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雨天になれば、オープンスペースのワゴンを新刊書店内に引っ込めて、“地元プチ古本まつり”は続いている。チャップ・ブック:近代イギリスの大衆文化Amazon(アマゾン)25〜6,333円片耳の話:言葉はこころの杖Amazon(アマゾン)92〜4,202円パリ随想オンデマンド版:ら・みぜーる・ど・りゅっくすAmazon(アマゾン)1,119〜1,190円“パリに生きた科学者”湯浅年子の本は、以前からポツポツ
https://www.facebook.com/share/1EG8QtjwwP/安原稔安原稔さんはFacebookを利用しています。Facebookに登録して、安原稔さんや他の知り合いと交流しましょう。Facebookは、人々が簡単に情報をシェアできる、オープンでつながりのある世界の構築をお手伝いします。www.facebook.com
No.1312022.10.11(火)平成古書奇談/横田順彌/ちくま文庫/2022.7.10第1刷900+10%最後の最後でヤラレタ……。そういえば、第五話から主人公の職業が“微妙に”変わっていたな、と思った時はすでに遅し。こういう展開が待ち受けているとは思わなかった……ような気がする。古書に纏わるミステリなのだが、それぞれの章に工夫が凝らしてある。当然ミステリの部分が多いが、一番気に入ったのは第四話だ。これ以上ないと言っても過言ではないほど驚愕した。はっきり言ってこんな結末
この映画、前作も今作も、まるで横田順彌のハチャハチャ小説を読んでいる気分でしたね。横田順彌と言っても、ご存知の方は少ないと思いますが……SF小説家なんです。国内外のSFを読み漁って、自分が小説を書こうと思うも、思い浮かぶアイデアの全てが「ああ、これは既に誰それが書いている!」となってしまって、全くSF小説が書けなくなってしまった。そこであれこれ考えて、ダジャレまみれの小説なら他に書いている人がいないと気がついて、全編ギャグまみれのハチャハチャ小説を生み出したという……日本のSF作家会で唯一無
・『猫は宇宙で丸くなる』と『幻綺行』を買った書店で購入する。・第一長編の『大聖神』を購入したかったが残念な事に無かった。・『中村春吉秘境探検記』の第二長編。・『幻綺行』にあった空想科学要素と怪奇要素は無いが痛快な冒険小説だった。満足。・『幻綺行』より前の時系列なので志保と省吾は出てこないが、魅力溢れる登場人物達が春吉の冒険の道連れとなる。・まさか虎が春吉の仲間になるとは思わなかった。・終盤春吉一行を助けた囚人たちも無事に牢獄を脱出できたと思いたい。・明治天皇と西郷の対話にほっ
・『猫は宇宙で丸くなる猫SF傑作選』と一緒に購入する。・横田順彌の作品を読むのは初めてである。・実在の人物中村春吉を主人公にした探検SF。春吉と旅の道連れとなる志保と省吾の人物造形が良い。・きびきびとした文章とどこか懐かしい冒険活劇をおおいに楽しむ。・装幀が非常に凝っている。榊原一樹氏の表紙イラストが良い。・バロン吉元氏の雑誌掲載時のイラストが見事。・「流砂鬼」の怪魔像に飛び蹴りを喰らわせる春吉を描いたイラストが一番好きである。・日下三蔵氏の解説がとても良い。横田順彌
エンタメ系の翻訳ものでクリーンヒットを重ねている竹書房文庫のキンドル本が現在キャンペーン価格で販売されている。SFなど目に留まったところの作品を挙げておくと……。これまで数多のSF作品が翻訳されてきたけれど、著名作家の著名作品が意外に未訳のまま残っていたりすることがある。英国のブライアン・オールディスの処女長編Nonstopもそうした作品のひとつで、本来なら、ハヤカワ、創元あたりが出すべきだったこれを拾ったのが竹書房である。寄港地のない船(竹書房文庫)Amazon(ア
横田順彌に『ふぁん太爺さんほら吹き夜話』というタイトルの作品があって……なあんて超ニッチな例を引っ張り出すまでもなく(^^;“ファンタジー”ということばは日本語のなかにすっかり定着している。そのfantasyを英語では実は“ファンタシー”と発音するのだと大昔に伝え聞いたときにはへーと感心したものだった。だが、当時は、そういうバリエーションもあるのかぐらいに受けとめただけで、頭の中では“ファンタジー”がすっかり根を下ろしてしまっていた。その“フ
主人公の馬場浩一が馴染みの古書店で出会う古書をきっかけに本にまつわる謎に巻き込まれます。古書マニアの著者が知る業界の事情を巧みに盛り込み、SF、ホラー、ファンタジーを横断する連作古書ミステリです。9編の短編が収録された連作短編集です。「あやめ日記」「総長の伝記」「挟まれた写真」「サングラスの男」「おふくろの味」「老登山家の蔵書」「消えた『霧隠才蔵』」「ふたつの不運」「大逆転!!」エッセイも1編収録されています。「古本人生」物語は、主人公の馬場浩一が東急東横線の学芸大学
[内容]秋と言えば、やっぱり古書!各地で「古本まつり」など、心躍るイベントが開催され古本好きにはたまらない季節がやってまいりました。9月のSFファン交流会は、北原尚彦さんと日下三蔵さんをゲストにお迎えして、横田順彌さんの古書ミステリ『平成古書奇談』をきっかけに、古典SFの面白さと古本の魅力を多くの人に届けてくださった横田順彌さんと、古書愛についてうかがいます。ヨコジュンファンはもちろん、古書好きの方、古典SFに興味はあるけど読んだことはないという方まで、気軽にご参加ください。[日
明治時代に自転車で世界一周無銭旅行をした中村春吉という快男児がいた。実在である。この本はその人を主役に据えて、60-70年代の冒険映画のような怪奇と娯楽度抜群の破茶滅茶な探検SF怪奇活劇小説である。中村春吉が無銭旅行中に出会う数々の冒険をシリーズ化した6つの短編を一冊にしている。困っている人を見たら放っておけない春吉は、無銭のくせにすぐに手を差し伸べて事件に巻き込まれていく。ジャワ島の日本人遊郭から身請けした娘雨宮志保と外務省を辞めてお家再興のために秘宝探しにハマる石嶺くんと3人で、秘宝探し
ここ数日体調が良くない。昨夜から頭痛に悩まされて、薬飲んでも治らない。天候のせいなのかな~今日は朝からベッドで横になってます。先ほど本が届来ました。#横田順彌#銀河パトロール報告#集英社文庫本が届いた今日はいい日だ©️北原尚彦先生
<横田順彌、筒井康隆>772.「宇宙ゴミ大戦争」横田順彌短編集小松左京:解説早川文庫収録作品〔KCN〕・友よ、明日を・かわいた風〔C2H5OH〕・宇宙ゴミ大戦争・謎の宇宙人UFO・決戦!!スペース・オペラ〔H2CO3〕・ミルキー・ウェイ・アンドロメダの少年・星盗人・星ぶとん・大マゼラン星雲の小人・金色の海・プラネタリウム共和国・星花火・オリオン座の瞳・信号機・ブラック・マント・手品の夜・終電車・ナイト・プロジェク
超革中?ある日、本屋さんで、その背表紙を見つけたとたん、記憶のかなたからよみがえった。超革中!むかし、中学時代、学習雑誌にのっていた、SF小説。「超革命的中学生集団」略して「超革中」はちゃめちゃ面白かった。(はちゃめちゃという言葉を初めて目にしたのがこの超革中)ああ、あれだ。。。。。単行本が出ている!買った。(と言っても、20代のころの話だけど)読んだ。なつかしい。平井和正作永井豪さんが、挿し絵を描いている。登場人物の、ヨコジュンとか、鏡明、と
カイロ「と言う訳で、当研究所の3大狩人作品を紹介して、解説し・・・」ビブ子「先生!、教授!、博士!、いや、所長!、と言うか、普通の人!、平民、・・・・・あー、ただのおっさん!、禿げおやじ!、妖怪ぬらりひょん!、」カイロ「禿げてなんかいない!床屋でバリカンで刈ってもらっているんだ、俺は、天然パーマなんだよ、若い時は髪の毛を伸ばしたら黒髪のフサフサの坂田銀時1注)なんだよ!、」1注)坂田銀時漫画、「銀魂」(作空知英秋)の主人公全77巻少年ジャンプコミ
古書狩り横田順彌ちくま文庫2000年3月8日初版ジャストシステムから1997年3月31日刊行されたものの文庫化ビブ子「SF冒険小説作家の横田順彌先生の作品ですね、」カイロ「古書奇譚、古書狩りを含む、短編が8篇収録の作品です、作品の中には、古書店、古書店主、稀覯本、蒐集家、古書マニア、古書ハンター、神田神保町、古書会館、などが東京を舞台に登場します。」ビブ子「でも、それなら、「書物狩人」などと同類の話に思えますけど、」カイロ「それでは、少しだけ、本文
いつもの日課で、「irodoriちゃんねる」をウォッチしてて、記事下段の広告にふと目を止めた処・・・あら、ヨコジュン先生だ。珍しい。・・・え、追悼・・・?うん、確かに筒井先生や小松左京先生、星新一先生といったメジャー処ではなかったけれど、間違いなく日本SF史において欠かせない、輝ける1等星たるお方でした。日本古典SFの研究における御貢献は勿論、初期の「ハチャハチャSF」とそのノリで成された「日本SF古典こてん」は私に押川春浪・海野十三・香山滋といった日本SF黎明期
もとは教育出版のこちらなんですが20年前の著作まさか大河ドラマ「いだてん」の余波で緊急復刻されるとは(゚◇゚)ガーンこの本自体は未読ですが誰よりもこの頃の作家を研究していたSF作家の横田順彌ついでに「火星人の逆襲」も復刻しませんかわたしら、どんだけ恩恵受けたか「いだてん」放送前に逝去された偉大なる横田順彌氏存命中にこのムーブメントを体感していただきたかったですわ(´Д⊂ヽ早川書房公式@Hayakawashobo【本日発売】横田順彌『快絶
もう数日経っていますが、火曜日にニュースで知りました。ヨコジュンこと横田順彌さんがお亡くなりになったんですね。ご冥福をお祈りいたしますm(__)mまさかヨコジュンがこんな大きなニュースに⁈と思ったら、SF界でも有名な方で、最近では明治文化史研究家としても知られていたんですね。クッソくだらない(褒め言葉で)小説を書くだけの人だと思っていました( ̄▽ ̄;)横田順彌氏といえば、ハチャハチャSFと呼ばれる、トンデモSF小説で有名な方ですが、自分がよく読んでいたのは中学生の頃。その頃は、ヨコジ
SF作家の横田順彌さん死去産経ニュース横田順彌氏(よこた・じゅんや=SF作家、明治文化史研究家)4日、心不全のため死去、73歳。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は姉、鈴木ます子(すずき・...ストットルマイヤー氏死去元ヤンキース投手コーチ日刊スポーツヤンキースの投手、投手コーチとして活躍したメル・ストットルマイヤー氏ががんのため13日に死去したと14日、球団公式サイトが伝えた。77歳だった。現役時代...平成19年の出来事ハニカミ王子、坂井泉水死去、ささやき女将
私がヨコジュンの死を悲しんでブログを書いたらそれに呼応するかのような空想ファンテジーを慎吾くんが書いてくれてそれが正しく私が言っていた「きっとわかりあえる二人」の姿でうんありがとうきっと慎吾とヨコジュンは気が合うと思うよ夜空に向けて語りかけてね時どき
息をするように本を読んでいた中学生の頃まではその後は食事をとるようにたいせつに今は大事なお茶の時間かなヨコジュン名前を聞くだけでワクワクする半分フィクションの中の人最初に出会ったのが「超革命的中学生集団」(平井和正作)の主人公としてだったからよろしければこちらもどうぞ→★「宇宙ゴミ大戦争」「2095年の少年」「ポエム君とミラクルタウンの仲間たち」「銀河パトロール報告」「悲しきカンガルー」「反世界へ行った男」「日本SFこてん古典」SF=空想
ヨコジュンが大河で今天狗倶楽部も押川春浪もフューチャーされてるこの時期にでも、そういうものかもしれないヨコジュンこと横田順彌氏を知ったのは平井和正著作の「超革命的中学生集団」言葉遊びの羅列としか言いようのない説明できない所謂「ハチャハチャSF」で脚光を浴びたけど(落研あがり)印象深い著作はなんと言っても「日本SFこてん古典」日本SFの祖:押川春浪を改めて世に出したと言ってもいいのでは海野十三とかもかな?ていうかあ明治大正の荒唐無稽な空想小説がこんな
このブログは6月29日に書いています。表は6月29日・30日に作りました昨年秋に引っ越して、家から図書館が近くなりました(それでも歩いて20~30分かかる。ほとんど車で送ってもらっている)確実じゃないけど今年・上半期に読んだ本(ブログやグルッポに書いてますが確実じゃないσ(^_^;)ブックメーターはなぜだかログイン出来なくなりました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。)再読を含め今年の上半期は33冊読みましたタイトル著者1家族カタログ赤川次郎2告別赤川
二人だけの競奏曲Amazon1980年代前半に書かれたショートショート集なので西暦2005年が近未来に書かれたり(*’艸3`):;*。プッアパートの貴婦人は赤川氏らしい作品。卒業式は映像化してもおかしくない話しだった。
No.1582012.9.16~22(土)近代日本奇想小説史明治篇/横田順彌/ピラールプレス/2011.1.20第1刷12,000円+5%全力で読まないと付いていけないほど、かなりの分量で厚さだ。重量約3キロ、厚さ6センチ、総ページ数1218。まるっきり、他の単行本の2冊分から2冊半はあるのをほとんど1週間かかり読む。まさに、渾身の「奇想小説史」。明治期の文学史から抜け落ちている部分もかなりあるのは、実は“抹殺された”作品も取り上げられている。資料を求める研究者にも、これは一級の