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〈ワシントン・ポー〉シリーズ6作目。いやー、冒頭に描かれるエステル・ドイルによるメッセージには思わず声に出して笑ってしまいました。ドイルとポー、ポーとティリーのやり取りだけでもずっと読んでいられます(笑)。なんとも貴い関係性です。けれどもそんな関係について、本書の帯に書かれた文言にはなんとも不安を掻き立てられました…。今回、重大犯罪分析課の部長刑事ワシントン・ポーが精神科医と面談し、トラウマを抱えるきっかけとなった事件について語るというスタイルで描かれています。それは、聖書の刑罰のよ
M・W・クレイヴンさんの「デスチェアの殺人(TheMercyChair)」(東野さやか訳)を読みましたワシントン・ポーシリーズの最新作です下巻の煽り文句に「さらばワシントン・ポー」とありましたが、ポーが死んだりしないことは読者にはわかっていますし、このフレーズのせいで、MI5絡みの結末はほぼ最初からわかってしまいましたこうした方が売れるのだとは思いますが、ちょっとなあさて、本作は精神病院の場面からスタートして、すぐに軽いサプライズがあります相変わらずうまいですねそして、殺さ
ボニーとクライドにはなれないけれど(創元推理文庫)Amazon(アマゾン)コンビニで働くルイーズは、その店に学費のために強盗が入った青年デルと出会い、恋に落ちる。二人は犯罪とは無縁の生活を暮すために、デルの姉が営む不動産業の仕事を手伝うために町を離れる。しかし、思いがけず二人には様々な事件に関わってしまうことになり、そのたびに新たな土地へと旅することになる。タイトル(邦題)に「ボニーとクライド」とあるので、もしかして幸せな結末は待っていないのかな、そう
ある作家を追って読むことの醍醐味は、作家が脱皮するさまを目の当たりにすることだ。M・W・クレイヴンはまた脱皮をした!ボタニストの殺人上ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)ボタニストの殺人下ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)ワシントン・ポーシリーズの5作目である。4作目『グレイラットの殺人』でも、私は面白さを感じていたが、今作『ボタニストの殺人』はそれ以上だ。作者C・W・クレイヴン
ボタニストの殺人上ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)ボタニストの殺人下ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)〈刑事ワシントン・ポー〉シリーズ5作目。今回はいつも無理を言って検死などを頼んでいるエステル・ドイルが父親を殺害したとして逮捕されるという事件、そして連続殺人犯ボタニストを追うという二つの事件が並行して描かれています。しかもどちらも密室、不可能犯罪という謎に挑む事に。ド
M・W・クレイヴンさんの「ボタニストの殺人(TheBotanist)」(東野さやか訳)を読みましたワシントン・ポーのシリーズ最新作です有名な女性差別主義者に詩と押し花からなる殺害予告が送られますその男は、テレビの討論会の最中に毒によって死亡します次は、賄賂まみれでトロフィーハンティング好きの国会議員殺害予告を受けてから警察が必死で警護をしたにもかかわらず、どういう方法をとったのか全くわからない状況でまたもや毒殺されます次は人種差別主義者で陰謀論者の女性
先月、amazonで予約注文した小説が届きました😍わたしの大好きな「お茶と探偵シリーズ」です✨このシリーズも24冊目😄最初のページの謝辞には「まだまだたくさんの〈お茶と探偵〉シリーズをお届けすると約束します❗」と書いてます💕年に一度の楽しみな小説📖この土日で読破します💕猫たち🐾みんなで寝てます😁今日も良い一日でありますように💕
グレイラットの殺人(ハヤカワ・ミステリ文庫HMク23-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}首脳会議の開催が迫る中、要人を送迎するヘリコプター会社の経営者が殺される。MI5の要請により、国家犯罪対策庁重大犯罪分析課のワシントン・ポーは相棒のティリーと共にその捜査を主導する事に。〈ワシントン・ポー〉シリーズ4作目。抜群のページタナーぶりはこれまで同様で、とにかく読ませる読ませる…!短い章立てで、更にその最後に新たな謎を提示す
M・W・クレイヴン「グレイラットの殺人(DeadGround)」(東野さやか訳)を読みましたワシントン・ポーのシリーズ4作目です第1作と第2作が非常に面白くて、第3作はそれらには及ばないものの十分のデキでした(第3作については、犯人とその狙いを「ああ、これはあれだね」とすぐにわかってしまった自分の人間性に問題があるのかもしれませんが)『M・W・クレイヴン/ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴンさんの「ストーンサークルの殺人(ThePuppetShow)」(東野さやか訳)を
極めてイギリス的な話だった。今時のイギリスだ。グレイラットの殺人ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)『ショーン・コネリー』いきなりだ。話が始まって一行目、最初の言葉がこれである。そして、次に、『ダニエル・クレイグ』さらに、『ジョージ・レーゼンビー』『ティモシー・ダルトン』『ピアース・ブロスナン』『ロジャー・ムーア』もう決まりだ。歴代の007が揃い踏みである。彼らが何をしているかは読んでのお楽しみだが、この豪華
ワシントン・ポー・シリーズも3巻目である。人気のシリーズになってよかった。おかげでこうして続刊が出る。読める。キュレーターの殺人ワシントン・ポー(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)1,247円人気の理由に、主人公ワシントン・ポーのキャラクターがあるだろう。「やかんはどこだ?」(125頁)犯罪分析官らしく違和感に気づき、それを追求し、自ら動く。『枝がたわむか折れるかすれば、地面に真っ逆さま』(153頁)な木にも登る。弱い者の味方で、いじめには容赦せず(
キュレーターの殺人(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)1,386〜2,945円クリスマスの英国カンブリア州。シークレットプレゼントの中に入っていたのは切断された指だった。捜査に乗り出した国家犯罪対策庁のワシントン・ポー刑事とティリー・ブラッドショー分析官、そしてステファニー・フリン警部たちは、同じように切断された指が発見され、その現場には「#BSC6」という謎めいた文字列が残されている事件がある事を知る。〈ワシントン・ポー〉シリーズ3作目。今
M・W・クレイヴンさんの「キュレーターの殺人(TheCurator)」(東野さやか訳)を読みましたワシントン・ポーのシリーズ第3作です毎度のことながら、のっけから残虐な殺人が連続して発生ポーとティリーのコンビが緻密な捜査によって、その背後に「キュレーター」と呼ばれる操りの名人がいることを突き止めます果たしてキュレーターは誰なのか、そしてその目的は何なのかキュレーターの正体やポーがそれに気がつくポイントはとても面白かったですただ、キュレーターの標的がわかった瞬間に
イギリスのカンブリア州に点在するストーンサークルで、次々に焼死体が発見される連続殺人事件。この事件の捜査をすることになった国家犯罪対策庁重大犯罪分析課の警官、ワシントン・ポーが、分析官のティリー・ブラッドショーや地元カンブリア州の警官らと共に事件に立ち向かう…というお話。『ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴンカンブリアって、はるか昔の時代の名前でしか知らなかったんですけど(カンブリア紀とか)、地名だったんですねこの小説の魅力はポーとティリーの主役コンビだと思います。ポ
ブラックサマーの殺人(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)757〜4,430円カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートンは娘のエリザベスを殺したとしてポーに逮捕され服役中。しかし、6年後、エリザベスが生きて姿を現し、逮捕されたキートンについて様々な証拠は冤罪を示す中、ポーはキートンこそ真犯人と捜査するのだが・・・。〈ワシントン・ポー〉シリーズ2作目。1作目の『ストーンサークルの殺人』もそうでしたが、読み出したら止まらないというか止まら
M・W・クレイヴンさんの「ブラックサマーの殺人(BlackSummer)」(東野さやか訳)を読みましたワシントン・ポーのシリーズ第2作ですが、前作に劣らず非常に面白かったです(読むなら第1作からにすることを強くお勧めします)『M・W・クレイヴン/ストーンサークルの殺人』M・W・クレイヴンさんの「ストーンサークルの殺人(ThePuppetShow)」(東野さやか訳)を読みました主人公の刑事ポーは、少女の誘拐・監禁に関する…ameblo.jp冒頭でいきなりポーが大ピンチに!
M・W・クレイヴンさんの「ストーンサークルの殺人(ThePuppetShow)」(東野さやか訳)を読みました主人公の刑事ポーは、少女の誘拐・監禁に関する捜査で重大なミスを犯したとして停職中でした行方不明になっている少女の父親に関係書類を交付する際に、まちがえて政治家の秘書をしている容疑者の情報を削除しないまま渡してしまったために、少女の父親が容疑者を拷問して、娘を救出したものの容疑者が死亡したためですしかし、ストーンサークルで生きたまま高齢の男性が焼き殺される連続事件の3件
イングランド北西部、カンブリア州。ベアトリクス・ポッターはピーターラビットを描き、ワーズワースは鳥を詩に詠んだ、〈カンブリア紀〉の語源にもなる古い石が発見され、古代人が巨石で祈りの場を造った土地である。ストーンサークル――そこで、殺人が行われた。ストーンサークルの殺人(ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon(アマゾン)1,233円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見るワシントン・ポー38才。重大犯罪分析家の警部であったが、