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シネマヴェーラ渋谷大井武蔵野館になってみたより製作:大映監督:森一生脚本:八木隆一郎原作:伊馬春部撮影:本多省三美術:上里義三音楽:鈴木静一出演:勝新太郎嵯峨三智子三田登喜子夏目俊二トニー谷益田キートン大泉滉1956年2月5日公開安政年間、上州安中藩では毎年秋に安中城から碓氷峠の熊野権現まで往復する「遠足の儀」を行なっていました。「遠足の儀」とは現在のマラソンにあたり、各組の競争に勝った5人のうち、海保数馬(勝新太郎)、秋庭幾之助(夏目俊二)の二人は表
#今でもむちゃくちゃ面白い時代劇映画『鉄砲伝来記』『SHOGUN』以前のEASTMEETSWEST。主演のリック・ジェイソンはTV『コンバット!』でお馴染みですが本作以降も『人間の証明』『小説吉田学校』と日本映画に出演。ヒロインは若尾文子、美しすぎる!特撮シーンもある森一生監督作品です。
『血煙高田の馬場』映画無声白黒六分版が現存昭和三年(1928年)三月十五日公開制作日活太秦原作・脚色伊藤大輔撮影唐沢弘光出演大河内傳次郎(中山安兵衛)実川延一郎(菅野六郎左衛門)市川春衛(お勘)尾上華丈(左平次)尾上桃華(半次)嵐玨松郎(村上庄左衛門)本田繁一郎(武林唯七)浅見勝太郎(岩切半三郎)尾上卯多五郎(堀部弥兵衛)木村千代子(幸)沢村春子(お加代)東木寛(八さん)監督伊藤大輔
監督森一生BGM怖いよ!おしとやかにスッスッと歩くんじゃなくて、早足なのが良いね。女性しかいない所では、着物の襟を詰めていないのがリアル。「あなたは物事を政治的にしか考えられない人ね」髪を入れる箱があるんだ!「名前が分からなければ恋はなさいませんの?」あらオシャレ。「朧月夜の〜🎵」何の曲?障子?の配色がモダン。御簾のグラデーションも素敵。でもこんなスケスケで良いのか?車夫って天上人に話しかけて良いの?「美人はもう沢山だ」実感こもってる。笑「若い娘が自分を卑下する
『大菩薩峠』映画トーキー106分カラー昭和三十五年(1960年)十月十八日公開製作国日本製作言語日本語製作大映京都製作永田雅一企画松山英夫南里金春原作中里介山脚本衣笠貞之助撮影今井ひろし音楽鈴木静一美術内藤昭出演市川雷蔵(机竜之助机龍之助)中村玉緒(お浜お豊)本郷功次郎(宇津木兵馬)菅原謙二(近藤勇)根上淳(芹沢鴨)見明凡太郎(裏宿の七兵衛)島田竜三千葉敏郎丹波又三郎阿井美千
川口松太郎の同名小説を「ある殺し屋」の森一生監督と市川雷蔵主演で映画化した1961年の作品です。「光る君へ」が始まっているので観てみました。帝の寵を一身に集めた桐壷は光源氏を生み落して間もなく亡くなる。成長した光源氏は、時の権力者左大臣の娘葵の上を正妻に迎えるも愛のない結婚を後悔する。その源氏の前に、母と瓜二つという藤壷が現れた。父帝のおもい者と知りながら源氏の心は燃え…あの大長編物語を102分で描くのでものすごくテンポが良くてびっくりです。お母さんに似ている藤壺に惹かれながら帝の手
産まれてすぐ母を亡くした光源氏は女性に母の面影を求めていた。しかしそろそろ生き方を改めようと身を固める決心をする。婚礼の日、父の後妻を一目みて心が騒ぐ。「母に生き写しだという藤壺。亡き母は見た目だけでなく心も美しい人だったらしいが藤壺はどんな人だろう?知りたい!逢いたい…」光源氏の思いが高じて義母と息子は禁断の愛へ。やがて藤壺に皇子が誕生すると父(帝)は抱いている赤子を光源氏にみせながら言った。「ごらん。お前の小さい頃にそっくりだよ」新源氏物語森一生監督
朝食に、いろんな具でホットサンドを作るが、今のところ、シンプルな目玉焼きだけの具が一番美味い。昼食。いただき物の冷凍オムライス。『絵本猿飛佐助』全11本聴了。なかなかの長編で聴きごたえあった。作者林芙美子の突然の死により未完の絶筆。www.youtube.com~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~www.youtube.comネット情報で『絵本猿飛佐助』は、お
12月3日日曜日〜その5『立川談志芸談集』を読む。P125では、大映映画の森一生監督の名前が出る。(写真)古書展で買い求めた、S36年12月10日に京都ホテルで開催された『八尋不二シナリオ集出版記念會参会者芳名録』。森一生監督の署名。続いて、伊藤大輔監督と映画プロデューサー玉木潤一郎氏も記しておられる。
こまばアゴラ劇場国際演劇交流プロジェクト2023『KOTATSU』【東京公演】2023年10月13日(金)〜15日(日)シアタートラム作・演出:パスカル・ランベール共同演出・日本語監修:平田オリザ翻訳:平野暁人舞台美術:濱崎賢二(青年団)照明:西本彩(青年団)衣裳:正金彩(青年団)衣裳製作:中原明子(青年団)衣裳アシスタント:陳彦君(青年団)音響:泉田雄太、秋田雄治舞台監督:中西隆雄舞台監督補:三津田なつみ、赤坂有紀子演出助手:小原花(青年団)映像制作:歌川達人
このところの当ブログで、『まらそん侍』(1956森一生監督)を取り上げました。勝新太郎さん主演の時代劇コメディで、トニー谷さん、益田喜頓さん、大泉滉さんなども出ていて楽しい映画でした。安政年間、実際に上州安中藩で行われていた「遠足(とおあし)の儀」に材を得ています。同じ題材は最近も映画になっています。最近といっても2019年ですが、『マラソンサムライ』(2019バーナード・ローズ監督)です。勝新太郎さんの『まらそん侍』とは直接の関係はなく、こちらは土橋章宏さんの書いた『幕末まらそん侍』を原
ひとつ前の当ブログで、勝新太郎さん主演の時代劇コメディ『まらそん侍』(1956森一生監督)を取り上げました。『ドドンパ酔虎伝』(1961田中徳三監督)と同様に「荒唐無稽」な面白さがありますが、こちらは安政年間、上州安中藩で行われていた「遠足(とおあし)の儀」という史実にはのっとっています。藩が主催のマラソン大会の優勝者は、藩の家宝「金のキセルで一服できる」のですが、その肝心のキセルを盗み出す泥棒を演じるのがトニー谷さんです。トニー谷さんは昭和20年代後半から爆発的な人気を博したヴォードビ
DAIMAJIN大魔神1966年封切『大魔神』『大魔神怒る』『大魔神逆襲』三部作をBlu-ray2枚組にまとめて、特典映像まで付けたお得盤。日本盤は豪華解説とかついてるけど、コスパなら外盤。確か2000円弱。色はすごい綺麗。大映伝統の明暗はちゃんと再現されてる。国内盤よりいいかも。disc1は『大魔神』『大魔神怒る』disc2が『大魔神逆襲』と特典映像。昭和・平成ガメラシリーズも出てます。妖怪三部作は出てないのかな?
このところの当ブログで書いたように、京マチ子さんの大映入社第1作『最後に笑う男』(1949安田公義監督)では、サーカスの団員役。京さんと同時に売り出された二本柳寛さんと再び共演した『地下街の弾痕』(1949森一生監督)では、刑事役の二本柳さんがかつて好きだった女性で人妻役でしたが、とってつけたように「ダンサー」の役。というふうに、当時としては露出の強い衣装で踊る京マチ子さんが大映の売り出し方でした。ヘタしたら、そのまま「お色気」担当的に使われてしまう可能性もあったかもしれなかった立ち位置で
ひとつ前の当ブログの続きです。『最後に笑う男』(1949安田公義監督)に続いて、京マチ子さんと二本柳寛さんが共演した『地下街の弾痕』(1949森一生監督)は、大阪は梅田の地下街で死体が発見されるところから始まります。早朝、場所取りで地下街に駆け込む「靴磨き」の少年が発見者というのが時代を感じさせます。刑事たちは地味な聞き込みを続けて真相に迫っていきます。殺されていた人は戦争中、通信兵だったので密輸犯の暗号無線係に使われていたことが分かります。ラスト、かなりの景観が動員されての大捕物となり
ひとつ前の当ブログで、京マチ子さんのデビュー3作目にして大映入社第1作『最後に笑う男』(1949安田公義監督)を取り上げました。僕が観たうちでもっとも初期の京マチ子さんの出演作です。これは二本柳寛さんの大映入社第1作でもあり、主要な役を演じていました。タイトルロールには二本柳寛さんに(新人)と添えられていましたが、京さん同様、戦前に東宝などで映画出演の経験があり、全くのデビュー作ではありません。大映は、京さんと二本柳さんを売り出そうと続けて共演作を繰り出します。同年に公開の『地下街の弾痕』
5月4日木曜日〜その5P073、S9年に日活を大量離脱したひとりとして、森一生監督の名前が出でくる。(写真)菊水丸コレクションより、S36年12月10日、京都ホテルで開催された『八尋不二シナリオ集出版記念會参会者芳名録』に記された、森一生監督のサイン。
画餅『Morning』モーニング2023年4月19日(水)〜23日(日)「劇」小劇場作・演出:神谷圭介とチーム画餅映像演出:髙木考一(HOEDOWN)、高畑陸(ニュービデオシステム)演出補助:ごどう(シル)、栗田ばね照明:岡野昌代音響:栗原カオス衣装協力:神田百実カメラ:柴野太朗、北川弦己、恵比寿良舞台監督:小島雄一郎(スターダストプロモーション)製作:佐藤よしこ(スターダストプロモーション)制作協力:小西朝子(ユーロライブ)【宣伝美術】ArtDirector
「大映4K映画祭」公式サイト大映創立80周年記念企画「大映4K映画祭」の上映が、名古屋で行われたのは今月映画の上映活動を休止する名演小劇場です。1942年の戦時下に設立された大映は、1971年に倒産しており、そこからすでに半世紀を経ているわけです。1972年に映画上映館として営業をスタートした名演小劇場の活動期間と奇妙に“符合”します。今回の名演小劇場での上映作は16作品。私はそのうちスクリーン未見だった4本の作品を予定通りに鑑賞しました。本日のブログ記事は市川雷蔵の主演作品『大菩薩
「大菩薩峠(1960)」の第三部・完結編で、中里介山の原作を、一・二郎に続き衣笠貞之助が脚色し、三隅研次に代って「薄桜記」の森一生が監督した1961年の作品です。竜神の滝の断崖から落ちた盲目の竜之助はお豊の助けで伊勢大湊の与兵衛宅にいた。しかし、お豊は古市の廓で病に犯され自害する。竜之助あての遺言状と金は流しのお玉に手渡される。挙動不審を咎められたお玉は役人に追われ金は落してしまうが手紙だけは竜之助に渡すことができた。裏宿の七兵衛はやっとのことで竜之助を探し出すが、竜之助は生花の師匠お絹と
監督森一生家の中からのシーン、一作目かと思った。笑「急ごう、もうすぐ魔人の山だ」棒読みで可愛い。第三弾は、まさかのロードムービー。今回はなかなかストーリーが凝ってる。でも、このシリーズにしては目新しい、くらいの出来だったかな。💦発熱!鷹生き返った!?遂に奇跡起こしちゃったよ。笑流石元プロ野球選手、丸太を投げるフォームが良いね。大砲!?○も投げるの!?ピンポイント逆襲。パパ役の人、ちょっと宮崎に似てる。笑前作『大魔人怒る(ネタバレ無しよ)』監督三隅研次ま
町道場の剣客、長谷部平馬は津山十万石小森家の落胤と知り、育ての親の老人から渡された肩身の品を小森家に売り払い、その金で武士をやめて江戸で暮らすつもり。平馬は江戸への道中、お忍びの姫様と出会い意気投合。双子の兄、小森亀之助も松平家の福姫との縁談のために同じく江戸へ向かっていると、小森家の家老中橋が平馬を呼びつけて、しばし亀之助の代役をして欲しいという。亀之助は毒を盛られ身動きならず、小森家の世継ぎ争いもあり、家老はなんとしても縁談をまとめたいらしい。重症の兄を見捨てら
「座頭市御用旅」(1972)シリーズ第23弾をAmazonプライムビデオで観ました。監督は森一生。予告編はコチラ。暴漢に斬りつけられて二十両を奪われて倒れてる女を原っぱで見つけた市(勝新太郎)。その女が出産間近の体だったので仕方なく赤子を取り出す市。なんでもデキる男です。女は出産後に死亡。死ぬ前に口走ってした夫だという男の住む町を訪ねるも不在のため、男の妹であるお八重(大谷直子)に赤子を預けた市は、宿に勤めるお八重のツテでしばらく町に滞在することになります。町には、かつてヤ
1979年勝プロダクション、フジテレビ監督森一生脚本佐藤繁子音楽村井邦彦theFire勝新太郎中村玉緒荒井玉青蟹江敬三今井健二娘のおかよ、を探しているという。おすま、という女性(中村玉緒)と山合で出会い仲良くなる市。市を慕うおすま。娘のおかよは人買いにさらわれて、その娘を探していると市(勝新太郎)に話すおすま。おすま「あの子が死んで、おかよが死んだなんて嘘ばかり」市「誰が、そんなことをいったんです?え、いや、おかよちゃんが死んだっいうのは。。」おすま「市さ
『あぶく銭』(1970/大映)監督;森一生,主演;勝新太郎(日本映画専門チャンネル録画)評価:★★★★★公開年月日1970年04月18日製作会社大映京都配給会社大映上映時間81分「おんな極悪帖」の星川清司のオリジナル脚本を、「忍びの衆」の森一生が監督した遊侠篇。撮影は同作の森田富士郎が担当。【オレ流寸評】◆本作主人公は「悪名」シリーズの河内の暴れ者「八尾の朝吉」キャラをそのまま継承している。「座頭市」と並ぶ、暴れ者でもどこかナイーヴ
年間264本目(5月23本目)1958年公開邦画63位合計118本中通算邦画8,270本洋画6,759本合計15,029本職人監督である森監督であり、後に、眠狂四郎シリーズで佳作を連発したり、「ある殺し屋」などでの佳作をコンビで撮っている雷蔵の映画と思いきや、実は主演は山本富士子が主演であったが、女性が主演なので男装で、歌謡を行っているのは、明らかに美空を意識したものである二番煎じであり子供だまし。当時ではカラーなので大作扱いではあるが、カラーの
富士川の果し合いで黒駒の勝蔵を倒した後の後編。清水への帰り、小松村の七五郎という若者に絡まれた次郎長は軽くいなして、二十八人衆と共に凱旋した。先回りした七五郎は、出て来た森の石松を丸め込むと清水一家にまんまと入り込み、二十九人衆を自称した。黒駒の勝蔵を討たれて悔しい反次郎長一派は、平親王と黒竜屋が組んで、次郎長を陥れようと機会を狙う。次郎長一派の津向文吉の実弟が、役者の政とトラブルを起こしたのを利用して、黒竜屋は仲違いを画策した。まんまと罠に嵌った文吉は
推理好きで不眠症気味の将軍吉宗は、毎夜小姓達を相手の謎解きにも飽き、自ら本物の事件を解決してみたいという。ひとつだけとの約定で同心に化けた吉宗に、大岡越前守は吟味済みの美濃屋の人足権六が水死した事件を当てがった。ところが下っ引きに化けた与力の石子伴作が口を滑らせたのを又聞きした吉宗は、大岡越前の策に気付いて逃亡した。役人から隠れ逃げていると大橋兼四郎という浪人と出会い飲み屋で意気投合、そこで幽霊船の話をする巳之吉を目撃。大橋の長屋に帰ると巳之吉の遺体が放り込まれており
おおきに、ありがとうさんです(^-^)ノ3月27日、この映画を観ました・・・新・悪名あくみょう『悪名』シリーズの第3作です。満州事変からずっと戦争に行かされてた陸軍上等兵の朝吉はん、ようやく復員できることになりましたんでっけど、なんと日本では「戦死したこと」になってましたんや。私も2作目の『続・悪名』(1961年)を観た時にはすっかり朝吉はん、弟分のモートルの貞もあの世へいんでもうたし、本人の心にも覚悟が見て取れたし、これは戦死しやはる
『大菩薩峠完結篇』映画トーキー98分カラー昭和三十六年(1961年)五月十七日公開製作国日本製作言語日本語製作大映京都製作永田雅一企画久保寺生郎南里金春原作中里介山脚本衣笠貞之助撮影本多省三色彩技術白波瀬直治音楽塚原哲夫美術西岡善信録音林士太郎照明中岡源権編集谷口孝司スチール西地正満製作主任小沢宏出演市川雷蔵(机竜之助机龍之助)中村玉緒(お豊お銀お浜)小林勝彦(がんぎり