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『腰痛治療の新常識』と題して腰痛を中心に筋骨格系疾患の原因と治療に関するエビデンス(科学的根拠)を不定期で紹介していますが、エビデンスを知ったからといって必ずしもよい医療ができるとは限りません。エビデンスを最優先し(俗にいうエビ固め)、それを患者さんに押し付けるのは暴力行為(ドクターハラスメント)です。そもそもEBM(根拠に基づく医療)の定義は、「エビデンス」「患者の状況」「患者の価値観」「治療者の技」を統合することです。したがって、エビデンスは全体の4分の1でしかないということを肝に銘じ
【がんとネット~患者を惑わす情報の渦~】もはや誰もがインターネットと切り離して生活することが出来なくなった今、がん治療においてもインターネットは欠かせない情報源だ。しかし、誤った情報に惑わされる患者が後を絶たないのも事実だ。日本医科大学武蔵小杉病院・腫瘍内科の勝俣範之医師は医療否定本によって選択に迷い、治療のタイミングを逸した患者を大勢診て来た。今は自らSNSを駆使し、患者や家族が誤った情報や怪しげな民間療法に惑わされないよう注意喚起を続けている。ヘルスリテラシ
2)グレード2と3に対するその他の物理療法(温熱・アイシング・マッサージ・低周波・超音波・レーザー・短波ジアテルミー)は、受傷後3週間以内なら通常生活への復帰を目指した活動性を促す補助手段として用いることができる。http://1.usa.gov/LYNegqどんな物理療法を用いるにせよ、受け身的な治療法に頼るのではなく、普段どおりの生活を送って可動域を広げていくという攻めの姿勢が重要だということです。腰痛疾患とまったく同じです。慢性の痛みを打開するには、従来の古い考え方を変えて
■心理的・社会的・経済的問題などの非身体的因子は評価と治療を複雑にする可能性があるため、初期評価の時点で患者の生活における心理的・社会的・経済的問題などを探る必要がある(★★)。http://amzn.to/Hk8veA■若年成人の坐骨神経痛においては、SLR(下肢伸展挙上)テストを行ない記録する必要がある。脊柱管狭窄のある高齢者においては、SLRテストに異常が見られないことが多い(★★)。http://amzn.to/Hk8veA■神経障害の検査ではアキレス腱反射と膝蓋腱反射、足関節と
拙著『腰痛は〈怒り〉である』(ニューヨーク大学医学部ジョン・サーノ教授のTMS理論とアメリカの腰痛診療ガイドライン。Amazonの医療3部門で35週連続第1位を記録。腰痛持ちのバイブルとして好評を博し、韓国と台湾でも翻訳出版されている)。腰痛は<怒り>である普及版Amazon(アマゾン)208〜4,769円根拠に基づく新たな腰痛概念、すなわち「生物・心理・社会的疼痛症候群」という観点で書かれた本の有効性に注目が集まっています。最新の腰痛診療ガイドラインでも「根拠に基づく
【物理療法】1)グレード1に対するプラシーボ対照試験でPEMT(パルス磁気療法)の有効性が認められたものの、3ヶ月にわたって1日8時間のソフトカラーを装着させた研究だったことからWADの治療として勧められない。http://1.usa.gov/LYNegq磁気療法は痛みの緩和を目的として、衣服・アクセサリー・マットレスとしても商品化されていますが、「妊娠している人(胎児への影響が分かっていません)」「植込み型心臓装置を付けている人」「インスリンポンプを使用している人」「貼付薬を使用し
腰痛治療セミナーや講演会を収録した数多くのDVDをご用意しております。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るう中、しっかりとした安全対策を講じた会場の確保が難しくなっております。しかし、コロナ禍のプレッシャーによる痛みの増強、抑うつ状態、巣ごもり生活によるフレイルや認知機能の低下などが目立ち始めました。そんな方たちにとって、このDVDが少しでもお役に立てたら幸甚でございます。(詳細はこちら⇒https://bit.ly/2YPpkkD)最新情報医
DavidButler『Drugcabinetinthebrain』日本語字幕版慢性の痛みを打開するには、従来の古い考え方を変えて、破壊的なイノベーションを起こさなければなりません。そのためには、痛みに関するエビデンスに基づく正確な情報を取り入れ、実行に移すことが必要不可欠です。それがとりもなおさず、パンデミックによって加速した腰痛危機を回避し、わが国の医療崩壊を防ぐ有効な戦略になり得るのです。国民の利益になるかもしれません。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存
【牽引】限られたエビデンスからWAD(むち打ち関連障害)における頚椎牽引は他の可動域を広げる治療法の併用療法として用いることができる。急性期(受傷後4日以内)なら一時的に症状を改善する可能性がある。http://1.usa.gov/LYNegqRCT(ランダム化比較試験)で証明されたわけではないものの、腰痛疾患と違ってむち打ち症には牽引が有効かもしれません。だからといってダラダラと続けるのは良くないでしょう。慢性の痛みを打開するには、従来の古い考え方を変えて、破壊的なイノベーション
拙著『腰痛は終わる!』(腰痛疾患に対するもっとも有効な治療法は何か。それは治療手段そのものではなく、治療者と患者の双方に意識改革を起こすこと。アメリカとイギリスの腰痛診療ガイドラインの勧告をまとめた一冊)。新装版腰痛は終わる!Amazon(アマゾン)702〜4,950円根拠に基づく新たな腰痛概念、すなわち「生物・心理・社会的疼痛症候群」という観点で書かれた本の有効性に注目が集まっています。最新の腰痛診療ガイドラインでも「根拠に基づく腰痛情報を提供し、活動性を維持する
【スプレー&ストレッチ】トリガーポイント療法で行なわれるスプレー&ストレッチ、すなわちコールドスプレーによって瞬間冷却した後に筋肉をストレッチする方法は、WAD(むち打ち関連障害)の治療に勧められない。http://1.usa.gov/LYNegqトリガーポイントといえばスプレー&ストレッチが付きものですけど、残念ながらWAD(むち打ち関連障害)には効果がないようです。慢性の痛みを打開するには、従来の古い考え方を変えて、破壊的なイノベーションを起こさなければなりません。そのためには
ヘルスリテラシーが低いと医療の質の低下、健康状態の悪化、医療費の高騰(救急搬送率・入院率・長期入院率の上昇による)、死亡率の上昇につながることが明らかとなっています。それだけならまだしも、ヘルスリテラシーが低い人たちは、クワッカリー(イカサマ師・インチキ療法・健康詐欺師)や、トキシックテロリストの口車にまんまと乗せられて「不安」「恐怖」「怒り」「悲しみ」という毒素を撒き散らし、扁桃体の暴走に力を貸していることに気づいていません。どうかくれぐれもお気をつけください。講師:勝俣範之(日
拙訳『急性腰痛と危険因子ガイド』(世界で初めてイエローフラッグを扱ったニュージーランドの腰痛診療ガイドライン。腰痛を慢性化させる心理社会的危険因子とは?医療従事者はもとより、腰痛患者とその家族、腰痛持ちの従業員を抱える事業主必読の書)。【オンデマンドブック】急性腰痛と危険因子ガイド腰痛を慢性化させる心理社会的危険因子とは?医療従事者はもとより、腰痛患者とその家族、腰痛持ちの従業員を抱える事業主必読honto.jp今回、NHKスぺシャル「腰痛・治療革命」では、日
【姿勢】限られたエビデンスからWADにおける姿勢に関するアドバイスは他の活動的な治療法の併用療法として処方することができる。ただし具体的にどのようなアドバイスが有効かについては不明。http://1.usa.gov/LYNegq実は姿勢のアドバイスに関するRCT(ランダム化比較試験)は存在しません。アドバイスに関する研究の一部として姿勢を取り入れたものがあるだけです。慢性の痛みを打開するには、従来の古い考え方を変えて、破壊的なイノベーションを起こさなければなりません。そのためには、痛
NHKスペシャル取材班ほか『脳で治す腰痛DVDブック』(大反響を呼んだ、NHKスペシャル「腰痛・治療革命」が待望のDVDブック化!放送には入りきらなかった『最新情報』『特典映像』も満載)。脳で治す腰痛DVDブックAmazon(アマゾン)281〜5,000円今回、NHKスぺシャル「腰痛・治療革命」では、日本初の腰痛改善用のオリジナル映像を制作。「映像を見るだけ」の対策で脳によい影響を与え、腰痛を改善できることを明らかにしました。また、それでも改善しない“がんこ
【運動】限られたエビデンスからROM(関節可動域)運動はただちに実行されるべきである。痛みが激しい時は休み休み行なう必要があり、症状の悪化がみられた場合は臨床的判断が重要である。http://1.usa.gov/LYNegq活動性を促す運動は受傷後4日以内から始めても有効性が認められています。むち打ち症も腰痛疾患と同じで、とにかく安静にさせないことが鉄則です。慢性の痛みを打開するには、従来の古い考え方を変えて、破壊的なイノベーションを起こさなければなりません。そのためには、痛みに関す
■『成人の急性腰痛診療ガイドライン』ではエビデンスのランクをA・B・C・Dの4つに分類したものの、Aに相当するエビデンスがなかったため、『急性腰痛の管理のための臨床ガイドライン』は次の3つ星システムによって評価されている。http://amzn.to/Hk8veA■★★★=複数の許容できる科学的研究の大半においてほぼ一貫している事実。★★=1つの許容できる科学的研究による事実、または複数の許容できる科学的研究による限定的な事実。★=許容できる科学的研究の基準を満たさない事実。http://
まいど、安さんです。いつも読んでいただきありがとうございます。前回は医師の凄さについて僕が大腸がんの勉強を続ける理由エビデンスピラミッドの下の話今回はここからMenuメンタリストDaiGo氏は所詮無知な人から小銭をもらっている裸の王様以下の生き物です拝啓、浅井しんや様メンタリストDaiGo氏は所詮無知な人から小銭をもらっている裸の王様以下の生き物です「何の専門家?」慶応義塾大学理工学部物理
【モビリゼーション】限られたエビデンスからモビリゼーション(瞬間的に外力を加えることなく可動制限がある関節の可動域を無理なく徐々に広げて行く他動的ストレッチ)はWAD(むち打ち関連障害)の治療として用いることができる。http://1.usa.gov/LYNegq腰痛疾患と同じようにWAD(むち打ち関連障害)に対しても安静にさせず活動化を促す方法が推奨されます。国民の利益になるかもしれません。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存じます。情報の拡散にお力を貸していただけると幸甚
ありがとうございます。拙訳『サーノ博士のヒーリング・バックペイン―腰痛・肩こりの原因と治療』の第26刷があがってまいりました。サーノ博士のヒーリング・バックペイン:腰痛・肩こりの原因と治療|ジョン・E.サーノ,長谷川淳史,長谷川淳史,浅田仁子|本|通販|AmazonAmazonでジョン・E.サーノ,長谷川淳史,長谷川淳史,浅田仁子のサーノ博士のヒーリング・バックペイン:腰痛・肩こりの原因と治療。アマゾンならポイント還元本が多数。ジョン・E.サーノ
ごあいさついつも当ブログを応援していただき、ありがとうござます。たくさんのイイネやフォローやコメント、本当に励みになっております!こちらのブログは私の体験談など実話を元にしておりますが、個人の特定を防ぐ為にフェイクなどを多数入れております。あくまでも実話を元にしたフィクションであることをご了承の上、読み物としてお楽しみください。作中に過激な言葉や差別的な言葉が出て来ることがあります。ご不快に思われる方は閲覧をご遠慮下さい。✤初めての方ははこちらの『はじめまして
こないだのブログにも載せたこの写真。いやあ、何回見ても酷いなこれは。これを作ってSNSに上げた人もシェアした人も、きっと悪気はないんだと思う。むしろこれを上げて、半ば笑いものにしているようにも見える俺の方が、ずっと悪気があるかも知れない。だけど、改めて言わせてほしい。善意の行いが善行とは限らない。まだがんになっていないあなたには、そのことを胸に刻んでほしい。去年の今頃の俺だってそんなに変わらないだろうから、あんまりエラそうなことは言えないんだけど。毎日新聞に、こんな記事が
愚痴です。私の職場は、入浴時に看護スタッフが処置に入ります。入浴は、全裸になるので全身観察にはとても良いチャンスです。浮腫はないか、外傷や皮下出血はないか、発赤、湿疹、乾燥、擦過傷など皮膚の状態などがじっくり観察できます。頭から足の先まで!なので、普段気づかなかったことも発見できる!足の爪切りもじっくりできますしね。しかし、この看護業務に指示を出す介護スタッフAがいる。ミニドクターならぬミニナースといったところか。確かに、入居者と関わる時間は私なんかに比べたら、はるかに
【マニピュレーション】長期間にわたる治療は正当化されないが、短期間ならWADの治療に脊椎マニピュレーションを用いることができる。ただしこのテクニックを行なうのは有資格者に制限すべきである。http://1.usa.gov/LYNegq限られたエビデンスながらも、カイロプラクティックのような脊椎マニピュレーションが推奨されています。国民の利益になるかもしれません。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存じます。いちいち承諾を得る必要もなければ、TMSジャパンも愚拙の名前も出す必要はあり
腰痛治療セミナーや講演会を収録した数多くのDVDをご用意しております。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るう中、しっかりとした安全対策を講じた会場の確保が難しくなっております。しかし、コロナ禍のプレッシャーによる痛みの増強、抑うつ状態、巣ごもり生活によるフレイルや認知機能の低下などが目立ち始めました。そんな方たちにとって、このDVDが少しでもお役に立てたら幸甚でございます。最新情報医療・介護・福祉関係者とTMSジャパン会員限定一番のお勧め
『飯島勝矢「フレイルを予防しよう!」─東京大学高齢社会総合研究機構』。慢性の痛みを打開するには、まず考え方を変えなければなりません。迫り来る腰痛危機を回避するためには情報の拡散が必要不可欠です。それがとりもなおさず、わが国の医療崩壊を防ぐ有効な戦略になり得るのです。もしご迷惑でなければ「シェア」をお願い致したく存じます。どうかお力をお貸しください。
あらゆる方法を使って腰痛の原因と治療に関するエビデンス(科学的根拠)を紹介していますが、エビデンスだけではより効果的な治療を行なうことはできません。世界各国の腰痛診療ガイドラインが勧告しているように、腰痛疾患ではマンツーマンで膝を突き合わせて話し合うことがきわめて重要です。そこでTMSジャパンは、腰痛治療セミナーや講演会という形式ではなく、個人的に相談や質問をしたいというご要望にお応えするために、個人治療プログラムという自由に話し合える場を設けています。どうぞお気軽に遊びに来てください