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旅先で化粧ポーチを紛失した夢を見て嫌な気分で目覚めたあと、食べ過ぎで体重が増えていることに愕然。まだ薄暗いので加藤陽子さんの本を読み出したら、日米開戦時に竹内好が「明るい戦争」、伊藤整が「爽やかな戦争」と書き残している話にぶつかりました。竹内は武田百合子の「犬が星見た」でロシア旅行に同行しています。作中では協調性に欠ける偏屈な高齢者というイメージですが、中国文学の泰斗。伊藤は我々が10代の頃大人気で、教科書にもよく出てきた「理知的イメージ」の作家。大和魂で国力の絶望的な差を乗り越え
わたしは武田百合子が書く富士日記が好きだ全作読んだそしてそれをバイブルのように本棚に鎮座させ時折読み返すそれはなぜか武田百合子が作家とは己を意識せずただの一介の主婦として単なる日記を綴ったというところが好き、だからなんの衒い(てらい)もなくなんの虚飾もなくあるがままの気持ちを思ったとおりストレートになぐり書きしたようなこれらの文章が好きなのであるだから改めてこのような名だたる作家たちが百合子賞賛の文章を
今日で手術後2週間。退院して10日目。経過は順調のようだ。前回の前立腺がんの退院後、自宅で肺血栓を発症した苦い経験を活かし、今回は努めて脚を動かすようにしている。退院した翌日から朝の涼しいうちに自宅の周りを歩くようにしている。少しずつ距離を伸ばして行き、今朝は30分弱、3,200歩、2,300mくらい。当地は山の中なので、基本上ったり下ったりできついのだが、入院前と同じようなスピードで歩けるようになってきた。ただ、もちろんまだ傷口は痛く、腹帯をしているのだが、動くと傷痕が腹帯と擦
枇杷の季節ですね。この果実を見ると思い出すのは武田百合子のエッセイです。インパクトある短いエッセイで「ことばの食卓」に収められています。武田百合子のこのエッセイを読む前に次のいずれかを読まれるのがおすすめ。作家の夫、泰淳との日々が綴られていて味わいが増します。ーーーーーーーー富士日記富士山の麓に越してからの、友人の作家達や地元の人との交流を含めた日常の生活がみずみずしく感じられます。個人的に甲州弁がすごくて面白かったです。百合子自身は作家ではなかったのです
4月20日日曜日〜その811時から13時半まで二度寝。『富士日記を読む』を読む。P152に、武田百合子氏のS41年1月2日の朝食メニューに、梅酒が入っている。(写真)H28年1月に和歌山市磯ノ浦の槙野英徳社長に頂いた、紀州秋津野樽出梅酒。寝かしております。久方振りに舐めますと、もともと美味しいのですが、格段に味わい深くなっていました。
4月19日土曜日〜その5nomuraミレービスケットを摘みながら『富士日記を読む』を読む。P122〜130の中村稔「武田百合子さんの文章」に、杉本苑子氏の名前が出る。(写真)H4年4月30日+5月7日号週刊新潮の杉本苑子著『汚名』の広告。切り抜いて、波屋書房に注文しようと思いながら、33年が過ぎました。15時より17時まで三度寝。首のストレッチ。四股10回。体重69・0キロ。飲料は、カルシウムの多いミルク、KAGOMEつぶより、Tropicana100%PINEAPPLE、松
4月18日金曜日〜その6P85〜93、平松洋子「供物として」には、武田百合子氏のある日のメニューに、和田金の味噌漬の味噌をとっておいてヒレ肉をつけてみたことを取り上げている。(写真)R5年6月17日、鶴包会吉田功先生に松坂肉元祖和田金でご馳走になった際、お店で記念にもらった絵葉書。
4月18日金曜日〜その4『富士日記を読む』を読む。P69〜77の小川洋子「宇宙のはじまりの渦を覗く」に、武田百合子氏が触れた江戸川乱歩氏の死去について書いてある。(写真)H20年8月、江戸川乱歩研究者の中相作さんに頂いた、三重県名張市のロータリークラブが製作した『少年少女乱歩手帳』〜「江戸川乱歩のふるさと発見記を読んでみる」。貴重な資料なり。12時から14時まで四度寝。
4月18日金曜日〜その34時に休眠。6時、目覚める。ねじめびわ茶、キリンのやわらか天然水、くらしモアのむヨーグルトプレーンで喉を潤す。『富士日記を読む』を読む。P25〜29の武田百合子「富士山麓の夏」で井伏鱒二氏の名前が出る。(写真)地下資料室の井伏鱒二著『さざなみ軍記/ジョン万次郎漂流記』。7時半から9時25分まで二度寝。『富士日記を読む』を読み、10時より11時15分まで三度寝。
何度も読み返してる、武田百合子の『富士日記』。ふもとの町で夫婦でロマンポルノ(!)3本立を見て、山の家に戻る途中、助手席の夫(作家の武田筍)がお気に入りのかっぱえびせんをつまみにいつものように缶ビールを飲みつつ、「最高だな」とご機嫌だったことが記されている。昨日、夕食の買い物ついでにノンアルビールとかっぱえびせんを買って帰り、午後、のんびりとくつろいでいたんだけど、見慣れぬ花形が混じっていた。さっき検索したら、500分の1の確立とかのラッキーアイテム?らしい🌸今朝、明け方の2つの夢は
さて結局これも読んだという事で、コンプリート!ちなみに前回はこちら。『【こんな本を読みました】富士日記(中)』さて先日は、今後は読書関係のエントリーはきっちり「書評」として堂々と表しようと宣言したのですが、そうは言ってもその範ちゅうに入らない本も有ります。それらについ…ameblo.jpこの途中で例の「犬が星みたロシア旅行」が挿入される訳でいや本当に著者の武田百合子さん、面白いです。書き方が。とにかくはっきりもの言う、良い悪い関係無い。今だったらPCで何たら言われそうですが、
さて先日は、今後は読書関係のエントリーはきっちり「書評」として堂々と表しようと宣言したのですが、そうは言ってもその範ちゅうに入らない本も有ります。それらについてはこんな感じでゆるく書きたいと思います。それで今回は以前に上巻のみを読んだこの作品の続編についてです。『【読後評】富士日記(上)』今回の読書は同じ作者のこの本で知って、やはりこちらも読みたくなったからです。『【読後感想文】犬が星みたロシア旅行』この本を読みたくなったきっかけは、ただの…ameblo.jp相変らず著者の
図書館で借りた本本を返却して、文庫本を物色して、あらたに借りて、KFC『期間限定でお安いKFC和風チキンカツバーガーセット』昔からテレビっ子なのだが、観たい番組は、録画しておいて、あとから観る北海道に来てからは格安なテレビを使っているため、録画中はほかの番組をリアルタイム視聴でき…ameblo.jp山が見ていた猫が見ていた犬が星見た面白そうな本、ないかな〜背表紙を眺めていて「はっ!」「山が見ていた」「猫が見ていた」タイトルだけで、ぱっと手
柴咲コウ今日は仕事納め。ブログ納めはドラマ『光る君へ』で話題なった紫式部について『紫式部日記』や歌集『紫式部集』に加え、今夏完結した森谷明子の平安ミステリ「紫式部シリーズ4部作」を紹介する予定がなんだか面倒になってきて。代わりに、久しぶりに再読中の武田泰淳『目まいのする散歩(1976)中公文庫』を。武田泰淳が糖尿病由来の脳血栓を発症した後の作品で、ちょっと時間軸が一定しない内容のため、なんとなくこちらまで眩暈がしてくるような8編の短編集。なかでも大好きな「鬼姫の散歩」の鬼姫というのは
今回の読書は同じ作者のこの本で知って、やはりこちらも読みたくなったからです。『【読後感想文】犬が星みたロシア旅行』この本を読みたくなったきっかけは、ただの情報だったのでXではポストしませんでしたが例によって佐々木俊尚(@sasakitoshinao)さん経由で知ったこ…ameblo.jp結論を先に簡潔に書くなら、引用した作品と同様に(実際にはこちらの方が先に刊行された)面白かったです。内容は小説家の夫が買った富士山麓の別荘での滞在記で、まさに淡々とその様子が書かれているだ
初めての著者のエッセイ。作家の奥さんのエッセイ本、くらいしか知らずに読んでみました。私には文体が合わなかったらしく、最後まで集中できずに終わりました。こういうのもあるね。昭和の最後のほうのエッセイなんだけど、もっと昔に感じたのはなんでなのかな。著者の慎ましい生活感覚やものの感じ方はとても共感できたから、惜しいんだけど、読んでて入ってこない文章でした。矢崎や九里や。いつも予想とは全然違うニュースが入って、びっくりしました。九里や矢崎。これからも頑張って!
過日、中野坂上の裏町をうろついていて、こんな写真を撮った。なんだか武田花の写真みたいだなあ、と思った。その花の訃報に接したのは、翌日であったろうか。武田花は写真家として知られるが、私はまず母・武田百合子のエッセイに心酔して、父・泰淳の文業に触れた。花のエッセイはその流れで読むこととなった。以前、紹介したレビューをいちばん下にリブログしておく。これが花の猫写真。あれま、花さんは「ボロい東京」の先駆者でもあったか。これはあらためて見返す必要がありそうだ。ところで数年前、百合子が出版を禁
5月16日木曜日〜その48時半より10時25分まで三度寝。ベビースタードデカイラーメンCURRYHOUSECoCo壱番館監修チーズカツカレー味を摘む。『富士日記下−新版』武田百合子(R元年7月25日中公文庫)を読了。(写真)上・中・下の三巻を、地下資料室の棚へ収めます。
5月16日木曜日〜その32時半から8時まで二度寝。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P435には、ご主人の泰淳さんの「富士での生活」が所収されている。其の中に、富士山がもし噴火爆発したら…と云う一文あり。(写真)『危機迫る!富士山大爆発』相楽正俊(S62年3月30日データハウス)は、此の出版元の鵜野義嗣社長の献本です。
5月16日木曜日〜その2武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P406〜407のS51年9月4日、夜おそくテレビでウイークエンダーをみる…と書いてある。(写真)蔵書より『ウィークエンダーTOWNタウン・レポートPARTⅡ』大貫哲義(S59年4月3日日本テレビ放送網)。此の番組での注文は、何と言っても再現フィルムのコーナーでしたなぁ。
5月15日水曜日〜その11時半、入浴。水分補給に、三ツ矢サイダー。5枚組DVD-BOX『特捜最前線BESTSELECTIONVol.3』〜第507話「長坂秀佳終章三部作桜井警部補・哀愁の十字架」(H19年7月東映ビデオ)を鑑賞。3時に休む。5時、目が覚める。ねじめびわ茶、キリンのやわらか天然水、のむヨーグルトで喉を潤す。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P391のS51年8月19日、富士吉田忠実屋のそばの映画館は日本ポルノ三本立を上映中。スチールを並べてあるウインドーを眺
5月14日火曜日〜その612時半から14時まで四度寝。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P373では、テレビのお国自慢なんとかという番組…と記されているが、これはNHK「お国自慢にしひがし」であろう。(写真)司会を務めた、山川静夫さんの『私のNHK物語アナウンサー38年』(H5年8月30日文藝春秋)。詳細なる番組立ち上げの裏話に触れている。
5月14日火曜日〜その410時より11時25分まで三度寝。Kを摘みながら、武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P359〜360のS51年7月24日、西日で光るテレビで、何回も同じオリンピックの体操をみている…と書いて有る。(写真)これは、モントリオール大会。ナディア・コマネチ選手の大活躍。其の思い出は、此のブログに何度も登場します。蔵書には、H26年8月2日、東京都世田谷区上祖師谷の文紀堂書店から買い求めた『コマネチその秘められた素顔』グルメツァ著小野清子監訳(S525月10日パ
5月14日火曜日〜その3P358〜359のS51年7月23日、東京の自宅を出て、この年からは赤坂の議事堂前から車を高速に乗り入れ、そのまま直通で河口湖まで来られるようになったので気が楽…と記しある。(写真)武田百合子さんの日記の17年後、H5年8月18日、東京都千代田区永田町の国会議事堂前でのスナップ。衆議院議長を務められた原健三郎先生と、TBSテレビ『ビッグモーニング』『モーニングEyE』の国会探訪記のロケ。30歳。
5月14日火曜日〜その26時から9時まで二度寝。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P344、別荘近くの酒屋でサントリーVSOPを買っておられる。(写真)私の洋酒コレクションのSUNTORYVSOPBRANDY。私は下戸ですが、紅茶に2〜3滴入れて、香りを楽しんでいます。
5月14日火曜日〜その1水分補給に、三ツ矢サイダーメロンソーダ。5枚組DVD-BOX『特捜最前線BESTSELECTIONVol.3』〜第506話「長坂秀佳終章三部作橘刑部・父と子の十字架」(H19年7月東映ビデオ)を鑑賞。1時に眠る。5時、目を覚ます。ねじめびわ茶、キリンのやわらか天然水、のむヨーグルトクリーミープレーンで喉を潤す。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P342には、あじさいをテラス前に移植した事が綴られている。(写真)ストックブックの『S66年シリーズ
5月13日月曜日〜その12時、目が覚める。ねじめびわ茶、キリンのやわらか天然水で喉を潤す。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P244〜246には、開高健夫妻とお花見をしたと有る。(写真)スクラップブックから「あの作品に出会う夏作家を旅する」〜開高健記念館(H22年8月21日+28日号週刊現代)の切り抜き。
5月12日日曜日〜その210時半より12時25分まで三度寝。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P201に、筑摩書房から中里介山全集の記念講演を依頼された事が記されている。(写真)スクラップブックのH3年7月4日号「週刊新潮掲示板」。安岡章太郎氏が見てみたいと訴えた「大菩薩峠」。12年後、ロシアで第一篇のプリントが発見されました。安岡氏は目にする事が出来たのでしょうか?。
5月12日日曜日〜その12時半に入浴。水分補給は、キリンレモン。5枚組DVD-BOX『特捜最前線BESTSELECTIONVol.3』〜第435話「特命課・吉野刑事の殉職!」(H19年7月東映ビデオ)を鑑賞。4時に眠る。6時55分、目が開く。ねじめびわ茶、キリンのやわらか天然水、のむヨーグルトで喉を潤す。7時45分から9時50分まで二度寝。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P199には、テレビの「細腕繁昌記」の話題が出る。(写真)「細腕繁盛記」の作者花登筺氏の短編小説『宿
5月11日土曜日〜その23時半に休む。5時25分、目覚める。ねじめびわ茶、キリンのやわらか天然水、のむヨーグルトで喉を潤す。武田百合子著『富士日記下−新版』を読む。P150〜152、東京で芝桜の苗を買って別荘へ出掛けて庭に植えた事が書かれている。(写真)ストックブックより、H10年2月5日に発行した『ふるさと切手』〜「北海道雪のナナカマド・芝ザクラ」。