ブログ記事109件
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日は扇受けから突きの稽古が行われていましたが、続いて、組手の構えからの前の腕での突きの稽古です。扇受けの突きで前腕の絞りや反対側の引き手を腰にとらずに動くことを稽古していましたが、それがそのままこの動きに応用でできます。上肢としてはその前腕の絞りに注意して突くことになります。下半身としては組手の構えになりますので、正整立ちで行っていることになります。この時、腰部からの体軸の乱れがあり、注意
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(せいさん)の形が行われており、その分解も行われていました。昨日、一昨日の記事では背刀受けの箇所を用いて、相手の突きに対しての動きを書いていました。続いて、行っていたのが、相手に腕を掴まれたところの展開です。こちらも、おおもとになる腰の動きは背刀受けで培う動きと同様になります。ただ手首から先の動きが変化していきます。ここでは掴んできた相手を制御することになり、ここでは腕でも前腕の
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(せいさん)の形が行われており、その分解も行われていました。ここでは背刀受けの箇所を用いて、組手の構えから相手の突きを受け流す動きをまず行っていました。そこからですが、その受けに合わせて、反対の手を用いて相手の裏肘を捉えて関節を極める動きも行われていました。技の構造を理解するためには受けと反対の手で裏肘を捉える手の動きを分けて行う場合もありますが、極める場合は、背刀受けとほぼ同時に反対の手が
昨日の千唐流空手道直真塾昭島中高生部の稽古の話です。こちらでは前回の稽古で防御に使う三日月蹴りの稽古を行っていました。そちらでは、股関節の動きも説明している中で外旋のこともあげており、その流れで、さらに外旋を必要する斧刃脚の稽古をする予定にしていました。今回はその通りに斧刃脚の稽古を行いました。斧刃脚という技は実は空手道にはありませんが、千唐流は唐手(トゥーディー)の流れを汲み、中国拳法の影響を受けているため、そういったものが形の中で見え隠れしているところがあり
昨日の千唐流空手道直真塾三鷹少年部の稽古の話です。こちらでは輪転突きの稽古を行っていました。動きとしては下イラストのようになります。上っ面の部分だけを見て一回転して突けばいいというものだけでは、この動きに求められる武術体作りと武技に活かすことができません。ベースとしては土台となる立ち方とその変化が重要になり、そちらを確認しながら行っていきました。まず、移動の基本である中段追い突きを行います。この時に正整立ちがきちんと取れているかがポイントにな
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。後半は形の稽古を行っていました。東日本大会に向けての形の稽古を行っており、私は巡回しながら各人の行っている動作にアドバイスをさせていただいていました。そのところからですが、四方拝を行っているグループからのものです。下は途中の中段裏拳打ちから中段前蹴りの箇所です。こちらの中段裏拳打ちの箇所は90度の転身を伴ったものと180度転身を伴ったものがあります。この転身を行いながらというところも千
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは二十四歩(ニーセーシ)の形の分解・解説の十一番目の稽古も行われていました。ここでは研究稽古になりますので、公式なものから進んだ一歩踏み込んでのかたちまで行われています。公式なものは下イラストのようなかたちをとります。まずこのかたちで行われていきました。掌底部で落とすのと同時に手刀を眉間に当てることがポイントになります。そのタイミングのところも注意があり、進められていきました。続いて、その
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらの後半では東日本大会に向けての形の稽古も行われていました。この日は私も指導する側にまわって行っていましたので、そこでアドバイスしていたところのことです。まず、四方拝を行っていたグループです。こちらの前半では90度ずつ転身しながら突きを行うところがあります。90度の転身をするというところも、こちらの形の特徴になるところですが、ここでの突きの際の引き手側において問題がありました。この引き
水曜日の千唐流空手道直真塾吉祥寺少年部の稽古の話です。こちらでは正整(セイサン)の形の稽古も行っていました。下イラストはこの形の最初の動作で前に出ながらの中段外受けのところです。こちらの動きは前進しながらの受けになりますので、それなりの力強さがなくてはなりません。ただ動きを行っているとそれが強く出過ぎてしまい、腕が大きく動き過ぎてしまっているケースがありました。受けを行おうとするあまり腕を一回下にさげてからあげていくかたちになっていました。
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は千唐流宗家杯国際大会に向けてアイルランドからの来客もありました。千唐流のアイルランドのティム本部長とその息子さんです。実はその前の稽古ではアイルランド支部から別の方も参加されていました。ティム本部長を含めて今はアイルランドで活動されていますが、昔は直真塾で稽古をされていました。そういった話も含めて稽古後の食事会では花が咲いていました。大会に向けて海外の方たちも続々、来日されています。そんな中で
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。この日は前半に形の稽古が行われていました。下は一般部の団体形の稽古の様子です。今回は私は団体形は出場はしません。といいますのが、これまで過去にも私は出場させていただいておりますし、今回は若手メンバーがそろいましたので、そちらに任せることにいたしました。ですので、この団体形に関しては動画などでの分析も含めてアドバイザー的に関わりさせていただいています。団体形に関してはメンバーの動きの一致もポイントとな
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の形の稽古の中で私たちのグループは鷺牌大(ローハイダイ)の稽古も行っていました。その中の手刀受けの箇所の話です。最近でも書いていたように千唐流の形の中の手刀受けの上肢のコースとしては下イラストにあるように丸く円を描くような軌道になります。これは柔の受けになり、相手の突きを受け流しかつ、その軌道から重みを乗せ、相手を崩すような動きになります。この時、受けを行っていない引き手側の方も反対側の腕の動き
一昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは約束組手の稽古が行われていましたが、この記事ではその続きです。続いては、同じくお互いに左構えになりますが、相手からの奥足での右中段回し蹴りに対しての動きとなりました。ここでの動きの場合は斜め前にステップしつつ、相手の蹴り脚の膝の少し上に手刀を当てながら受け、中段逆突きで反撃する動きです。ここで斜め前にステップするのは相手の回し蹴りのピークを外すためです。回し蹴りの場合、外から
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。この日の最後は形の稽古になりました。グループ分けをしての稽古となりました。最近のいつもの流れですと、団体形に出場するメンバーは団体形の稽古をするのですが、一般部の方も少年部から特別参加のグループの方も一人ずつ欠席で抜けてしまっている状態でしたので、個人での形の稽古となりました。個人での形といっても大会に出る人出ない人たちもいますので、それぞれ分かれて行われていました。下は宗家杯参加組みの少年部のグルー
土曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは形の稽古も行われていました。今回は大会を意識して、一人ずつコートに入り演武しているのを想定して行われました。コートに入る場合も、間の取り方があり、コートの入り方や演武前の形の名前を発する前での礼のしかたなどの注意がありました。それぞれ自分の形を行っていましたので、いくつかの種類がありました。まず、四方拝(シホーハイ)の形を行っていた塾生の話です。高校生の塾生ですが、後輩の指導もするこ
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは組手の動きの稽古から行われていました。今回は少しトリッキーな動きとなります。トリッキーな動きは常套で使えるわけではありませんが、一試合の中で一回ほどで、そのトリッキーな動きだからこそ相手に対しての不意打ちとして使用できます。まず行っていたのは相手からの上段突きに対して一気に沈みこんで四股立ちをとりながら突きを放つものです。下は先日、正整の形の分解・解説で稽古した時の写真ですが、この動きを応用したもの
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説も行われていました。今回は最後の掬い受けの箇所が行われていました。動きとしては下イラストの箇所になります。こちらは稽古時に撮った写真を使いながら書いていきます。まず、相手からの左中段足刀横蹴りに対しての動きとなります。そこから、全体的に少し後退しながら相手の蹴りを受け止めつつ、下写真のように捻っていきます。この時は相手の股関節を
今週火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古も行なわれていました。今回はその中の掴み受けのところもおこなわれていました。昨日、書いていたのが、公式の分解の動き通りのものでしたが、その後は、その動きを応用したものを行いました。まずはお互いに組手の左構えをとります。そこから相手からの右中段追い突きに対して前足を一歩引きつつ右手にて掴み受けを行っていきます。公式なものから手足が逆になっ
今週火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古も行なわれていました。今回はその中の掴み受けのところもおこなわれていました。まず、オーソドックスな動きから行われましたが、お互いに組手の左構えをとります。そこから相手からの右中段追い突きに対して後退しつつ左手にてこの掴み受けを行っていきます。そこからですが、奥足にて相手の中段に対して前蹴りを放っていく動きとなります。
先週火曜日と今週火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話のことです。こちらでは正整の形の分解・解説が行なわれていました。先週と今週にかけて同様に行っていた動作があり、まだ紹介していませんでしたので、こちらで記述していきます。動作としては下イラストのところになります。踏み込みながらの上段裏拳打ち、そこから後退しながらの猫足立ちになります。さらに交叉立ちへと続く箇所になりますが、先日のブログでは形通りの上段裏拳打ちになるところを書いていました。ここでは
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整の形の分解・解説が行なわれていました。ここで行われていたもので、180度転身しつつ結び立ちになりながらの上段裏拳打ちの箇所がありました。形の動きとしては下イラストのようになります。この動きの分解としては後ろを向いた状態ではなく、お互いに組手の構えからスタートします。相手からの上段刻み突きに対して体捌きにてかわしつつ、結び立ちをとっていきます。同
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古が行われていました。その中の背刀受けのところを書いていましたが、そちらの動きを相手に掴まれた際の手解きに活用するものも行われていました。上写真のように相手に掴まれた時に、下写真のように背刀受けの動きを用いながら手首を返していきます。この時、手首の関節を極めていきますので、反対側の手は相手の手をおさえて動かないようにしておきます。そして、相手の
一昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古が行われていました。その中の背刀受けのところを書いていましたが、昨日の記事では相手が進行してくるのに対して受け側も進行しながら行う場合は受ける箇所が通常の分解と比較すると動きが異なってくることの理解と、そこからの展開も変わってくるということを稽古でも行われていました。ベーシックな分解は下イラストの通り相手の前腕を受け、手首を掴みつつ崩していくことになりますが、実際の動き
一昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古が行われていました。前回は絞り受けのところを書いていましたが、形の中の続きでもある押し上げ受けのところから手刀顔前の構えのところです。こちらは分解のことを考えていなければ、ただ転身しながら手刀を顔前に構えている動作にしか過ぎません。とはいっても四股立ちから転身が入りながら正整立ちをとり、かつ上肢は手刀を作ることになり、細かくみていくと高度な動きとなります。そ
昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古が行われていました。その前に全体を通しての形を行っている中で、動作の認識の確認がありました。それが、外受けのところです。この形の中には中段外受けの箇所がいくつか出てきます。こちらは基礎としての突きを受ける動作になるとともに、相手に掴まれた際の手解きやそこから関節技が含まれています。突きを受ける動作でも外受けまで行うまでの連絡動作で両腕をクロスさせての十字
先週火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古も行われていました。今回は最初からの動きの連続の箇所が行われていました。これらの連続動作は複式組手で用いられるものにもなります。最初からの動きでは形の中では前進しながらの中段外受けになりますが、ここでは前進は入れずに相手からの中段追い突きに対して行います。別解釈では前進しながら行うものもありますが、ここでの動きではその場で行うものになります。
火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話です。こちらでは今週土曜日に実施する昇級昇段審査のための稽古も行われており、その話の続きです。鎮東(チントウ)の形の稽古の後は、形の分解・解説に関わるところで質問に答えながら行っていきました。その中では正整(セイサン)の形の掬い受けのところのがありました。最後に出てくる動作になり、下イラストのようになります。私が指導していた少年初段を受審する塾生の場合、動きのおおまかな意味は理解していました。相手の足
先週火曜日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説の稽古も行っていました。今回はこの形の最後の動きです。両手による掬い受けのところです。こちらの公式なものの動きはその前の稽古の際に行っていたのですが、狙うところを変えた動きのものは時間がなくできませんでした。そのため、今回行われたわけです。公式な動きは下イラストのようになります。相手の左足刀横蹴りを受け、股関節を捻りながら崩
昨日の千唐流空手道直真塾昭島中高生部の稽古の話です。こちらでは二十四歩(ニーセーシ)の形の分解・解説も行っていました。今回はベースになる1番目と全体に形を通して行っていた時に動きが気になったところに関わる8番目を行いました。まず1番目の話です。1番目は最初に扇受けにて相手からの右中段追い突きを受けます。武術体を作る上ではこちらがきちんとできていなくてはなりません。まず、右中段追い突きをする側の動きで、きちんと相手の裏三寸を突き抜くような動作が
一昨日の千唐流空手道直真塾一般部の稽古の話の続きです。こちらでは正整(セイサン)の形の分解・解説も行っていました。ここでは公式な分解・解説にはないものも行われていました。背刀受けのところを用いた動きとなります。公式なものですと下イラストのように相手からの中段突きに対して受けを行い崩していくものになります。ここで行ったものはそれではなく相手に腕を捕られた時の関節技の動きとなります。ここでは相手から右腕にて右腕を掴まれた時の動きの想定で行われ