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この時期の定番、キンズです。緑の葉と黄色の実がいかにもキンズらしいですが、根伏せにしては立ち上がりが平凡で樹形的な面白みに欠けます。葉が裏返ってますがこちらが正面です。立ち上がりの動きが良く、幹模様もよく見えます。全面に実がつくと見ごたえがあるんでしょうが・・・いずれ来るその時を楽しみに待ちましょうかね。足元の曲を生かしたい素材です。今はしょうもない素材でも足元の出来によっては大きく変わるかもしれません。年初に取り蒔きした苗です。
根伏せで作った根上がりのツルウメモドキ3鉢です。それぞれ実が生って晩秋の風情を見せていますが、実をつけたことによる枝枯れを思うと素直に喜べない思いもあります。その1紅葉した葉に同色の実が隠れてしまったので葉刈りすることにしました。葉刈りといっても鋏で切った葉は数か所のみでほかの葉は下側に引くだけで簡単にとれましたよ。実は黄色の外皮が割れて中から赤い種が顔を出す頃が見ごろになります。その2根をくねらせた立ち上がりが見どころの素材です。細かった根も徐
梅雨が明けて嫌と言うほどの蒸し暑さの中で長寿梅に手を入れました。作業は汚れた鉢や表土の掃除、ひこばえの切つめ、切り戻しなどです。その1化粧鉢に植えた株立ちです。株元や鉢縁から多くのひこばえが出ています。掃除と剪定を済ませました。鉢を締めたいと思っても、水切れした姿が頭に浮かんで踏ん切りがつきません。トヤが来たら葉刈りして秋を待ちます。以下3鉢は駄温鉢植えで乾きも樹勢も良く、ひこばえを切るのは今期2度目です。その2単幹の模様木は、ひこばえよりも頭が強い
実もの盆栽には実をつけると枝枯れする樹種が多く下の2種はその最たるもので枝作りには苦労させられますが少しでもいい形で実が見られるようにと思っています。今年も実が留まったツルウメモドキとマユミです。ツルウメモドキ3鉢です。その13鉢の中で一番多く実をつけたものの下の枝先が枯れています。ツルウメはこれがあるから枝作りが進みません。その2実が大小不揃いな木です。なぜ不揃いなのか調べる価値はありそうですが昔ならまだしも、いまとなっては調べる根気がありません。その3
キンズ3鉢の葉刈りと整枝です。その1芽吹き始めたキンズです。気になっていた寸胴幹は見慣れたことで、それほど気にならなくなってきました。枝先を詰めて、方向の悪い枝を針金で矯正しました。根張りは正面の鳥足よりも裏面がいいようです。上から見るとまだ枝の輪郭が大きいですね。その2樹高12センチのミニキンズです。葉を刈ってみると枝の方向がバラバラなのですべての枝に針金を掛けて整枝しました。幹中心の色が違うところは芯の立て替え傷です。傷巻きの良いキンズは1年でこの程度
2024年2月に根挿しにしていたパキプス。9本根挿しして、発芽率は100%。そのうち1鉢(5本)は里子に出しました。残りの4株ですが、最近全て目覚めました。↓昨年は発芽時一年で少しは枝がしっかりした気がします。根挿し用に赤玉オンリー用土で寄せ植えしてあったので個別に植え替えました。早速抜いてみるとこんな感じに。おそらく赤ラインより下が、昨年新たに出来たパワータンクです。枝はまだまだ頼りなく成長も遅いですが、地下では根が倍以上に成長していました。参考までに昨年根
植物を増やす方法として種まき・挿し木・接木・根伏せがあります。但し柿栽培では挿し木が出来ません(数年前に宮崎大学農学部の教授が特殊な挿し木方法で成功してはいますが)。そこで登場するのが根伏せです。柿の根の一部を掘り上げて別の場所に埋めます。すると根から新芽が出て独立した柿の木として成長します。私は24年3月に、義弟の庭で柿の根を掘り上げ、プランターに埋めました。そこから新芽が出て葉が茂り、秋には根伏せ成功が確認できました。写真は掘り上げた根と秋に撮影した葉です。
2月になろうかというのに実を落さずにいるキンズです。いつまでも実をつけておくわけにもいかないので実を取る前に撮影しました。その1根張りの大きさに比べて立上がりの細さが駄木を証明しています。ケチをつけても今更どうにもならないので実を楽しみながら幹肌を育てることに専念します。その2葉刈りの後で芯を立て替えましたが写真で見るとまだ詰め足りないようです。その3正月からの再掲です。多数の実がついたミニなら、欠点は目立たないような気がします。その4菜園
春に行った柿の根伏せがうまくゆきました。これで老爺柿の台木が増やせます。(^^♪
ベランダで作っていた頃は、枯らしてばかりいた長寿梅も菜園で作るようになって、ようやく手の内に入れたと思えるようになりました。今日は葉が落ち始めた4鉢の今年最後の手入れです。その1根上り触っても落ちない葉は強制的に引き抜きました。葉のない樹姿を眺めて長いと思われる枝を詰めてみました。昨年初花を見ているので今年も期待してます。もうすぐ蕾が上がってくるはずですがその2株立ち寝かせた下枝は、針金を外して立ち上がってしまいました。長寿梅は戻りが多く針金が効
綺麗に黄葉したツルウメモドキを葉刈りして剪定します。半懸崖とも吹き流しとも言えそうな根上り樹形です。寂しい実なり、、、枝枯れしてもいいから鈴生りにしてみたいね~複数の根を束ねた根上がり根がパンパンで盛り上がってます。樹勢がのったツルウメは根の発育が半端じゃないほど旺盛です。折りたたんだ根芸が見所の根上りです。枝が頂部に偏ったところと元細で不安定なところがイマイチですな。夏前に樹勢を落して枝枯れが出た古木です。ワンサイズ小さいスリットポットに植え替えて
2020年12月に取り木目的で入手したロウヤガキ実がついていたので実生しました。あれから4年後の取り木素材です。葉刈りして整枝することにしました。(葉刈り前の写真を撮りそこねたので10月初旬の樹姿)葉刈り整枝後です。芽先を1、2芽切りつめて針金を掛けました。冬期保護はしないつもりですが大丈夫なんでしょうか?一応風よけだけはしますけどね。取り木が終わって台木の根を伏せた素材です。吹いた芽に針金を掛けっぱなしにして深い針金傷ができました。葉刈
10月6日の千葉県富貴蘭会の「秋の銘品展」に参加し、交換会の風蘭の競りにたまたま出品されたカンアオイを2鉢を入手しました。私は毎年10~11月にカンアオイや細辛の植え替えや株分けを行っていて、翌春にきれいな葉が見られ、バックの根伏せの発芽も上手くいっています。昨日行った植え替え作業の詳細を紹介いたします。入手した二鉢のカンアオイ10月15日に撮影左はタイリンアオイの黄斑の無銘品、右はコシカンの銘品「琥珀(こはく)」です。角型深底鉢を使います左は80㎜角、右は9
取り木仕立てのロウヤガキです。芽摘みを控えて伸び放題ですが剪定は落葉まで待ちます。冬芽の充実ぶりからすると来年は花実が見られそうです。取り木後の根の活用いちばんの太根から吹かせた素材です。手入れを怠り深い針金傷を作りました。柿にこの傷はいけません。芽を走らせる場合、こまめな観察が必要ですな。細根を伏せた2本の素材です。ロウヤガキを作り始めて数年ですが、成長の早さには驚かされます。今年地植えからプラ鉢に植えたロウヤガキは初めての実なりで雌木と判明し
畑仲間のSさんに頂いたキンズです。苗の時期にクネクネと曲入れした足元に味があります。足元が癒着するとかなり楽しめそうです。こんなところがキンズ作りの面白味ですね~たくさんの実がついたけれど木のためには早めに取っておきたいところ根伏せからのキンズです。5月末の葉刈りが影響したのか実がありません。表裏どちらから見ても板状の立上がりが見所になります。古くなって幹に立筋が入ると益々良くなるかと。来年は本鉢に入れて実なりさせたいものです。
熱中症が怖くて菜園での手入れが出来なかったチョウジュバイ4鉢です。黄葉が目立ってきたので秋の準備をしておきます。その1根上がりを考えていた素材でしたが構想を変更して株立ちでいくことにしました。格好の場所に出たひこばえに針金を掛け、若干長めに切り戻しました。その2単幹で作っている素材です。木なりに作れば当然なんですが、株立ちになりつつあります。私の盆栽作りは構想は立てても「どうしてもこう作りたい」という信念がないため木に負けてしまいます。左下のひこばえに針金を
昨日の地震には驚きました。震度4くらいなのでこれといった被害はありませんでしたが、、、驚いたのは緊急地震警報です。もちろん、あの音にも驚きましたよ。驚いたというか、、、なんとも表現が難しい胸がぎゅ~ってなるような不安感に襲われます驚いたのは警報の早さです。今までの警報は地震が発生した後か最近では揺れ始めの頃だったり。今回の警報は揺れ始める前、十分揺れに対して心構えられるくらいの早さでした。「地震?ここ揺れてないけど
今日は捨てられるものを再利用した素材です。2021年10月に植え替えで出たグルグル巻の根を植えておきました。あれから2年半、ビュンビュン伸びた芽は元気そうに見えますが鉢底からのぞく根は黒く臭いもあります。鉢から抜いてみると案の定根腐れでした。水圧をかけて洗い流し色の変わった根を取り除きばらけた根は結束バンドでまとめました。底から見た締め付け状況です。4号駄温鉢に植えつけ枝も根に見合う分だけ切り詰めておきます。枝を切り揃えて植え替え終了今後は根腐れしないよう腰水をやめて
2月の植え替え時にパワータンクを切って根挿しにしていたパキプス。根挿しの元株(パキプス2号)↓2月、元株の植替え時赤ラインで根をカットカット根たち。この根を植えて、乾かすことなく管理すること数ヶ月。春になり暖かくなって、一部が発芽しました。前回記事の5月上旬時点で根9個中、4株発芽。そこから約1ヶ月。なんと全株発芽しました!!左下の株はまだ出たばかりで見にくいですが、アップするとチョロっと見えます。そして、、この子は上下間違えて植えたかな?笑ネジラミ騒動でオ
昨日に引き続き、オペルクルカリアパキプス関連。実は2月の植え替え時に、2号のパワータンクを切って根挿しにしておりました。(昨日も登場した2号)植替え時2号は時に鉢増ししたく無くて。。でも同じサイズの鉢に植え直すには、根を切らないといけなそうだったので。。。せっかくなら根挿し(根伏せ)に挑戦してみようかと思いまして。↓2月に鉢から抜いた時。根の窪みがあった赤ライン部分でバシバシ切りました。おそらく昨年の成長分をごっそり切った感じです。なんと一緒に青ライン部分で
2020年の根伏せツルウメモドキです。5本のうち雄木が2本で雌雄不明が3本でしたが雌雄不明3本のうち雌木が2本ありました。実感として雌は雄より初花が遅いようですね。雌木1団子になった根は早いうちに整形しないといけませんな。雌木2雌花のアップです。今年は実留まりを見るため切らないでおきます。根伏せから1年半ほど経過した2021年秋の状態ポットの中で長い根がのたうっていた頃です。入手後13年間、花が咲かなかったロウヤガキです。地植えからプラ鉢に
4月も半ばを過ぎ、国内各地産出のカンアオイが特有の葉芸と花を見せています。葉芸は「乙女心の散り斑模様」、花は「オナガカンアオイの花が満開です」を最近記事にしています。本日は現在目立っているカンアオイの葉芸と花を取り上げました。カントウカンアオイ黄蜂(きはち)4月21日に撮影黄蜂兄弟の根伏せ株新葉の展開時には斑の部分は黄色味が強く、緑とのコントラストがきれいです。その後斑の部分に緑がのって来て、夏にはすべてが緑一色になります。根伏せ株の方が発芽が遅かったので、
昨日の写真ですが…いつぞや植え替えたり挿し木をしたりした金木犀こちらは根伏せ状態ですね草かと思って引っ張ったらやだっ金木犀の根と繋がってる植え替えの時に根本から折ってしまってダメもとで根だけを植えてましたが得した気分半分は諦めていたのですが良かったこんなに強いから根でも増えるから金木犀って垣根に良く使われているのかしら🤔こちらは折った上の方新芽が出そうな予感…こちらも諦めていましたけど…このまま新芽が出たら嬉しいなこちらは挿し木こちらも新芽が出そうな予
くねった立上がりを持つツルウメモドキ4鉢を植え替えました。その1のたうつ立上がりの素材実を見る木であっても、他に見所があれば楽しみが倍増します。本来の正面はこちら側です。上から前後にくねる変化がよく分かる。スリットポットに植えました。植え替えによって一気に芽が膨らんでくると思います。その2立上がりが更にくねっている根上がり元細と流れのない頭に工夫が欲しいが、上手い案が浮かばない。その3立上がりと上部のバランスが悪い素材植付け角度を変えることで解消で
根伏せや挿し木のチョウジュバイです。寒いうちからポツポツ咲いていた初花が暖かさに誘われて勢いを増してきました。化粧鉢で見たい思いもありますが機嫌を損ねるのが分かっているので、はやる気持ちを抑えています。変り木ヒコバエがふたつ、早く切らないといけません。左から単幹枝が増えるに伴い、わざとらしい曲付けも様になってきたかと。上から根上がり埋まっていた根を表土上に出して初めての春です。上から挿し木苗を束ねた2鉢は針金を外して植え替える予定で
先日、掘り出してきた柿の根を埋めました。これを根伏せといいます。柿は挿し木が出来ないので、根伏せで増やします。柿も特殊な方法で挿し木が成功(宮崎大学農学部)しています。
前から懸案だった柿の根伏せのための根を掘りました。柿は挿し木が出来ませんが、根伏せなら可能です。ちなみに根伏せとは根っこの挿し木のことです。意外と長くて良い根が掘り採ることが出来ました。ヒコバエ(蘖)も2本付いてます。(^^♪ちなみにヒコバエとは地中の根から立ち上がった芽のことです。それにしてもヒコバエとは難字ですね。「孫生え」だとばかり思ってましたよ。ヒコ孫とは全く意味が違うのでしょうか。
根伏せで仕立てたチョウジュバイです。根上がりを目指した素材でしたが思いのほか足元が良かったので株立ちにしました。緑の中に赤い蕾が見える待ちに待った花がようやくきました。その2斑入り葉が多く出る性の良いチョウジュバイです。幹途中で湾曲する変り木ですが、大きな傷があります。左から見ると、花になりそうな突起が多数あります。その3足元をひとひねりした単幹の模様木です。まだ色がないため分かりづらいですが幾つか蕾を持ったようです。その4下枝を引っ張りで下
今年は実つきが悪かったツルウメモドキです。大小不揃いな実が申し訳なさそうに見えますね切り戻しました。手繰った根が良い景色を出しつつあります。それなりに出来た枝配り枝枯れが多い樹種なので油断はできませんがね。このツルウメも実が小さい原因としては、照り葉ツルウメの花粉で受粉したのではないかと・・・切り戻し後幹模様が面白く幹肌にも古木感がありますが上から見ると、根元側に回した枝がバレバレです。1個だけ実がついたツルウメです。手繰った根や枝
前回のクチナシ同様暑い季節が得意なキンズ、葉が青々としています。使い込んだ一蒼鉢に植えたキンズのミニ盆栽です。幹にキンズ特有の縦縞模様が見えるようになりました。枝元に日が入るよう大きい葉は葉切りしています。足元の三つに割れた「鳥足」がトレードマークです。真っ赤な耀山鉢に植えたミニも縦縞模様が表れました。黄色と赤は相性いいので、実の色づきが楽しみになりました。鈴なりだともっと良かったんですけどね~上のキンズの忌み根から仕立てています。スリットポットに植えたこと