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シュレーディンガーの少女松崎有理著創元SF文庫946円3月の1冊目すべての65歳に例外なく、プログラムされた死が訪れる世界。肥満者たちをテレビスタジオに集め、公開デスゲームを開催する健康至上主義社会。あらゆる数学を市民に禁じ、違反者を捕らえては刑に処している王国。はたまた日々の食卓から、秋刀魚が消え失せてしまった未来──様々なディストピア世界でたくましく生きのびる女性たちを描いた、コミカルでちょっぴりダークな短編集。(ネット通販サイトhonto紹介文より)◆収録作品「六十五歳
シュレーディンガーの少女(創元SF文庫)Amazon(アマゾン)851円すべての65歳に例外なく、プログラムされた死が訪れる世界肥満者たちをテレビスタジオに集め公開デスゲームを開催する健康至上主義社会あらゆる数学を市民に禁じ違反者を捕らえては刑に処している王国はたまた日々の食卓から、秋刀魚が消え失せてしまった未来──様々なディストピア世界でたくましく生きのびる女性たちを描いたコミカルでちょっぴりダークな短編集(あらすじより…)図書館の文庫本新着コーナー
この本は発売されたら絶対買うと決めていました。短編なんだけど面白そう理系SFですけど、普通に読めます。このあとまた再読するつもり。ディストピア小説って結構避けがちです。なんか悲しい気持ちになるか、非現実すぎであまり乗ってこないので。でもこの作品の場合は、どちらかというと、何かが足りない世界が描かれてるという感じのディストピア小説です。特に私が大好きだなぁと思ったのは一作目の『65歳デス』まさに65歳に死ぬようにプログラムされた薬を打つことにした人類が何世代にもわたっても遺伝により
こんにちは。読んだ本について書きます。代書屋ミクラ松崎有理著ああ、無念!通称「出すか出されるか法」(三年以内に一定水準の論文を発表できない研究者は、退職しなければならない法律)の制定により、研究者の代書屋への依頼が増えることから、その職業を選んだミクラ。彼は、先輩のトキトーから、仕事を回してもらわなければならない新人であり、毎回、その依頼者に振り回されながらも、代書屋としての独り立ちを目指して、日夜悪戦苦闘する。「(論文を)出すか(大学から)出されるか法」という法律名からしてユニ
〇盤上の向日葵(上)(下)柚月裕子中公文庫〇小説のストラテジー佐藤亜紀青土社〇独ソ戦大木毅岩波文庫〇四畳半神話大系森見登美彦角川文庫"〇地球外生命の9の論点立花隆佐藤勝彦他講談社ブルーバックス〇天久鷹央の推理カルテ知念実希人新潮文庫〇ヴェネツィアの宿須賀敦子白水社〇イヴの末裔たちの明日松崎有理東京創元社〇聖書の常識山本七平文春学芸ライブラリー〇猫
私がパーソナリティを務めさせていただいているエフエムあまがさきの番組「昭和通二丁目ラジオ」木曜日。毎月第1木曜日には、私が最近読んで面白かった本を紹介するコーナー「千波留Library」をお送りしています。昨日は、松崎有理さん『5まで数える』をご紹介しました。私が松崎さんの作品を読むのはこれが初めてです。5まで数える(単行本)[松崎有理]1,728円楽天『5まで数える』には以下の6つの短編が収められています。『たとえわれ命死ぬとも』『やつは
寒さが厳しくなってまいりました。書店の棚の前でしゃがんだり立ったりを繰り返していたら立ちくらみをしそうになったとおやまです。こんばんは。今日の一冊はこちら松崎有理さん「嘘つき就職相談員とヘンクツ理系女子」(角川文庫)
帯には新感覚理系ホラーとありますが、短編の中でホンマに怖いのは2つかな。後の4編はペーソスの効いたユーモア小説と言ってもいいね。どれも理系であることは確かだが構えるほどのものではなく楽しめました。