ブログ記事1件
あるところに、独りの娘がおりました。娘は、毎日の草刈りや、縫い物、お洗濯を真面目にやってはいたものの。わたし、こんなことするために尋常高等学校に行ったわけじゃなくてよ!と今の仕事が馬鹿馬鹿しくなりました。そういえばわたし、昔から世の中の役に立ちたかったのよ。思い立てば、いてもたってもおられず。町を飛び出し、自分のできることを探すわ!と息巻いて仕事を探せども、無い!とうとう、故郷に帰ることもできずに、寒空の下マッチの炎で暖を取りながら、息絶えてしまいました。ちょうどその頃、女性