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読了記録皆川博子長編推理コレクション2巫女の棲む家妖かし蔵殺人事件著:皆川博子編:日下三蔵柏書房就寝前読書にて収録されている二編のうちの残り一編『妖かし蔵殺人事件』を読了「妖かし蔵」というのは芝居の小道具が収められている「乙桐小道具」の蔵で著者自身によるあとがきによるとハーバート・ブリーンの『ワイルダー一家の失踪』は秀作ではないと評されていますが人が次々に消失するという趣向が面白かった。人間消失を違う
読了記録皆川博子長編推理コレクション2巫女の棲む家妖かし蔵殺人事件著:皆川博子編:日下三蔵柏書房記憶が薄まってしまわないうちに記録を収録されている二編のうちの一編『巫女の棲む家』を読了こちらは就寝前読書にて1940年代後半〜を舞台とした戦争に付随するあれこれの傷ましさ、生々しさを色濃く纏いつつ、進んでいく霊媒を生業とする男とその男を介し真理に到達しようとする神霊を信奉する男(父親)そ
(角川文庫、1977年6月10日発行)ちょっと横溝正史の短編「探偵小説」(1946年発表)の内容を確認する必要があって手に取りました。「探偵小説」だけ読んで済ますというのもどうかと思って他の併録短編も読んだ次第ですけど「探偵小説」以外では「蠟の首」「花粉」「かめれおん」などが面白かったというか興味深かったです。「探偵小説」は昔アンソロジーか何かで読んでそのままだったんですけど今回読み直して驚かされたのが以下のフレーズ。僕の犯人は偶然だの僥
文学者・荒井裕樹による本。2021年に柏書房から刊行。著者のことは新聞のコラムで知っていて、著作をいつか読んでみたいと思っていた。Webで連載していた内容を加筆・修正している。著者は最近、「言葉が壊れてきた」と感じている。危機感を抱いている、と言ってもいい。そんな中で、著者がこれまでに触れてきた言葉(直接伝えられたもの、本などを通して知ったもの)を取り上げて、考えている。モヤモヤすることが多い人だなあとも思うが、言葉を扱う文学者らしい、とも思う。専
読了記録皆川博子長編推理コレクション1虹の悲劇霧の悲劇皆川博子(編:日下三蔵)柏書房収録されている二編のうちの後編『霧の悲劇』読了前編の『虹の悲劇』と同様に祭り会場の場面からはじまりこちらは、熊野那智大社の神事である火祭り訪れているのはタクシー運転手である朔次とその客をおろしたあとの車の前にふらふらと飛び出してきた記憶喪失の女久子持ちものの中の守り袋に入っていた和紙への記載からその名で呼ばれていて同じ
勤務先からリストラを言い渡された36歳のキャスリーン料理好きな彼女は、以前から憧れていた名門料理学校「ル・ココルドン・ブルー」入学を決意するリストラされた後の行動力がすごい誰でも新しい世界に飛び込むには勇気がいるのに、不安を覚えながらも飛び込んだキャスリーンは尊敬に値する女性だと思いますフランス料理やパリ生活の記述もとても興味深く読めました
>「言葉が壊れてきた」と思う。この本は冒頭、この言葉で「まえがき」が始まります。代官山蔦屋に寄った際、面陳(書店で表紙を見せて陳列)された本書を開いて、目に入った上記の言葉に、今みんなが感じているザラッとした感覚の答えが、この本にある気がして買って帰りました。そして、どうだったのか?結論を言うと、SNSなり動画なり、なにがしか言葉を残して、いつか死んでいくつもりなら、次世代のためにも読んでおいた方がいいと思います。>「言葉が壊される」というのは、ひとつには、人の尊厳を傷つけるような言葉
読みはじめる前のワクワク感が好きです。とくに初めて触れる作家さんの作品を読む前には、新しいものに触れるときのようなドキドキ感があります。第一印象は、人との出会いと同様に大事だと思います。自分にフィットする作品かどうかを瞬時に判断し、これから付き合いをして(読んで)いくかどうか。ぼくは、最初の文章を大切にしていて、それにはインパクトを求めます。冒頭には、魂の籠った惹きつける文の力が必要だと思っていました。あのググッと入り込んでいく気持ちが本の巻頭に感じることができればいい。そうでない
『あいつゲイだって──アウティングはなぜ問題なのか?』松岡宗嗣(柏書房2021年12月)本人の性のあり方を本人の同意なく第三者に暴露する「アウティング」によって起きた一橋大学アウティング事件」、実はこのような被害は以前から、そして現在も起きているのだという。「アウティング」は何故起きるのか「アウティング」が何故「命」に関わるのかなどについて丁寧に問題提起し、解説された一冊。⋆「セクシュアリティについて、『誰を好きになるかは勝手だ』と思う人もいるだろう。それは『どの性別に関心が向
セバスチャン・フィツェックの「治療島」を読む。(赤根洋子訳)雰囲気がいかにもで、あまりに過度な書き込みが無く、記述が簡単明瞭。しかも推理小説(サイコサスペンス)なので。ラスト近くにカタストロフが待っているはずだと踏める心地良い読書。ミステリーを読み込むと江戸川乱歩の「続・幻影城」ではありませんが、トリック(落ち?)のパターンがあるので、ネタバレ、犯人割れが起こる、最近の物は流石に、犯人が分かっても、なぜ殺人をしなければならなかったのか、と言う動機が最後まで、ストーリーを引っ張る。ヴィクトル・ラ
【だから私はメイクする悪友たちの美意識調査】著者:劇団雌猫出版社:柏書房ISBN:9784760150489発売日:2018年10月24日【作品紹介】おしゃれ、好きですか?大好きな人も、苦手な人もいる「おしゃれ」。本当は楽しみたいはずなのに、社会から要求されているうちに、嫌になってしまった人もいるかもしれません。化粧、ダイエット、エステ、整形、ロリータ、パーソナルカラー診断、育乳……。さまざまなジャンルのおしゃれに心を奪われた女性たちが、ファッション・コスメへの思い
第三回:バルセロナ/ビジュアルアーツによる都市づくりは可能かレジメ1992年のバルセロナオリンピックの前に、ビジュアルアーツによる都市全体の方向性や動きを網羅した本を出せるかという依頼が柏書房からあった。当初は20世紀のビジュアルアーツの天才たちがなぜカタルーニャに集中して出現したのか。建築のモンタネール、ガウディ、美術ではミロ、ピカソ、ダリと、彼らの作品からは19世紀までの封建時代から解き放たれ、自由奔放な創造世界に生きる、人間の尊厳を表現することが芸術の意味だと強烈なメ
古文書初心者の方へ。宇野藍子さんの『古文書講師になれましたわたしの独学体験』(柏書房)を一読することをお薦めします。彼女の悪戦苦闘ぶりが爽やかに記述されている、素敵な一書です。そして、古文書を学ぶ姿勢のエッセンスが詰め込まれた良書です。
【図書館のプロが教える“調べるコツ”ー誰でも使えるレファレンス・サービス事例集】著者:浅野高史、かながわレファレンス探検隊出版社:柏書房ISBN:9784760129904頁数:286頁<作品紹介>現場が生んだ、汎用性の高い事例37点を収録。(Amazonから引用)-------❁❁❁-------利用者として図書館行く時に調べ物をする事もあるんですが、司書の方に聞いて良い事なのか分からなくて迷ったことがあります。また、図書館で働く機会があって勤めていた事があ
コロナ読書シリーズです。初沢亜利さんの、コロナ禍の東京を収めた写真集。もともとはコロナ禍のためではなく、年明けから東京の街に出て撮影してたらそうなったものらしい。一見、コロナと関係ある?っていう写真もあれば、コロナによって顕在化した人間のたくましさ、ふてぶてしさ、無関心さ、死ぬことへの恐怖、絶やすことのできないユーモア、いろんなもんが詰まってる。桜が満開&雪の降る上野公園という、なんともこの世ならぬ美しさの写真が始めのほうにあって、わぁ東京きれい、とか思ってたら東京の入国管理局の狭い部屋
佐藤由美子著「戦争の歌がきこえる」を読みました。戦争の歌がきこえる柏書房株式会社戦争の歌がきこえるの書籍紹介。日本人の音楽療法士が書きとめた、第二次世界大戦を生き抜いたアメリカ人たちの最期。私たちが知らない「もうひとつの戦争の記憶」。「僕は日本兵を殺した」私がアメリカのホスピスで見届けたのは、第二次世界大戦を生き抜いた人たちの最期だった。思い出の音楽とともによみがえってきたのは、語られずにいた数々の証言。「マンハッタン計画にかかわ…www.kashiwashobo.co.jpすご
本が届いた今日はいい日だ©️北原尚彦先生#江戸川乱歩語辞典#奈落一騎#荒俣宏#誠文堂新光社#仮面劇場#横溝正史#日下三蔵編#柏書房
***このインパクトのあるタイトル、カバーイラストのポップさから一度読んでみたいと思っていた本。イザナミノミコト、かぐや姫、虫愛づる姫君、鬼神のお松、皿屋敷・お菊、オシラサマ、などなど…昔話や古典、落語、果ては怪談話に登場する、個性的で、時に猟奇的な“女の子たち”。彼女たちの波乱万丈な物語をわかりやすく現代語に翻訳しつつ、まるでガールズトークをするよ
真珠郎(由利・三津木探偵小説集成)[横溝正史]楽天市場2,970円戦前の小説真珠郎は何度か映像化されてますがなぜか金田一ものとしてでした。おもしろいなぁ~!!当時の町並みとか人々のファッションとか東京がまだ市だったころのお話由利先生が若い学生上がりの青年という獣人という小説もありましたね。麟太郎の字がちがってたりあとがきにまだ、キャラができあがってなかったのでは?みたいなことが出てました!巻末にはすごいいろいろ資料がでていてほほっ~
ついにこの分野でも、私と私がスタッフをしているアクアビューティが、本に載りました!海外SRSアテンド会社って、一体何ものなのか。性転換ビジネスの過去、現在、未来、そして存在自体が必要なのか否か、第三者目線で中立的に書かれている『性転師』という書籍がアツイっ!私が載ったといっても、私個人については6行ですけれどもね(笑)
意味深なD-5投下後、あみぶんどりちゃるちねしょっそよ?週末、BTSを読む予約しました📘柏書房Amazonからポチリ一緒に、ずっと気になってたコチラも購入BTSVの愛読書🐯言葉の力難しいとウワサだけどー買ってみた届くの楽しみ📘色々今日はあったけど…大丈夫、さあ、123で忘れよう悲しい記憶は、全部消してボクの手を握って笑ってよ大丈夫、さあ、123で忘れよう悲しい記憶は全部消して手を取り合って笑おうだよ〜💜
《今日の絵日記》最近、アマビエのイラストを描くことがSNS上で流行しているようです。そこで私も、コロナ終息を願ってアマビエさんを描いてみました。良く効くお薬を持って「皆さん、どうぞ!」と、言っています。⬆アマビエの出現を伝える瓦版弘化3年4月中旬(1846年5月上旬、江戸時代後期)刊行木版画。京都大学所有京都大学附属図書館収蔵。アマビエは江戸時代末期の弘化3年(1846年)に現在の熊本県に出現したと言われる妖怪。
みんなの回答を見るいまでも、世界はセロトニンでできてるんじゃないかと思う時がありますね。精神も何らかの物質の化学反応に過ぎないんじゃないかという思い込みというか。物質文明も行き着いたよなあと思うけど、精神文明がそんなにいいとも思えないんですよね。20200317寒の戻りが戻りすぎて、しまいかけた冬服を慌てて出すはめに。というか、今年は暖冬なので出すことすらかなり遅かったんだよなあ。「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20
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『日本のヤバい女の子静かなる抵抗』はらだ有彩柏書房昔話や神話に登場する理不尽なめにあう女性たち。彼女の怒りや叫びを、現代風にすくいあげ、語りあげる。昔むかし、超生きていました。そして今も生きています。めでたし、めでたし。にする予定だから、ちょっと手伝って。2018年に刊行された『日本のヤバい女の子』の続編。前巻とくらべると、ちょっとマイナーなラインナップだけど。アマテラスオオミカミや、八百屋お七や、とりかへばやの姫君、など、大
昨日の夜から、ゆっくり部屋で一人で本を読んでいましたお誘いもありましたが少しクールダウンね本を山積みにしているけれどだいたいある場所はわかるこの本は、この時期ならではの一冊憲法改正は否定しないしかし現在の憲法で初めてのことがあるその一つが男女平等日本人女性に参政権が認められるきっかけになったのではないか1946年4月の衆議院選挙から私は日本をはじめアジアの国々、ヨーロッパとずいぶんいろんな国に出かけて行って、一つだけ確信したことがある。文化的には異なるけれど、
2019年12月13日寒かった1日。楽しみにしていた新井素子さんトークショーへ参加させていただきました。中学生のころ、夢中になって読んでいた新井素子さんの作品たち。憧れの作家さんのトークショーに参加してサインをいただけるなんて夢にも思っていなかったのに、今年は2回も参加できてうれしすぎる。1回目直接お話しできた時は涙でそうだった。。。。しかも13日の金曜日に整理券番号13番というLuckyに恵まれた。SF&ファンタジーコレクション3「ラビリンス<迷宮>ディアナ・ディア・ディアス
出逢ってしまって…自分でも病気だと想う愛し美し✨世界の樹木をめぐる80の物語ジョナサン・ドローリ著ルシール・クレール画三枝小夜子訳柏書房http://www.kashiwashobo.co.jp/smp/book/b488019.html