ブログ記事29件
『十六歳の戦争』監督松本俊夫主演秋吉久美子新文芸坐広島原爆の翌日にあった豊川空襲のことはこの映画で初めて知った。そんな不勉強な自分は、最初は、戦争とどう関係してくる映画なのだろうと思いながらスクリーンを見つめていた。偶然に出逢った男女の過去がリンクしていき、過去を消し去る、残すという家族それぞれの感情を表現しているのだろう。記憶の残像が胸を抉る。伝えるべき事と分かっていても、扉を開く怖さに心が動かない。それでも…。そんなメッセージを感じる。た
という場面を想像する源五兵衛(中村賀津雄)だった。茶屋を去ろうとする彼を無理やり部屋へ連れていく三五郎(唐十郎)。三五郎は源五兵衛にとって百両は何でもないと大きなことを言うが、源五兵衛は貧乏浪人であるから伴右衛門(田村保)が小万(三条泰子)女房にしようと妾にしようと構わないと言う。泣き伏す小万は、去ろうとする源五兵衛の刀を抜いて自害しようとする。小万の思いにほだされた彼は、身請けすると言って百両を差し出す。心配して茶屋まで来た八右衛門(今福正雄)が止めようとするが、「うれしゅうござんす、源五兵
原作は鶴屋南北による歌舞伎「盟三五大切」。主君の仇討ちが背景にあり、「大星」という名に意図した放埓は「仮名手本忠臣蔵」の「一力茶屋の段」を思い出させる。*****御用提灯に追われる浪人、源五兵衛(中村賀津雄)が大星の屋敷の門を叩く。門が開くことはなく、自分の家に逃げ込むとそこには倒れた死体がいくつもあり、ひとりは小万(三条泰子)だった。そして天井からは自らの死体がぶら下がっていた…。しかしそれはすべて悪夢だった。芸者の小万と恋仲の源五兵衛は、彼女の腕に「五大力」と彫られているのを見る。彼女
松本俊夫が監督した二十五分ほどの作品(昭和三十六年)。「歴史を守る」「西陣を守る」とは?因習にとらわれた当時の京都西陣の問題をあぶり出す。西陣。近寄ったこともあらへんので知らんけど、いまはどないなってんのかな?着物や帯の大量生産なんて聞いたことあらへんし。誰が織ってんねやろ?別の映画「古都」を思い出す。*****「美しい着物は必ずしも美しい場所から生まれるのではない」「女の夢。その夢は、ここでは他人のためにある」「取引はいつも夢の外側で行われる」あちこちに織子の募集広告が見られる。
領域横断的作家の原理論──松本俊夫『映像の発見』(2024)(本稿は、2024年にちくま学芸文庫から松本俊夫『映像の発見──アヴァンギャルドとドキュメンタリー』が出版されたときに筑摩書房PR誌「ちくま」2024年12月号,pp.16-17に掲載された文章である。)松本俊夫(一九三二-二〇一七)は、映画監督であり実験映画・ビデオアートの作家だったが、その作品は記録映画、劇映画から実験映画、ビデオアート、インスタレーションと多領域にまたがり、今ではよく目にする「映像作家」という
松本俊夫『表現の世界』解説〜激動の60年代を代表するラディカルな作家の貴重な証言〜(2006)(本稿は、松本俊夫の第二評論集『表現の世界芸術前衛たちとその思想』(初版1967年,三一書房)が高崎俊夫の編集で2006年に清流出版から復刊されたときに書かれた解説で、同書巻頭に収録された。)(表紙写真はフェリーニ『8½』[63年]の1シーン)2005年、『銀輪』(1955-56年)が発見された。戦後日本の実験映画史の最初に出てくる1本であり、35ミリ・イーストマンカラーで
実験映画、記録映画、テレビ、ラジオ等の作品を発表してきた松本俊夫が自から脚本を書き、監督した1969年の作品です。ゲイ・バー“ジュネ”のNO1だったエディは経営者の権田と情事を持つ。権田と同棲している“ジュネ”のママのレダは、それを知り、二人の間はエスカレート。エディは、レダを消してしまえば…とその考えは、恐ろしい母親殺しの記憶を呼び起こした。やがて。エディとレダの反目は、派手なとっくみ合いの喧嘩で頂点に達し…かなり久しぶりに観ました。終盤に淀川長治さんな出て来てびっくり。ラストがあん
「薔薇の葬列」などで知られる松本俊夫監督の短編作品の特集上映です。織工の苦しい労働問題と古い街に根付いた伝統の絡み合いを題材とした記録映画の「西陣」。1968年に草月会館ホールで開催されたイベント〈*ex・pose’68なにかいってくれいまさがす〉のなかで初演された作品であり、同時代のドキュメントを3台の映写機を用いて上映するマルチプロジェクション作品として構成された「つぶれかかった右眼のために」。『薔薇の葬列』のために制作された実験映画であり、後に独立した作品として再構成された
月曜はお休みになる事多いから期待してたのに仕事行ったら機械のトラブルで仕事がストップしてる〜一応1時間押しぐらいで再開出来たものの私10時にJTBに連絡したかったのに〜結局2時過ぎに仕事終わってメール確認したらJTBから返信来てた会員番号を訂正しましたとやった〜!ひと安心当たったわけではない今夜の帰れマンデーはLDHスペシャル帰れマンデーマキさんと松ちゃんが旅番組?って思ったらあ〜去年のライブDVDの宣伝かぁNAOTOはドームツアーの宣伝かな?AKIRAは
ドグラマグラを観た。桂枝雀版をようやく見れた。実験映像畑出身の松本俊夫監督は、発狂映画や幻想映画にありがちなドギツイ演出をせず、静かにロジックに物語を進める。その落ち着いた姿勢は作品をものすごく見やすくしている。そして、何といっても正木博士を熱演する桂枝雀が良い。あの大袈裟な笑い方はキャラクターに合っていて、リアルな芝居では逆に変だ。対する室田日出男はいつものリアルさが漂う。配役を含めて賛否両論らしいが、だいたい"何が書いてあるか解らない奇書"として有名な原作を、ここまでまとめた手腕は見事。枝雀
ひとつ前の当ブログで書いたように、ピーターさんの初出演映画『薔薇の葬列』(1969松本俊夫監督)は、六本木でゲイ・ボーイをしていたピーターさんの経歴と重なるような役柄や劇中にピーターさんのインタビューを挿入したりといった虚実を往還するような手法をとっています。なので、ロケで捉えた街もドキュメンタリー的で、当時の空気感がしっかりフィルムに刻まれています。『薔薇の葬列』は1968年の夏に撮られていたといいます。公開が1969年9月だったのは、もしかしたら、デビュー曲「夜と朝のあいだに」の発売が1
ひとつ前の当ブログで、ピーターさんが初出演した映画『薔薇の葬列』(1969松本俊夫監督)を取り上げました。実際に家出して上京、六本木でゲイ・ボーイとして人気を集めていたというピーターさんの経歴と重なるような役柄、ドラマの中にピーターさんのインタビューを挿入したりといった手法が現実と虚構をない交ぜにします。そんな構成ですから、映画はロケ中心で、ゲリラ撮影にパトカーが出動する騒ぎになったこともあったそうです。そして、あの伝説の名画座「新宿昭和館」の周辺がしっかりと映し出されているのです!ピ
ひとつ前の当ブログで、「夜と朝のあいだに」の大ヒットにより、1969年「日本レコード大賞」の最優秀新人賞を獲得したピーターさんが「紅白歌合戦」には出場できなかった話を書きました。当時は、「男のくせに女みたいに髪を伸ばしてけしからん」と長髪というだけでグループサウンズは出れなかったのです。女装や「女性」みたいな男性歌手なども外されていました。丸山明宏さん(現・美輪明宏さん)なんかも、これだけ長い芸歴ながら「紅白」に初出場したのはごく最近でしたね。そのピーターさんが映画に初登場したのも1969年
井筒和幸監督の新作ヤクザ映画「無頼」。まずは自分がコレクションしているパンフレットの話題から。「無頼」パンフレットの値段、何と2200円!高過ぎるでしょ?!パンフレットのことをあまり知らない方のために、大体一般的な値段は700円くらいから820円辺りが相場。以前ソン・ガンホとカン・ドンウォンの韓国映画が、1500円。その時も買うのをためらったけど、今回はそれ以上。中身を確認させて貰って購入。映画ニストだから奮発しましたー。井筒監督の映画は昔から好きで、「パッチギ!」はだーい好き
『薔薇の葬列』(松本俊夫監督1969)を観ました(at鎌倉市立川喜田映画記念館)。ゲイの世界とエディプス神話を描いたメタ映画です。吉田喜重や大島渚らと同世代の松本俊夫、初の劇映画なのだそうですが、なんだか妙に納得させられる完成度…。美術は朝倉摂です。モノクロ。撮影当時、主演のピーター(池畑慎之介)は16歳です。10日ほど前に観た『三島由紀夫vs東大全共闘』も1969年の話でした。いったいどうしたんでしょうか、1969年。安田講堂、ウッドストック、ビッチェズ・ブリュー、男はつらいよ……。このこ
中野翠さんが、エッセイ『あのころ、早稲田で』の中で、夢野久作の小説『ドグラ・マグラ』を次のように書いている。「それは私の人生を変えた一瞬となったーーと言っても過言ではないのだった」彼女にこう言わせる小説は、と気になった。1988年に松本俊夫監督で映画化されているので、DVDを借りて観ることにした。松本俊夫監督は、1969年に新宿文化劇場(アートシアター新宿文化)で観た『薔薇の葬列』の監督だ。ピーター(池畑慎之介)のデビュー作で大学に入りたての田舎娘には衝撃的だった。記憶が曖昧だ
爆笑しました大樹ちゃんが”二代目ナオトさん”ならナオトは”二代目マツさん"で更に大樹ちゃんは”三代目マツさん”マッちゃんのいたずら好き、ナオトには間違いなく継承されているけど、そこから大樹ちゃんに継承されてる訳大樹ちゃんはしっかり者の末っ子な感じだけど、イジって欲しい、欲しがりさんだったのねそりゃ、確かに”二代目ナオト”だわ殺虫剤・虫よけバポナスヌーピー虫よけネットW1シーズン用1,218円楽天
スカラカチャカポコスカラカチャカポコ…と必死で暗唱してましたが今は思い出せません学生時代、同級生は恋愛や部活に夢中だったのを横目にわたくしは必死で映画の中に出てきた阿呆陀羅教を覚えておりましたねぇ覚えましても一緒に観に行った友人にしかわからないものでただの自己満足の世界そんな自己満足に浸っていた作品はコレですドグラマグラ夢野久作の奇書の映画化1988年公開監督松本俊夫さんですこの本、まだ最後まで読んでないのですが何がホントで何が正しいのかわけのわかんない、そして堂々巡りのお話
現在早稲田松竹で寺山修司と松本俊夫のATG映画を上映しています。寺山修司につづいて松本俊夫の「薔薇の葬列」と「修羅」も観てきました。「薔薇の葬列」は前衛的な映像で寺山作品同様に刺激的でした。主役のピーターが当時16才でデビュー作というのには驚きます。ゲリラ撮影の新宿のシーンはカラーで観たかったところです。修羅はアヴァンギャルドな演出は無く劇映画として完成度が高く傑作時代劇と言ってい良い作品でした。今日もATGのポスターです。1969年「薔薇の葬列」朝倉摂デザインのポスターで前回の色違いで
今は"池畑慎之助"のみで活躍されているようですね。しかし最初は"ピーター"という芸名でデビューされてたのですよものすごいインパクト薔薇の葬列🌹1969年、松本俊夫監督作品🎥このポスターのインパクトだけで見に行こうと思ったは過言ではありません。元祖ビジュアル系は美輪明宏さんなのかピーターさんなのか…男性向け同性愛の雑誌「薔薇族」というのはこの映画からネーミングされたそうです。ゲイボーイ達がたくさん出演するお話し。しょっぱなピーターさんのラブシーンから始まります。もうね、カメラ寄り
11日から早稲田松竹で「NIPPONアンダーグラウンド」と題して寺山修司監督と松本俊夫監督のATG(アートシアターギルド)映画が上映されています。ATGの映画はなかなか観る機会が無いので「書を捨てよ町へ出よう」と「田園に死す」の上映に行って来ました。どちらも子供の頃に観ていたらトラウマになりそうなシーンの連続で「書を捨てよ町へ出よう」は1970年の風景や風俗も楽しめます。「田園に死す」はアングラそのものでラストは衝撃でした。1974年の新宿アルタ付近を映像で観れたのも良かったです。ATGの映
こんばんは。(*^ー^)ノ♪本日は仕事空けから…四日目、2現場共に、無事「完成」しました週末からの新規現場までお休みです。さて、ここぞとばかりに毎晩🌃夜更して📀映画鑑賞です。作品内容が内容なだけに…(笑)、完全に俺の趣味💘娘、嫁が寝てから~懐かしのエロ芸術作品三本立て…⤴️⤴️寺山ワールドは🌃今夜…また。🌠🌠🌠ところで、どーしちゃったの…彼。。。この時も…( ̄□||||!!これにも…(||゜Д゜)あっ、まさかの…イメチェンもコレでヴィジュアル系!?のつ
松本俊夫監督、ピーター主演の映画「薔薇の葬列」撮影当時16歳のピーターがめちゃ可愛い。池田龍雄は知らなかったけど、実在の画家なのですね。短篇映画「色即是空」インドの宗教画も好きだし。この悪夢的な映像の数々・・・好きですね。ドグラ・マグラ、DVD購入したのにまだ観てなかった~買った時は「薔薇の葬列」と同じ監督作品と思わなかった・・・ドグラ・マグラ[DVD]4,666円Amazonピーターは少年時代ゴーゴーボーイだったらしいが、日舞の名取でもあったので、
映画「薔薇の葬列」を鑑賞しました。ピーター主演、松本俊夫監督作品。薔薇の葬列<HDニューマスター版>(新・死ぬまでにこれは観ろ!)[DVD]1,636円Amazon1960年代末期の東京。ゲイバー「ジュネ」で一番の売れっ子、エディ(ピーター)はバーのママの愛人、梅田と密会を重ねている。ある日彼の車に同乗しているところをママに目撃され。。。ママからの嫉妬、甦る過去。。。。ギリシャ悲劇的なストーリーが展開してゆきます。まず、ピーター演じるエディのコケティッシュな
ダリダの映画のトークショーに出ていたピーターが魅力的だったので、そういえば、と「薔薇の葬列」を検索してみました。華奢な体に女装や派手なメイクが似合って、口元とか色っぽくて可愛いですね。「ドグラ・マグラ」の予告編が関連動画で出てきたのですが同じ監督の作品だったのですね。松本俊夫さん。さらに関連動画で朗読が出てきたので。NHKラジオでたまにやってるけど、朗読って結構聴き入っちゃいますね。意外と安価で出ていますね。薔薇の葬列<HDニューマスター版>(新・死ぬまでにこれは観ろ
久しぶりに見たくなり映画『ドグラ・マグラ』見てみました小説も持っていますが最後まで読めたか覚えていません随分昔に読んだので内容も覚えていません難解で有名な作品なので映画で見てみようと思いビデオをレンタルした記憶があります(映画をよく見ていた20代の頃にみました)映画に関しては撮影監督が鈴木達夫ということもあり映像が面白いです(色とか)(鈴木達夫さんは以前ご紹介した、寺山修司監督の『田園に死す』の撮影監督もされています)ストーリーも映像があるので小説より比較的わかりやすい
有名な作品なので、いつか見るべき映画だろうとずっと思ってましたなかなかチャンスがなく、やっと見ることが出来ました懐かしいATG私は1980年頃にたくさん見ました。もっと若い頃見ておけば良かったなぁ後悔します…も〜〜衝撃的ピーターのデビュー作でゲイの世界を描いてるだけかと思い込んでいたそんな簡単な映画ではありませんでした松本俊夫監督が昨年お亡くなりになったので、特集をしていました長編映画は4本だけ、映像作家であり、大学で研究、指導をなさった方なのですがこん
『母たち』●1967年、プリマハム作品。カラー、スタンダードサイズ。36分。監督…松本俊夫詩…寺山修司製作…工藤充撮影…鈴木達夫音楽…湯浅譲二声…岸田今日子他松本俊夫監督が第18回ベネチア国際記録映画祭でグランプリを受賞した作品。アメリカ、フランス、ベトナム、ガーナに生きる母親たちの姿を描いた記録映画。環境は違えど母親たちの子供への愛情、母を慕う子の思いが美しい映像を通して語られるシネマポエム。アル中の母親に感慨深いものがありました。他社から見れば酷い母親かも知れません