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目にした書評に魅かれて、月村了衛『欺す衆生』を読みだした。戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件を題材に書かれている。「魅かれた理由」はただ一つ、この豊田商事事件にちょっとした思い出があるからだ。私は、同時、同級生の99%は教員になる学部にいた。教員になりたいから、あるいはなるつもりで入学している友人ばかりだった。教育実習に行って、私には教員は無理だと判断したが、そういう学部ゆえ、一般企業からの求人などほぼゼロ。そのくせ、就職することにそれほど危機感を持っていなかったが私に、友人
公共料金の取り立てや水光熱費・電話・LAN事業者を装う電話やフィッシングメールが増えて、うんざりしている今日この頃。「詐欺の天才」「山田風太郎賞」という帯のコピーが気になり、『欺す衆生』を読みました。欺す衆生(新潮文庫)Amazon(アマゾン)読み始めると、巧みなプロットとキャラ濃すぎる登場人物にぐいぐい惹きこまれ、寝る間を惜しんで一気読みしてしまいました。ただ、読後感はスカッとすることとは真逆で人間の業欲のおぞましさにゾッとし、後味が悪かったのです
欺す衆生(新潮文庫)[月村了衛]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}<基本情報>タイトル:欺す衆生著者:月村了衛出版社:新潮社発売日:2019/8/27言語:日本語単行本:512ページ<あらすじ・内容>人はなぜ、人を欺し続けなければ生きていけないのか。戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件。その残党たちの暗闘を通じて、令和の闇を描破した、渾身の長編小説。戦後
横田商事( ̄▽ ̄)戦後最大の詐欺集団、横田商事その崩壊を目撃した隠岐隆は同じく元社員ね因幡充に勧誘され、嫌々ながら再び悪事に手を染める。次第に才能を開花させる隠岐。さらには二人の成功を嗅ぎつけ経済ヤクザの蒲生までもが加わってきた口舌で大金を奪い取ることに憑かれた男たち原野商法から海外ファンドにまで沸騰してゆく遊戯の果てに見えるのは光明か地獄かって事ででは早速こちら山田風太郎賞受賞作月村さん去年だったか?その前?裏弁護士のヤツがねこまま的ベストinそれまで読ま
欺す衆生(新潮文庫)[月村了衛]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}戦後のあらゆる詐欺を辿るようなお話です。どこでどう間違ったのか。権力のある者が手にする富はどのくらいになるのか。家族を守りたかっただけの男が、どんどん深みにハマっていきます。詐欺の匂いを嗅ぎつける者。詐欺師の上前をはねる者。楽して暮らしたいとは思うものの、そこまで欲深くなることはできず、物語として読みましたが現実にこういう世界が繰り広げられているのかぁと思ってみたり。
地元の図書館(在米)の日本語コーナーで、月村了衛「騙す衆生」を見つけて、借りてみた。面白かった〜そして、勉強になった〜騙しの手口で荒稼ぎをする主人公。でも、本人は根っからの悪人ではなく、流れでその道に入ってしまったのだが、才能があったのか、どんどん頭角を現していく。オレオレ詐欺などは小物のすることで、彼がやっていることは、非常にスケールが大きく、ヤクザや政治家も巻き込んでいく。ときどき、私にも「ビジネスをしよう」と話を持ち込んでこられることがあるのだが
月村了衛さんは、1963年大阪生まれ。早稲田大学文学部卒業後、予備校講師、脚本家を経て、2010年「機龍警察」で小説家デビューしました。「機龍警察」はシリーズ化されて7作刊行され、月村さんの代表作と言えるでしょう。近未来SF+警察小説という独自のジャンルであり、このミスには毎回上位でランクインし、日本SF大賞、吉川英治文学新人賞などを受賞するなど高い評価を受けています。それ以外にも、冒険小説、時代小説、歴史小説など、作品は多岐に渡っていますが、根底には読者を楽しませようというエ
皆さんこんばんは。今夜は久々に常連さん達と和やかな夜。週末はこうでないとね。さて恒例の夜中の本紹介。「欺す衆生」月村了衛2021年コノミステリーがすごい!7位入賞作。読みたくて仕方なかった弁当箱並の大長編!さてどうでしょうか?冒頭実際の事件であった豊田商事会長の殺傷事件の現場から物語が始まります。若い子は知らないと思うけど、マンションの一室に隠れていた豊田商事の会長がマスコミのカメラのある前で滅多刺しで殺された事件。今では考えられ
小説「欺す衆生」月村了衛新潮社山田風太郎賞受賞作。代表作「機龍警察」シリーズが大好きなので、ちょっと毛色の違う作品で最初戸惑いました。いわゆる「豊田商事事件」の残党たちが、その後もそのノウハウを生かした詐欺を重ねていくお話。かなり力の入った長編でしたが、最後まで気持ち悪さはぬぐえませんでした。「豊田商事事件」をモチーフとした作品といえば、映画「コミック雑誌なんかいらない!」ですね。あの、ビートたけしの不気味さが、あの事件を象徴していると思いました。70点
ハンソル日記は毎日書いているから、日々何かしらあるのはハンソルただブログとなるとなかなか毎日ってキツくなってきておりますwこれが毎日平日が在宅勤務とかだと時間の余裕が変わってくるんだけど、出社がそこそこ出てきてしまうとキツいんですよねぇ名古屋にいた時みたいに出社が徒歩で15分とかだと全く問題ないんだけどw気持ちは毎日書いているけど、適度に出来る範囲で頑張ります!今日は前段が長くなってしまうのですが…今週読了した本をご紹介!「欺す衆生」著月村了衛実在の事件
戦後最大の詐欺集団、横田商事。その崩壊を目撃した隠岐隆は同じく元社員の因幡充に勧誘され、嫌々ながら再び悪事に手を染める。次第に才能を開花させる隠岐。さらには二人の成功を嗅ぎつけ、経済ヤクザの蒲生までもが加わってきた。口舌で大金を奪い取ることに憑かれた男たち。原野商法から海外ファンドにまで沸騰してゆく遊戯の果てに見えるのは光明か地獄か。山田風太郎賞受賞の犯罪巨編。
ども、OKKAです。今回読んだミステリはこれ!「欺(だま)す衆生」(月村了衛著新潮社)です!内容(「BOOK」データベースより)被害者数三万人、被害総額二千億円―。戦後最大級の詐欺集団「豊田商事」の亡霊は欲を喰らい、悪意を増殖させながら、令和の世を彷徨い続ける。欲望の深淵を暴く、規格外の犯罪巨編。人間の業と欲を徹底的に描破した、渾身の長編小説。タイトルからもわかるように、「詐欺」を扱った犯罪小説です。元横田商事にいた主人公、隠岐が、真面目に生きようと思いつつも、結局は詐
隠岐隆は横田商事にセールスマンとして採用され、あこぎとしか言いようのない勧誘方法で次々と契約を取っていました。ところが、野田会長の殺害現場に居合わせたことから、一家は夜逃げ同然に引っ越し、隠岐は零細の文具メーカーに潜り込みます。そんなある日、隠岐は横田商事の残党の因幡から声をかけられます。因幡は隠岐をパートナーにして、新たな詐欺ビジネスを始めようとしていました。断れば行く先々で、隠岐が横田商事の残党であることを言いふらすと脅されては、彼が選択できる道は一つしかありません。二人は手始め
第10回山田風太郎賞受賞欺す衆生月村了衛著新潮社発売日2019/8/27内容戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その残党たる隠岐は、かつての同僚の因幡に導かれるがまま〈ビジネス〉を再興。次第に詐欺の魅力に取り憑かれていくが――。欺す者と欺される者、謀略と暴力の坩堝の果てに待ち受ける運命とは。透徹した眼差しで現代の日本を、そして人間の業と欲を徹底的に描破する。(新潮社HPより)第10回山田風太郎賞サイト欺す衆生Amazon(アマゾン)1
読書日記40月村了衛❨著❩『欺す衆生』[新潮社2019年8月発行]人はなぜ、人を欺し続けなければ生きていけないのか。令和の闇を描破した、渾身の長編小説。戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その目撃者であり末端の営業マンであった隠岐は、かつての同僚の因幡と再開。導かれるがまま〈ビジネス〉を再興する。幾多の修羅を経て、詐欺の魅力に取り憑かれていく隠岐。ついには〈国家〉を欺く一大事業へと発展していくのだが……。欺す者と欺される者、謀略の坩堝の果てに待ち受ける運命とは
2020/03月読んだ本・これは経費で落ちません!6青木祐子・欺す衆生月村了衛・とめどなく囁く桐野夏生・リボンの男山崎ナオコーラ・異形のものたち小池真理子・恋愛吉田修一月村了衛さんの本、初めて読みましたが、「欺す衆生」面白かったです。他の著書も読んでみたい。
《雨の日の洗濯は、乾燥機派?部屋干し派?》浴室乾燥機。ブォォォォォォォォー、ガスの得意はガスに任せろ!な(そんなCM一部の人しか知らん)な、ガス乾燥機。欺す衆生2,090円Amazon読みました。昭和史に残る、豊田商事事件を下敷きにした小説。月村さんの硬派な文章がハードさを増し増し。月村さんの文章を読むのがしんどくなってきたら、「あかんわー、齢やわー」って思っちゃうよ。和牛商法原野商法などなど、ありとあらゆる詐欺に手
詐欺が横行する世の中、ほんとイヤなものです。そもそも、詐欺を行う犯人の心理はどういったものか?騙される側の心理や特徴は?そういった両方の心理状態を知っておく事で、詐欺に遭う確率をグーンと低くすることが可能ではないか?そんな思いから刊行されたのが、新潮社からこの夏出た「欺す衆生」。詐欺を行う犯人の心理。騙すビジネスにのめり込んでしまう普通の人。ノンフィクションだからこそのリアルで生々しい詐欺現場の実態を体験してみませんか?欺す衆生[月村了衛]
月村了衛『欺(だま)す衆生』です。私の好きさレベル5段階評価の『4』です。人はなぜ、人を欺し続けなければ生きていけないのか。戦後最大の詐欺といわれた豊田商事事件。その残党たちの暗闘を通じて、令和の闇を描破した、渾身の長編小説。戦後最大かつ現代の詐欺のルーツとされる横田商事事件。その目撃者であり末端の営業マンであった隠岐は、かつての同僚の因幡と再開。導かれるがまま〈ビジネス〉を再興する。取り返そうよ、ここらで僕達の人生を。僕と君は一蓮托生な
月村了衛さんの欺す衆生こりゃすごいなと思わずため息が出る。先月放送された5時に夢中!、中瀬親方のエンタメ番付8月場所で中瀬さんが絶賛していたことを思い出しました。思わず天を見上げ読み終わった余韻に浸っています。その余韻の濃さは今までで一番かも。500ページ少々ありますが、電車の行き帰りで一気に読めました。またサイン本が3冊あって、そのうちの1冊を購入できたこともラッキー
台風が来るみたいなので、スーパーの買い出しをしてきます。社会派の小説、何か読みたいな。いま、気になってる人はこの人。月村了衛さんの「欺す衆生」。めちゃめちゃこの本は面白いみたい。中瀬ゆかり親分が誉めて絶賛して勧めてました。被害者数3万人被害総額2000億円豊田商事の亡霊!わぁおー。読みたい。時代は繰り返される。このアメブロの中には、豊田商事では身内が騙された!やられた!と言う人も必ずいることでしょう。欲望の深淵を暴く、規格外の犯罪巨編です。うちに一番近い本屋が潰れてしま