ブログ記事16件
こんにちは🥸今日はホワイトデーだった!まかななこさまの若山牧水の『白鳥の歌』を読んで若山牧水記念館のサイトにあった、お子さま向けの彼の生涯を描いた短いアニメを視聴😄牧水キッズ«若山牧水-OfficialWebSite-www.bokusui.jp白鳥の短歌では「森澄雄の百句」にあるコレも好き🤭こちらの読み方は「しらとり」ではなく「はくちょう」ですよね、きっと。除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり岩井英雅著『森澄雄の百句』(もりすみおのひゃっく)furansudo.o
2024年2月6日(火)【季語】春の雪/春けふ一と日ゆたかに臥して春の雪森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の2月6日の句→山路きて『山路きて〜松尾芭蕉』2023年2月6日(月)【季語】すみれ草/春山路きて何やらゆかしすみれ草松尾芭蕉(まつお・ばしょう)1644〜1694年。江戸時代前期の俳人。昨年の2月6日…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
(神奈川県横須賀市長沢)すすりゐる白湯のあまみや親鸞忌(すすりいるさゆのあまみやしんらんき)森澄雄横須賀長沢の海岸は今、水仙の花が真っ盛りである。このあたりは「水仙ロード」ともいうらしい。昨日は水仙を楽しむウォーキングイベントが開催されたようだ。おととい、西荻窪から横須賀へ帰る途中、市内の久里浜に寄って買い物をした。その時、本屋に寄って、『一億三千万人のための『歎異抄』』ねじめ正一・著『15の街道からよむ日本史』安藤優一郎・著という本を
5年前にブログに書いた森澄雄さんの俳句億年のなかの今生(こんじょう)実南天2023/12/26多くのナンテンの実は小鳥たちが喜んで食べました。まだナンテンの実は多く残っています。森澄雄さんの俳句をもう一度読み直しました。--------・--------・年の暮のナンテンです。「人間は広大な宇宙の中の一点、人生もまた永遠に流れる時間の中の一点に過ぎぬ。」広大な宇宙からすればひとの人生なんてちっぽけなものだ。私の人生は真っ赤に燃える南天の実のようだ。
2023年12月26日(火)【季語】数え日/冬数へ日となりておのれに親しめる森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の12月26日の句→実朝の『実朝の〜山口青邨』2022年12月26日(月)【季語】日記買ふ/冬実朝の歌ちらと見ゆ日記買ふ山口青邨(やまぐち・せいそん)1892〜1988年。俳人。昨年の12月26日の句…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2023年11月6日(月)【季語】冬隣/秋山はいま彩いろいろや冬隣森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の11月6日の句→秋の暮『秋の暮〜三橋敏雄』2022年11月6日(日)【季語】秋の暮/秋秋の暮柱時計の内部まで三橋敏雄(みつはし・としお)1920〜2001年。俳人。昨年の11月6日の句→くらがりへ…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
芭蕉は切れ字が無くても『切れ』があればいいと考え、連歌の発句が季語と切字を要求することとの差異を説きました。朝露に書付消ゆる別れかな脱亜入欧志向の子規も、旧態たる俳諧を攻撃する過程では切字にも切れにも興味を示しませんでしたが、最終的には切字を俳句の要素としたようです。獺祭は苦手糸瓜に頼る子規子規の下戸を知識として根っこに置いたりして、子規の嫌った月並俳句。獺祭は苦手と糸瓜に頼る子規ならばと、しかし川柳のレベルに達せず?今日的には俳句の切字は必要ないとも思えま
2023年9月4日(月)【季語】水澄む/秋水澄みて人間界に白き鯉森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の9月4日の句→桃食ふや『桃食ふや〜森澄雄』2022年9月4日(日)【季語】桃・休暇果つ/秋桃食ふやきらきらきらと休暇果つ森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の9月4日の句→新涼と…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
(東京都立川市立川駅)菊の後大根の外更になし芭蕉(きくのあとだいこんのほかさらになし)今日は立川のクレア句会。珍しく点が入った(笑)。芭蕉の「菊」の句。今は外国のカラフルな花が入って来て、冬でも花を楽しむことが出来る。が、昔は秋の菊が終わると、春になるまでこれといった花はなかったのである。そのことは以前書いたことがある。『菊の花のあと』菊の後大根の外更になし松尾芭蕉(まつお・ばしょう)(きくのあとだいこんのほかさらになし)芭蕉の作品に
2023年3月7日(火)【季語】桃の花/春けふ出でてわれも野の人桃の花森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の3月7日の句→平和像『平和像〜原裕』2022年3月7日(月)【季語】春の雲/春平和像虚ろな春の雲浮かす原裕(はら・ゆたか)1930〜1999年。俳人。昨年の3月7日の句→光堂『光堂〜有馬朗人…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2022年12月31日(土)【季語】除夜/冬除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の12月31日の句→百八の『百八の〜三橋鷹女』2021年12月31日(金)【季語】除夜の鐘・雪/冬百八の鐘鳴り止みぬそとは雪三橋鷹女(みつはし・たかじょ)1899〜1972年。俳人。🍃岡崎弥保HP「…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2022年12月1日(木)【季語】十二月/冬身のうちの何あらたまる十二月森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の12月1日の句→火の色や『火の色や〜日野草城』2021年12月1日(水)【季語】十二月/冬火の色やけふにはじまる十二月日野草城(ひの・そうじょう)1901〜1956年。俳人。2020年12月1日の句→白…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2022年11月22日(火)【季語】冬日和/冬ただありて泰山木の冬日和森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の11月22日の句→旅人と『旅人と〜松尾芭蕉』2021年11月22日(月)【季語】初しぐれ/冬旅人と我名よばれん初しぐれ松尾芭蕉(まつお・ばしょう)1644〜1694年。江戸時代前期の俳人。2020年1…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2022年11月10日(木)【季語】十一月/冬十一月火の美しきたそがれを森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の11月10日の句→冬の水『冬の水〜中村草田男』2021年11月10日(水)【季語】冬の水/冬冬の水一枝の影も欺かず中村草田男(なかむら・くさたお)1901〜1983年。俳人。2020年11月10日の句→…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2022年9月4日(日)【季語】桃・休暇果つ/秋桃食ふやきらきらきらと休暇果つ森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の9月4日の句→新涼と『新涼と〜森澄雄』2021年9月4日(土)【季語】新涼/秋新涼とうなづき顔にをりにけり森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。2020年9月4日の句→野分より『野分…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
2022年7月23日(土)【季語】大暑/夏しづかさの背骨にしづむ大暑かな森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。昨年の7月23日の句→水脈の果『水脈の果〜金子兜太』2021年7月23日(金)【季語】炎天/夏水脈の果炎天の墓碑を置きて去る金子兜太(かねこ・とうた)1919〜2018年。俳人。2020年7月23日の句→張り…ameblo.jp岡崎弥保HP「言の葉」ブログ「言の葉つむぎ」
俳句にはじめて関心を持ったのは中学生の頃のことですが、あまり真剣に俳句の勉強をしたことがありません。最近、ブログの記事を書きながら、歳時記を見る機会が増えてくるにつれて、今まで俳句に対して自分が持っていたイメージが変わってきたように思います。それは何かというと、意味がよくわからない俳句が多いということ。単に、俳句を読む力が自分に足りていないということはもちろんあるのですが、実は、理解できないことにはそれなりの理由もあるのだということが、今日ご紹介するこの本を読んでよかったことの
2021年9月23日(木)【季語】秋彼岸/秋ひとごゑのさざなみめける秋彼岸森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。2020年9月23日の句→名は知らず『名は知らず〜杉山杉風』名は知らず草毎に花あはれなり杉山杉風ameblo.jp🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」
※『実践!すぐに詠める俳句入門』石寒太著は第1章から第8章までありますが、このたびは第1章の「初心者に優しい!寒太先生の俳句教室」についての要約を数回に分けて紹介します。********■初心者に優しい!寒太先生の俳句教室■そもそも俳句ってなに?【答】五七五に季語(季感)があれば俳句です。「五七五」は日本人の心のリズムです。俳句とはこの五七五に言葉を当てはめてみればいいんです。で、まずこの五音ですが、案外どこにでもあるんです。この部屋を見回
2021年9月4日(土)【季語】新涼/秋新涼とうなづき顔にをりにけり森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。2020年9月4日の句→野分より『野分より〜細見綾子』野分より眠りに入りて夢多し細見綾子*野分=台風ameblo.jp🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」
2021年8月18日(水)【季語】かなかな・蜩(ひぐらし)/秋かなかなのよきこゑにゐる朝夕べ森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。2020年8月18日の句→たちまちに『たちまちに〜中村汀女』たちまちに蜩の声揃ふなり中村汀女ameblo.jp🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」
2021年6月25日(金)【季語】昼寝/夏はるかまで旅してゐたり昼寝覚森澄雄(もり・すみお)1919〜2010年。俳人。2020年6月25日の句→故郷に『故郷に〜相馬遷子』故郷に住みて無名や梅雨の月相馬遷子ameblo.jp🍃岡崎弥保HP「言の葉」🍃ブログ「言の葉つむぎ」
(神奈川県横須賀市長沢)「大正8年世代」という言葉が俳句史にある。現代俳句に燦然と輝く世代である。この大正8年、9年生まれから綺羅星のごとく優れた俳人が出た。彼らこそ戦後の昭和俳句をけん引した。森澄雄、金子兜太、飯田龍太、沢木欣一、佐藤鬼房、三橋敏雄、鈴木六林男などなど…。この世代は一言で言えば「戦争世代」である。太平洋戦争が始まった昭和16年、彼らは22歳、23歳であった。大学卒業後すぐに召集され、最も過酷な戦地の最前線へと送られた世代である。最もまぶしく充実
さるすべり美しかりし与謝郡森澄雄この数日、岩井英雅さんの新刊『森澄雄の百句』(ふらんす堂)を手掛かりに澄雄の句を読んできた。この句について岩井さんは、「澄雄の心の中に流れ去った時間の透明感を静かに味わいたい」と述べている。岩井さんに賛成だが、この句や近江、大和を詠んだ句が、ある時期の澄雄的世界の句として人気になった。田を植ゑて空も近江の水ぐもり夜寒かな堅田の小海老桶にみて若狭には仏多くて蒸鰈これらの句だが、透明感は見事だが、でも古すぎると私は思ってきた
墳墓どち炎昼は立つ一基づつ森澄雄句集『雪礫』にある太平洋戦争直後の句。「どち」は墳墓たち、あるいは墳墓どうしの意味。土地の意味にもとれる。墓が炎昼に一基ずつ立っている、という光景だが、読んだ瞬間には「炎昼は立つ」を炎昼そのものが立っていると感じた。この句を読むと、今でもその感じがする。墓の一基一基が炎昼として立っているのだ。私は朝日文庫の「現代俳句の世界」で澄雄に親しんだ。この文庫では飯田龍太と澄雄が同じ巻(第15巻)に入っている。私の記憶では長く龍太・澄雄という括りがあった。二
白地きて夕ぐれの香の来てをりぬ森澄雄一瞬、「夕ぐれの香」が白地を着ている感じがする。それがとってもよい。この句から感じる夕暮れは白く、一種の清涼感を帯びているようだ。読者は「夕ぐれの香」にいろんなものを連想するだろう。酒の豊かな肴、幼児のころの、たとえば人さらいの来た怖い夕暮れ、あるいは恋人をひそかに待つわくわくする夕暮れ…。この句、作者の第一句集『雪櫟』(1954年)にある初期作品。岩井英雅は『森澄雄の百句』で「句にはくつろいだ感が漂う」といい、出征を前にして長崎に帰省、肉親と
磧(かわら)にて自桃むけば水過ぎゆく森澄雄この句、有名だが、よさがよく分からない。白桃と川の水の取り合わせに、私は納得できかねているのだ。白桃は高級な桃というイメージが私にある。そしてその桃は、果汁がたっぷりだが、たっぷりすぎるのでやや食べにくい。まして、戸外で食べると手がねばねばになって困る。ただし、白桃には二種類がある。春の白桃と秋の白桃。私が思ったのは秋の白桃だが、もしかしたらこの句の白桃は春のそれ?この句、岩井英雅さんの『森澄雄の百句』(ふらんす堂)から引いた。この本には、
(神奈川県三浦市)現代俳句の「黄金世代」と呼ぶべき世代が燦然とある。大正8年、9年生まれの人々である。大正8年生まれ森澄雄、金子兜太大正9年生まれ飯田龍太、三橋敏雄、鈴木六林男、佐藤鬼房、石原八束、澤木欣一この世代はどういう世代かといえば、最も悲惨な体験をした戦争世代と言っていい。彼らは戦争が最も激しかった昭和18年~20年、24歳~26歳だった。例えば、森澄雄は九州帝大出、金子兜太・澤木欣一は東京帝大出である。こういう高学歴の人は「将校」に任命され、
(滋賀県琵琶湖)秋の淡海かすみ誰にもたよりせず森澄雄(あきのおうみかすみたれにもたよりせず)森澄雄の代表句である。が、この句はどういう意味ですかと聞かれることが多い。簡単に言えば、秋の琵琶湖が霞んで、私は誰にも手紙を書かず過ごしています。という意味である。が、おそらく、この句がわからないという人は、「それくらいはわかっているのだけれど、それのどこがいいのだろう…」という思いがあるのだろう。私の意見を述べてみたい。もちろん、
航跡を一筋残し冬落暉フーザンボー冬落暉・・・冬日没る(いる)とも言います。冬の落日のことです。次の森澄雄の句ですが、落日の音というのはどういうものなのでしょう。「聴きにけり」でなく「きかんとす」ですので、聴けたのかどうか。森澄雄にどんな音がしたのか聞いてみたいと思いますが、森澄雄はだいぶ前に亡くなっています。こんど落日の音を聴いてみたいと思います。冬の日の海に没る音をきかんとす森澄雄