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俳優座スタジオで上演中の、桑原裕子作・演出『霧ぬけて』を観てきました。コの字型に客席が取り囲む中には、白い棒が何本も天井に向かって伸びていて、森の樹々のよう。霧深い森の奥、湖の近くに建つ施設。かつてはたくさんの子どもが暮らした孤児院(とフライヤーにはありますが、児童養護施設ですね)も、今は高齢者施設となっている。そこに集う人々の群像劇。喪失と哀しみ、進むべき道に迷う人々の姿に、いつしか私もともに霧の中をさまよっているような気持ちになりましたが、緩急のある展開は重くなり過ぎず
9月22日(月)、俳優座スタジオで、俳優座の『霧ぬけて』を見ました。9月19日(金)から9月30日(火)までの公演。作・演出、桑原裕子。チラシからむかしはおおぜいの子どもたちが暮らしたその家の最後の子どもが巣立ったその日いきがいをなくした園長と仕事をなくした私のもとへ行き場をなくした彼女はやってきたあの頃と同じすり切れて破れたぼろぞうきんのようになって安心してここは霧の家誰にも見つからないだって今ここにいるのは誰にも見つけてもらえなかった人たちだらけ私が守ってあ
六本木の俳優座スタジオでKAKUTA主宰で、近年は役者としてテレビや外部公演への出演も多い桑原裕子作・演出の舞台「霧ぬけて」を観た。チラシのデザインにあるように行先を失い迷っている人たち、喪失の悲しみから抜け出せない人たちの話。*******演劇サイトより**********むかしはおおぜいの子どもたちが暮らしたその家の最後の子どもが巣立ったその日、いきがいをなくした園長と仕事をなくした私のもとへ行き場をなくした彼女はやってきた。あの頃と同じ、すり切れて破れたぼろぞうきん
新国立劇場小劇場で演劇『ザ・ヒューマンズ』を観劇した、13時開演、15時終演、休憩なしの1幕、座席はほぼ満員だが若干空席があった作:スティーヴン・キャラム翻訳:広田敦郎演出:桑原裕子翻訳:広田敦郎キャスト:山崎静代/エイミー(長女)青山美郷/ブリジット(次女)細川岳/リチャード(ボーイフレンド)稲川実代子/モモ(母)増子倭文江/ディアドラ(エリックの妻)平田満/エリックあらすじ:眠れぬ夜を過ごしているエリックは、感謝祭の日、フィラデルフィア郊外から、
新国立劇場でピューリッツァー賞最終候補作品となったスティーヴン・キャラムの出世作、2014年世界初演の「TheHumansザ・ヒューマンズ人間たち」の初日舞台を観た。翻訳が広田敦郎、演出はKAKUTAの桑原裕子。*******演劇サイトより********これはホラーか、コメディか?映画化もされたスティーヴン・キャラムのヒット作、待望の日本初演!劇作家・脚本家として活躍するスティーヴン・キャラムのヒット作、『ザ・ヒューマンズ─人間たち』。マンハッタンの老朽化した
下北沢ザ・スズナリでチーム徒花「月曜日の教師たち」を観てきました。これはMONO繋がりで知った公演なのですが、「デマゴギージャズ」を観に行った時にもらったチラシを見たら、なんか凄いことになっていました。岩松了さん、桑原裕子さん、千葉雅子さん、土田英生さん、早船聡さんによる共作&共同演出。チラシには「千葉雅子×土田英生舞台製作事業」と書かれているのでおふたりが企画の中心にいるのだと思いますが、作風も異なるみなさんがどのように制作を進めたのか、どの部分を誰が書いているのかとか気になります
前日の下北沢マチソワに続いて、この日も下北沢、スズナリで話題のユニット”チーム徒花”の新作、岩松了・桑原裕子・千葉雅子・土田英生・早船聡が共同執筆、演出をした舞台「月曜日の教師たち」を観た。*******演劇サイトより*********職員室のはずれにある休憩所といったところ。窓からは海が見えるが、その窓は高い位置にあるので踏み台を使わないと窓外を見ることができない。奥にドアがあり、そこから海に向かう白砂に出ることが出来る。外では時折、野良犬が鳴く。
blogno.502タイトル:ひとよを観て観た日:250307金放映日:240108月放送局:BS7その他の情報:監督:白石和彌。原作:桑原裕子。出演:佐藤健・田中裕子・鈴木亮平・松岡茉優・佐々木蔵之介・音尾琢真・MEGUMI。2019。上映時間122分評価:★★☆☆原作は劇作家である桑原裕子が手掛けた、劇団KAKUTA上演(2011年初演)の同名タイトルの舞台作品である。最愛の子どもたちを守るために凶暴夫を殺害し警察に出頭した母親(
劇団3○○古稀記念2作連続公演『鯨よ!私の手に乗れ』KUJIRAYO!WATASHINOTENINORE【東京公演】2025年1月8日(水)〜19日(日)本多劇場作・演出:渡辺えり音楽:近藤達郎美術:伊藤雅子照明:宮野和夫音響:藤森直樹衣裳:渡辺えり衣裳製作:阿部美千代ヘアメイク:馮啓孝殺陣指導:大道寺俊典人形製作:野村直子人形協力:前田和美、田中友紀特殊小道具:中村友香、大堀光威振付:藤浦功一、北村岳子振付チーフ:小出奈央、土屋良太振付協力
相変わらず、実人生にSNSが全く間に合ってない。素晴らしい芝居を観ても、その熱い想いを語らないうちにあっという間に1週間がすぎてしまう。11/4(月)「演劇部のキャリー」を観た。大好きなKAKUTAの桑原裕子さんがお出になるからだ。二人芝居なのに、失礼ながら、主催(作・演出)の入江雅人さんの事は何も存じ上げないで伺った。ずいぶん早くにチケットを抑えた。チラシを見ても何のこっちゃわからなかったが、小さい劇場なのでとりあえず申し込むしかないと思ってチケットを入手した。当日
入江雅人グレート二人芝居『演劇部のキャリー』2024年10月31日(木)〜11月4日(月・祝)劇場HOPE作・演出:入江雅人舞台監督:西廣奏、小野寺博照明:松村光子、佐藤公穂音響:山田雅人、吉岡有希子(サウンド・キャラウェイ)映像:手代木梓(トーキョースタイル)衣装:小野涼子演出助手:村西恵チラシデザイン/パンフレット編集:細野健舞台写真撮影:宮本雅通パンフ文:入江雅人、桑原裕子企画・製作・制作:入江雅人出演:入江雅人(入江/先輩/諸星)桑原裕子(桑原/ミッキー
先ほど情報解禁になりました。とても楽しみな作品です。詳細はまたお知らせいたしますね。まずはご予定をチェックチェックしておいてくださいね!2024年5月18日SAT.~6月8日SAT.日比谷シアタークリエ「ナビレラ」上演台本:演出桑原裕子出演:三浦宏規川平慈英岡まゆみ狩野英孝オレノグラフィティ瀧澤翼青山なぎさ・井上音生(Wキャスト)舘形比呂一
東京芸術劇場シアターイーストで穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュースの桑原裕子作・演出の新作「たわごと」を観た。桑原は同劇場の芸術監督を務めている。俳優は主人公の兄弟の兄に渡辺いっけい、弟に渋川清彦、兄嫁が田中美里、、そのほかに父のもと秘書に松金よね子が扮している。肝っ玉おかみ風の看護婦役の松岡依都美が良い味をだしている。*****演劇サイトより*****幾千ものたわごとの上に横たわり生きさらばえるなんてごめんそうやって吐き捨てたはずのいつかをわすれてまだわ
東京芸術劇場シアターイーストで上演中の、穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース・桑原裕子作・演出『たわごと』を観てきました。その日は、余裕をもって家を出たのに、電車に乗った途端に2つ先の駅で人身事故とのアナウンス。仕方なく、バスと2路線を乗り継いで劇場に向かいましたが、結局開演時間に間に合わず、冒頭の10分間を見逃してしまいました。(周りの席の方視界を遮ってしまいごめんなさい)それもあって、登場人物達の関係性をつかむのに時間がかかりましたが、劇が進むにつれて、それぞれの人物像が
10日(日)は、東京芸術劇場シアターイーストで舞台‘たわごと’を観てきました『たわごと』東京芸術劇場東京芸術劇場オフィシャルウェブサイト。公演情報、チケット、施設の紹介、アクセスなど。www.geigeki.jp池袋駅からすぐの劇場で、群馬からでも行くのに便利推しの「キーさん」こと渋川清彦さん主演の舞台今まで、いくつもの作品に出られてるのに、生のステージを見るのは初めて共演の渡辺いっけいさんとは兄弟役紀玉オバサンの席は、なんと最前列演者さんとの距離が近過ぎて
穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『たわごと』【東京公演】2023年12月8日(金)〜17日(日)東京芸術劇場シアターイースト作・演出:桑原裕子美術:田中敏恵照明:相良浩司(MGS)音響:藤田赤目衣裳:石川俊一ヘアメイク:新井寛子演出助手:和田沙緒理舞台監督:金安凌平演出部:田悠、立花緑照明操作:北見淳子(MGS)音響操作:大園康司大道具製作:泉真、鈴木太朗、美術工房拓人小道具:高津装飾美術運搬:マイド鑑賞サポート・舞台説明:彩木香里ポータブル字幕
昨日、桑原裕子さんの作演出「たわごと」を見てきた。震えるほど、熟成された作品だったと思う。渡辺いっけいさんが「長男」だけど、長男、じゃない。大人、じゃない。需(もとむ)、という人間がそこに立っている。あれえ、こういう人、いるなあ。って思った。その自分の圏内加減と、その色合いが、すごく良かった。この作品自体スタンダードな戯曲と同列にいるように思ってすごいと思ったんだけど(それは舞台が古びた洋館だということや、時代背景なども意識されない作りだったことも関係あるだろ
東京芸術劇場シアターイーストにて、穂の国とよはし芸術劇場「たわごと」作・演出は、とよはしの芸術監督でもある大好きな桑原裕子さん出演は、渋川清彦さん、渡辺いっけいさん、田中美里さん、松岡依都美さん、松金よね子さん、谷恭輔さん子供の頃に作家である父に捨てられた兄弟、死期を迎える父の屋敷を訪れる父を看護する医師と看護師、愛人だった編集者、長男の嫁と交えての確執の物語ちょっと主題がピンとこなかったけど、人を丁寧に描くバラちゃん節いっけいさん、ちょっと演技おおきく感じちゃた渋川さんは2度
この話の続きです↓『∞『少女都市からの呼び声』おぼえがき・18∞』この話の続きです↓『∞『少女都市からの呼び声』おぼえがき・17∞』この話の続きです↓『∞『少女都市からの呼び声』おぼえがき・16∞』この話の続きで…ameblo.jp場面は変わって現実世界での田口の病室の前の廊下。まだ田口は意識が戻っておらず病室のドアの横に「面会謝絶」の札が掛かっていた。廊下の長椅子に有沢(細川岳さん)と、有沢の婚約者・ビン子(小野ゆり子さん)が座っていた。ここで、どこからかビー玉
愛知県の豊橋市に、やってきましたよー。路面電車が、あいかわらずいい味出してますねー。豊橋市公会堂も、あいかわらず堂々たる風格。さてさて、先週末に参りました豊橋、(出張としてではなく)じっくり味わったのはあいちトリエンナーレ2016以来。名古屋のようなゴリゴリの大都会とも違い、岡崎のようなしっとりとした昔ながらの雰囲気とも違う豊橋。楽器の町、浜松に近いからなのか、アートとか音楽とかを身近に感じる、ただの地方都市ではないスマートな雰囲気が好きです。現にこの日は、駅前は屋内も屋外も
11/17(金)愛知穂の国とよはし芸術劇場何日か前ボサーと観ていた日曜劇場「下剋上球児」に渋川清彦さんを観た時アレ!😄もうすぐ会えるじゃんなんて偶然なの😆と思いワクワク😂嬉しい愛知公演からのスタート💨京都→岡山→東京へと繋がります会場に流れるゆったりした🎼音楽を耳にパンフレットを見ながら演出者や登場人物の予習をして開演を待つ時間が好きです🩷2時間のお芝居休憩無しテレビドラマでもコマーシャルタイムが少し息抜きになっているので集中して観
もうすぐ久しぶりの東京でのLIVE赤坂tonalite♪︎盛りだくさんの内容でお届けします🎵リハーサルも楽しく終わりマイシンバルを持ち込んで音にこだわるドラマー北斗くん!いつも良い音ありがとう❤️ピアノは素敵にアレンジしてくれるゆうこりん❤️素敵なLIVEになります💕
「少女都市からの呼び声」観劇してきました。唐十郎さんの作品を観劇するのは何作目だろうか。。いつもちょっと難しくて、最後まで「理解はできていないだろう」という気持ちが多く残りながらも、心をえぐられたような、えぐられたそこにずっと何かが残っていて、それが温かかったり冷ややかだったり熱かったりするのだ。今回も前情報なしに、ただただ「桑原裕子ちゃんが出演しているから」「バラちゃんが女優として出演している姿を見たいから」という理由で観劇してきました。ずっと劇団KAKUTA(桑原裕子
6月7日〜11日、『ラフカット2023』稽古開始から千秋楽まで約1ヶ月。チーム毎の稽古だから、各チーム13〜14回の稽古。全員で劇場入りできて本当によかった。自分の仕事は初日があけるまでなので公演期間中は皆のSNSやらラフカット2023のエゴサやらで見守る日々。お客様の楽しかった、観てよかったという反応には、そうでしょうそうでしょうという誇らしい気持ちになり。過去出演者からの嬉しい感想には共感するものがたくさんあり。(↑ゲネ直前の堤さん。本当に凄いひとだよ。)そして日々、組内の
『ひとよ』2019ひとよ:作品情報-映画.comひとよの作品情報。上映スケジュール、映画レビュー、予告動画。女優で劇作家、演出家の桑原裕子が主宰する「劇団KAKUTA」が2011年に初演した舞台を佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優...eiga.com3/31見終えて最初に思ったのはメインの主演は田中裕子では。佐藤健とどちらがメインに出しても問題はないけど、あえて佐藤健を頭にしている所に興行的お客を呼ぶには的なものを思ってしまった。日本アカデミーとか大きな賞は受賞していないこと
コント赤信号劇団第15回公演「誤餐」(ごさん)を観た。作演出桑原裕子さん出演渡辺正行ラサール石井小宮孝泰(コント赤信号)室井滋那須凛(青年座)岩男海史若狭勝也(KAKUTA)第1回1984年4月「マゼランブルー」作鴻上尚史(第三舞台)演出川村毅(第三エロチカ)出演コント赤信号室井滋日高のり子肥後克広(ダチョウ倶楽部)近藤芳正巻上公一(ヒカシュー)第2回1984年12月「白いEXIT」作演出秋元康出演コント赤信号室井滋伊藤克信肥後
スズナリにて、赤信号劇団「誤餐」コント赤信号がやっているお芝居はなんと28年ぶりの上演だそう作演出が、KAKUTAの桑原さんなので観に行ってみた。出演は、赤信号の三人に、室井滋さん、KAKUTAの若狭勝也さん、青年座の那須凛さん、岩男海史さんラサールさんはラッパ屋他で何度も観てるし、小宮さんも星屑の会なんかでみているけど、リーダーは初かも最初のドタバタ感があんまりバラちゃんっぽい感じがしないなって思ったけど人のいびつさや甘さ、そこから起こる確執、そして、それをも包む暖かさはや
12日にKAATで、芸術監督公開トークシリーズの3回目を聞きました。2回目は行けなかったのですが、創作の場としての公共劇場というお題は、KAATの芸術監督の長塚さんがお決めになったそうです。KAAT神奈川芸術劇場ホール1月12日(水)19:00登壇者小川絵梨子(新国立劇場)近藤良平(さいたま芸術劇場)長塚圭史(神奈川芸術劇場)ゲスト桑原裕子(とよはし芸術劇場文化アドバイザー)オブザーバー白井晃(世田谷パブリックシアター)リモート参加進行役成河芸術監督トークシリ
NETFLIX名演の応酬にお腹いっぱい(C)2019「ひとよ」製作委員会ひとよ子どもたちへの暴力が絶えない夫を轢き殺したこはる(田中裕子)は「15年後に帰ってくる」と言い残して出頭する。15年の間に、大樹(鈴木亮平)は結婚するも妻と不仲で別居中、園子(松岡茉優)は夢だった美容師をあきらめ地元のスナックで働き、雄二(佐藤健)は東京に出てライターの仕事をしていた。15年が経ったある日、こはるがふらっと帰ってくる。(C)2019「ひとよ」製作委員会人のために意を決して行動した。ところが、そ
ひとよ('19)15年前、港町の大洗どしゃぶりの雨降る夜に、タクシー会社を営む稲村家の母こはる(田中裕子)は愛した夫を殺めた、それが三兄妹の幸せと信じてそしてこはるは15年後の再会を子どもたちに誓い、家を去った時は流れ、現在次男の雄二(佐藤健)、長男の大樹(鈴木亮平)、長女の園子(松岡茉優)の三兄妹は事件の日から抱えたこころの傷を隠したまま大人になった抗うことのできなかった別れ道から時間が止まってしまった家族そんな一家に母のこはるは帰ってくる15年前、母の切なる決断と残された