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東陽一監督が「四季・奈津子」(1980)に続き烏丸せつこを主演に置き撮った作品「情婦マノン」(1948)のオマージュ的なシーンが印象に残るが、そのシーンについても後ほど解説しましょう「マノン」1981年公開/108分/日本(米題:Manon)監督/原案:東陽一製作:前田勝弘企画:多賀祥介原作アベ・プレボー「マノン・レスコー」脚本:東陽一/田中晶子撮影:川上皓市美術:綾部郁郎編集:市原啓子音楽:荒木一郎主題歌:TE
五木寛之の同名小説を東陽一が監督し映画化烏丸せつこと阿木燿子が非常に魅力的な作品当時もこの二人のヌードが話題となりヒットしていた記憶があるよね(汗「四季・奈津子」1980年公開/119分/日本(米題:FOURSEASONS:NATSUKO)監督:東陽一原作:五木寛之製作:吉田達/前田勝弘音楽:田中未知主題歌:チェリッシュ「四季・奈津子」ダイアローグライター:粕谷日出美撮影:川上皓市編集:市原啓子制作会
以前、私が「マイ・オールタイムベスト映画〈監督編〉」で東陽一監督を選んだ時、こんなコメントを書いていました。「監督編では、これを作った監督を絶対に入れたいと思っていた作品が『うれしはずかし物語』(1988)。川上麻衣子さん(チャコ)の、あのみずみずしさが忘れられません。ほかには1978年『サード』、1979年『もう頬づえはつかない』です」.東陽一監督は、私が映画を観始めた頃に、「女優の美しさ」を教えてくれた監督でした。スクリーンに映る“肌の美しさ”という点で言えば、『うれしはずかし物
東陽一がお亡くなりになったそうで。お若い監督と思っておりましたので、もう、91歳になってらしたとは存じませんでした、って~、自分が年取った分、誰だって年取るでしょうに、ねぇ~?!つまり、青春時代、いっぱい観たということでございます。ということで、今日の「歌謡曲だよ、成澤弘子」は、荒井沙知が歌います「もう頬づえはつかない」から始めたく存じます。作詞:寺山修司、作曲:田中未知、編曲:JAシーザー、天井桟敷の3人組ですわね。見延典子の小説が原作で、その後の桃井かおり
…『サード』「不定形な青春をヴィヴィッドに描いた青春映画の金字塔」映画好きの先輩に勧められて、、、脚本寺山修司✕監督東陽一キネ旬ベストテン日本映画第1位青春映画ですが、なかなかエグいお話少年院で野球をするなんて爽やかな映画ではありません1978年/昭和53年頃ってこんな時代だったかな、そんな気もするが森下愛子が可愛い#サード(1978)上映時間102分監督#東陽一脚本#寺山修司原作#軒上泊『九月の町』音楽#田中未
東陽一監督(1978)ATG書き直しの再掲載です。原作は少年院教務官の経験を持つ軒上泊の『九月の町』脚本・寺山修司撮影・川上皓市ATGの優れた作品が次々登場してた頃、「肉弾」「竜馬暗殺」「家族ゲーム」・・・ジャスミンはあの頃、情報雑誌「ぴあ」に赤マル印を付けたりしてあちこちの二番館、三番館にいろんな映画を観に行ってました。都心から外れた場所にあるちょっと淋れた映画館で観るのが"通"っぽい気分だった。この『サード』もその頃観た作
タイトルラブレター(1981年)公開年1981年監督東陽一脚本田中陽造制作国日本出演者加納有子(関根恵子)都志春から「ウサギ」と呼ばれる愛人タヨ(加賀まりこ)有子の隣に住むアパートの大家村井(仲谷昇)タヨの元夫小田都志春(中村嘉葎雄)著名な詩人本作は、戦後日本を代表する詩人・金子光晴と34歳年下の大河内令子との、30年にも及んだ愛人生活に取材した江森陽弘のノンフィクション作品「金子光晴のラブレター」を原作として、にっかつロマンポルノが10周年記念エロス大作として
殺人罪で少年院に送られた高校生の少年院での日常とそこで積む様々な経験をドキュメンタリータッチで描いた青春映画。監督:東陽一、脚本:寺山修司。出演は永島敏行・森下愛子ら。1978年公開。かつて高校の野球部で三塁手だったことからサードと呼ばれている少年は関東少年院に収監されていた。同級生と将来の夢にむけた資金稼ぎのため売春をすることを思いつくが、誤って客のヤクザを殺してしまったのだった。少年院にはかつての仲間も収監されてくる。規則正しい少年院の毎日。サードは護送されてくる
(女子大生の‼)桃井かおりが別れるシーン、第一稿では喫茶店でコップの水を森本レオの顔にぶちまける、だったのが映画ではコップを傾けて水がぽたぽた落ちる。その前寺山修司の脚本を監督した「サード」では秋吉久美子がベースを結んだひもを引っ張ってダイヤモンドを回る観念的なシーンが映画ではカットされている。編集するときに東監督は「このシーンはなんだ」「このカメラひどいな」などと悪口言いながら監督である前に観客としてずばずば切っていく。監督目線だとあの時苦労してくれたスタッフの顔や自分の思い入れがあって残
物干しで教官から生い立ちが複雑な子と言われる、おし。彼は心因性失声症です。この病気は強いストレスに長期間、晒された時に発症します。おし「君には希望があるか。」サード「希望?やりたい事はあるよ、俺には。」おし「私の希望は私には退屈だ。・・・・私の希望は、私には退屈だ。」サード「おい、こおいうのもあったはずだ。牢屋にいる時、私は時々、世界は限りなく美しいと思った。」おし笑って「その後はこう続くんだよ。自由になるとまた倦怠を感じた。」おしの言葉、”私の希望は私には退屈だ”
経過観察で、新聞部を殺したヤクザの家族の事を考えろとサードに言った、家庭裁判所の裁判官がやってくる。裁判官とサードの話が全然噛み合わない。彼は熱心に相対論(Aから見れば善だけど、Bから見れば悪なんだみたいな)の話をサードにする。サードは聞くふりをするだけ、上の空だ。ある日雨の夜、少年院の水濠のショット。眠っているサードにテニス部の声で「サード、サード」と呼ぶ声突然、寺山修司が主宰していた劇団「天井桟敷」の様な幻想的なアングラ芝居が始まる。鉄格子の向こうにテニス部の姿。サード「あ
母親役は島倉千代子がやってます。サード(永島敏行)は全てが大嫌いだった。自分が住んでいる街、自分の運命、大人達。一番嫌いな物は自分を胎児のまま、子宮にしまっておきたい母親の薄気味悪い愛情だ。彼は色々な人や物に反発する。彼のもう一つの選択肢は自殺か破滅的な最後かもしれない。優柔不断なⅡB(吉田次昭)には、それがカッコ良く見えたから友達になったと思う。新聞部(森下愛子)とテニス部(志方亜紀子)も頭の中はお花畑だけど、親や学校に街、自分の周りの世界にイライラしていた。このまま街にいても自分
詩人とアングラ演劇で知られる寺山修司が脚本、監督は女優を撮るのが上手い東陽一。映画は時間軸が壊れた過去と現在が交差する寺山修司が好んだ形式になっている。少年院に収監された少年。高校の野球部でサードをやっていたので、あだ名が「サード」(永島敏行)と呼ばれる少年。そのあだ名は、ホームへ帰っていく相手選手を見送るしかない、取り残され感や孤独感を象徴している。少年院での日常と、なぜ彼が少年院に入ったのかを描く、青春映画の金字塔と言われう日本映画の名作です。40年以上に前に、最初見た時は森下愛子のヌ
夫目線で『毎日かあさん』酔いがさめたら、うちに帰ろう。西原の『毎日かあさん』にも描かれた戦場カメラマンとしてトラウマに苦しむ夫のアルコール依存症と死を夫の側から描いた作品。東洋一だけあってなかなか硬派な描き方をしていて所々でジムジャームッシュの『ブロークンフラワー』にも似た鋭さがある。やはり『毎日かあさん』とは角度が違い淡々としているが夢の描写にもまた違った鋭さが出ている。とりあえずこの夫婦の事はこの2本を見れば分る訳だが描かれる内容自体はどちらもあまり変わらないって事は夫婦の
見延典子の同名小説を東陽一監督が映画化した「もう頬づえはつかない」を見た。女子だけのアパートで暮らすまり子(桃井かおり)は、4日前から調子のいい男・橋本(奥田瑛二)となりゆきで暮らし始めていた。まり子はルポライターの恒雄(森本レオ)と暮らしていたが、彼は半年も前にまり子の前から突然消えてしまい、まり子はまだ恒雄が忘れられない。男のくだらなさに辟易した女性の再生物語。男がくだらなすぎて、なんか申し訳ない気がする。そりゃあ、再生するしかないわけだ。それよりなにより、
小生、平日は、なかなか忙しくバイクに乗る時間もありません土日の早朝に走る事が多い今日この頃。といっても、近場が多いのですが・・・・拙宅から近い湾岸道路1984年草刈正雄主演のこんな映画がありました「スローなブギにしてくれ」や「彼のオートバイ、彼女の島」等のバイクが登場する小説で有名、お馴染み片岡義男原作一般的な評価は、今一つだったようですが、バイク好きの小生には見事に刺さった映画です都会的(死語??)な干渉しない夫婦関係のお話。監督は、「サード」や「もう頬づえはつかない」
現在地はいづくなりや映画監督東陽一2020年2月22日(土)公開ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「絵の中のぼくの村」などで知られる映画監督東陽一のドキュメンタリー。本人のインタビューや、東作品で主演を務めた緑魔子、烏丸せつこ、常盤貴子との対談、フィルモグラフィーを通して、作品や東自身について紐解いていく。あらすじ東陽一は、長編デビュー作となったドキュメンタリー映画「沖縄列島」、初の劇映画で日本映画監督協会新人賞受賞作「やさしいにっぽん人」をはじめ、「もう頬づえはつかない」、「四季・奈
「マノン」(1982)烏丸せつこの魅力炸裂の恋愛映画を観ました。初見。監督は東陽一。予告編はコチラ。演劇講師の吉野(荒木一郎)と同棲中の劇団研究生みつこ(烏丸せつこ)。バイトでバニーガールもやってます。その店の常連客である滝沢(津川雅彦)といい仲になったことで、吉野と喧嘩してアパートを出て、劇団の友人曳子(伊佐山ひろ子)のアパートに居候。滝沢はサラ金業者の社長をしているので羽振りが良く、それを嗅ぎつけた兄のしのぶ(ビートたけし)がみつこに近づいて、金をたかりに来ます。しば
ザ・レイプ(1982)落合恵子原作、東陽一監督。この時代にたくさん発表された女性映画。同時上映された『ダイアモンドは傷つかない』と並んで、このジャンルの代表作と言えるかもしれません。恋人・章吾(風間杜夫)と熱いひと時を過ごした後、自宅に帰る途中にレイプされた路子(田中裕子)。路子の異変を感じた章吾はその事実を知り、優しく路子を慰めてそのことは忘れるように言うが、路子は警察に届けるという。警察に届ければ裁判になっていろいろ傷つくことになるからやめるように章吾は言う
「ザ・レイプ」の脚本田中晶子、監督東陽一コンビによる1982年製作のロマンポルノ作品です。北海道の原野を走る30代夫婦のハーレーと20代カップルの車。ささいなケンカから、二組の男女が入れ替わり、互いに肉体関係を持ってしまう。新しいカップルは嫉妬心を抱きながらも意地を張り走り続けるが…夏木陽介と大信田礼子バイク旅カップルと、村上弘明と高橋ひとみの車のカップルがケンカ別れして、カップルの組み合わせが入れ替わります。にっかつの70周年記念作品だけにキャストが豪華です。高橋ひとみは寺山修
このところの当ブログで、『シー・セッドその名を暴け』(2022マリア・シュラーダー監督)のことを取り上げています。複数の女優やスタッフに対し、セクハラ行為を続けていたアメリカ映画界の大物プロデューサー・ハーベイ・ワインスタインを告発した映画ですが、「#METOO運動」にも繋がったこの告発には、被害を打ち明けた女性たちの勇気が決め手になったので。同じように、自身が受けた被害を勇気を持って公表した伊藤詩織さんのことを過去の当ブログから再録します。2021年11月20日に書いた「伊藤詩織さん
片岡義男原作の小説の映画化主演は樋口可南子と草刈正雄。ここにきて監督の東陽一作品に最近ハマりつつある「湾岸道路」1984年公開/100分/日本監督東陽一製作植村伴次郎/前田勝弘原作片岡義男「湾岸道路」脚本東陽一/金秀吉撮影川上皓市美術間野重男音楽一柳慧製作東北新社/幻燈社配給東映クラッシクフィルムキャスト草刈正雄/樋口可南子/小林薫/マリアン/清水健太郎/風祭ゆき/佐藤仁哉/長門裕之/
遠距離恋愛中の彼氏の家に行くと姉がいて・・・そのままヒッチハイクで・・・と東監督の最大のヒット作の「四季奈津子」の焼き直し?
1980年代に熟女ブームがあり大物女優がヌードを披露した映画がヒットしていた。中でも『もう頬づえがつかない』・『四季奈津子』の作品で知られる東陽一監督大原麗子主演で企画された作品。当時は大原麗子のヌードが観られるのではないかと話題になった作品。あらすじグリーンコーディネーターの一実(大原麗子)は2度目に結婚で年下の建築家の日向(小林薫)と暮らしている。時々掛かってくる無言電話に日向は一実の元夫からではないかと疑心を持っているため夫婦喧嘩になるが今は上手くいっている。
「サード」の東陽一監督がジョージ秋山の人気漫画を映画化した1988年の作品です。Amazonプライムで観ました。中年サラリーマンの三国裕介は会社では部長、家庭では妻子に恵まれていたが満たされぬ想いがあった。ある晩、裕介はチャコという娘と週一の愛人契約を結ぶ。一方、妻の和歌子にも若い恋人が出来て…昭和の終わり、ロマンポルノのラストイヤーに制作された、ロマンポルノではないにっかつ提供作品です。ヒロインを演じる川上麻衣子は当時22歳。芸歴8年くらいのときでこれが初主演映画だとか。寺田農が処女の彼
『化身』1986年日本《スタッフ&キャスト》監督東陽一原作渡辺淳一脚本那須真知子撮影川上皓市音楽加古隆出演黒木瞳/藤竜也/阿木燿子/淡島千景/三田佳子/青田浩子/梅宮辰夫《解説》男が始める、女が終わらせる中年文芸評論家の愛人となったヒロインが、男との付き合いによって徐々に変身を遂げ、さらには自立へと目覚めていく過程を描いた作品宝
どうも。カジノ誘致、貯蓄から投資、スポーツくじの対象拡大は、政府が不労所得で生きる賭博人生を奨励しているかのようです。真面目に働いて労働所得で生きる人生をバカにするような国は滅んでしまえばいいのです。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『ラブレター』です。妻子ある詩人の愛人になった女が愛に狂って壊れていく。1981年公開の日活ロマンポルノ作品。監督は東陽一で、出演は関根恵子(高橋恵子)、加賀まりこ、仲谷昇、中村嘉葎雄。日活ロマンポルノ10周年記念作品です。東陽一監督は
製作年とこのタイトルだけ見ると、ロマンポルノっぽいけど、そうじゃない。東映製作の、主に女性をターゲットにして作られた社会派な映画。その点、R指定を食らっているわけでもなく、まあ真面目に観ましょうよという感じの映画。実際、真面目に作られている。原作もちゃんとある。東映映画ということと、田中裕子さんの芝居観たさに手に取った作品。文字通りレイプされた女性が、肉体的精神的打撃を受け悩みながらもまもなく警察に訴え、そのまま裁判になり、その裁判で二度目のレイプと言っていいほどの更なる精神的な傷を
猛暑の中、愛車でお台場をパトロール(FBではアップ済みm(__)m)拙宅がある大田区とお台場は、湾岸道路を通ると意外に近いのです東京オリンピックの会場もいくつかある地域なので、警備関係の人間ばかりで、展示休止中の「船の科学館」で記念撮影湾岸道路に入った瞬間、草刈正雄になりきっていた国際紅流拳法道連盟なのであります。既に「夕日のシャンプーライダー」には、なれないけどね(笑)**御参考**1984年映画「湾岸道路」監督:東陽一原作:片岡義男