『タッチ』の王道論に関しては以前記したと思いますが、『タッチ』ブームの頃に知ったあだち充の個人史が重要と考えるのです。作家と作家自身は分けて考えて欲しいと思っている表現者は多いはずですが、『タッチ』以前を(文字情報として)知った私には、あだち充本人の私情を登場人物に設定できたから、当時の日本社会を席巻できたと思うのですね。一つには(連載開始前から)上杉和也は殺す構想だったこと。インターネットの記事にもなりネット民に知られた情報ですが、ファンの私には原作終了後のあだち充本人へのインタビューで知って