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感染症対策でクロークが閉まっているせいか、歌劇場の客席にダウンジャケットを持ちこむ方が増えました。ダウンジャケットは隣席の者にとっては凶器です(!)。観劇中に突然割り込んできたりする。私もダウンジャケットは着ることがありますが、近所に買い物に行くための防寒具です。仕事着はスーツ、コート、革靴、鞄のみです。時々手袋とマフラー。歌劇場の客席は仕事場ですから。この前、批評を頼まれている公演で、隣席の人(多分女性)が着てきたダウンジャケットに頭や顔を殴られるというさんざんな一日がありました。余
昔、私がとても歌が上手いと思う日本人歌手の方がおられたのですが、残念なことに、声量が小さく、客席に良く届くときと届かない時がありました。届いたときはとても好評です。この場合、歌の上手下手そのものとは違う、別のラインが大きく左右することが分かります。「この人は、本当に惜しい・・・歌曲に場を限った方がいいのかな・・・」歌曲だと100席以下の空間で歌うことも多いですね。十分届きます。クラシックの世界で、「オペラ歌手」と呼ばれる人と、「歌手」と呼ばれる人は、生きている場所が微妙に異なります。
今や世界的巨匠への階段をひた走る指揮者=大野和士氏とは、1990年代にコラボを展開していました。その頃は、トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝、ザグレヴ・フィルでの実績、そして東京フィル欧州楽旅1994の大成功等によって、ドイツ西南部の都市=カールスルーエに在るバーデン州立歌劇場の音楽総監督に就任していました。(その後、ベルギー/ブリュッセルのベルギー王立歌劇場音楽監督を経て、フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者となり、その後に東京都交響楽団のシェフにも就任し、現在では新国立劇
こんにちは。今回は、世界の有名な歌劇場をリストアップしてみました。ドイツ□ゲヴァント・ハウスまたはゲハント・ハウス(ライプツィヒ)※由緒あるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地。□ゼンパーオーパー/Semperoper(ドレスデン)※旧東ドイツの時はドレスデン国立歌劇場と呼ばれていましたが、今は州ザクセン州の州立歌劇場。SemperoperDresdenErlebenSiehochkarätigeOpern-,
声楽家・伴奏者育成コーチコレペティトール香川紀恵です。日曜日にライブで「オペラにまつわるあれこれ」をお話しました。オペラ公演にまつわるあれこれ話-コレペティトール香川のおしゃべり私の過去を振り返ると、一番多くオペラ公演に関わったのが「フィガロの結婚」、そして次が「蝶々夫人」です。どちらもヨーロッパでも公演しましたが、特に「蝶々夫人」に関しては指揮者や演出家の指示で調べものをしたり、本来の日本の姿とプッチーニの描いた世界をどう調和させるのか、も、たくさん考えさせられた作品です。「日本が舞
スカラ座はイタリアの建物歌劇場だった世界最大の歌劇場としてイタリアのオペラ界としてはミラノにあるステージも客席もすごい客席は広いがバルコニー席もある特等席な場所がオペラの舞台が観れる素晴らしいオペラがヴェルディのように公演で蝶々夫人としてスカラ座は最も素晴らしい歌劇場だったミラノとして僕もスカラ座でオペラを観てみたいバルコニー席でいつか観れたらいいなミラノに行って観に行ってみようスカラ座へオペラの世界へスカラ座はイタリアの歌劇場
昨年の授業を取った学生たちの反応を読み返す機会があり、短いコメントにはっとなりました。「世界の第一線に立つ藤村実穂子さんのエピソードを聞いて、その通りだと思った。実力が無いと、逆に、狭い世界で褒められるだけ」ビルマ語専攻者が書いたものです。世界的に活躍する藤村さんだけに、欧米では、やっかみの声を受けることもあるようなのです。それは、「無視できない相手が日本から現れた」という、彼ら彼女らの危機意識の表れでもあるのです。ちなみに、褒められれば誰でも嬉しいのでしょうが、私自身は、殆ど誰からも
BS放送の番組で、お能の一座がパリに行って「マリー・アントワネット」をテーマに新作能を披露するというとても貴重なドキュメンタリー番組がありました。観ていてとてもためになり、勉強にもなりましたが、一つ、その上演をさせてくれた歌劇場のことについては、大変な間違いが続発していました。はっきり書きますが、「普通の人がみな間違えるポイント」を、本当にその通り間違えていたのです。オペラ・コミック様式とオペラ・コミック座は別物である。「オペラ・コミック様式の演目を専門に上演していたのが19世紀のオペラ
というニュースがフランス語で出ていて、訴えた女性歌手の名前も明記されていました。あれ、この人を知っている・・・確認してみたら、日本でもディスクが出ている人で、そのディスクの国内版解説を私が書いていたのでした。だから、名前も覚えていたし、声もそのあと浮かんできたのです。メゾとソプラノの間に位置するような色の濃い響きの歌い手です。状況を確認してみると、出演したオペラの中に「性愛的な行為を含む場面」があり、そこで、相手役の歌手に余計なところまで触られて怒りが爆発したのだそう。「リハーサル中に止
頼まれた原稿をせっせと書いていて、文中で何度か「びわ湖ホール」とタイプする箇所がありました。なんでも、今度、びわ湖ホールの大ホールでリサイタルを開く邦人歌手さんがおられるそう。私も実演で何度も聴いて、感嘆した歌い手さんです。それでも、大ホールでのリサイタルはなかなかに無いことです。ところで、その一文を書き終わったあと、珍しく深いため息をつきました。文章はきちんと書き終えたものの、体力を使い切ったようです。身体全体が非常に疲れている。そこで、ふと思い出して、鮒ずしを一パック買ってきました。
つまり、《トスカ》のDVDでした。実は、この映像をどこで求めたのかあまり記憶がないのです。日本語字幕は無くとも、トスカが現代風なドレスであろうと、トーマス・ハンプソンのスカルピアが、タキシードを着ていようが、私の狙いは、カウフマンなのですから。2009年のチューリッヒ歌劇場で演じられたものです。トスカエミリー・マギーカヴァラドッシヨナス・カウフマンスカルピアトーマス・ハンプソン
♪橋詰ピアノ教室♪ブログにお越しいただきありがとうございます!最寄り駅は京王線南大沢・多摩境鑓水小・中学校のすぐ近くホームページはこちらhttps://yoshie-pianokyoushitsu.jimdofree.comお問い合わせ・体験レッスン&入会お申し込みホームページ内からできますオンラインレッスンもしていますInstagramはこちらウィーン国立歌劇場ではトゥーランドットを観賞しました。一席ずつ字幕の言語が選べるモニター付きで
♪橋詰ピアノ教室♪ブログにお越しいただきありがとうございます!最寄り駅は京王線南大沢・多摩境鑓水小・中学校のすぐ近くホームページはこちらhttps://yoshie-pianokyoushitsu.jimdofree.comお問い合わせ・体験レッスン&入会お申し込みホームページ内からできますオンラインレッスンもしていますInstagramはこちらウィーン国立歌劇場①〔オーストリアウィーン3〕に続き、ウィーン国立歌劇場です。
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ず〜〜っと願っていた講座が、ついに実現することになりました✨イタリアの音声医学、歌手、発声学のスペシャリストを3人招いて、オペラの歴史、芸術性、技術について分析する特別講座です。ESTILLVOICETRAININGSPECIALTOPICSWS"ベルカント"イタリアオペラの伝統を、新たな視点、最新の科学を基に分析することで、さらに素晴らしいものとなります様に...日本のオペラ界にも新しい風が吹くことを願っています。EstillVoiceTra
ブログに訪問くださりありがとうございます今朝は素材を買いにお店のオープン時間に行きましたら…そっか。歌劇場がコロナの関係で休演になったので周辺のお店にも影響かと。営業時間が変更されてました。残念ながら今日の目的は達せませんでしたが宝塚の街を楽しんできましたよん。車を降りて↓まずはアイビーちゃんがお出迎えなのだ^^↓歌劇場は16日まで休館みたいですね。人がいない…笑ってる^^かわゆいね↓↓宝塚ホテルです花のみち↓なんて美しいんだ!!ベンチが新設されたのね↓
…てな具合にライプツィヒの街なかをあちこち巡った一日の締めはやはりアウグストゥス広場に戻って、こちらのライプツィヒ歌劇場へ。といっても公演はソワレですので、一旦ホテルに帰って出直すのですけれど。とまれ、劇場脇に立つ解説板には、このような説明がありましたですよ。以前のオペラハウスは第二次大戦で破壊され、現在の建物は1960年にオープンしました。ライプツィヒのオペラの歴史は1693年に遡り、世界で最も古い市民の音楽劇場のひとつとなっています。300年を超えるライプツィヒのオペラの
今朝、仕事用のメールアカウントに大量の受信があり、びっくりしました。すべて、欧州各地の歌劇場からでした。「今週から仕事を再開しています」との一文が、いろんな国の言葉で入っていました。すぐ読めるものもあり、辞書を引きながらやっとの思いで読むものも。ある固有名詞の発音を、丁寧に教えて下さった広報担当者の方もおられました。少しずつ返信してゆかねばなりません。どんな時でも、「いつまでも今のままではいられない」のだと再認識。疫病に注意しつつ、新しい活動もスタートさせねばなりません。★★
5月1日メーデー、イタリアのフェニーチェ劇場がビデオを公開しました。留学中に何度も通った宝石の様に美しい劇場も、数ヶ月前から封鎖されたままメーデーを迎えました。イタリアの矜恃が感じられる美しいビデオは、世界中の舞台に関わる人たちへのメッセージの様に私には感じられました。とても感動したので訳したい、原文が欲しいと劇場の広報の方にSNSでお願いしたところ、その日のうちに送ってくれました。難しい文章だったので、稚拙な訳ですが、読んで頂けましたら嬉しいです。ちなみに、劇場名の"フェニーチェ"
今や世界的巨匠への階段をひた走る指揮者=大野和士氏とは、1990年代にコラボを展開していました。その頃は、トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝、ザグレヴ・フィルでの実績、そして東京フィル欧州楽旅1994の大成功等によって、ドイツ西南部の都市=カールスルーエに在るバーデン州立歌劇場の音楽総監督に就任していました。(その後、ベルギー/ブリュッセルのベルギー王立歌劇場音楽監督を経て、フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者となり、その後に東京都交響楽団のシェフにも就任し、現在では新国立
RichardWagnerLohengrinFriday03.Jan.2020,6.00pm-10.30pmInGermanwithGermansurtitlesVenue:MainStage,HamburgStateOperaKentNagano,ConductorPeterKonwitschny,DirectorHelmutBrade,SetDesigner,CostumeDesignerKlausFlorianVo
2019.12.7(土)寒い!心も寒い。先日、海外にオペラなどをよく見に行く知人たちと話をした。海外では、歌劇場などは「社交の場」だという話になった。日本でよく見かけるように、席に座っているお客さんの前を通る時、お尻を向けて通るということは、海外では失礼な行為となる。「社交の場」なのだから、お尻ではなく、お客さんに顔を向けて、すりすり横歩きするイメージ。「グッド・イブニング~~~」とか何とか言ってニコニコすり抜ける・・・社
コントラルトのナタリー・シュトゥッツマンさんに2度目のインタヴューをした折、バロック期のある作曲家の手書きの譜面のコピーをもらい受けました。ベッリーニの《ノルマ》など、手書きの譜面を参照しなければいけないオペラは時々ありますが、筆跡と一緒で、作曲家によって読める度合いが違うので、それは大変です。シュトゥッツマンさんは「こういうものを一つひとつ掘り起こしてゆきました・・・」と淡々と語っておられましたが、そう仰るまでに、どれほどの時間と体力を費やされたかと思います。昔の作曲家のそうした手書きの
リストランテでイタリアンを食べる幸せとトラットリアで食べる幸せ。それには良さがそれぞれあって、どちらも捨て難い。どっちもありなもの。それと似たものを感じるのがイタリアの地方の歌劇場の公演です。スカラ、ウィーンの様な殿堂の公演も良いけれど、こういう整い過ぎない素のイタリアの音を満喫できるのが地方の小さな歌劇場の音色ではないかな、、、と思います。私は簡単に海外に行ける身の上ではないし、イタリア各地の歌劇場公演が日本で聴けるのはかなり嬉しい。トリエステ・ヴェルディ歌劇場公演は日本ツアーと称して全国
昨日、なんだのかんだの書いたトリエステ・ヴェルディ歌劇場の《椿姫》をしっかり聴いてきました。結局、公演が終わってから、私はタイトルロールを歌ったマリナ・レベカの日本先行発売のCDを買ってサイン会に並んでいたのです。彼女の出身国であるラトビアで録音されたものでした。実は私は彼女の歌唱力にちょっと感心してしまったのです。時々、固い感じの声は聴こえますが、テクニックが凄いのです。特にピアニッシモ。あの第1幕の幕切れの彼女の長大なアリアでのこと。「ああ、そはかの人か〜花から花へ」
う〜ん。昨日迷いに迷いました。27日の日に、運動会との絡みでこのトリエステの《椿姫》は諦めることにしておりました。それで、2日は指揮法の講座に行こうと思っていたのですが。勤め先のフェスティバル参加はもうその時点でお断りしておきましたので、後どちらに行くかは自分の決断次第です。しかしこの歌劇場のよくわからない点は、全国各地で公演をしているのですが、その都度歌手が違い、キャストが何人あるいは何組来ているのか、どの組がどこで歌うのかちっともわからないのです。それを、トリエステ歌劇場と一括
ちょうど一年前のブログに、こんなことを書きました(2018年09月08日(土)付)★★★ドニゼッティの《ドン・パスクワーレ》ヘンデルの《アリオダンテ》ロッシーニの《アルミーダ》いずれも、よく知られたオペラの名作であり、かつ、「当時の主流のスタイルをちょっと外して作ってある」作品です。その「例外的な要素が盛り込まれている」点を知ると、オペラがもっと面白くなると思います。なぜなら、イレギュラーなことをやるその背景に、異なる文化の衝突が放つ、鮮やかな火花が見えてくるからです。★★