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栄養整形医学実践医の今日の独り言です。32歳、女性。1ヶ月前から肩こりが強く、ここ1週間は首が痛くて右に回らなくなり、首を後ろに反ると痛みが増し、更に最近右腕から手にかけて痺れがある。診察中は辛そうでした。頸椎のレントゲンでは、いわゆるストレートネック。上肢腱反射は亢進あり、下肢腱反射も亢進。知覚、筋力は問題なし。脊髄や神経根の障害はみられないから、交感神経の興奮がありそう。頸椎レントゲンでは、側面から見ると首が長く見える、いわゆる、"なで肩"が強い状態でした。
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。『両腕、お腹の皮膚の痒みがなかなか治らない』という、50代の男性が来院しました。皮膚はカサカサ、ガサガサ、ブツブツ、赤味あり、カサブタあり、掻き壊しあり、とにかく痒そうでした。軟膏を出して1週間様子を見ましたが、改善はほとんどなしでした。栄養の問題がありそうなので、患者さんと相談して血液検査をしました。そして、健康保険で出せるビタミン類を処方しました。1週間後、少しだけ痒みはおさまりましたが、まだまだ皮膚
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。毎年この時期には、地区医師会の会員として、市内の中学校へ運動器検診に行きます。4月に入学した1年生が対象です。そしてやはりこの時期、学校から'医療機関を受診するように'と、書面をもらって私のクリニックを受診する子がいます。そんな中の1人の中1の女子がいました。診察が終わる頃、『先生、最近、この子、食欲がないんです。』と、お母さんが心配そうに聞いてきました。私:初潮はありましたか?母:はい。小学4年生の秋です。私:
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。整形外科には、様々な『痛み』を持った患者さんが来院します。『痛み』の治療は、『痛み』の種類によって違います。整形外科領域の『痛み』は、多くの場合は、"痛み止め"が処方される事がほとんどです。しかし、実際には、"痛み止め"が効かない『痛み』がかなりあります。そんな『痛み』を和らげる、あまり知られていない治療をいくつかお話ししたいと思います。いずれも実際に私が患者さんに施した治療です。今日はその治療の一つ、オゾンガス注射で
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。そろそろ、また、ブログを再開しようかな。乞うご期待を!では、また。
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。50代の女性が腰痛で来院しました。普段運動歴がなく、前日に風呂掃除を一所懸命にやっただけでした。椅子から立ち上がったり、逆に椅子に座る時にも腰痛があり、お辞儀をするのも困難で、腰を反らすこともできない状態でした。ほぼ”ぎっくり腰”の状態でした。普通の整形外科であれば、コルセットを処方し、薬と湿布を処方して、安静を支持し、「お大事に」と、声をかけるくらいです。私も以前はそのようにしていました。
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。今日は、少し前に書いたBlogの抜粋から、・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー『先生、実は同じサッカーチームのメンバーに、この子のような症状の子供が何人もいて、ほとんどの子が精神科に行っているんです。私も受診を勧められていたのですが、ちょっと違うなと思って、本当にこちらに来てよかったです。』それを聞いて私は患者さんにお話ししました。「○○くん、自分がどうやって改善したのか仲間に教えてあげてね。そうすればチ
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。まだ20代の大学生達に起こっている異常事態のお話です。コロナ禍の中、大学の講義や実習が対面で行われなくなり、オンライン講義となりました。部活動やサークル活動も自粛となり、アルバイトさえも自粛。アルバイトで生計を立てながら学業に勤しんでいた学生には大変厳しい期間となりました。最近ようやく大学での対面講義や実習が再開され始めました。そんな時期に合わせて、整形外科では異変が起こっています。先月は急に右膝が
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。70代男性の話。10年ぶりに来院した患者さんはすごく痩せていました。『先生、5年前に胃癌になってからどんどん痩せて、食べても太らないんです。体力が落ちてすごくだるくて、なんとかならないかな。』深刻なお願いでした。まずは、血液検査で栄養状態のチェックを行うことにしました。この方は身長も高く、かなりがっちりしていたマッチョ体型だったのですが、来院時にはびっくりするほどガリガリになっていました。この
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。つい最近のお話です。自由診療の栄養療法外来に予約が入りました。患者さんは、12歳の中学生。お母さんの話では・・・『中学校でサッカー部に入部し、”毎日楽しくてしょうがない!”と、活き活きしていた息子が数ヶ月前からどんどん元気がなくなってきました。子供に聞いても何か学校であったとか、いじめなど、部活での人間関係のトラブルも何もないし、サッカーが嫌になったわけでもないようです。本人は、むしろ思いっきりサッ
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。子供は日々成長しています。みんなが知っている当たり前のことです。では、その成長に必要な栄養を考えた上で子供に食事を与えていますか?そもそも、自分の身体のことを考えて食事をしていますか?自分や子供の体のことを考えずに、自分の都合で食事を摂っていませんか?朝は忙しいいから、仕事で忙しいから、帰宅してから塾に行く間に時間がないから、部活で疲れてあまり食欲がないから、そんな都合で自分は食事を摂っていませ
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。世の中に広まって来た栄養療法の誤解を解くための私の考えを綴っていくblog②です。多くの人が栄養療法を知るきっかけは、おそらくこんな感じではないでしょうか。心身の不調がある→①病院では異常なしまたは治療でも改善なし→②自分で解決策を探す→③書籍、ネットで栄養療法を知る→④情報を頼りにサプリメント摂取→⑤何らかの体調変化が起こる→⑥その体験を発信→⑦その発信を誰かが受け取る→⑧栄養療法が広まる今日は『②自分で解決
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。栄養療法はかなり世の中に浸透して来たと思います。喜ばしい限りです。しかし、誤解も多く、正しく理解されていない、そう感じています。栄養療法とは何か?今日からはそのことを綴っていきたいと思います。多くの人が栄養療法を知るきっかけは、おそらくこんな感じではないでしょうか。心身の不調がある→①病院では異常なしまたは治療でも改善なし→②自分で解決策を探す→③書籍、ネットで栄養療法を知る→④情報を頼りにサプリメント
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。もう9年前になるのかと、急に思い出したことがあります。体調が優れなかった日々のことです。片道1時間の通勤をしながら1日中患者さんを診察していた中で、夜中に目が覚めて眠れなくなったり、朝起きたら顔や両手が腫れてもいないのにパンパンになっている感じになったり、通勤途中で急に不安感に襲われて高速道路の脇に車を止めて休んだり、不定期に襲ってくる夕方の動悸やめまい、不整脈が酷くて気分が悪かったり、仕事は終わると
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。前回、Excitetoxinsの話をしました。今回はその一つとして挙げられているある人工甘味料のお話しです。その甘味料はすごく甘いので意外と多用されているようです。その名は、アスパルテーム。アスパルテームは、L−フェニルアラニンというアミノ酸とメタノールというアルコールからなるエステルが、L~アスパラギン酸とペプチド結合をしているものです。実はこのL−アスパラギン酸がExcitetoxinの一つ。
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。スマホが壊れました。今の時期、修理に行けずに困っています。しばらくはPCでのブログ更新になりますが、PCでブログを書いたことがないので慣れないため手間取っています。また最近はブログを更新していませんが、実はFacebookページを作成し、Facebookライブを始めました。今後は栄養療法を学びたい方向けのオンラインセミナー開催も考えています。スマホが元通りにならないと更新も疎かになりそうですが、今勉強中のこ
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。私は整形外科疾患を持つ患者さんに栄養療法を応用しています。かつては私もそうだったのですが、医師は食事や栄養についての知識がありません。私も食事や栄養の知識がなかったから、今まで好きな物を好きなだけ食べて、体調不良になりました。身体の不調や痛みでクリニックに来て、診察を受けに来る患者さん達もかつての私と同じ食事をしています。身体の状態は血液が"ある程度"教えてくれます。"ある程度"と書いたのは、血液検査だけでは全てが分からないか
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。"サプリメントを摂取しても、なかなか体調が良くならない"それはどこかに『炎症』があるのかも知れません。血液検査で分かる事もありますが、実は血液検査では分からないものもあります。よく患者さんに聞かれます。"炎症って何ですか?"炎症は、身体のどこかに火事が起こっていると思って下さい。火の粉が飛び散って、そこで火事が広がっていきます。大火になると手がつけられなくなります。だから、小さい火事のうちに鎮火しなくてはなりません。し
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。私は整形外科医です。骨粗鬆症の検査時には必ず血液検査をします。初診時に必ず測っているのが、ビタミンDの血中濃度です。以前にもお話しした25OHビタミンD3の血中濃度です。私のクリニックデータでは、初診で25OHビタミンD3の血中濃度が30ng/ml以上の方は殆どいません。大体は20ng/ml以下で、ビタミンD欠乏症の状態です。50歳以下で骨粗鬆症以外で検査希望の方は自費で検査をするのですが、やはり初めて検査を受ける方は皆さ
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。私は今日からゴールデンウィークを過ごしています。もちろん自宅です。この頃SNSを見る時間が多くなりました。イチローの動画を見ていたら、こんなことばを見つけました。『人は必ず障害に出会う。誰もが負けそうになる。そこで頑張れる人間になりたい。前向きな姿勢で夢を持って生きていきたい。』今の状況に当てはまっているなと思いました。恐怖や不安で負けそうになることはあっても、外出して遊びにいきたい気持ちになっても、今はStay
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。感動したこと。私はかつては脊椎脊髄外科医でした。38歳で開業する前は、大学病院で手術三昧の日々。高齢者の患者さんでいっぱいでした。術後患者さんには必ずしていたことがありました。年賀状を必ず出すことです。開業すると手術した患者さんを外来で診ることができなかったため、年に一度だけでもコミュニケーションをとりたかったのです。開業してから数年経ったある日、ある患者さんのお孫さんからお手紙が届きました。そこには患者さんが他界したことが
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。整形外科ではなかなかテレワークができません。膝が痛い、腰が痛い、オンラインでは注射はできません。今日も骨折の患者さんが来院しましたが、オンラインではレントゲンも撮れません。オンラインでは、子供の左前腕骨骨折に対してギプスも巻けません。患部の腫れ、熱感、圧痛も診察しないと分かりません。慢性経過を辿っている方へのオンライン診察は可能かもしれませんが、痛みに対しては対面診察が基本です。私のテレワークとは、、、blog発信になるのか
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。膝が痛い、お尻が痛い、腰が痛い、草むしりをしただけなのに、荷物を運んだだけなのに、孫と遊んだだけなのに、そんな理由で来院する高齢の患者さんは沢山います。高齢の患者さんでなくても、介護の仕事をしていて、配送の仕事の量を増やしたら、子供とサッカーをしたら、膝や腰が痛くなる方がいます。膝が痛いという方のほぼ100%は、痛い方の太ももが細くなっています。普段の生活はできていても、草むしりやサッカーや介護をするだけの筋肉がなかった
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。大事だと思ったので素直に書きます。膝の痛みがある60代以上の人が来たら、私は必ず筋トレと食事改善を指導します。なぜ筋トレなのか?こういう方がたは大体運動はしています。多いのがジムかウォーキングです。ではなんで膝が痛いのか?第一にウォーキングは筋肉がつきません。第二に筋肉がない方が指導もなくジムトレーニングをすると、怪我をします。だからこそ必要な部分に、必要な筋肉をつけるために筋トレです。そして、筋肉をつけるための食事指導です。
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。ボディメイクにはプロテインは欠かせません。トレーニングには絶対に必要な栄養素です。MedicalPowerplateのトレーニング対象者で1番多いのが、60代以上の患者さんになります。そういう方の栄養状態を見ると、タンパク質不足が非常に多い。それを指摘すると、『プロテイン飲んでます』と答える方もいらっしゃいます。でも、プロテインを飲んでいても、身になっていない方が多い。せっかく飲んだプロテインをちゃんと身体に入れられないのです
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。新しい知識を得た時、それを誰かに伝えることで、その知識は自分のものとして必ず定着します。パワープレートの乗り方も、食事改善の方法も、栄養素の働きも、細胞の働きも、酵素反応のカラクリも、身体の仕組みも、セミナーなどで学んだことは、blogで話したり、臨床現場で患者さんにお話ししています。学んだことを人に話せば話すほど、知識は深まる気がします。でも昨日学んだ知識は、明日にはもう古い知識となります。知識のアップデートも大切です
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。〜質問です!〜高齢者へのトレーニングには欠かせない栄養素があります。一体、何でしょうか?ビタミンD3です!粘膜を丈夫にして、免疫力を上げ、骨と筋肉を強くし、転倒予防もするのです。多くの方は運動をしている高齢者にもプロテインを薦めていますが、そもそも粘膜が弱っている高齢者には、プロテインが負担になります。丈夫な粘膜があってこそのプロテインなのです。粘膜が弱いと消化吸収が上手く出来ないため、胃腸に負担がかかり、逆
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。突然ですが、私がクリニックで使っているパワープレートの記事を書いてみました。〜〜〜〜〜〜〜〜パワープレートは乗り方を変えるだけでいろいろな乗り方ができます。・ストレッチ・バランス・ストレングス・リラクセーション筋肉を緩めることも、身体のバランスアップも、筋トレも、そして心身のリラックスも可能。もともとはアスリート用のトレーニング機器ですが、使い方次第で医療にも応用ができます。2009年から医療に応用して来たその
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。うーん、なんとも深いことばでしょうか。理想を持つ事は大事です。しかし、'〜になりたい'くらいではいけないのです。"必ず〜になるぞ!"強い決意と、"◯◯のために"という高尚な部分がないと、掲げた理想に向かう時のStatusが違うのです。だから、理想を掲げるならば、"◯◯のために、必ず〜になるぞ!"と高尚な強い意志がないといけないのです。stayhome今この時期に何をするかは凄く大事です。見えないものに怯えていないで、
栄養整形医学実践医の今日の独り言です。コロナ予防で大事なものは、手洗い、うがい、そして"stayhome"です。手洗い、うがい、に欠かせないもの、それは、きれいな水です。日本の道路の下にある凄いものをご存知でしょうか。水道管です。日本はどこに行っても水道の水を飲むことができます。水がきれいだからです。日本のように水道水を飲める国は世界で何ヵ国あるかご存知ですか?なんとたったの8ヵ国だそうです。また、気をつければなんとか水道水が飲める国は21ヵ国だそうで