ブログ記事39件
昨日オンラインで生徒に勉強を教えていた。入試の過去問をやってみた。数学。私は英語専門だが、中学の数学くらいはわかる。だが最近は問題を解いていないので解くスピードが格段に下がっている。三平方の定理とか相似とかを組み合わせたような三角形の問題。事前に準備をしていなかったので、考えるだけで手間取った。しかし、その生徒はいとも簡単に解き進める。しかも考え方も独特だ。三角形の面積を求める方法は縦×横÷2が一般的だが、そのほかにも解き方はいくつかある。東大に行くような生徒はそう
昔の人財は「徳」を学んでいた。これは竹田和平さんの本の中にあった内容だ。江戸時代に政治を支えた武士たちが皆学んだのは、宗派は違えど「儒学」。「儒学」とはいわゆる道徳書だと思うので、「徳」を学んでいたという考え方は正しいと思う。戦前の日本人は「修身」という教科があったし。その意味では戦後、そういった学びは社会から一掃された。しかし、それらは必要のないものだろうか。私は全くそうと思わない。「徳」の教育を受けなかった戦後のエリートが今の日本の政治を支えている。だから日本は長期低迷し
〇〇しなければいけないことはしてはいけない。これは竹田和平さんの著書にあることばです。竹田和平さんといえばボーロ菓子で有名ですが、同時に日本を代表する投資家でもあります。〇〇しなければいけないの「いけない」に意味があります。「いけない」というんだから、それをしては「いけない」ということになるわけです。「〇〇しなきゃいけない」と思ってやっていることって、ワクワクしません。ワクワクしないということはやってても面白くないわけです。自分のばあい、特にワクワクしないことは全
昨日は平内町の剣道場に行った。久しぶりの稽古だったが、体は動いたが、疲れもひどかった。稽古終了後、青森県の強化委員も務める大先生に挨拶する。「間合いに入られたら負け」大人の剣道は、その緊迫した駆け引きの中でどう活路を見出すかが勝負。まだまだ奥が深いなぁと思う。自分は、まだその境地には達していないなと思った。それにしても、松風塾高校の剣道部も毎週、大先生方の稽古会に参加させていただくが、あんなにへたくそだったのが、今ではそれなりに形になってきた。これからが楽しみだ
今年から、生徒募集の一部業務もすることになった。入学対象となる中学生にアプローチする仕事だ。これが意外に大変で、毎日そのために時間を割く。しかし、一方で、生徒さんから反応があるときもある。先日は温かい手紙をいただいたりした。そのとき何気なくいつもの習慣で考えたことがある。「この子とこの子だったら気が合うだろうな」「この子が入学したらリーダーシップを発揮してくれそうだ」「この子が入学したらグングン伸びるだろうな」などなど。あくまで憶測なのだが、そういう事を考えら
松風塾高校は全寮制なので、食事も提供される。そしてその食事はおいしい。とくにお米。お米は近くの田んぼ約10ヘクタールで関連団体の農業法人が作っている。米は山のひんやりとした、そして山の栄養分を含んだ「清水」で育てられる。朝晩の寒暖差が激しいので、お米もおいしく育つ。加えて、低農薬で、肥料も有機肥料を使っている。農業法人の組合長も農業にこだわりのある方で、プロ中のプロ。これでおいしくないわけがない。松風塾高校の生徒は、このおいしいお米を毎日、当たり前のように食べら
男子寮も女子寮も、夜の時間帯に「点呼」を行う。普通、点呼というと、人員を確認するためのものだ。松風塾高校の場合もそれは同様であろ。しかし、そのあと、数分間の「訓育」が行われる。舎監(主に寮に宿泊する教員)が、生徒の心の教育に関するさまざまなことをスピーチする。それがほぼ毎日だ。例えば、私は「感謝の反対語は?」「なぜ挨拶をするのか?」「礼節って何?」など、松風塾で実践する身近なことをテーマにスピーチする。私はこれら毎日の「訓育」が生徒の心を形成している思っている。
松風塾高校は日本屈指のミニ高校だ。しかも「ポツンと一軒家」みたいな山奥にある。だから周囲は山、山、山。男子寮の後ろには川が流れている。生徒と先生の距離はやたら「近い」。全ての先生が全ての生徒を教えるわけではないが、全ての先生が全ての生徒のエピソードを持っている。最近はコロナの関係で先生方の懇親会もなかったので、寂しいのだが、コロナ前は卒業式後、生徒の思い出を語る先生方の「反省会」があった。面白いように次から次と、生徒のエピソードが飛び出してくる。それだけ先生方
巡寮っていう言葉は一般的なのかどうかはわからない。松風塾高校の卒業生なら「あるある」だ。これは何かというと、週に一度、舎監(寮監)や担当の生徒が、各部屋の整理状況を見て回る、というものだ。その間生徒は各部屋に待機している。私が在学中は、ほぼ抜き打ちで、しかも怖い舎監が回った。今は舎監よりも生徒が回ることが多いようだ。何を点検するかというと、清掃状況、押し入れの中の整理状況、部屋に備え付けられている机など。担当の生徒が各部屋を点検、整理状況が悪い時はその場で注意する。
授業は楽しくなくちゃ!これが私の授業におけるモットーです。私の授業はだいたい午後の時間帯。学校の一日も終盤。。。でやってくる。生徒も一日いっぱい勉強して、机に向かって、先生の話を聞いて、たまにノートする。逆の立場なら、何を学んだか覚えられないと思う。そもそも毎日5時間も6時間も黙って授業する、というのが耐えられないと思う。しかし、世の中の生徒という生徒はだいたい同じことをしている。毎日毎日。だから、私は、せめて、自分の授業だけでも、「楽しさ」を演出したいと思うのだ。
松風塾高校では講演会が多い(と思う)。ここ数年では、ジャニーズ木村拓哉さんのお母さんで木村まさ子さんの講演とか、元ウクライナ大使の馬渕睦夫先生とか灘高の校長の和田孫博先生とか、NPO法人テラルネッサンスの鬼丸先生とか、各分野での著名人に講演をしていただいている。視野を広げるというだけでなく、一流の人間の空気感を感じることに意味がある。おそらく内容を事細かく覚えているとは思わない。だが、一つでも心に刺さる言葉があれば、そこから人生は変わっていく。松風塾高校では、
日々学んでいる。私はそもそもアチーブメント社の研修に長い間通っていた。サラリーマンを辞めて、農業専業になってから通い始めた。といっても、多くて年に2回の2泊3日の研修。当然費用もかかった。しかし、振り返ってみると、幸運が続いた。専業農家初年度は今では信じられないくらいの収入しかなかった。今は少なくともそのころの3倍は稼いでいる。わずか6,7年前のことだ。そればかりではない。松風塾高校の非常勤講師の話があって、それも引き受けることにした。週に2回だ。ミニトマトは約40アー
今日は久しぶりの稽古だった。もちろん生徒はわたしがいなくても稽古日にはちゃんとやっている。私の稽古の一つの方針は「自分に厳しく」ということだ。決して他人から強制されるものであってはならない。理想としては「ランニングハイ」の状況がいい。生徒にもそう伝えた。「ハイ」になるには自分でその域までいかなければならない。一方で、稽古を「嫌なもの」にしたくないという気持ちもある。「厳しい」一辺倒ではダメだとおもうのだ。さて今日から足腰強化もかねて、道場の床をからぶきで
昨日の英語の授業では、これまでのスタイルを少し変える。これまではしっかり本文を読み込んで、文法を説明して。。。という流れだったが、今回は、最初にディクテーションをして(これはリスニング強化のために毎回実施する)、その後、本文の解説に入らずに、いきなり本文の内容に関する質問を15個くらい用意してグルーピングして生徒にやらせた。そしたら、1時間で解ければいいと予想していたのに、30分もたたないうちに全部終了!なんだ、これでいいんだ!と新たな発見があった。生徒同士が話し合
松風塾剣道部の「誓い」を作る。1,自分に勝つ2,感謝に応える3,気合と気迫で立ち向かう「今日も最高の剣道をします」「オー」で、右手のグーを会わせる。この動作で、いつでも真剣に取り組む意気込みを再確認する。どこまでできるかわからないが、目標も立てる。団体では予選リーグ1勝以上2年生は新人戦個人でベスト8以上1年生は初心者なので初段一発合格とした。目標をこちらで設定するには意味がある。可能性を狭めないためだ。彼らにはどんな可能性があるか誰もわからない。
私には息子が3人いる。早いもので末っ子も今は大学2年に進学する。松風塾高校のホームページはこちら。3人とも地元の中学校から松風塾高校に進学し、3人とも各地の公立大に進学できた。長男の中学2年の中間テストは45点だった。その子が、松風塾高校に入学してから変身する。高1で英検準2級を取得したと思ったら、その流れで2級もゲットした。高2では準1級にチャレンジしたが、さすがにレベルが高かった。受験勉強もあるのでそちらに専念したが、今は就職したが、TOEICもハイスコアを
松風塾高校は厳しいという人もいるが、はっきり言って、それは人それぞれの感じ方だ。自由がない、時間がない、プライバシーがない、と嘆く生徒もいるのは確か。一方で、うちの息子たちは、3人卒業生だが、家にいるより松風塾高校の寮生活の方が楽しいとかラクだ、と話している。これは昨今の家庭環境にも大いに関係していると思う。朝も親に起こしてもらい、時間があればゲーム、スマホ、動画サイトとあまり生産性を生まない、ともすれば、何も考えないで時間を過ごすことの多い中学生なら、松風塾の生
松風塾高校は普通高校である。農業高校ではない。だが、田植えはするし、もちろん稲刈りもする。今年からは近くの山に植林もした。これらを「学田」とか「学林」と読び、教育の一環として行っている。米は周囲の山々から湧き出てくる源水から作られる。寒暖差も大きいのでとてもおいしい。これらの米は、日ごろから松風塾高校を支えて下さっている支援者の方に「松風塾米」として贈ったりしている。また、秋には「収穫感謝祭」を開催し、餅つきをしたりしてみんなで収穫を喜ぶとともに、日本古来
松風塾高校を語るうえで欠かせないのが日本一「小さい学校」だということ。とはいうものの、松風塾高校より小さい学校もあるにはある。松風塾高校の場合は、それに加えて、「日本一山に囲まれた高校」でもある。また「日本一人里離れた高校」とも言える。近くの町まで15キロくらいあるので、簡単に往来できない。よって、「日本一小さい」×「日本一人里離れている」×「日本一山に囲まれている」=こんな高校は他にはない!学校法人大和山学園松風塾高等学校|全寮制高校・個別指導
高校野球しかり、高校サッカーしかり、高校剣道しかり、強いチームには決まって優秀な指導者がいる。不思議なことに、優秀な指導者が来ると弱いチームも強くなる。どこに優秀な指導者がいるか、というと、探すのは簡単だ。スポーツならば「常連校」を探せばいい。勉強面でかんがえるなら「進学率」とか「進学先」とか考えるといい。ただ、勉強にかんしては、高校になると、そもそも偏差値別に学校が振り分けられる。そして公立の高校は、進学校には優秀な教師が配属される。ピンの高校に入れる学力
松風塾高校は部活は極端に少ない。スポーツ関係では剣道部と野球部くらいだ。運動したい子はどちらかを選択する。だから、運動目的で剣道部に入る生徒もいる。そういう生徒に試合に勝つことや昇段審査を受けることや上達して強くなることを強要できないし、彼らもやろうとしない。ところが、私たち世代はそうは思っていないわけだ。剣道をするからには当然、上達して強くなり、試合にも勝てるようになり、昇段審査も受けてもらう、そしてそこには同然ある程度の経費も生じる。そして最も重要なこと
私自身、好奇心旺盛な方なのだが、生徒の関心に関心を持つことを心掛けている。そして、素直に私も生徒と同じ目線で、生徒の関心に関心を向けるのだ。プロレスが好きな生徒が、あるプロレスラーの本を読んでいたので私もその本を買って読んだみた。鬼滅の刃に関心がある生徒には、鬼滅の刃の質問をぶつける。ボカロに関心があればボカロの話をする。だから、普段聞いている曲も、比較的最近のものが多い。同じくらいの年齢の人だと、だいたいフォークソングがニューミュージックと言われたころの曲を欲しがる
高体連以降の剣道部について1)「練習」と言わず「稽古」という2)週3回だけの「稽古」とする。私が登校する週に2回と夜の町道場での高段者の先生方との稽古3)剣道の本質である「厳しさ」を追求する4)毎回の稽古で、「剣道の理念」「本校剣道部の目的」を斉唱する5)毎回、最高の気合と気迫で稽古する以上の原則で、稽古する。試合に勝てなくてもいい。どだい初心者が経験者に勝つには相当の努力が必要だ。しかし、毎回の稽古では必ず「自分に勝つ」これを毎回毎回繰り返していって、「心構え」
松風塾高校の剣道部ははっきり言って弱い。団体予選リーグでは一勝もできないどころか、全員1分以内で2本とられて負ける。完全試合をやられるのだ。しかし、去年からその流れが変わってきた。とくに去年の新人戦では団体4チームでの予選リーグ戦だったが、2勝した。相手は互角か少し弱いのだが、松風塾高校より弱い。。。というのはおととしくらいまでならなかなかなかった。個人戦でもいい試合を繰り返した。粘りがでてきた。あっさり負ける、ということがなくなった。理由の一つには週一回の町道場
寮生活では週番制がとられている。起床から消灯まで、すべては生徒自身が管理する。朝は6時ころに起床して、外に出て体操をする。週番がすべてを仕切る。夕方になると「点呼」がある。これも週番が仕切る。自習終了後は、親御さんから電話がかかってきたりする。これもすべて週番が対応する。週番は忙しい。だが、大勢の生徒を強制的に仕切っていくことをさせられるので、人前でおどおどすることがなくなる。松風塾高校では規律ある行動に厳しい。これを「集団訓練」(いわゆる「集団行動」)と称して、
松風塾高校は全寮制だ。よその全寮制は、寮母さんがいて、掃除も、洗濯もしてくれる、とか、部屋も個室で、スマホもOK、週末は家に帰れる。。。とからしい。現代においては、そのくらいもしないと、生徒が精神的に耐えられないのかもしれない。松風塾高校もだんだん規制は緩やかになりつつある。帰省できるのは昔は夏休みと冬休みだけだったが、今は夏・冬・春とGWも、部活がなければ帰られる。ただ、昔から変わらないのが、「点呼」と称する「夜の訓育」の時間だ。人員確認が目的だが、それに合わせて10
私は剣道部の監督もやらせてもらっている。わが校の剣道部は、弱いながらも部創設以来ずっと続いている県内でもまれなチームでもある。去年から部員の出入りが多い。とくに出ていくのが多い。最初はわからなかったが、原因は明らかになってきた。部員の目的と部としての目的が異なるからだ。運動目的で入部してくる子に強くなれだの試合に勝つだの言っているわけだから、彼らの目的と大きくギャップがある。今年新入部員が二人入った。彼らには、初めから運動目的なら、ほかにも方法はたくさんあるか
私の息子たちは3人いる。すでに松風塾高校を3人とも卒業している。しかも、3人とも、中学校のときの成績からは想像もできないくらいのレベルの公立大学に進学した。全員公立大なので、親としては助かった。長男と三男はセンター(共通テスト)を受験して合格を勝ち取った。次男は推薦だった。長男と三男は英検2級もゲットしたし、次男は漢字検定2級をゲットしている。それぞれの個性に合わせて、それそれの努力が花開いた。彼らがもし地元の高校に進学していたら間違いなく公立大には入れなかった
去年はとにかく部員の出入りが多かった。それは誰でも入部したい子は入部させたのが原因で、目的をきちんと確認しなかったからだ。個人の目的が部の目的と一致しないとやはり続けるのは困難だ。生徒が部活を辞めると言った時のこちらの精神的ショックもさることながら、生徒自身も一大決心をしてくるのだから、こちらも心理的な負担は少なくないだろう。ならば最初から入部させなければよかったのだ。会社だと、「辞めない社員を採用する」と言う人もいる。同じように、部活でも辞めない生徒を入部さ
昨年新居を建ててから引っ越し。旧宅のすぐそばに新居を建てたので引っ越しは全然はかどらない。去年の10月から新居に住んでいるが、未だ旧宅にも荷物がたくさん。しかし、新居ではなんら生活に困っていないという事実。つまり、今までどれほど不必要なモノに囲まれていたか、ということ。不必要なものと言えば、「欲」「意欲」以外のあらゆる欲は捨てたい、といっても捨てきれないだろうが、少なくとも今よりずっと少なくしたい。きっとその方が、結果的には成功に近づくのだと思う。経営す