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塁と藍。柳田将洋だよ。天皇杯は今日からスタート。東京グレートベアーズの副将の俺。サントリーサンバーズ大阪の、バレーボール界では有名な兄弟に、呼び止められた。「柳田さん、髙橋藍です」「兄の塁です」「柳田将洋だよ。よろしく」そこにタイチローさんが来て、「古賀太一郎だよ」とごあいさつ。タイチローさんはうちのキャプテン。藍はサントリーサンバーズ大阪の、キャプテン。「お互い頑張りましょう」「そうだな。藍」
寒いねん。しんやねん。あまりにも寒くて起きたねん。ニット帽かぶって頭を防護するんや。今日から天皇杯や。東京グレートベアーズ、頑張ってほしいねん。俺は病院から見守るんや。バレーボールがすべてやった俺。東京グレートベアーズのコーチとして、戻れるんやろか。IVHがもう少しで、外されるんや。病院食がまずいねん。でも牛乳は飲めたんやけど。せき、お弁当持ってきてほしいねん。くりは天国で見てるんやろか。色々な心配
おいしいお弁当、おおきに。しんやねん。東京グレートベアーズマネージャーの、せきがあきさんのお弁当持ってきたねん。おおきに。それではいただきますやねん。「しんちゃん、どう?」「うまいねん」見事に完食。せき、ほんまにおおきに。あきさんは料理がうまいねん。奥さんはまずい料理を作るんやけど。病院食がまずいねん。目安箱入れても変わらん。もうあきらめているねん。牛乳は飲めたんやけど。柳田さん、俺のことをどう思うやろう
天皇杯頑張っていこう。柳田将洋だよ。今日、起きたら髪の毛がごっそり抜けてた。深津英臣にはなりたくない。あきさんが、「オミは毛根の90%が死んでるんだ」と言ってた。たしかに。東京グレートベアーズは、割合いいブロックに入ったな。今日、俺がサーブ打ったら、りくとが、「やめて」と言った。周りの空気が凍りつく。言ってることがおもしろくない。バレーボールバカで、お笑い知らないから、こうなる。「せきち
うまいねん。しんやねん。昨日の話や。柳田さんが、壱青のお弁当持って、俺のところに来たねん。病院食がまずいねん。改善はまだまだやな。そやから、お弁当作ってもろてる。いただきますやねん。「壱青のお弁当、うまいと思う」と柳田さん。「おおきに」と俺。見事に完食や。あの病院食がまずいねん。それよりも100倍うまいねん。壱青、ほんまにおおきに。「もうすぐ天皇杯やな」「うん」「きばれ、みんな」「
ハゲじゃない。柳田将洋だよ。昨日の話。練習しているときに、りくとが俺を見て、「柳田さん、ハゲてません?」と言った。周りの空気が凍りついた。「おでこが広いだけだよ」と俺は答えた。りくとが言う一言で、周りの空気が凍りつくことはよくある。おもしろくない。バレーボールしか知らないやつで、りくとはお笑い芸人なんて知らないし、東京グレートベアーズの中では、つまらないことしか言わない。しんちゃんのほうがおもしろい
いやや。しんやねん。寒くて起きたんや。新しいニット帽をかぶって、柳田さんからもろた、豆乳飲んだで。病院の生活、もういやや。病院食がまずいねん。牛乳は飲めたんやけど。そやから、昼ごはんに、東京グレートベアーズのみんなの、お弁当を食べるねん。今日は壱青の番や。壱青は料理上手やねん。楽しみにしてるわ。柳田さんが来るねん。俺はリハビリテーションのあとや。きばらんと。俺、またバレーボールに、関われ
カツラ、おおきに。しんやねん。さっき、柳田さんが来たねん。「おみやげだよ」と、カツラもろた。「おおきに」俺は受け取って、ニット帽からカツラに。なんかええ感じのカツラや。東京グレートベアーズ、大阪ブルテオンに、負けてもうた。どっちも負けてもうた。バレーボールは難しいスポーツや。柳田さんは試合に出たんやけど、途中で交代されてもうた。来シーズンから、SVリーグは外国人選手3人出してええんや。SVリーグどう
悔しい。柳田将洋だよ。あともう少しだったのに。東京グレートベアーズ、大阪ブルテオンに、フルセットの末負けた。今日しんちゃんに会うけど、何て言えばいいのだろう。バレーボールは難しい。俺も試合に出た。アレックス、俺どうだった?タイチローさん、俺たちは頑張っていたね。俺は英語がしゃべれるので、英語がしゃべれないあきさんに、いろいろ訊かれる。「どうすればいいのか」って。しんちゃんにおみやげ。ミディアム
今年もふやけてシワシワのちいかわまんの季節がやって来た年内最後のバレーボール観戦へ会場が不便なとこが多くてねぇ今回はasueアリーナ3回乗り換えて2時間掛かる大阪ほんまややこしい地下鉄の種類も私鉄の種類も環状線の向きもイマイチ理解できてない万博とバレー無かったら近寄らなかった大阪とうふさん吐き下しから6日経過食は細いが自ら食べるし後はいいウンチ待ちです
注射はいやや。しんやねん。痛み止めの注射を打たれたんや。注射はいやや。東京グレートベアーズ、大阪ブルテオンに負けてもうた。柳田さん、電話で教えてくれておおきに。俺は柳田さん、好きやねん。くりの葬式のとき、励ましてくれたんや。泣きじゃくる俺を、「しんちゃん、くりちゃんは天国で見てるよ」と言うてくれたんや。さっきヘンキチさんが来て、新しいニット帽もろた。ヘンキチさん、東京グレートベアーズの仲間になるんやって。
1セット取れたが。柳田将洋だよ。東京グレートベアーズは、大阪ブルテオンに、負けた。1セット取ったのに。悔しい思いでいっぱい。バレーボールがすべての俺。頑張っていたのに。タイチローさんも、みんなも頑張っていたのに。大阪ブルテオンのキャプテン、西田有志選手すごい。子供が産まれたって。どんな子に育つのだろう。せきちゃんが、「バレーボールやるかも」と言っていた。そうか。大阪ブルテオンは、世界クラ
リハビリテーションで転倒。しんやねん。リハビリテーション中。転倒してもうた。痛いねん。東京グレートベアーズのみんなが、俺は気になるんや。大阪ブルテオンの、ブリザール選手というセッター。個性的で魅力的なセッターだと思うねん。柳田さん、気ぃつけて。寒いねん。とにかく、ニット帽かぶって保護。肌が乾燥するんや。クリームつけよ。ぬりぬり。何とかなったねん。バレーボールがすべてやった俺。今は入院して治療う
手ごわい。柳田将洋だよ。さっき寒くて起きた。隣でタイチローさんが爆睡。大阪ブルテオンと対戦。怖いのはブリザール選手。セッターだけど、俺よりデカいし、バレーボールがすべてな選手。トスもすごい。ブロックもサーブもいい。ツーアタックも怖い。東京グレートベアーズ、勝てるのか?あと、心配なのはしんちゃんのこと。リハビリテーション頑張ってる。でも、お弁当作ってあげられない。IVHに頼るしんちゃんがさびしい。テレ
うまかったねん。しんやねん。昨日はあきさんのお弁当食うた。うまかったで。東京グレートベアーズのセッター、あきさん。ちょっぴりなまけものやねん。柳田さんが持ってきてくれたんや。ほんまにおおきに。バレーボールに関われるように、きばらんと。ちょっぴり髪が伸びてきたねん。でも、ニット帽かぶってるねん。まだまだ頭が寒いねん。冬は嫌いや。この病院、暖房がなっとらん。どうにかせい。ヒゲは看護師が剃るねん。伸ばした
俺はどうなるのだろう。逸見猶吉だ。朝、静と真由子と家族会議を行った。隆一、裕史、雄示はチャンバラごっこ。「俺、東京グレートベアーズの…」「猶ちゃん、なに?」と、静。「父ちゃん、どうしたの?」と、真由子。「マネージャー、やってと頼まれてる」「えー」電動車椅子を使っている真由子。落ちそうになった。静も、目を丸くした。「今の仕事はどうするの?」「静、俺は断らないよ」「父ちゃん、転職するの?」「そうだよ、真
そうなのか。逸見猶吉だ。友美佳が夢枕に立った。「猶ちゃん、マネージャー、引き受けて」「え?」「これはバレーボールに関われるチャンス」「そうかな」「そう。東京グレートベアーズに」「うん」「みんなのためになるよ」「わかった」そうして、友美佳はまた天国へ戻った。「そうか。さっそく、朝に家族会議だな」俺は柳田さん、せきちゃんから、「引き受けて」と言われている。静はどう思っているのか。真由子は?とにかく
こんにちは、ヘンキチさん。柳田将洋だよ。俺の家にヘンキチさんが来た。すごくびっくりした。俺は壱青と一緒に、サンドイッチ食べていた。今日は壱青のお誕生日。東京グレートベアーズのミドルブロッカー。サーブとブロックが取りえ。壱青はチームで一番の料理上手。店開けるくらいうまい。「柳田さん、俺にマネージャーを?」「うん。せきちゃんがいっぱいいっぱいで」「そうか。一応家族と相談して決める」「ありがとう」そこで壱青が、「ヘン
友美佳の病さえなければ。逸見猶吉だ。あのとき、友美佳の病さえなければ。俺は早稲田大学でバレーボールを、続けていた。身長183センチ。最高到達点が345センチだったので、このまま頑張っていれば、Vリーガーになれたと思える。もっと早く、しんちゃんやくりちゃんと、出逢っていたかもしれない。友美佳と最後に会った、あの花火大会の日。いろいろ話して、友美佳もバレーボールをやめたのか、と思って、少し自分のことを後悔した
リハビリテーションどうだった?柳田将洋だよ。昼間に、病院でしんちゃんに会った。ウェーブのカツラをつけ、しんちゃんは正座してた。「リハビリテーションよかったねん」「そうか。しんちゃん、頑張って」「きばる。東京グレートベアーズのコーチやから」「バレーボールに命をかけてね」「わかったねん」しんちゃん、思ったより元気そうで良かった。またヘンキチさんに会えるかな。彼もまた、しんちゃんに理解がある。娘の真由子さんが東京グレートベアーズ
ドキドキするねん。しんやねん。朝ごはんは牛乳は飲めたんや。ふう。今日からリハビリテーションや。頑張ってやるで。柳田さんからライン。東京グレートベアーズの副将や。バレーボールうまいねん。「しんちゃん、頑張って」やって。うれしいねん。さっそく、ウェーブのカツラをかぶり、歩いてみることから始めるんや。看護師が来て、俺はまずは車椅子で、リハビリテーション室へ行ったで。「しんちゃん、おはよう」リハビリテ
奇跡的なこと。柳田将洋だよ。久しぶりにしんちゃんが、俺の目の前にいる。マスクをして、おかっぱ頭のカツラかぶって、点滴うけて、びっくりしたのは、立って歩いているということ。東京グレートベアーズのコーチ、できるかな。なんか退院が2日延びたらしく、それは悔しかったらしい。「歩けるようになって、よかったねん」「そうか。しんちゃん、またバレーボール…」「関わることできそうや」「ありがとう」「くりちゃんが天国で
ここか。逸見猶吉だ。電動車椅子を使う真由子と共に、柳田さんの家へ。初めてだったがスムーズに行けた。「こんにちは」と、真由子。「こんにちは。ヘンキチさんたち?」と、柳田さんの声。どうも、家には柳田さんしかいないようだ。「柳田さん、逸見猶吉だ」「はい、柳田将洋だよ」東京グレートベアーズの副将、柳田さん。バレーボールは両親がやっていたそうだ。東洋高校から慶応義塾大学、様々なところを渡り歩き、東京グレートベ
くりちゃんの力や。しんやねん。また寒くて起きてもうた。ニット帽かぶって頭を防護したねん。あれ?足が動くねん。起き上がって、どうにかベッドから降りたで。よっこらせ。立てるやん。歩いてみるねん。でけた!IVHずるずるやけど、歩けるねん。あとはリハビリテーションやれば、東京グレートベアーズのコーチ、でけるで。寮から追い出されてもうたんで、柳田さんの家に居候や。ほんまにおおきに。バレーボールにか
しんちゃんを助けて。栗山英之です。くりちゃんのお願い。しんちゃんを助けて。歩けるようにして。バレーボールにかかわることを。東京グレートベアーズのコーチ、続けてほしい。僕は天国で祈る。とにかく、神様助けて!(この話はフィクションです)
死ぬことは誰でも怖い。柳田将洋だよ。俺がSVリーグオールスターゲームに出ると言われた日。しんちゃんからの手紙。こんな苦しい中ありがとう。開けてみよう。「柳田さん、しんやねん。俺は今、肺炎で人に会えへん。死にそうなくらい咳が出て、熱が出て大変や。くりのことが頭に浮かんだねん。東京グレートベアーズのコーチ、でけるんやろか。車椅子でも、でけるんやろか。俺はどうなってまう?マイコプラズマ肺炎やから、どうにか
さびしいねん。しんやねん。なしてここにおるん?脳腫瘍が見つかって、俺は手術をうけて、麻酔ミスで歩けない体になってもうた。今は、マイコプラズマ肺炎で寝とる。頭が寒いねん。ニット帽かぶって防護や。東京グレートベアーズのコーチ、でけるんやろか。車椅子でもでけることある?「大丈夫だよ」と、前に柳田さんが言うた言葉。温かいねん。俺はきばる。12月20日に退院でけるように、がんばるで。バレーボールのことを
しんちゃん、心配しているよ。柳田将洋だよ。昨日はしんちゃんのところへ入れなかった。東京グレートベアーズのコーチ、どうなるのだろう。というか、車椅子でもできるのか?しんちゃんの両親が、病院相手に民事訴訟おこしたらしい。「うちのしんを障がい者にして!」って。とりあえず家で昼ごはん。豆乳飲んだ。俺の奥さんはしんちゃんに理解がある。「しんちゃん、いい子だね」って。だからこそ、しんちゃんは俺が、引き取ることに。
苦しいねん…。しんやねん。苦しいねん。熱が出る病気にかかり、俺は咳が出てひどい目にあってるんや。頭が寒いからニット帽かぶってるねん。医者から、「マイコプラズマ肺炎ですね」と言われてもうた。くりは細菌性肺炎で亡くなったねん。哀しいねん。東京グレートベアーズのコーチ、でけるんやろか。でも、復帰したいんや。退院したら柳田さんの家に住むねん。バレーボールのためにがんばるで。でも、いつ熱下がるんやろか。心配や