五日市から檜原街道を西進すると、橘橋交差点の手前に旧家「吉野家」の大きな邸宅が建っています。吉野家には檜原村内で唯一「郷倉」が残っています。郷倉は、江戸時代に農家が収穫した年貢米を村単位で集め搬出するまでに一時保管した共同倉庫のことです。凶作時に備えた貯蓄用の倉庫としても使用されました。(当時は村内7か所に郷倉が置かれていたそうです。吉野家は村の庄屋を代々務めた家柄で、南秋川に架かる橘橋の東側の袂に江戸時代に設置された「口留番所」の関守を兼ねていました。口留番所は甲州方面と関東を往来する旅人を厳