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ちょっと不安だった梅王丸だが、堂々として演じきった。身長が低いことを考慮して冒頭の桜丸との会話の切り株菊之助のほうが高く、吉太朗のほうが低い。座ると、頭の位置がそろった。これで、印象がずいぶん変わった。菊之助は、身のこなしが素晴らしい。誰だったか、苦しい姿勢のほうが、観客には美しく見えると言ったが、まさにそれを体現していた。台詞も堂々としていたが、ボーイソプラノ目立たなくするため、ちょっと苦しそうなのが気になった。それ故、ちょっと聞き取りにくいところもある。よく知
歌舞伎座での、音羽屋二代の襲名披露興行。六代目菊之助は、「菅原伝授寺内鑑」の「車引」でお披露目です。荒事と様式美で、役者の味とチームワークを見せる演目。筋隈に三本太刀、次々に繰り出す見得と豪快な飛び六方。やんちゃ過ぎる梅王丸には、菊之助。チャリーンと花道から、のっしのっしと言うより、ふんわりと登場。体が小さく、衣装が重そう。声が枯れ気味で伸びないのは、ちょっと心配。お腹から出す心がけはよし、喉のケアをしっかりとね。それでも、型はしっかり。勉強熱心さが窺えます。
今年も水墨画の展覧会が無事に終了しました今回描いたのは「菅原伝授手習鏡」の梅王丸でタイトルは〈春を忘れない…〉です。初回から歌舞伎をテーマにしていますが人物だけでなく、普段の教室では花も習っているので必ず題材と関連する花も描くようにしています。実は下絵から完成まで2ヶ月ぐらいはかかりますが、仕上がった時の達成感は格別です。個展を開くにはあと20年ぐらいはかかりそうですがみなさん個性的な作品ばかりで私も負けないように、そして歌舞伎愛を込めてコツコツとこれからも描き溜めていきたいと思います足
あっという間に水墨画教室の展覧会の締切が近づいてきました。ゴールデンウィークが始まっている方もいると思いますが、私は家にこもって作品制作に取り組んでおります毎回大好きな〈歌舞伎〉から題材を選んでいますが、今回は「菅原伝授手習鑑」の登場人物の中から梅王丸を。人物は完成しましたまだ背景に花を描き込まなければならないのですが、これがなかなか痺れる作業なんです梅王丸にちなんで〈梅〉を今ひたすら練習していますが、水墨画には正解がないので納得できるまで描き続けます。あと一踏ん張り頑張ります
七代目竹本住太夫(しちだいめ・たけもと・すみたゆう)文楽太夫本名岸本欣一大正十三年(1924年)十月二十八日生まれ。平成三十年(2018年)四月二十八日死去。竹本住太夫師の語りに浄瑠璃の情の暖かさを学びました。住太夫師の語りを拝聴したことは生涯の宝です。平成二十六年(2014年)四月七日・二十六日国立文楽劇場公演『菅原伝授手習鑑』「桜丸切腹の段」を拝聴しました。住太夫師匠の引退公演でした。父四郎九郎の七十歳の賀の祝いの日に自
幕間に何時もの小岩井ソフト築地の信号待ち・・・以外と長いんです😱💦20分有るから余裕と食べに行ったのですが信号で五分くらい待たされた今までに一番MAXでソフト食べ終えた。しかし戻ったら丁度始まったばかりで右手の横の入り口からは入れなかったと言っても一階の後ろから参列目なので直ぐに座れましたけどね。
歌舞伎座での六月大歌舞伎の続きは、第一部の「車引」です。ごぞんじ、「菅原伝授手習鑑」の、三段目の口。何十回と観ながら、今まで同じ座組みがありません。まず、花道から梅王丸、上手から桜丸の登場。話すことあり、聴くことあり。。。深編笠を取ると、筋隈の梅王丸は巳之助、むきみの桜丸は壱太郎。最近風格が出てきた巳之助、痩躯に近い体型ながら、まさにでっけえ梅王丸です。肩から背中、腰にかけてどっしりして、見得と六方がぶれない。声も大きく、無理のない張りがあります。一方の壱太郎は、い
“どんなもんでも百の料理にします”という珍妙な商売で暮らしを立てる千夏は、道で男に絡まれているところを兜小路梅王丸に助けられます。そして、梅王丸が家守をする長屋に案内され、彼に百の料理を作ることになります。料理の天才少女と長屋を守る大男が織りなす、感動時代小説です。2編の中編が収録されています。一番勝負「料理小町登場」二番勝負「だれにでも負けたる屋登場」「料理小町登場」は、新見伊賀守正路が大坂西町奉行に着任する場面からスタートします。出迎えの与力を制し、徒歩で大坂の町を歩いている
今日は休演日でしたが、取り立てて何をしたかと云う事もなく一日をうちでゆっくり過ごしておりました(笑)昨日のブログで六月の歌舞伎座公演の『菅原伝授手習鑑』の「車引」事を少し書かせて頂きました。以前にも何回か書かせて頂きましたが私にとって「車引」は思い出深い演目です。勉強会で大役として初めて勤めさせて頂いたのが「車引」と「佐太村賀の祝」の梅王丸でした。1981年(昭和56年)8月上方の勉強会「若鮎の会」ご指導は十三代目片岡仁左衛門さんと我當さんと秀太郎さんであることはみな様す
郷土芸能ねりま座で秩父歌舞伎正和会の公演がありました2019年2月の蔵出し写真です秩父歌舞伎は江戸時代から200年以上つづく地芝居で秩父市無形民俗文化財に指定されています今回の演目は「菅原伝授手習鑑」の「三段目吉田社頭車引之場」です義太夫浄瑠璃梅王丸と桜丸菅原道真が藤原時平の陰謀で大宰府に流罪となり家来だった二人は浪人の身です吉田神社の鳥居前で参詣にきた藤原時平の牛車に遭遇します梅王丸と桜丸が牛車を襲おうとしたときに三人兄弟の次男の松王丸が登場します松王丸は
【問題】異母弟・梅王丸との後継者争いを制した里見義頼は、梅王丸をどのように処遇したか?【選択肢】上総国内で磔刑に処した佐竹氏に人質として送った助命した上で出家させた宴席に招待して毒殺した【正解】助命した上で出家させた【解説】里見氏では、里見義弘の死後、義頼とその異母弟・梅王丸との間で後継者争いが起こった。この争いを制した義頼は、梅王丸を助命した上で出家させている。
本日から24日まで!!さきじゅです@sakiju@sakiju豊竹咲寿太夫オフィシャルサイトclub.cotobukiHOME本日、皇居のそばの半蔵門にある国立劇場で2月文楽東京公演の幕が開きました!!2月は毎年3部制で、1日に3公演しています。演目はそれぞれ違う演目が上演されます。桜丸今回、私は第1部菅原伝授手習鑑の「車曳きの段」におきまして桜丸をつとめさせていただいております。この車曳きの段は子どもの頃からの憧れの場面で、若手会では梅王丸をつとめさせてい
◾️菅原伝授手習鑑車曳の段鳥の子の巣に放れ、魚陸に上がるとは、浪人の身のたとへぐさ。菅丞相の舎人梅王丸、主君流罪なされてより都の事ども取り賄ひ、御台の御行方尋ねんと、笠深々と深緑、土手の並木にさしかゝれば。向ふからも深編笠、われに違はぬその出で立ち互ひにそれぞと近く寄り「梅王丸か」「これは〳〵桜丸。ヤレそちに逢いたかった。マア話す事」「聞く事あり」と、兄弟木陰に笠傾け「サテまず問おう。その方はいつぞや加茂堤より、宮姫君の御跡慕ひ尋ね行きしと、内宝八重の物語。なんとお二方に尋
〜本日のお品書き〜菅原伝授手習鑑に出演いたします。令和2年文楽2月東京公演の配役が発表されました!!詳しくはこちら(国立劇場のサイトへとびます)憧れのお役を頂戴しました第一部が菅原伝授手習鑑第二部が新版歌祭文と津駒兄さんの六代目錣しころ太夫襲名披露の傾城反魂香第三部が傾城恋飛脚と勧進帳となっております。今回、わたしは菅原伝授手習鑑に出演させていただきます。その中の車曳きの段にて、憧れの桜丸のお役を頂戴いたしました。この車曳きの段は小さな頃から目にしていて、そのあとの桜丸切腹
残り少ない「平成」を惜しむように最近、平成昭和を振り返るTV番組が多いですね。今日のフジテレビ「名曲!お宝音楽祭」TVをつけたら、ちょうどチャゲアスの「YAHYAHYAH」あのときの二人揃って歌ってる姿に胸が熱くなった私ですTVをつけたまま諸々の雑用をしていたので画面はあまり観てなかったのですが「世界にひとつだけの花」、SMAPの映像が流れてましたね~そして、世良さんの声が聞こえ「あら”宿無し”なんて、懐かし~」とおもって画面を見るとなんと世良さんと梅王丸が
国立劇場『平家女護島』本日、千穐楽でございました今月は、有王丸という俊寛の家来。そして、鬼界ヶ島の前後の場に出ている普段の『俊寛』では登場しない人物を演らせて頂きました隈取りを取って、大きな派手な立ち廻りもあるお役です。とても大きなお役でしたが、1ヶ月演ることができて良かったです立ち廻りの身のこなし方なども今後そのような役の時に生きるようにしなければなと思いますこの隈取りの名前は、『一本隈』です石橋の獅子も同じ隈取りでしたね隈取りにもたくさん種類があるのでお芝居を見てお、こ
昨日のシネマ歌舞伎、シアタールームに入るとすでにスクリーンにマナーCMが流れてて、席についてスクリーンを観ると、あらかわいい歌舞伎キャラこの梅王丸いいじゃん。(どこかで観たことあるような気はするけど・・・)そしてこの声・・・・國矢さんだ~2年前に収録されていたらしいです。その間、何度も映画館に行ってたけど、初めて見たような。(いつも時間ギリギリに行くからかしら?)思わずテンションあがりました
押入れに保管していた「梅王丸」の面一部破けていたので修理へ。紙を剥がし、貼り替え。んで今日。修復完了!!今回はちゃんと名前を付けました。久々に新たな面、作りたいなー
若手会大阪そして東京若手会、まずは大阪の公演が終わりました!お越しいただいた皆さま、まことにありがとうございました。また、若手会の夜にはテレビで四月の本公演「菅原伝授手習鑑」が放送されていたので、その対比を楽しんだ方も大勢いらっしゃると思います。車曳の段は、喧嘩の段の前日譚にあたるお話です。京都の吉田神社での出来事で、梅王丸・桜丸と松王丸の邂逅の場面が描かれています。菅丞相に恩ある梅王丸・桜丸は、敵対する時平の下につく松王丸と対立、一触即発の事態に陥ります。結局
今月も半分終わりました!今楽屋で使ってる膝掛けなんですが、左が兄ので、右がぼくのなんですが、見てください!偶然にも左が梅、右が桜なんです🌸のこり半分頑張りたいと思います。
四月大入り。若手会配役。呂太夫兄さんの(ついついまだ英兄さんと言ってしまいます)襲名披露公演@大阪が無事に幕を下ろしました。大阪は3週間あるのですが、長いようであっという間でした。というと簡素で無味乾燥な感想ですが、実際、終わってみて率直にそう思いました。めでたく大入り袋も出て、とても縁起のいい公演となりました。さて、次の公演は五月東京公演、その次は鑑賞教室となり、六月の終わりに若手会があります。今年の若手会は寿柱立万歳菅原伝授手習鑑車曳の段寺入りの段寺子
3月31日(金)までなので、慌ててアップします!書くのが遅くなってしまいました(汗)歌舞伎座ギャラリーにて片岡愛之助さんが「車引」の梅王丸になるまでの特別映像を上映ナレーションも愛之助さんです!説明が丁寧で、わかりやすくとっても良かったです!顔、かつら、衣装など舞台に出るまでの貴重な映像です✨愛之助さんの語りからお人柄の良さを凄く感じました✨ギャラリーの展示も楽しめます真ん中は庭園側から見たカフェ↓の写真は、上段:歌舞伎座作者河竹黙阿弥の庭に置かれ
歌舞伎座の5階にある「歌舞伎座ギャラリー」を見学してきました入場券は一般600円、イヤホンガイド付き入場券は1500円ですイヤホンガイド付きの特典として、4階場内観覧室から3分くらいの歌舞伎観覧ができますわたしが観ることができたのは三幕の「四千両小判梅葉」の一部でした今の時期、1番のオススメは片岡愛之助さんの「梅王丸ができるまで」の映像『菅原伝授手習鑑』「車引の場」梅王丸の扮装ができるまでに密着した17分ナレーションもらぶりんです素顔のらぶりんが歌舞伎独特の化粧を施し、舞台そでで5