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大阪松竹座での菊五郎と菊之助の襲名、続いては「梅雨小袖昔八丈」です。「髪結新三」で知られる、初夏の季節感あふれる、江戸情緒たっぷりの黙阿弥作の狂言。十八番としてきた七代目から引き継いで、八代目としては初めて演じる菊五郎。お熊と忠七がじゃらついている白子屋の店先で、様子をうかがうところ。金づるを嗅ぎあてる様と、小悪党らしい目付き。それでも、ちょっと理知的なのが特徴。忠七の髪を撫でつけながら、お熊との駆け落ちを煽るところ。大雨の永代橋川端で、態度を豹変させるところ。
色々盛り沢山だった東京滞在3日目午後はどっぷり日本の伝統文芸に浸りましたヒント:ランチ後に戻ったのは銀座三越デパ地下でワタクシのランチをゲットして徒歩3分歌舞伎座!!るうるうが生まれる前にらいらいと行ったこともあるその時は以前の建物だった(どんだけ前!?)新しくなってから入るの初めて✨ちょうど東京滞在中に八月納涼歌舞伎が開幕していたので七月初めの一般チケット販売初日に松竹オンラインから購入日本の住所が必要だったけど実家の住所電話番号でなんとか購入成功Eチ
歌舞伎座観劇2日目…第二部鑑賞👀✨梅雨小袖昔八丈髪結新三そこに…十八代が居るのか?と思う事…何度もあって…胸がドキドキした。勘九郎さんが斜に構えて流し目をした時、声がふと…そっくりな声がセリフを発した時、とにかくドキドキする一時でした。勘九郎さんと彌十郎さんの掛け合いは淀見なく、滑らかで、面白く…勘九郎さんが小悪党新三であることを、思わず忘れるぐらい…まるで父と息子ꉂ🤣𐤔坂東巳之助さん、いい味出てた🎶いい仕事されてました😊長いお芝居でしたが見応
8月22日(木)昨日の歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第二部の「髪結新三」の舞台の終盤の事でした二幕目第三場の最後に家主長兵衛の家に泥棒が入ったとの知らせが入り、長兵衛がバタバタと慌てて家へ帰って行き、それまでやり込められていた新三と勝奴が溜飲を下げたところで定式幕が閉まって場面転換で大詰深川焔魔堂橋の場が始まるというとてもいい所で、客席も明るくなっていないのにかなりの人達が席を立ち劇場の外へ向かって行ったのです!「えっ!ウソでしょ?あり得ない❗」ビックリしてしまいました❕今からいい場面
勘九郎/巳之助/彌十郎/幸四郎/七之助/片岡亀蔵/扇雀/鶴松/芝のぶ/歌女之丞今月の歌舞伎、観るのはこの1本だけです🙇♀️勘九郎が新三は初役というのが、とっても意外でした。本人はもっと古典作品をやりたいと言ってるそうですが「なかなかやらせてもらえないんですよ」って何かのインタヴューで言ってましたよね。松竹さんはなぜ中村屋に古典をあまりやらせなかったのだろう。これを機にどんどん演ってくれるかな?勘九郎らしい味わいのある新三でした。小悪党として十分骨太なんだけど“柔”の面もあ
8月17日(土)少し前に今月の歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」の注目の演目「髪結新三」の中村勘九郎さんの映像が公開されました❗そして、こちらが十八世中村勘三郎さんの「髪結新三」です❕このシーンの映像は誰が新三を演じた時にも写真に残していますが、やっぱり勘三郎さんがカッコいいなぁ~そして、これが十七世中村勘三郎さんの新三と十八世中村勘三郎さんの下剃勝奴です❕今月の歌舞伎座では勝奴を坂東巳之助さんが勤めています!✴️
今月の歌舞伎座は三部制。今回のブログは先日観てきた第二部の感想を。八月納涼歌舞伎第二部一、梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)髪結新三(かみゆいしんざ)小悪党の新三は、白子屋に出入りする髪結。その白子屋では、一人娘のお熊に婿を迎えようとしていますが、実はお熊は店の手代の忠七と恋仲です。その事情を盗み聞いた新三は、忠七に駆け落ちを唆し、お熊を連れ出させます。ところが、永代橋のたもとで新三が
歌舞伎座で開催中の、八月納涼歌舞伎。今回は、第二部に行けました。まずは、黙阿弥作で人気の生世話もの、「梅雨小袖昔八丈」、通称「髪結新三」です。菊五郎劇団のほほ独壇場ながら、そこに独特の雰囲気があった故・勘三郎が記憶に残っています。今回の新三には、前からぴったりだと思っていた勘九郎。これが初役なんです。勘三郎の型で小走りに下手から現れ、店の様子に気づいて門口でぴたっと足を止める。背筋を伸ばして中をうかがいながら、金儲けの臭いを感じると、髪結の顔から悪党の顔に変わる。リア
8月1日(木)今日からいよいよ8月です❕待ちに待った「八月納涼歌舞伎」が始まります!✴️今年の「八月納涼歌舞伎」はみなさんはどうあれ、僕にとっては第二部の『髪結新三』しかありません❕やっと中村勘九郎さんが待ちに待った『髪結新三』をやるんですからねぇ~☀️十八世中村勘三郎さんが大好きだった演目で、誰よりもカッコいい新三でした❗それをやっと勘九郎さんがやってくれるんですインタビューでも勘九郎さんは十七世中村勘三郎さんや十八世中村勘三郎さんの想い出とともに、『髪結新三』に対する熱い想いを
7月28日(日)8月の歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」で上演される「髪結新三」のポスターが発表されました❗カッコいいですねぇ~☀️「髪結新三」は十八世中村勘三郎さんが大好きだった演目の1つで、もちろん得意にしていた演目でもあります!✴️息子さんの中村勘九郎さんが上演するのを待ちに待った年月がやっと充たされます🎵これを観なくて何とする!って感じです❕
「梅雨小袖昔八丈(髪結新三)」の芝居小唄です。この唄は、新三の住む長屋で、新三が拐かした白子屋の一人娘お熊を取り戻そうと、一枚上手の長屋の大家が、小判を並べて掛け合っている場面で、セリフを織り込んでいます。★お聴き頂けます⇒何事も(髪結新三)(小唄備忘録500番その186)田﨑義明(小唄と三味線)河竹黙阿弥作「梅雨小袖昔八丈(髪結新三)」の芝居小唄です。この唄は、新三の住む長屋で、新三が拐かした白子屋の一人娘お熊を取り戻そうと、一枚上手の長屋の大家が、小判を並べて掛け合っている場面で、
増補忠臣蔵忠臣蔵のスピンオフ作品忠臣蔵、上野介屋敷の図面が手に入る経歴を描く梅雨小袖昔八丈小悪党の髪結いが主人公粋で鯔背で親分相手に啖呵を切って言い負かすが、因業大家には言い負かされるでお笑いもありの秀作
歌舞伎座での團菊祭五月大歌舞伎、夜の部の続きは、「梅雨小袖昔八丈」、通称「髪結新三」です。上演は、5年前の歌舞伎座での菊五郎以来。菊之助は、6年前に国立劇場で挑戦して以来、2回目です。2時間半近くの長編、筋はほぼ同じでも、座組とその相性の良さで、全く印象がちがってきます。まず、白子屋見世先。お熊と忠七には、手慣れた児太郎と新鮮な萬太郎。困った様子のじゃらつきが、いい感じ。狂言回しの車力善八には、菊市郎が抜擢。これが、秀調以上に、律儀で臆病で真面目で、ぴったり。後家お常に
菊之助/権十郎/菊次/児太郎/萬太郎/萬次郎/彦三郎/雀右衛門/錦之助/菊市郎菊之助の新三は5年ぶり2度目だそうです。あまりニンではないけど音羽屋としては継承していかなければねー。花道から登場した菊之助新三、シュッとした江戸前風の姿が美しく、爽やかな男前なんだけど、逆に言えば、ただのいい男じゃなさそうだぞ……と感じさせる何かが不足だったなあ。胡散臭さかな?白子屋に入ってからも、忠七(萬太郎)の髪を撫で付けながらうま~く話に乗せていく、その、親切そうなところに嘘っぽさや奸計がチラチラのぞ
今日も桂歌丸師匠を聴きました。「髪結新三」の上・下の通し。この噺は、圓朝物ではありません。初代春風亭柳枝作。白子屋のお熊が夫殺しの罪で大岡越前守の裁きを受け、死刑になったという事件を脚色した「白子屋政談」の一節だそうです。小悪党の回り髪結の新三が、得意先白子屋の娘お熊と手代忠七の仲を知り、2人を家出させたあとでお熊をさらい、金にしようとする。仲介にきた親分弥太五郎源七を辱しめて追い帰した新三も、家主長兵衛の掛け合いには歯がたたず、お熊を引き渡す。歌舞伎では河竹黙阿弥が春錦亭柳桜の口
どうも。三遊亭圓生師匠で、「髪結新三」です。年も改まりまして、令和2年。今まで、年の改まるごとに何か工夫してやろうと、こっそり『判ってもらえるかな?』と演目を出したり引いたりしてきたんですが、今年はきちんと「お断わり」を申し上げておこうと思った次第です。というのも、これまで『これくらいがせいぜいであろう』と長尺でも50分くらいの噺に限ってで、飽くまで動画を聴いていただくことを前提に、「さわり」だけしか記事に書いてこなかったのです。俺としましては、『落語というのは文字にして
11月22日(金)、歌舞伎座、吉例顔見世大歌舞伎の、昼の部。最後の演目は、『梅雨小袖昔八丈』。『髪結新三』と、呼ばれています。これも、実際の事件をもとにしたもの。1726(享保11)年に起きた「白子屋事件」。江戸日本橋新材木町の材木問屋の白子屋。その長女のおくまは、婿として、又四郎を迎えます。経済的に立ちいかなくなっていた白子屋。そこで、資産家の息子の又四郎を、婿に迎えたのです。しかし、おくまは、又四郎を嫌い、手代の忠八と関係を持ち続けて。そのあげくに、又四郎の暗殺を計画、しかし、失
「いっしょに逃げてやんなさいな」、「かっつぉ、かっつぉ」、「いやな親分さんさぁ」。「ここに十両、こっちに五両、いいな、かつおは半分もらったよ」。わあ、これが江戸の下町。これが、江戸の風情。庶民が活き活き、ワルだけと粋。良いも悪いもごちゃまぜで、生きてるんだぜ。髪を撫でつけながら忠七を唆す。雨の中で忠七を踏みつけて啖呵をきる。湯上りで初鰹を買う。古い顔役にキャンと言わせる。大家さんにやり込められる。新三を始め、出てくる人物がみんな魅力的。たっぷりの2時間半が、あ
叔母への絵葉書です。これは吉例顔見世大歌舞伎の髪結新三。朝晩冷え込んできましたね。お元気ですか。吉例顔見世大歌舞伎昼の部に行ってきました。菊五郎さんの髪結新三は、江戸情緒が感じられる演目でした。私は、少し前から風邪気味で、インフルエンザも流行り始めたそうです。くれぐれもお身体大切にしでくださいね。また、お便りします。
吉例顔見世大歌舞伎の昼の部に行くの続き…。三、梅雨小袖昔八丈江戸の小悪党、髪結いの新三(尾上菊五郎)。白子屋へ出入りするうちに、一人娘のお熊(中村梅枝)と手代の忠七(中村時蔵)が恋仲であることを知ると、忠七を騙してお熊を誘拐し、身代金をせしめようと企みます。困り果てた白子屋は、乗り物町の親分弥太五郎源七(市川團蔵)に助けを求めますが、源七は、新三に追い返されてしまいます。そこで、老獪な家主の長兵衛(市川左團次)が乗り出し・・・。菊五郎さんの新三を何度観たことでしょ
今日は最高気温15度!一気に結城紬の合わせを出しました〜帰りは13度、適温です。11月は歌舞伎座の顔見せ、午前の部の最初は幸四郎さんの研ぎ辰の討たれです。舞台に出て来た幸四郎さん?あれ?勘三郎さんに似てない?ふっくらした頬にあの化粧!びっくりしました。彦三郎さんと亀蔵兄弟が仇討ちの真面目な兄弟役、ぴったりでした。途中吊られた籠から落ちるシーン彦三郎さんの身体能力凄い〜菊五郎さんの髪結新三は流石でした。菊之助の髪結新左があって、とっても色気のある悪党がぴったりだったので、もう代替
上野の美術館からの帰り道。ちょいと歌舞伎座で一幕。ほんとの一幕見。(笑)(((^_^;)
なんや間違って自分の記事の「いいね」触ってもついてしまうんやねめっちゃ恥ずかしいな、2個もやらかしてるわあ、皆様はどうぞポチポチ押してくれはって結構ですよさて、やっと小龍姐さんの事を書けたという事で一段落と思いきやTEB脚本家・辰己小龍のあっし的ランキング番外編番外編・髪結新三(かみゆいしんざ)~以下、ネタバレ有り~元々は河竹黙阿弥の歌舞伎の演目やから台詞が七五調やったりして、TEBで初めて観たときはなんやそんなに好きやと思わへんかったあっしの歌舞伎観劇歴は
国立劇場の続きで、「梅雨小袖昔八丈」です。いわゆる「髪結新三」で、新三は初役の菊之助。お熊と忠七が、じゃらじゃらしているところに現れた、新三。これが、いつものように清潔感にあふれて、ワルに見えない。髪を結いながら、忠七をそそのかすところも、声が細くて優しそう。和史くんのお迎えにも、パパの顔が出てますよ。いやいや、そう思ったら、「永代橋川端の場」では、ワルが爆発。雨の中の歩き方、傘のさばき方(しばき方)、流れるような啖呵。おお、これこれ。源七をがんと言わせるところ
危なかった~!(`ロ´;)観られないかと思った…ヽ(´o`;ギリギリ千秋楽に観られた…( ̄▽ ̄;)なんたって、長い観劇歴で「本蔵下屋敷」観たことないからね~!(`ロ´;)ま、愚劇の誉れ高いこの芝居だけどさ、愚劇というか、手妻の種明かしを観るような芝居だね…。全くもって忠臣蔵ありきの芝居でさ、忠臣蔵の二段目・九段目があるという前提で成り立ってるだけに、二段目も九段目も知らない客にとっては、どんな手妻か知らずに種明かしだけ観せられてるようだよね…。それでも、若狭之助・本蔵が主従の絆を見せ
7時15分起床。日当たりの悪い我が家の木でも芽吹いて来ていた。8時35分朝食。9時30分着物を畳んで後「落語研究会」の着物の支度。10時45分今日は歌舞伎を観る。これから銀座に出る娘と一緒に国立劇場に向かった。11時15分新宿で娘と別れて国立劇場到着。11時30分開演「増補忠臣蔵」「梅雨小袖昔八丈」16時10分歌舞伎に限らず文楽でも新劇でも・・商業演劇でも寝る。必ず少しは寝る。それが楽しく嬉しい時間になる。失礼な話だが事実だ。それでも観ている。友人と「砂の器」を観ながら
本日は新橋演舞場「江戸は燃えているか」千穐楽でした。こんな時間になってしまいましたが、おめでとうございます。獅童さんの座頭公演、たくさん笑い、最後に泣けて、考えさせられる。大いに楽しませていただいた舞台でした。これからもお体に気をつけて歌舞いてくださいませ明日は歌舞伎座、国立劇場も千穐楽、おめでとうございます㊗️歌舞伎座の備忘録は書いたけど、国立劇場は2度観劇したけど、備忘録が書けてない鴈治郎さんのスピンオフ「増補忠臣蔵」、菊之助さんの「髪結新三」、とても良かった。まだお席もあると思うので、
国立劇場1時~客入り8割程度★増補忠臣蔵★梅雨小袖昔八丈(つゆこそで)◆主役・中村鴈治郎と尾上菊之助は、当然ながらもちろん良い出来。■それ以外では、おおかた片岡亀蔵が持って行った感じ。特に、強欲な家主(大家)役は、はまってました。▼寺嶋和史君(4歳)も、頑張りました!※ネコは、いつも通り3階センターからオペラグラス首にかけ観劇。明日27日、千秋楽公演。ブログで、独り言
加齢なる一族、国立劇場に「増補忠臣蔵梅雨小袖昔八丈」を観に行きました〜♪「増補忠臣蔵」家老の加古川本蔵(片岡亀蔵)が、高師直に賄賂を渡したために遺恨を晴らす機会を失った若狭之助(中村雁治郎)は、塩冶判官の刃傷事件の後、へつらい武士と呼ばれます。主君の怒りを買ったことで蟄居の身となっている本蔵の下屋敷を訪れた若狭之助は、本蔵を成敗しようと・・・・。にほんブログ村地味めなお芝居でしたが、若狭之助の真実の気持が泣かせるお話。雁治郎さんなら、私が観たいのは断然「
3月13日、国立劇場に行ってきました。タイトルにした【菊之助、覚悟の『髪結新三』】、覚悟とは、もちろん、菊五郎への覚悟。梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)、通称『髪結新三』特設サイトはhttp://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h30/kabuki_3.html新しい歌舞伎座が開場されて以降、それまでは女形だった菊之助は、着々と立役=菊五郎への準備を進めていました。主役としての立役では2014年3月京都南座の〈源氏店〉の切られ与三郎、私は観ていな