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グズグズした相場つきですね。少し好転してきたと感じて期待しているのですが……ただ、まだ積極的にポジションを増やす姿勢は抑えています。さて、ここからの押し目買いは機能するのか──。マーケット・スクランブルでは、第2週で紹介した銘柄の「その後の動き」をチェックする、個別銘柄フォローアップ解説を毎月お送りしています。7月7日の放送では、6月20日に日経平均が安値をつけたあと、全体の戻りに乗るように陽転した9銘柄をご覧に入れました。その9銘柄がどうなっているか、ご覧ください。
現在、個別銘柄の動きは一部に限定されているものの、決してわるくないと思います。もちろん、ポジションを取ると、とたんに苦しい感じがしてくるので、とにかく手をすかしておくのが正解といえますが、それほど悲観する状況ではないと、依然として強気の見通しです。ただ、株価指数が上昇して「個別銘柄の物色も広がるか」と期待するとガクンとしぼむ……そんなことの繰り返しです。手の内が苦しい、きゅうくつ──こんな人には「まずは、かるくしましょう」と提言したいのですが、「株価指数が“往って来い”するなかで強
株価の先行きについて「売りか買いか」なんて、二者択一の発想は誤りです。上がるか下がるかを予測して、ある時点で審判からマルバツを判定される──株式投資は、そんなゲームではないからです。問題なのはただひとつ、常に「次の一手」です。上がると思って買った、1週間ほど値動きを見てあらためて考える……これだけで、「最初の予測」「その後の価格変動」(動かない場合も含めて情報がある)、「次の予測」と相当に複雑な経緯をたどっています。これが、無段階、無限につづくのが株式投資・トレードです。
6月6日放送のマーケット・スクランブルは、「上手くやろうとして下手を打つ相場」というタイトルでお送りしました。そして今日、この番組のフォローアップ(林のブログ)を公開しました。→フォローアップ「読みとポジション操作のバランス」を読む(無料登録だけで閲覧できます)番組は、テーマを決めて準備したうえで収録しますが、おわったあとで気づくこともあります。そして、フォローアップブログの見出しを決めて文章を書いているうちに、さらなら気づきが!ということで、ヘンな言い方
株式市場に関する情報で人気が高いのは、「市況解説」または「銘柄情報」でしょう。まずは世界情勢について、例えば現在ならばウクライナ問題などを取り上げて解説します。そして、株価指数の推移と結びつけます。最後に、ファンダメンタル的に有望な銘柄や、気になる動きをしている銘柄を取り上げます。こういったパターンが、もともと銘柄情報に敏感な多くの個人投資家の目を引きます。また、テッパンな内容だけに、見ていて落ち着く、という好循環があるのでしょう。ただ、私の場合は、市況に触れたとして
YouTubeチャンネル「マーケット・スクランブル」では、毎月の2本目にテーマ別の番組をお届けしています。林投資研究所オリジナルの「中源線」チャートを示しながら、とことんプレーヤー目線で実践的な内容に仕上げることを考えています。この2本目の番組で紹介した銘柄が、その後どうなったか……気になりますよね。というわけで、次の週に、それら銘柄のフォローアップ解説をお送りしています。今日、5月19日は、先週5月12日放送でご覧に入れた9銘柄が対象です。12日の放送では、以下の
成り行き注文は、その場で出来る値段で売買が成立します。買い注文を成り行きで出すと、最も安い売り指し値とぶつかります。売り注文を成り行きで出すと、最も高い買い指し値とぶつかって売買が成立するのです。成り行き注文より、指し値注文のほうが有利──こう考えている投資家が多いかもしれませんが、私は「指し値否定派」です。そのこころは……ぜひぜひ、今日の動画をご覧ください。売買の土台の部分です。とても大切な内容です。「更新情報はコチラから受け取れます」
利食いドテンは愚の骨頂──相場格言・金言のひとつです。愚の骨頂とは、このうえなく愚か、最上級のバカ、という意味です。これでもかというほど強いダメ出しですね。それほどヒドい売買なのでしょうか……。まずは、「ドテン」から説明しておきましょう。ドテンとは、売り買い逆という意味です。買いポジションを手仕舞いしてカラ売りにまわるのは、「ドテン売り」です。逆の「ドテン買い」は、カラ売りから買いにまわることです。会話では、「下がりそうだから(上がりそうだから)、ドテンしたよ」みたいに使います。
安く買って高く売る──あたりまえのことながら、儲けるために大切とされる言葉です。でも、この表現には大きな疑問があります。多くの人は、ふだんの消費活動を当てはめて、前半の「安く買う」という部分にフォーカスしてしまう傾向があります。ふだんは、買ったものを消費します。アイスクリームを買ったら、食べます。洋服を買ったら、ボロくなるまで着ます。だから、買うときに「安い」ことだけが重要なのです。でも株は、買って消費するわけではありません。買い値よりも高く売ることが狙いです。“商売”しなければならな
毎月第2週のマーケット・スクランブルは、個別銘柄フォローアップ解説。今日は、4月7日に紹介した9銘柄(二番底狙い、押し目買い、ブレイク狙い)が、その後どんな値動きをみせているかをチェックし、いつものように、実践的なポイントを解説しました。常にプレーヤー目線!ぜひご覧ください。
少し下がると、ここはチャンスとばかりに「押し目買い!」という言葉が出ますが、意外と安易なケースが多いかもしれません。どうしても、新しい情報を得るたびにポジションをつくって、どこか「株のコレクション」のような状態になりやすいものです。押し目とは?押し目買いとは?どんな状況と認識すべきでしょうか。今日は、軟調ななかでピカピカに光る強い銘柄を2つ挙げ、その値動きを解説しながら、本題の「押し目買い」について実践的な観点を述べました。
先週のブログのつづきです。個人投資家はつい、いろいろなパターンの値動きを取ろうとしますが、独りで扱える範囲は意外と狭いものだと考えるべきです。ムリをしない、妥協する……こんな言葉の力を借りてもいいでしょう。極論すれば、100通りある方法から1つだけを選んで実行するのが、トレードの王道です。必然的に、残りの99は、残念ながらバッサリ切り捨てるしかないのです。往来する動きを逆張りで取るのが得意な人は、想定するボックス圏の値動きでコツコツと利益を積み重ねることができます。でも、相場が大きく動
◇直近は、指数の騰落が不安定で、個別銘柄の動きも弱々しい感じです。私たちが対象とする低位株も、同様にさえない動きをみせています。ただ、水準的に下げなくなっている低位株は多く、あとは時間の問題と考えられます。期待した春高は………………全文は、FAIクラブのページでご覧ください→こちら
株は、「安く買って高く売る」ものだ──。間違ってはいませんが、どうしても「安く買う」という部分にフォーカスしてしまいます。「安く買うことがすべて」みたいなイメージに傾くのです。商売は仕入れが肝心、「利は元にあり」なんていいますが、株式投資にそのまま当てはまるのでしょうか?一般的な品物の販売とちがい、株式投資の特殊性を考えたら、後半の「高く売る」だけにフォーカスするほうが正解だと私は感じます。ぜひ、今日の動画をご覧ください!
株式投資を実践していると、必要以上に「銘柄」情報に目が向いてしまいます。もちろん、利益の効率を考えるのが当然です。動きのない銘柄を持っていても、リスクがあるだけ……マーケットの「流行」を追わないと儲かりません!とはいえ、「次の流行は?」とキョロキョロしていると、まんまと高値を買う羽目に・・・銘柄を選別しようが、固定しようが、入れ替えの頻度が高かろうが低かろうが、継続的に同じ銘柄を追う「定点観測」は必須です。ウクライナ情勢は解決の糸口が、見えそうで見えない。「遠い戦
高値圏にいる銘柄のチャートを上下ひっくり返し、「安値圏にいるとすると、上がりそうだ」「だから、この銘柄は下がるだろう」なんて観測、やったことありますか?(左右が逆になりますけど)「それ、やることあるよ」という人、あるいは「なるほど」と感じた人に対して、「ちょっと待った」と、もの申したいと思います。マーケットで価格が成立するとは?上がるとき、どんな力が働く?下げ相場の原動力は?こういったことを考え、ふだんのチャート分析や売買戦略の立て方を見直してみましょう。ある日、株価が上がった状況
予測を立てる、つまり相場の先行きを考えるのがトレーダーのシゴトなのに、「当てようとするな」というキツ~い戒めのお言葉があります。じゃあ、どうすればいいの?動きについていくことだけを考え、自分の見通しを大切にしすぎて意地にならないことです。こんな客観的な姿勢をすんなり実現するためのテクニックが、分割売買なのです。「よし、そろそろ買い場だ」と考えたとします。しかし、「最も有利な場面で買おう」と力を入れても、そんなものを見通す能力が、生身の人間にそなわっているわけがありません。意味のない妄想
昔ならばチャートブック、現在ならばインターネットやパソコンソフトで、株価チャートをカンタンに表示することができます。なおかつ、移動平均線など好みのデータを重ね合わせることも可能です。ところが、昔も今も、チャートを手描きしている実践者がいます。私も、大きな用紙に手描きしています。チャートの【タテヨコ比】にこだわる理由があるからです。コンピュータが表示するチャートは通常、ヨコ方向の「期間」が決まっています。タテ方向は表示サイズが決まっていて、その期間の値動きに応じて縮尺を変更します。下
予測が当たり、買った銘柄がグイッと上昇しても、それだけで「勝ちを決める」ことはできません。自らの意思で注文を出して利食いし、はじめて利益が確定するのです。ここで、悩みます。「いつ売ろうか」と……。待っているうちに、さらに上がれば、含み益が増加します。「よしよし」となるのですが、売るタイミングがもっと難しくなります。期待した価格まで届かずにしぼんで「往って来い」という結果もありますし、ねばりすぎてタイミングを逸してしまうこともあります。実は、利食いは難しいのです!だって、「自分の判
「絶対に怒らないから正直に言って!」「そう?怒らないんだね」でも、正直に言った結果、とても怒られます。母親、恋人、女房……何年たっても状況は変わらず、言ったら最後、見込み違いで損切りドテン、というわけにはいきません。相場のポジション操作のほうがカンタンかもしれない、と思うのは私だけでしょうか。利食いドテンは愚の骨頂──。買って上がった時点で「ここが天井だ!」と思い、買いポジションを利食い売りすると同時にドテン、カラ売りを仕掛ける……神になったつもりか?調子に乗るなよ、ということです
毎週、「買う株・売る株」という番組をお送りしています。でも、ただの銘柄情報ではありません。そんなものに価値はない、と考えています。具体的な銘柄を取り上げ、林投資研究所オリジナルのトレンド判定システム「中源線建玉法」をベースに解説するのですが、メインは後半です。ポイント1、ポイント2、ポイント3と、紹介した銘柄の動きや株式市場の現状から、実践的な観点を詳しく解説しています。
買った株がグイグイ上がってきた!「もう、大幅利食いは間違いない」と感じてウキウキ。とりあえず“前祝い”とばかりに、なにか記念品を買ったり、うまいものを食べにいったり──。とても自然な行動かもしれませんが、相場の前祝いはゼッタイに禁物です。株の売買は、スポーツと異なります。体力や筋力、身長、体重といった要素は無関係です。だから、「持っていたかったけど、体力不足で売らざるを得なかった」なんてことは、ゼッタイに起こりません。そのかわり、自分自身で決断し、自分自身の手で「エ
相場・トレードでは、値動きの傾向を見るためにチャートを利用します。ところが、「値動きは連続するものではない」とチャート自体を否定する理論があります。こんな理屈を紹介して、チャートのあり方、実用的な使い方をさぐってみましょう。私もチャートは重要、いえ、必須のツールだと考えます。だから、チャート否定論に反論するわけですが、否定論にも一理あるので、きちんと耳を傾けたうえで言い返そうと思うのです。ただはね返すのではなく相手の意見も聞くことで、チャートの弱点、チャートを見るときの注意点などが浮かび上
本日、3月17日(木)は、朝から日経平均が大きく上昇しています。個別株も前日より高いものが多い状況ですが、見事な全面高ということでもありません。すると、「オレの銘柄だけ上がらない……」なんて感じたりします。相場あるある、ですよね。ここ数日間は、逆に「日経平均は元気がないけど、個別銘柄はちょっと活発かな」なんて感触がありました。逆に今日の午前10時現在、ウクライナ問題で軟調ななか底堅かった銘柄が元気ない、といった雰囲気です。個別銘柄と日経平均……つい、つなげて考え、「連動する
個々の損失について、必要以上に神経質になってはいけません。一定の期間、半年とか1年の累計が大きくマイナスならば、やり方そのものを見直すべきですが、個々にはヤラレることがあって当然、プロだって例外なく苦労しているのが現実です。落ち着いて考え、自分が行う手法について“損益の出方”を知ることが大切なのです。派手な値動きを対象としていれば、そこそこ大きな損がある一方、勝ったときの金額が非常に大きくなります。例えば、年間利益1,000万円、損失600万円、差し引き400万円プラス、といった結果です
株価が下げ、実にイヤな場面を通過したあと、あそこで買っておけばよかった……相場あるあるですね。でも、現実はどうでしょう?そんな後悔をしない売買を実現するには、どう考えたらいいでしょうか?ウクライナ問題に揺れる株式市場で現在、どんな考え方が有効でしょうか?
うねり取り、つまり「数カ月の上げ下げ」を狙う売買で、理想的なエントリーポイントは?正解は、ひとつではありません。プロや上級者は必ず見込み違いを想定し、その部分の考え方によってタイミングが異なるものです。また、現実味のない“一点狙い”を否定して分割売買を前提とすれば、値動きへの対応は無限の選択肢を生むのです。そこで今日は、中源線のシンプルなエントリー思想について解説します。株で儲けるには、安く買って高く売る──。間違いではありませんが、この表現をそのまま行動に反映しようとすると、実践的な
マーケット・スクランブルでは毎月、最初の2本の番組を、長いつき合いのフリーアナウンサー大橋ひろこさんと一緒にやっています。その2本とも、フォローアップのブログを書いています。実は、番組収録時は準備の時間が短くて少しドタバタなので、数日後に公開するフォローアップのブログがメイン……みたいな気持ちもあるほどです。すみません。。。1本目のフォローアップは、一般にも公開しています。今回のタイトルは「下げの背景」。マーケット・スクランブルWEBサイト(管理:林投資研究所)で無料登録す
上がると読んで買った株が下げてしまう。「あれっ」と思う。もう少ししたら、また下がる。「マズいな」と感じる。戻ったら損切りしよう!でも、ダメなときは戻りません。納得できる水準まで戻るなら、たいていはもっと上がるから、むしろ買い。結局、暴落する状況を、指をくわえて見ているだけ・・・なんともバカバカしい展開ですが、人間の心理としては自然なことなのです。では、メンタルを強化する?おすすめしません。滝に打たれて修行しますか?やめたほうがいいでしょう。
3月7日のブログで、「理想のパターンに絞ると勝率が上がるが、それでも負けるときはある」と述べました。これを聞いた冷静な常識人は、「その通りですね。肝に銘じます」と答えるのですが、実際に負けると、やはり感情的には受け入れにくい。なんとなく、いたたまれない気持ちになるものです。「これなら勝てる」という理想のパターンに絞り込んでいるのに負けるなんて……。「ここで出動しないでどうする!」とポジションをつくったのに勝てないなんて……。実際にカネが減ったのですから、誰だって納得しにくいのは当然です。