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年間82本目(2月37本目)1954年公開邦画49位全76本中通算邦画8,933本洋画7,178本合計16,111本当時は東宝にいた鶴田浩二のドンファン映画当時の鶴田は優男で美男子であるのでとにかく女にもてる多分当時フランスでも大人気であったアラン・ドロンの初期も同じような「お嬢さんお手やわらかに」もモチーフにしている印象朴念仁であるのに周りの女性がほおっておけない存在の当時の東宝の都会派恋愛コメディ(ラブコメ)。職人である井上梅次監督が上記のドン
夫婦★★夫婦[DVD]Amazon(アマゾン)1953年1月22日公開/モノクロスタンダード/87分/東宝/製作:藤本真澄脚本:井手俊郎水木洋子監督:成瀬巳喜男撮影:中井朝一音楽:斎藤一郎美術:松山崇出演-上原謙・杉葉子・三國連太郎・小林桂樹・藤原釜足・岡田茉莉子前作「稲妻」から4ヶ月後に公開された成瀬作品。「めし」とよく似た内容で夫婦間の感情のすれ違いを描く。細やかな感情の機微を大切にする成瀬にしては、脚本の詰めが甘く、人物の感情が繋がっていない場
「石中先生行状記」★★★★1950年1月22日公開/モノクロスタンダード/96分/新東宝・藤本プロ/製作藤本真澄原作石坂洋次郎脚色八木隆一郎監督成瀬巳喜男撮影鈴木博音楽服部正美術中古智出演-宮田重雄、池部良、三船敏郎、堀雄二、若山セツ子、杉葉子、渡辺篤、藤原釜足、中村是好、進藤英太郎、飯田蝶子、中北千枝子成瀬巳喜男は1947年に監督した「春の目ざめ」のあと、東横映画で「不良少女」を撮り、そして1950年にこの映画が公開されている。前年、この映画のプ
『夫婦』映画トーキー87分白黒昭和二十八年(1953年)一月二十二日封切製作国日本製作言語日本語制作東宝制作藤本真澄脚本水木洋子井出俊郎音楽斎藤一郎撮影中井朝一出演上原謙(中原伊作)杉葉子(中原菊子)三國連太郎(武村良太)小林桂樹(早川茂吉)藤原釜足(早川直吉)岡田茉莉子(早川久美)豊島美智子(三島波子)田代百合子(野田アヤ)滝花久子(たか)木匠
4つ前の当ブログで、京マチ子さんが2019年5月12日に95歳で亡くなり、京マチ子さんの芸名の由来になったという説もある明日待子さんが同じ2019年7月14日に99歳で亡くなったという話を書きました。もうひとつ、京さんと奇しくも同じ年に亡くなった方がいます。杉葉子さんです。京マチ子さんの亡くなった5月12日の3日後、5月15日にお亡くなりになりました。90歳で、京さんより5歳若くして亡くなられましたが、そもそも杉葉子さんには若々しいイメージがあったので、そんなお歳だったというのが信じられません
青い山脈(原節子,1949年映画)は-о原節子(會田昌江(あいだまさえ),165cm,1920年-2015年(95没))-主演。о池部良(178cm,B型,1918年-2010年(92歳没))-共演。★青い山脈(原節子,1949年映画)出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』『青い山脈』(あおいさんみゃく)は、石坂洋次郎の小説『青い山脈』を原作として制作された映画。1949年・1957年・1963年・1975年・1988年の5回製作されたが、最も
2019年に結腸がんのため90歳で死去した、女優の杉葉子さんを、趣味の姓名判断で、占ってみました。杉葉子さんには、名誉、利益共に得るが、自我が強い。逆境に陥る事もある。友人、知人に恵まれる。不和に注意すれば成功する。五行の三才配置は、大凶。といった暗示があります。常盤英文です。皆の幸せを願います。また、どこかで。
ひとつ前の当ブログの続きです。杉葉子さんは作品『舞姫』(1951成瀬巳喜男監督)という川端康成さん原作の文芸映画に出演を予定されていました。主演は高峰三枝子さん、その娘のバレリーナ役です。しかし、高峰三枝子さんが、杉さんが娘役ではいやだと言い出しておろされてしまったのです。高峰三枝子さんといえば、戦前からの大スターですから、会社も監督も言うことを聞くしかなかったのでしょう。なぜ高峰さんがそんなことを言ったのかは分かりません。杉さんが『青い山脈』(1949今井正監督)という爆発的なヒット映
このところの当ブログで、杉葉子さんのことを取り上げています。既に書いたように、杉葉子さんは『青い山脈』(1949今井正監督)のヒロインとして戦後の自由な風を象徴しました。しかし、そのイメージが強すぎたのか、以後あまり主役はありませんでした。その杉葉子さんが堂々、上原謙さんと夫婦を演じ主役となったのが『夫婦』(1953成瀬巳喜男監督)です。戦後になって不調の続いた成瀬巳喜男監督ですが、市井の夫婦の倦怠を描いた『めし』(1951成瀬巳喜男監督)(←この作品にも杉さんは傍役で出ています)はキ
ひとつ前の当ブログの続きです。『女の暦』(1954久松静児監督)は、小豆島に暮らす杉葉子さんと香川京子さんの姉妹が法事を開き、上の三人の姉を呼ぼうと決めます。いろいろ頑張って法事が無事開かれ、結婚して他の土地に住む姉たちが帰ってきます。長女が田中絹代さん、次女は花井蘭子さん、三女が轟夕起子さんという豪華メンバーです。田中さんはやんちゃ盛りの男の子が5人もいて大変そうです。杉さんたちが用意した鶏肉やあんこを「おみやげ」に持ち帰ります。花井さんは夫(三島雅夫さん)とケンカばっかりで「ずっとこ
このところの当ブログで、杉葉子さんを取り上げておます。街娼役を演じた『東京の恋人』(1952千葉泰樹監督)、「お静」を演じたコメディ『天晴れ一番手柄青春銭形平次』(1953市川崑監督)のことを書きました。一方、『青い山脈』(1949今井正監督)の「寺沢新子」のイメージで明朗、優等生的な役はやはり多かったです。そんな中で、僕の好きな作品が『女の暦』(1954久松精児監督)です。原作は壷井栄さん。1954年といえば、日本中の涙をしぼった『二十四の瞳』(1954木下恵介監督)が公開された
ひとつ前の当ブログで、2019年5月12日に京マチ子さん、その3日後の15日に杉葉子さんと、「戦後」を象徴した映画女優が相次いで亡くなった話を書きました。杉葉子さんの『東京の恋人』(1952千葉泰樹監督)における悲哀に満ちた役について既に書きました。『青い山脈』(1949今井正監督)で戦後の新時代を象徴するような女子学生を演じた杉さんが、こちらの作品では戦争の傷跡が残る社会で必死に生きる女性の役でした。役柄に幅の広さを見せた杉さん、1953年にはコメディーにも出演されています。『天晴れ一番
少し前の当ブログで、『東京の恋人』(1952千葉泰樹監督)を取り上げました。既に書いたように、優等生的な役の多かった杉さんが街娼役で、体を壊して亡くなるときに手鏡で花火を見ようとするシーンは思い出すだけで泣けてきます。杉葉子さんは2019年5月15日にお亡くなりになりました。90歳ですが、杉さんには若々しいイメージがあるので残念でなりません。僕は2012年4月に杉葉子さんのトークショーを観たことがあります。「銀座シネパトス」(←この名画座も今はありません……)の「今井正監督特集」のときです
ひとつ前の当ブログの続きです。『東京の恋人』(1952千葉泰樹監督)で、無理がたたって雨の中で倒れていた娼婦のはるみ(杉葉子さん)を三船敏郎さんが助け、アパートに運びます。三船さん、「医者を呼んでくる」と言って飛び出します。もう夜なので医院は閉まっています。医者が蕎麦屋に行ったと聞き、蕎麦屋に行くと銭湯に行ったと言われ、銭湯まで行って医者を見つけます。裸のまま引っ張り出される医者を演じた柳谷寛さんもいい味を出しています。杉さんは田舎の母親に心配をかけまいと、ウソの手紙を書いていました。前に
ひとつ前の当ブログで、『万引き家族』(2018是枝裕和監督)と『海街diary』(2015是枝裕和監督)の劇中に出てくる「花火」のシーンが印象的だったという話を書きました。「花火」のシーンで忘れられない映画では、『東京の恋人』(1952千葉泰樹監督)があります。僕は『万引き家族』を観たときに即座に思い出しました。『万引き家族』には、家から見えない花火の音を聞くシーンがありましたが、『東京の恋人』には杉葉子さん演じるはるみが亡くなるとき、寝たきりで見えない花火を手鏡で見ようとする哀切のシー
「夫婦」1953年1月22日公開。女性映画の天才・成瀬巳喜男監督による夫婦の物語。脚本:井手俊郎、水木洋子監督:成瀬巳喜男キャスト:中原伊作:上原謙中原菊子:杉葉子武村良太:三國連太郎早川茂吉:小林桂樹早川直吉:藤原釜足早川たか:滝花久子早川久美子:岡田茉莉子三島波子:豊島美智子藤野ミエ子:木匠マユリ野田アヤ:田代百合子緒方とり:三好栄子横山房子:三條利喜江赤松夫人:中北千枝子三島:鳥羽陽之助菊子の伯父:中村是好菊子の伯母:本間文子課
花の中の娘たちを観た。東宝初のカラー作品は御大山本嘉次郎らしいカラッとした人情喜劇だが、カラー化を意識しすぎた赤ほっぺに赤鼻メイク、カラフル過ぎるロケーション、それに夕景や夜景が不自然だ。一方、松竹初のカラーはご存じ木下恵介『カルメン故郷に帰る』見事な出来で名作の誉れ高く優劣は明らか。物語は都会に憧れる梨農家の若者の恋愛模様だが、娘であっても家督を継がなくてはいけない家(いえ)制度の重圧を丹念に描いている。東京や近代化、男女平等などへの憧れが脚本の随所に見られる。主人公の妹役岡田茉莉子の天真爛漫
「石中先生現状記」1950年成瀬巳喜男監督出演:杉葉子、池辺良、藤原釜足、若山セツ子、三船敏郎、中北千枝子、飯田蝶子面白かったー。この「世界感」好きですね。「ほのぼの」というか。原作を読んだことないが、もし、この「世界感」が原作のものだとしたら成瀬監督は、それを上手く映画として表現出来てるのだと思う。●寡黙で奥手な三船敏郎がなかなか良かった。三船敏郎って私は「用心棒」のイメージが強かったけど、こんな三船もあるんですね。お笑いコンビ「オードリー」の春日に似てる気がし
雨ですな。このところ、久しぶりにカレー鍋ばかり食べているウマウマ。払戻しになった「ジャージーボーイズ」が、公演を再開するというチケット取り直しだ。取れるかな。さて、続いての映画DVDは、こないだの服部克久繋がりで『青い山脈』です〜あーーおーいーさんみゃーくー……の曲は誰でも知っている。逆にそれしか知らない。【青い山脈は、石坂洋次郎の小説『青い山脈』を原作として制作された映画。1949年・1957年・1963年・1975年・1988年の5回製作されたが、最も名高いのは194
どうも。自粛警察なんて呼び方をするから、我に正義ありと調子に乗るのです。やっているのは脅迫と器物損壊ですから、あのバカどもは自粛ヤクザや自粛チンピラと呼んでやるのがお似合いです。それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『森繁の新入社員』です。保険会社の新入社員である豊臣三太郎が、あの手この手で保険勧誘に奮闘し、出世と恋愛を成就させるミュージカル・コメディ。1955年公開作品。監督は渡辺邦男で、出演は森繁久彌、杉葉子、高島忠夫、新倉美子、清川虹子、坊屋三郎、横山エンタツ、柳家金語
この「東宝行進曲」は戦前から約50年に渡り東宝宣伝部で働かれていた斎藤忠夫さんのご本です。その中から1949年制作の東宝映画『青い山脈』のお話を。今井正監督モノクロこの作品は東宝のプロデューサー藤本真澄さんが立ち上げた藤本プロダクションの制作で資金が驚くほど少なかった「青い山脈」は朝日新聞に連載され大人気となった石坂洋次郎さんの小説の映画化でしたキャスティングは主役の女子高生・寺沢新子に杉葉子若い英語教師・島崎雪子に原節子男子高校生・金谷六
私が知っている叔母は、大変頭の回転の早い人でした。常識や一般が抜け落ちているところが多少あるだけで、あとはたくさんの事を考えることのできる人でした。可愛い欠点は頭の回転が良すぎるがゆえに、キャパシティーを遥かに越える物事を考えようとしてパンクしたり、考え過ぎて元に戻ったりする後先考えない思考の人でした。ただし、わかるように説明すると説明の途中でも瞬時に全てを理解して、3手先の事を口にするそんな人でした。思い出はたくさんあります。一番の思い出は、私が20歳の頃、叔母が住むLAに遊びに行か
ほぼ時を同じくして少女の果敢な訴えで名士と取り巻きに牛耳られた町に民主主義の風を(勿論激甚な反対の暴風に立ち向かいながらも)吹き込もうというふたつの映画です。山本薩夫監督『ペン偽らず暴力の街』(ペン偽らず共同製作委員会1950年)は暴力を前に一歩も引かない新聞記者たちの緊迫した正義と矜持を冷たい真昼のような日本のいまに描いてまさに社会派の仕上がりです。しかるに自分の方は二枚目ではあれ随分と薹の立った池部良と伊豆肇を高校生に(軽く眩暈を覚えますが)、彼らと女学生の恋愛騒動を描くわけですから今井
中嶋悟氏「巨星が逝った」ニキ・ラウダ氏死去悼む日刊スポーツ自動車のF1シリーズで3度の世界王者に輝いたオーストリア出身のニキ・ラウダ氏が20日、死去した。70歳だった。AP通信などによると、ラウダ氏の家族が...なぜ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』の視聴率は低いのか?時事チップスおかしいのである。あれは東京五輪を盛り上げるための国策ドラマであろう。視聴率なんかお得意の統計不正でいくらでも水増しできるはずではないか。個人的には視聴率なん...ピアニストの杉谷
私が生まれる前が全盛期だったようで、申し訳ありませんが、私は存じあげない方でした。戦後すぐに大ヒットした映画「青い山脈」で主演を務めた女優の杉葉子さんが、5月15日に「大腸(結腸)がん」で亡くなられたと昨日(23日)、報じられている。90歳だった。「大腸がん」は、「胃がん」を抜いて、この国で、1年で新たに発症する患者が最も多い「がん」に抜いている。そして、男女差がほぼない「がん」でもある。大半の「がん」が喫煙の影響が強いのに対し、大腸がんは、食物繊維不足や運動不足、そして、
戦後代表する青春映画「青い山脈」ヒロイン杉葉子さん死去戦後を代表する青春映画「青い山脈」でヒロインを演じた俳優の杉葉子さんが、今月15日、結腸がんのため亡くなりました。90歳でした。
青い山脈400円Amazon続青い山脈400円Amazon前編と後編に分かれてた昭和の青春映画って感じテニス🎾のシーンとか最高何か卓球みたいwwあとお祭りのシーンねお祭りだけは今とそんなに変わらないね原節子29歳キレイすぎる❤そして杉陽子初めて知ったけど、原田知世似の美人女優結婚して渡米して今日本に居るらしい何かそんな感じーそれとおませな丸メガネ👓ちゃん❤若山セツ子色々あって早くに亡くなってしまったらしいけどとてもはつらつとしていて可愛らしい😍
『戦後派お化け大会』言ってるそばから見逃した…。神保町シアターで、10日(金)までの上映だった。あ~あ。まったく…。この作品も中々観られる機会がないのになぁ。皆どうやって情報集めているのやら。なんだかキワモノ映画みたいなタイトルだけど、『石中先生行状記』の続編らしい。三船敏郎は特別出演でほんの少しの登場らしいけど。他には小林桂樹、杉葉子、伊藤雄之助、藤原釜足など。出演者見たら余計観たくなった。伊藤雄之助…!久しぶりに見たかったなぁ
『東京の恋人』と『吹けよ春風』二本立てで観賞。『東京の恋人』は初見。三船敏郎と原節子という日本映画黄金期の顔として、時代を象徴するような二人の共演。同じ画面に二人が居て会話するっていうのが…、それだけでもう幸せです。スターとはかくあるべき(笑)『愛情の決算』や『白痴』での暗い雰囲気の中での共演イメージが強くて、この二人が出てるコメディとはうまく想像出来なかったけども、予想以上にハマってて楽しめました。肩の力を抜いて、頭を空っぽにして観られるのがいい。特に原節子は、他の作品で見るよ