゃめちゃいい人だった歐陽凱を演じたのが張洛偍くん。『三明治女孩的逆襲』でもいい味出していますが、最後の「偍」でゴニョゴニ
話題の台湾ドラマ『天橋上的魔術師』の監督は、楊雅喆(YángYǎzhé)さん。監督のこの「喆」の字が読めなくて勝手に「jí」と読んでましたがやっと調べました。なんと「zhé」でした!「哲」の異体字だそうです。いや、台湾の方の名前には必ずと言っていいほど読めない漢字が一つは入っている感じ(ダジャレ)。その楊雅喆(YángYǎzhé)さんが今までに監督した映画、3作品。どれもテーマが重い、そしてちょっと難解。でも台湾の歴史や社会問題を知り、台湾を理解するにはもってこいの作品ばかりです。彼が『天
※完全にネタバレです。でもこのドラマはネタバレしていても十分に面白いと思います。と言うかある程度ネタバレを知っておいた方がわかりやすいかもです。ドラマの内容や見どころはMYさんが実に細かく本当に丁寧に、詳細に調べて書いておられるのでぜひそちらを見ていただくとして↓、ここではドラマに出てくる双子姉妹と林一家惨殺事件【林宅血案】の被害者である双子姉妹について。『「天橋上的魔術師」第5集』第5集は夢なのか幻想なのか現実なのか、よくわからないところがあったかな。まあ、このドラマは全体的にそう
台湾で、困った客、難癖つけたり、わけのわからない行動をする客のことを奧客(àokè)⇨困った客と言うのだが、これもお約束、台湾語由来のスラングである。「奧」は注音符号で「ㄠˋ」とも書かれる。モトになった台湾語は「漚客(àu-kheh/アウケー)」。「漚(àu)」は「腐った~」という意味で、台湾ドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』でも、ep4の最初の方で出てくる。5元で買った手作りマンガ本の最後の数文字が薄くて見えない💢と文句をつけてきた阿卡に小不點が你不要成天當奧客難癖
もうすでに何度ととなく見ている(見るたびに新しい発見があるので)台湾ドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』。ep4の最初に出てきた台湾の国語教科書↓、私が持っている教科書のコピーに同じものがないか探してみたけど全く同じものはなかった。でもこれをモチーフにして作られたかも。というのを発見↓。1965年初版の『國語課本』(第4冊暫用本)である。右ページ上段の小坊主さん(蒋介石さんですよ)が掃除をしている絵や、男の子(蒋介石さん)が何か読んでいる絵はそっくり。で、この教科
台湾公視のドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』、海外からも見れるようにしてくれて本当にありがとう、です。いいドラマならお金を払ってでも見たい。そして、このドラマ、支払った130元、すでに元は取った。私の台湾朋友たち、基本的に台湾エンタメには興味がなく、その点ではあまり話が合わないのだが、唯一台湾語鬼コーチ(でも超優しくてイケメンよ)だけは例外で、いいドラマや映画があればすぐに教えてくれる。この『天橋上的魔術師』もめちゃめちゃいいよ、と連絡をしてくれた(台湾語で。鬼コーチだから)
台湾ドラマ『天橋上的魔術師』、ただ今じっくり2度めの視聴中。1回目ではわからなかったことが色々わかって、ますますあの不思議ワールドに引き込まれている。『台湾ドラマ『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』の不思議ワールドで彷徨う』呉明益氏の短編小説集『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』をドラマ化したもの。80年代当時(原作では1979年、ドラマでは1985年の設定)の中華商場といういわ…ameblo.jpとにかく「ながら観」では無理、ということもわかった。特に大事なのは、セリフ無しの場面。画面の奥
呉明益氏の短編小説集『天橋上的魔術師(歩道橋の魔術師)』をドラマ化したもの。80年代当時(原作では1979年、ドラマでは1985年の設定)の中華商場といういわゆる商店街兼集合住宅を巨大セットで再現し、話題になった。台湾の公共テレビ局「公視」が海外からも見れるようにしてくれた。「公視+」というアプリを入れて、私はFacebookのアカウントでサインイン。クレジットカードで130元(日本円で約500円)を支払ったらすぐに視聴可能に。これは本当に嬉しい措置で、以前『怒りの菩薩』を同じように「
台湾ドラマ『天橋上的魔術師』で阿派を演じた朱軒洋くん、いやあ、超絶イケメンでした。台湾映画『下半場』でのイケメンぶりも思い出しました。でもイケメンなだけじゃないということもわかりました。『天橋上的魔術師』での演技、すごく良かったです。ドラマは見終わりましたがけっこうな衝撃。色々と難しいところもあり、今消化中です。『台湾青春映画『下半場』をバスケ少年に混じって見る』台湾映画、今回訪台中に絶対見たいというものがなかった。マスコミでちょびっと話題になりちょっと興味をひいたのは、バスケ青春映画『下半
台湾ドラマ『天橋上的魔術師』の舞台は厳密に言うと1979年の台北。(MYさんに教えていただきました、原作は1979年だけどドラマは1985年だそうです!)でも80年代の始まりの時期である。『台湾ドラマ『天橋上的魔術師』を台湾公視アプリで視聴中』台湾ドラマ『怒りの菩薩』でお世話になった公視+というアプリからのお知らせで、話題の『天橋上的魔術師』が海外からも見れるという。早速130元、カードで支払って視…ameblo.jp台湾の80年代は激動の台湾史の中でもトップ級に激しく変化した10年。長きに
台湾ドラマ『怒りの菩薩』でお世話になった公視+というアプリからのお知らせで、話題の『天橋上的魔術師』が海外からも見れるという。早速130元、カードで支払って視聴開始。ep1で台湾版おバカ男子のおバカ具合とうるささに神経やられそうになったが(笑)、ep2で持ち直してきた。でもまだ「面白い!」というとろまでいってないので頑張って先を急ぎます!『『天橋上的魔術師(歩道橋の上の魔術師)』ドラマ化の前の劇画本』吳明益の小説『天橋上的魔術師(歩道橋の上の魔術師)』のドラマ化、とても楽しみ。先日公開された
ものすごくどうでもいい更新更新することがないのでとりあえず、華流関連の進捗状況をYoutube我的時代、你的時代全38集忙しいから見ないつもりだったんだけど楊洋の好きな李一桐ちゃんがご出演だしね英語字幕→自動翻訳で日本語字幕でさらっと視聴することに決めたわまだ1話しか見てないけれど山河令全38集中国在住の方が、张哲瀚推しでどんな子なのか気になったのでこれは自動翻訳では、まったく意味が分からなくなるので英
私にとって159作品目の読了原書です。《天橋上的魔術師》呉明益著登場人物・場所・時代が共通する10章の物語で1冊が完結します。ただし形式は表題を含む10編の短編小説です。なので、1編ずつ別々に楽しむこともできます。カテゴリーはファンタジーでありながら、ノスタルジーであふれています。著者を含む実在の友人や家族…当時あの場所で生活していた人々の、現実と幻想で織り成す虚構の世界です。台北の色々な地名が出てきたり、景色の描写も具体的なので、
2019年3月の本・マンガ①読んだ本編今月も、ひたすら、図書館本を読み進めてます。○小説・その他(著者のあとの☆印が図書館本)・わるい食べもの(千早茜)☆・平成くん、さようなら(古市憲寿)☆・ぷくぷく、お肉(阿川佐和子、村上春樹、池波正太郎、邱永漢他)☆・折りたたみ北京現代中国SFアンソロジー(ケン・リュウ編中原尚哉・他訳)☆・紙の動物園(ケン・リュウ古沢嘉通編・訳)☆・死んでいない者(滝口悠生)☆・歩道橋の魔術師(呉明益天野健太郎訳)☆・もののあはれ(