前回記事で触れた層雲峡は全長十五キロメートル余りあり、小生が宿をとった温泉街は、そのほぼ中間地点に位置する。十月七日の午後、宿に荷物を置いた小生は、十月の末まで運行されているバスで層雲峡の北側を超えた場所にあるダム湖、大雪湖に向かった。紅葉の季節なので、湖畔の木々の紅葉が湖面に色映える美しい景色を期待したが、期待外れであった。折り返しのバスで温泉街方向に戻るバスに乗った小生は、途中の大函という景勝地で降りた。半世紀ほど前に両親と共に旅行した際に訪れた記憶がある場所で、柱状節理が連なる景勝地だが、