一番眼にする円爾像は東福寺の画僧明兆作の物だが、時代は後の人なので先達の頂相を模写した物だが、これが東福寺収蔵のオリジナルだろうというのと比べてみると、微妙に工夫を加えているのが判る。円爾像の一番の特徴はほとんど閉じているように見える右目だが、一説によると入宗中の修行において、師の無準師範に竹蓖(仏具の竹の棒)で打ちすえられ、それが右目に当たったという。しかし目を患ったのが51歳といわれるが入宗時期が33〜39歳までと合わない。怪我をしたのが30代で、いよいよ失明に至ったのが51歳ということにし