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ネットで買った大徳寺511世立花大亀老師の作品を、老師に茶陶の薫陶を受けた陶芸家:杉本貞光先生に見ていただきました。大亀戯句画賛年の瀬や還暦と云う僧の有り12月9日記事の掛軸で、合わせ箱で箱書きがありません。先生の話・老師らしい絵。・(人物の右上)赤い墨を落としたのも老師らしい。・句の『僧』はご自身ではなく知り合いのお坊さんではないか。(私の想像:紙でもらった人が軸装したから箱に老師の書付がないのでは?)先生にお持ちいただいた方がいいのでお預けしました。
大徳寺511世立花大亀老師筆としてネットオークションに出ていた竹花入です。今まで見た茶人の花入れはもっと日数をかけて油抜きされた竹を使っている気がしますし、このように削りを入れたものも記憶にありません。それで半信半疑(2信8疑ぐらい?)ですが、この一重切(いちじゅうぎり)の形が欲しかったし手頃な価格だったので落札しました。偽物なら朱書も箱書も削ってしまえばええや!と。現物が届いて驚きました。オークションの写真より姿・形がはるかに素晴らしい。正面の大きな
前回記事の杉本貞光先生の紅志野のぐい呑みで奈良の地酒:貴仙寿吉兆をいただきました。20数年前、たまたま入った奈良の居酒屋で壁に貼られた日本酒の名前を見たところ、蔵見学をさせていただいたことのある豊澤酒造(奈良市)の『貴仙寿』の名前が。本醸造酒だったのでご主人に「純米吟醸の『貴仙寿吉兆』はないのですか」と尋ねたところ「ほんなら置きまひよか?」と、なんと初めて入った店でそのお酒(一升瓶)をキープすることになり、以来、瓶の中身が少なくなると「次は何にしまひょ?」で現在に至っています。(さす
ネットオークションで取得した信楽在住の陶芸家:杉本貞光先生の紅志野のぐい呑みです。10数年前に京都の百貨店での個展で初めて見て以来、先生の志野に惹かれています。この土を探されたご苦心をお聞きしているだけに、なおさらこの柔らかい風合いがいとおしのです。百貨店の個展後に工房をお訪ねし、それから1年ほど待って焼きあがった中から選ばせていただいたのが下の写真の右側です。同じ紅志野でも焼き色がずいぶん異なりますが、このピンクはなかなか出ないそうです。いつか大切
スライド式の本棚の奥の棚に杉本貞光先生の塑像:白衣観音を置いています。塑像より仏像と言ったほうがいいかもしれません。慈愛の面差しが21年前の今日逝った人を偲ばせてくれます。椿:西王母を入れた自作の花入れを並べて、今年の11月26日です。
またまたの“また”が何回付くのか、また杉本貞光先生の作品をネットオークションで買ってしまいました。病膏肓(やまいこうこう)に入る。分かっちゃいるけどやめられねぇ♪などと、古い歌(スーダラ節)を思い出します。杉本貞光先生の玉子手(たまごで)茶碗『銘:懐旧』で、先生の師である大徳寺511世立花大亀老師の箱書きがあります。玉子手茶碗とは高麗茶碗の一種で、釉肌が玉子のような趣であることからの呼称とのことです。実は1年前にも先生の『懐旧』を取得して、同年10月16
9月28日の記事で紹介した、杉本貞光先生の信楽焼の瓢(ひさご)形花入れです。箱のない状態でネット取得したもので、福岡県の業者さんに頼んでいた桐箱が出来てきました。次回先生にお会いしたときに箱書きをお願いするつもりで、これで名無しの権兵衛さん(古い表現です)の身元が証明されます。ただちょっと笑ってしまうことが。作品本体より箱代の方が高くついたのです。箱はお安く作っていただけるのですが、送料を含めるとそんなことに。もとはと言えば、作品本体が安すぎたからですが…。例えが適
またまた(正確にはもう一つ「また」が付きます)、杉本貞光先生の作品を買ってしまいました。相変わらずのネットオークションです。伊賀の花入れで銘品とされる『生爪(なまづめ)』の形です。私には高額ですが、この額では多分ダメだろうと思いながら入札したら落札してしまいました。溜まった滓(おり)に埋もれてできた焦げでしょうか。(以下、素人鑑定団の判断です)水平に開いた口にビードロが。そのビードロが流れて胴紐(どうひも)に溜まっています。(拡大してご覧いただけると嬉しいで
安すぎるオークション価格に惹かれての衝動買い。この場合の“衝動買い”は、特にほしい訳ではないのについ買ってしまったという意味です。杉本貞光先生の信楽焼の文鎮で、不動明王のお顔が彫られています。まさか文鎮だから不動(=動かない)などという洒落ではないと思いますが、先生に確認したら呆れられるか叱られるか…。大きさは縦・横それぞれ6センチ程度で、重さは258グラムです。先生の作品で小さいものでは香合がありますが、文鎮は図録でもネットでも見たことがありません。先生の作品を扱う
では、朱熹は具体的に礼の「文飾」(手順や様式)をどのように考えていたか。宗在倫氏は「家族、儀礼、善政ー朱熹礼学の形成過程」という論文のなかでこう述べている。「祭器や服飾の統一を力説する朱熹の主張からは、日常生活の細かい部分にまで儀礼の秩序を構築しようとした「形式主義」(formalism)の側面も見出すことができる。彼は時宜にそぐわない煩わしい礼規を拒否したが、儀式については、祭器や服飾に至る微細な項目まで定式化した統一的規範を確立しようとした点で、形式主義を堅持していた。こうした形式主義は、
先日、東京都三鷹市の三鷹市美術ギャラリー内、「太宰治展示室~三鷹の此の小さな家~」に出掛けてきた。今回3度目の訪問であるが、太宰に関心の薄い人は、2度3度とは行かないであろう、それ程小さな展示室である。三鷹は太宰治のゆかりの地であり、生涯を閉じるまでの9年近く、此の三鷹の地で暮らしていた。某所にて衝撃的な人生の最期を遂げることになるが、その最期は実際に公表されていることよりも謎が多い。執筆中の「グッド・バイ」は、未完となってしまった。正しく、「事実は小説よりも奇なり」である。また、太宰は群
私は、へら鮒釣を楽しむ期間を、凡そ2月中旬から12月中旬までの10か月としている。理由は至って簡単で、冬季は寒い、風が強いからで、自他共に認める軟弱者である。若いころはそんなことはない、冬場に釣りをしなくなったのは年齢的に55歳を過ぎたころからであろう。大した人間ではないが、風邪等で体調を崩して仕事を休むわけにはいかない、これも理由の一つであった。それでは冬季は何をするのか、こう自問自答してみると、何もしないわけではない。私は、学業も仕事面においても歴史系の人間であったので、美術館でボラ
杉本貞光信楽破れ壺ガレージメイド販売価格……150000円
茶の世界でも「主」となりたい秀吉の主張や意向を、茶頭である利休はほとんど忠実に受けとめようとしていた。大徳寺茶会や北野大茶湯では秀吉とともにプロデュースする側にあったし、黄金の茶室でも茶頭を務めた。秀吉の茶頭であるということはすなわちかれの「奴」であることを意味し、「奴」が「主」のために「労働」するのは当たり前のことだ。ただし、利休にとって、それはあくまで受動的な「労働」にすぎない。スタティックな「主と奴」の関係性に生きる秀吉にとっては命がけの闘争のみが自己実現の唯一の手段だが、「主と奴」の弁
利休の地殻変動の痕跡が記録として最初に確認できるのは、天正8年(1580)の「ハタノソリタル茶碗」の使用である。だが、実際には、それは、これまでみてきたように、堺に信長の手がのびはじめた永録11年(1568)から少しずつ、漸進的に起こったことが推定される。それは、ひと言でいうなら、野心家として抜け目なく振舞い出世を遂げていくなかで、その過程だけでなく、それに没頭する自分自身に疑念を抱くことから始まった。疑いのまなざしは、自らが仕える主人に、そしてその取り巻きに、さらには同僚にまで向けられた。そ
これに対して、茶の湯に「崇高」を求める利休はわかりづらく、むしろ晦渋でさえあるし、それこそがかれのねらいでもある。「作意」で少し驚かせるどころではない。かれの意図は、強い違和感を刺激したり、腰を抜かすような驚愕を誘ったり、忘我の境地に誘ったりすることにある。常識では理解できないパフォーマンスで茶席を驚愕させること、決まり事を実行できないような環境を設定すること、つまり答えのない問いを発すること。常識的な侘び茶人である宗二は、この晦渋さをよく理解していたからこそ、利休のやり方が「平人には無
御本人《杉本貞光との出会い》杉本先生と出会うきっかけは何だったのですか。通常の師弟関係とは少し違うようですね。(作家)ー「そうなんです。基本的な技術は製陶所時代に学びましたので、弟子入りして教えてもらうとかそういうのではありませんでした。私が高島屋でお世話になった業者さんが杉本先生の作品を扱っていて、その方に紹介してくださいって頼んだんです。なかなか実現しなかったのですが、ようやく、先生の仕事の手伝い要員として声をかけてもらいました。ただ、仕事といっても窯焚きの
それは先週の事……久し振りに行った居酒屋で…お気に入りのぐい呑で『杉本貞光先生粉引きぐい呑』杉本さんの遊化ぐい呑(シリーズ?)の粉引きです成長競争をギャラリーの店主としよう!と言う事に先生曰く私の粉引きは成長しますよがきっかけですちなみに店主は粉青を…ameblo.jp楽しく呑んで酔っ払った帰り道で……落としてこうなりましたまたまたあの方です杉本貞光さん黄瀬戸と粉引についで三個目の犠牲者になります先生ごめんなさいm(__)m
今回の企画展「光悦様」に出品して頂いた杉本師の作品は、いずれも、光悦を意識していることは明白ながら、それでいてこれに似た光悦の本歌は見当たらない。強いて分類するならば、ひとつは、「乙御前」や「紙屋」などの第三のタイプを強く意識した作品で、もうひとつは、そこに「雨雲」や「時雨」など第二のタイプの要素を取り入れた作品ということができる。全体の丸っこい造形や口縁の端反りは確かに光悦の手癖を捉えていて、それがこれらの作品をいかにも光悦っぽくしている。ところが、手捻りで引き出された土の柔らかいでこ
「企業者」と「銀行家」もうひとつ、最後に解いておかなければならない疑問が残っている。光悦のあの異形の茶碗たちがなぜ当時の世間から受け入れられたか。いくら侘び茶がイノベーションの先端をいく表現手段だったとしても、大勢を占める世間一般の欲望は世間一般の好むところにしか向かわない。天目が憧憬の的であれば世間は天目を求めるし、井戸がいいとなればこぞってこれを争うし、「今焼」(楽)が流行りとしてもてはやされればこればかりを使う。イノベーションを遂行するのはつねに少数の者にすぎないが、それを享受す
光悦茶碗の形式がおおよそ三つのタイプに分類されるいっぽうで、それぞれのタイプに共通する作行きもまた、その独自性を語るうえでたいせつな要素である。というよりもむしろ、光悦が好む形、手癖ともいうべきそれがあるからこそ、いっけん先行する祖形があるようにみえて、実はそれとは似て非なる形式の断絶があるというべきだ。まず、口づくりでは、薄い器胎の口縁部に切り回しを入れて所謂「樋口」(といぐち)になっている場合がままみられる。「七里」や「不二山」などの第一のタイプと、「村雲」や「雨雲」などの第二のタイ
結構バラバラになった杉本さんの黄瀬戸……ご縁を持って無事に帰って参りました一見度肝を抜かれる!黒の縁取は要るのか?と言う疑問が……でも使っているうちになれてくるそして愛おしく感じる様になるのは昔こんな亀を飼っていたのも原因かも……(笑)どなたか存じませんが直してくれてありがとうございました
貴女がつくるSpecialOne☆大阪北摂大人のポーセリンアート倶楽部Miss-yuです。杉本貞光さんのお茶碗や花入れを観に、京都野村美術館にいってきました。南禅寺を抜けたところにある野村美術館。杉本貞光さんの輝かしい経歴。展示の中で、もっとも目を奪われた「井戸茶碗」この花入れのとても美しい赤というか、朱というか、、、40年来のお弟子さんでいらっしゃる田端志音さんとお出会いさせていただき、杉本貞光さんの作品の魅力を、解説をお聴きすることができ、時間を忘れて見入ってしまい
杉本さんの遊化ぐい呑(シリーズ?)の粉引きです成長競争をギャラリーの店主としよう!と言う事に先生曰く私の粉引きは成長しますよがきっかけですちなみに店主は粉青をチョイスですこの遊化ぐい呑は通常の杉本さんより半額で買う事が出来てお得です型から離れて自由(遊ぶ)に作られたってな感じのぐい呑でしょうか……好きです(^-^)/
地味です派手好きな私も鬼の撹乱です(笑)もっと艶消しが好みもっと緑は濃いいのが好みもっと黄色が濃いのが好みでもこのぐい呑は形が好きなのですよ!そして使ってgood!流石、巨匠(^-^)/
こんにちは!昨晩の雨はすごかったですが、今日は良いお天気の浅草です。杉本先生の在廊日が1日のびまして、本日19日、17時頃までご在廊くださいますm(__)m杉本先生の作品に触れ、先生のお人柄に触れ、皆さんの目のいろと顔つきが変わるのがとても良くわかります。寺子屋、ぜひお越しくださいませ。とべとべくさ順子--------------------------------------------------------「杉本玄覚貞光展」【会期】2018年9月15日(土)~
「澤克典陶展」にお越しいただきました皆さま、誠にありがとうございました。今回は克典さんの奇跡映像もゲットできましたのでいつか披露する場をつくりたいと思っています。克典さんありがとうございましたm(__)mそして今週15日(土)からは「杉本玄覚貞光展」を開催いたします。杉本先生の個展を弊廊で開催することができるなんて想像もしておりませんでしたが、ご縁のありがたさをかみしめながら、精一杯頑張りたいと思います。また、個展開催中の16日(日)10:00~、18日(火)10:00~、杉本
巨匠です大人の雰囲気がありますこの白はどの様に汚れて行くのか??汚れ方によっては……いや!巨匠の作にかぎって汚く成長なんて有り得ないよね??高台にこだわる巨匠の高台!!
こんにちは!毎日暑いですが、みなさまお元気でしょうか?最近、近所の早朝ソフトテニスに通い始めまして、日焼けで真っ黒です。ダイエットの為に通い始めたのですが、やっていくうちに楽しくなり、もう少し上手になったら大会に出場してみたいと思うようになりました。せっかく大会に出場するなら、ユニフォームに屋号を印刷して店の宣伝をしよう!などと思い始め、今では店の命運を背負ってボールを追っています。今朝も先輩(74歳・男性)にボロ負けしました。さて、ウェブショップに柳下季器さんの作品を掲載い